Ryntenゲスト ~Vol.249:南澤大介さん 2週目

【河童のひとり言】
1ヶ月くらい前になりますが、テレビをつけたら選挙選挙と騒いでいました。参議院選まで、しばらくあるのにおかしいなと思ったら、AKB48の選抜総選挙。すでに5回も行われ、おまけにテレビで生中継までされているそうですね。このプロモーション方法に賛否があるようですが、CDを購入してまで選挙に参加したいと思わせるのはたいしたものだと思います。
そして、まもなく参議院選。こちらの選挙は若い人たちの注目をどこまであつめられるのか気になるところです。
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先月の6月14日、沖縄の“梅雨明け”を皮切りに、“宣言”が続いています。今年は、例年より早いみたいですね。勿論、“梅雨入り”もかなり早かったんですが、季節が少しずれている 様な気がします…とは言うものの暦は着実に進んでいまして… 2013年も残り半分を切りました!如何お過ごしでしょうか?

【河童のひとり言】から《AKB48》。
僕にはふさわしくない“AKB48”なーんて言葉が出て来ました…。“AKB48”云々はここでは言いませんが、ただそれを取り囲んでいる《握手券》欲しさにCDを何枚も買ってしまう、若い男性陣…と言っていいんですかねえ…。そんな彼らが今も含めて、将来の日本を背負って行く時にどんな日本になるのか…首を傾げてしまう部分もあるんですが…。
“AKB48”からスタートして《48シリーズ》と言いますか…東京だけでなく日本中あちらこちらに“48”が誕生していますが、そのうち海外で“KGB48”とかアメリカでは“CIA48”なんて出て来たらどうなるんでしょうか…?

■ライブスケジュールです。
北海道ツアー第2弾
・7月11日(木)釧路「えいが館」初めてお邪魔するカフェです。楽しみです。
・7月12日(金)帯広「ホーリーズ」前回初めてお邪魔した時に暖かく迎えてもらったのが嬉しかったなあ。
・7月13日(土)札幌「渡辺淳一文学館」とても素敵なホールです。
ソロライブ
・7月20日(土)浜松「なんでモール」うなぎの値上がりが心配な今日この頃…。
・7月21日(日)福山「とおり町交流館」仲間に会うのも楽しみです。
・7月26日(金)東京「Back In Town」キーボードとパッカッションのバージョンでお届けします。

●ライブにご来場の皆様へお願い●
ライブ中は録音や撮影は禁止です。
ステージに上がったり、ギターや機材に触ったりしないで下さい。
楽器はとてもデリケートで、なによりアーティストの命です。
マナーを守り来場者皆さんが心地良く楽しめるライブになるようご協力ください。
http://www.rynten.com

【Ryntenダイアリー】
ここ1週間程は、部屋にこもって譜面を書いたり、音を入れたりしていました。

今年の夏も韓国へ行ってきます。
冬には台湾でもコンサートをする事になりました!今から楽しみです。
台湾コンサートに関しては、また改めて紹介しますね。

さて、その韓国。
ソロライブではありませんが、韓国内のたくさんのギターリストが参加するコンサートでのゲスト出演です。
“スペシャルゲスト”なんて、有り難い事ですね。
日本ではおなじみの、「Sungha Jung(チョン・スンハ君)」も出演しますよ。

日にち:2013年9月1日(日)
タイトル:2013 Fingerstyle Cafe Concert
会場:Sowol Arthall
http://sowol.sdmc.go.kr/lending/swp_investinfo01.asp
コンサート:16:00~19:00
出演:Sungha Jung, Youngho Jung, Jong-geol Kim, Sanghyuk Chun, Hyoung-il Han
スペシャルゲスト:岡崎倫典

日本からも「行きます!」という方々もいたりして…。
みなさんも観光を兼ねて是非ソウルに来て下さい。お待ちしております。

昨年は釜山だけのライブでしたので釜山のみんなはもちろんですが、ソウルから車で、新幹線で、バスに揺られて来てくれた人たち…本当に嬉しかった!
改めて感謝致します!

昨年アップ出来なかった写真をいくつか…。
釜山コンサートのリハーサル風景。
釜山コンサート

釜山の音楽学校「UDADA School」で、セミナー終了後、生徒さんたちと記念撮影。みんな素直ないい子たちでした。今年も行きますから、待ってて下さいね。
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Yeosuの「海洋博」に連れていってもらいましたが、暑かったなあ…。
でも楽しかった!
EXPO入り口

Yeosuの海でこんな動画を撮って遊んだりもしました。

係員に怒られるのを覚悟で、足を踏み入れたサッカー球場。そばに立っ
てるだけで何にもお咎めなし、でした。
スタジアム

釜山で泊まったホテル前の夜景が奇麗でした
釜山湾の夜景

■アルバム情報
Eternal(エターナル) - Rynten plays Teresa Teng – 
テレサ・テンとの夢のコラボレーションをスペシャルトラックとして収録。

【譜面集『Eternal Rynten plays Teresa Teng』】
『Eternal Rynten plays Teresa Teng』譜面集が出ました!、自信作です。
何が自信作かというと…非常に読みやすく見やすい!実際に楽曲も素晴らしいものばかりですから、是非弾いてみて下さい。

【Ryntenゲスト】
■ゲストコーナー
先週に引き続き、今週も《南澤大介さん》にお越しいただきました。
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倫『アルバムタイトルの意味、“従順な森”という真意は?』
南『アルバムとしては、2作目で、「2」という数字をどこかに入れたかったんです。「2=Two」なので「Obedient」の「 t 」と「Wood」の「 wo 」というのが先ずありきで、「 ○○ 」と「 wo 」というタイトルを探してました。』
倫『じゃあ、“Obeditent”じゃなくて“accident”でも
よかった?(笑)』
南『そうですね。でも《従順な森》というのは《木を使った家具》という意味もあるので、広い意味でギターもそうかな、と。「いつも我がままな弾き方してごめんね。」って“従順にいう事を聞いてくれてるギター”という意味も含めてなんです。』
倫『Obeditent Guitar”にしてしまうと“Two”にならない。』
南『そうなんです。』
倫『なるほどなあ。3枚目のタイトルが楽しみ(笑)。』
南『(爆)大変なんです。』

先週も話題になった、“Guitarists”というサークル。
91年、22年前のフライアーも持って来てくれました。
“Bayside Resor”が発売になった時のもので、僕の写真が若いこと…。
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僕が書かせてもらったのが、五十何号…という事は、既に何年も前から
出していたという事になります。
こんなにバイタリティーを持っている人って少ないでしょうね。

ここで、1曲目。
2人で南澤君の新しいアルバムから、オリジナル《故郷へのながい道》。
http://youtu.be/gGKPbYReSrE

演奏を終えて…
倫『いい曲ですね。すぐに覚えてしまう。』
南『有り難うございます。』
倫『チューニングもそうだけど「カポの使い方も普通じゃないぞ!」って感じ。1弦目を外してカポを付けて1弦目は解放にする。』
南『チューニングが“ドロップD”なので弾いた感じがオープンチューニングぽく…。』
倫『独自ですか?』
南『考えたのは独自ですけど、やってる人はいっぱいいました。』
倫『いるでしょうね。「不本意にもそうなってしまった」「つけたらずれちゃったよ」って人も。』
南『(笑)』
倫『ひょうたんから駒(笑)。』
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ギターを弾かれる方は、その多才なカポの使い方も参考になりますので
是非“Obeditent Woods”を聴いてみて下さいね。

南澤君、と言えばアレンジの“譜面集”“教則本”などかなり出版されていて、
《ソロギターの調べ》シリーズは有名ですよね。大ヒット商品です。

南『御陰様でたくさん出ています。』
倫『僕も何冊か持っています。面白いのはそのサブタイトル。“天上の”、“至極の”、“悦楽の”、“無情の”とか…もっといくと“官能の”…とか。まあ、これは出版社の方が付けたんですよね。』
南『そうです。僕がつけてるわけじゃないですよ。』
倫『シリーズとして何作目?』
南『11作目です。』
倫『凄い。トータルにして何十万部!』
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先週も話した事ですが、この教則本から育っていったり、参考にして磨きをあげていく若者たちが出て来るわけです。
南『いっぱい出るといいなあ。』
倫「そう言ってると徐々にライバルになっていくよ。』
南『大丈夫です!』

「何に影響をうけましたか?」「何で育ちましたか?」となった時、素晴らしい事ですよね。
それだけ南澤君はいい仕事をしているという査証でもあります。

倫『今後の動きは?』
南『7月に“Obeditent Woods”の譜面集が出ます。あっ、もう7月!もうすぐ出ます(笑)。』

千葉と大阪でギターレッスンもやっているそうです。是非HPを観て下さいね。

最後にアルバムから《星を継ぐもの》を聴きながらお別れしました。
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日本では、教則関係やアレンジものの第一人者。
ギターを初めたばかりの人たちも含めてギターを弾かれる方たちを育てている立場です。
その“ソロギターの調べ”をパラパラとめくっていると、初心者にも分かり易いアレンジをされていますが、僕の場合はやたら難しくなったりします。
それは、アレンジをする際に「あまり外したくないな。」っという楽曲の和音の微妙な個性。
極力取り入れてると押さえ方が複雑になっていってしまうのも少なからず…。
南澤君の場合は、それらを犠牲にしても初級の人たちが弾ける様に持って行く、という姿勢が見られます。
“姿勢の違い”と言ってしまえばそれまでですが、それが大ヒットに繋がっている様な気がします。
僕が言うのもなんですが、「南澤君の“ソロギターの調べ”シリーズから入って、そこから僕の譜面集へ、というステップを踏んでくれるのもいいかな。」という気もします。

【南澤大介 最新アルバム《Obedient Woods》】
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Obedient Woods

この番組は中央エフエム(http://fm840.jp )をキーステーションに、 ラジオ・ミュー(http://www.fm761.co.jp )、 富山シティエフエム(http://www.city-fm.co.jp )、 エフエムとなみ(http://www.fmtonami.jp )、 エフエムおかざき(http://www.okazaki.fm )、 エフエムわっち(http://www.fm-watch.jp )、 エフエムちゃお(http://792.jp )、 エフエムゆめウェーブ(http://www.yumewave.jp )、 かずさエフエム(http://www.kazusafm.net )、ビーエフエム(http://www.befm.co.jp/)、フレンズエフエム(http://www.friendsfm.co.jp/)、エフエムG’Sky(http://www.fmgsky.com/)、あずみ野エフエム(http://www.azuminofm.co.jp/)以上、13局のコミュニティエフエム局で放送中です。

Ryntenゲスト ~Vol.248:南澤大介さん 1週目

【河童のひとり言】
最近、育休3年化の話題をよく耳にします。「子育てをするには3年は必要」という意見もあれば、「長く休みを取ってはキャリア形成に影響がある」という意見も耳にします。どちらも「なるほど」と思うのですが、ボクは働き方を選べるようになるのはよいことだと思います。しかし、それを企業に義務として押し付けるのも、ちょっと違うような気もします。ボクらミュージシャンは良くも悪くも自営業。「働きたいときに働き、休みたいときに休む」。言葉を返せば、仕事があれば働き、無いときは寝て過ごすしかありません。こんな働き方を忌み嫌う方も少なくありませんが、世の中には様々な職業があることを認めるところから始めないと、育休3年化なんて議論は意味が無いと思うんですよね。
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“猛暑”の夏も目の前です。如何お過ごしでしょうか?

【河童のひとり言】から《育休3年化》。僕にはよく分かりませんが、ひと言で言えば政策やアイディアが飛び交い、もろ手を挙げて賛成する人もあれば、「う~ん…ちょっとなあ…。」と首を傾げる人も必ずいると。。。
どんなに貴重で役に立ちそうな意見が出ても、そこに反対する人…。勿論賛同する人も出て来る。まあ、こういう案件の場合、最終的に決めるのは政治家という事になりましょうけど…。
人が動めく世の中『難しいなあ。』と思いますね。

■おたよりコーナー
・TAKさんから、先々週から2週に渡って押尾コータローさんに出演してもらった時のコメントで『ゲストトークが楽しかった。』
ーヨーロッパの話題も出て、僕自身の音楽に押尾君が影響をを受けてる…と。特にバラードなんかはヨーロッパの匂いが非常に強い部分があります。そのあたりのお話をしたところに“TAKさん”が楽しんで頂けたのかな?と思います。おたより有り難うございます。

■ライブスケジュールです。
・7月6日(土)福岡・朝倉「音茶」打ち上げでの「ミカちゃんショー」、今回はどんな格好で登場するのかなあ(笑)。
・7月20日(土)静岡・浜松「なんでモール」新曲「うなぎ」を完成させなければ…(汗)。
・7月21日(日)広島・福山「とおり町交流館」《FM夢ウエーブ》をお聴きのみなさん、お待ちしております!
北海道ツアー第2弾
・7月11日(木)釧路「えいが館」O.A.には地元の女子高生「乙遊(おつゆ)」ちゃんが演奏してくれます。
・7月12日(金)帯広「ホーリーズ」1年ぶりの再会です。引っ越しをされてから初めての登場です。
・7月13日(土)札幌「渡辺淳一文学館」明るいとてもいいホールです。

●ライブにご来場の皆様へお願い●
ライブ中は録音や撮影は禁止です。
ステージに上がったり、ギターや機材に触ったりしないで下さい。
楽器はとてもデリケートで、なによりアーティストの命です。
マナーを守り来場者皆さんが心地良く楽しめるライブになるようご協力ください。
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【Ryntenダイアリー】
北海道ツアー“第1弾”、先週の続きから。

富良野のライブを終え、ここに来た時には必ず立ち寄る、カレーの店《唯我独尊》へ。
相変わらず大盛況らしく、店内は大混雑していました。
マスターの宮田氏とツーショット。ちなみに、地元では“独マス”と呼ばれています。
独マスと

そして、赤平(あかびら)《ふくろう》でのライブ。
ふくろう

ここはライブハウスではないため、地元スタッフが一生懸命ステージを創ってくれました。
本当に有り難い事ですね。
僕の音楽を初めて耳にする方々も多く、「素晴らしかった!」「感動しました!」「涙が出ました!」「心に沁みました!」などなど。僕も感動でした!
打ち上げが盛り上がったところで、記念撮影。
僕の左隣にいる、マスターのたけむら氏。
『腹が減ったらうちにおいで。お腹一杯食べさせてあげるから。』…と(涙)。
ふくろう記念撮影

翌日、小樽へ向かう前、“悲別(かなしべつ)”の《ロマン座》というお店でカレーを頂きました。
美味しかった~!
ロマン座のカレー

ここでは時々映画やコンサートなど、いろんなイベントが開催されていて、夏には、バイクに乗った人たちで賑わうんだそうです。
ただ、やはり…悲しいかな…元炭坑町…寂れていくいっぽうなんだそうです。
“ロマン座”の《守り人》である、藤田氏が『何とか盛り返したい。』と頑張っています!
ロマン座

僕らが到着した時に店頭に座り込んでいた“きたきつね”。
かなり人に慣れてるらしく近寄っても逃げる気配がありません。
一日に2回、お店を覗きにくるんだそうです。
きたきつね

このあたりは、彼?彼女?の縄張りなんですね、きっと。
『痩せてるなあ。大丈夫かな?』と聞いたら『野生はこんなんですよ。』と藤田さん。
ロマン座のマスターと

帰り際、藤田さんとツーショット。

そして、小樽。
ライブ前日は、いつもお世話になっている《FMおたる》に出演。
FMおたるにて

ギターを弾きながらの30分。
パーソナリティーの方に『小樽をイメージしたらどんな曲に?』と言われて頭に浮かんだのは『Still Life』。
勿論、演奏しましたよ!楽しかった!

出演前、3年前だったか…急遽パーソナリティーをつとめてくれた、《おがわとーる》君にバッタリ。
彼もまたFM小樽で頑張っています。
おがわとーるさんと

小樽《一匹長屋》でのライブ。
お店に貼ってあるこのポスターは、僕のお気に入り。
黒猫がいいですよね。
一匹長屋1

リハーサル後、近くの喫茶店でコーヒーを飲んでいた時、ふとメニューを見たら…発見!!!
メニュー

マスターの下村氏から『1年と4ヶ月ぶりですよ。』と言われビックリ。
『え~、そんなにご無沙汰しているのか…。』と僕。
去年はライブやらなかったんだなあ…。
来年も宜しくお願いします!
盛り上がりましたよ、ライブ。関西方面からわざわざ来て下さったご家族もいて。
嬉しいですよね。

打ち上げ後に連れていってもらった、焼き肉屋さんでお腹がいっぱいになったところで、初めて撮ったスリーショット。
なんと言ってもママは北海道美人!
一匹長屋マスター&ママ

東京に戻る日、偶然にも小樽の駅前から見える港に豪華客船が。。。
今回もまたまたツアー中はずっとどんよりとした天気だったのに…何故か帰る日に限って見事なまでの晴天!(苦笑)
小樽駅前から

■アルバム情報
Eternal(エターナル) - Rynten plays Teresa Teng – 
テレサ・テンとの夢のコラボレーションをスペシャルトラックとして収録。

【譜面集『Eternal Rynten plays Teresa Teng』】
『Eternal Rynten plays Teresa Teng』譜面集が出ました!、自信作です。
何が自信作かというと…非常に読みやすく見やすい!実際に楽曲も素晴らしいものばかりですから、是非弾いてみて下さい。

【Ryntenゲスト】
今回は、この番組としては、アコースティックギターリストのゲストとして7人目となる、《南澤大介さん》にお越しいただきました。
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“南澤君”は、5月13日にアルバム《Obedient Woods(オペディエンス ウッズ)》をリリースしたばかり。
Obedient Woods

その中から《出会い》を聞きながらスタートしました。

倫『“Obedient Woods”を訳すと“素直な森”?』
南『“従順な森”です。』
倫『アルバムは8年ぶりですね。』
南『ご無沙汰なんです…。』
倫『でも、その間に色んな仕事をしてて…。南澤さんといえば“教則本”や“CD付き譜面集”などでは、日本で第一人者。南澤さんのCD、本で育ったギターリストがたくさん出て来てる、という存在です。』
南『育っているといいですね(笑)。』
倫『話しはよく聞きますよ。』
南『ホントですか?!』
倫『ホント!』
南『あら、嬉しい!』

実際に『南澤さんの本で、アレンジで育ちました。』という話しはよく聞くし分かり易いアレンジ解説を書かれる方ですよね。ただ、僕からすると“商売敵”ですけど…(笑)。
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倫『僕も勉強になります。』
南『どんでもない!』
倫『難しくする事ばかりがいい事じゃないし…。』
南『兼ね合いが難しい。』

新しいアルバムは15曲収録されていて、ジャケットには曲が創られた年代も書かれています。

倫『《ドロップ-D》というチューニングが多いですね。』
南『はい。そればかりです。』
倫『いつから“ドロップ-D”がスタンダードに?』
南『楽なんです。セーハしなくていいじゃないですか!』
倫『僕にはよく分からない(爆)。カポタストの使い方も個性的で面白いですよね。』
南『有り難うございます。』

お互いアレンジものを多く手がけていて、共通する楽曲もあるけどアレンジの違いが“個性”の違いって事なんですね。
ここで共通してアレンジしている、《リンテンバイエル》でも取り上げている曲を一緒にやりましょう、という事で《ハナミズキ”》生演奏。
http://youtu.be/d02Y8qu47MA
やっぱりセッションは楽しいですね。

南澤君とはもう30年以上のお付き合いになりますが、プロフィールをよく知らない事に気づきました。
お父さんは演歌系の作詞家で南澤君はその血をひいていると思いますが、お母さんは洋楽が大好きでその影響も強いそうです。
そのお母さんについて…

倫『プロフィールには“ビートルズ”、“ジャニス・ジョップリン”、“ジャーニー”、“トト”、“イーグルス”など書かれていますね。お母さんは何をされているんですか?』
南『ぼーっとしてます(笑)。』
倫『(爆)。』
南『僕が子供の頃は“アダモ”、“フリオ・イグレシアス”とか。』
倫『定番ですね。ちょっと先を進んでるお母さんって感じ。』
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30年前というと、南澤君は大学生。
その頃に《GUITARISTS》という“同人誌”というか“同好会”の様な出版物があって、それを主催されていました。
そのあたり、記事のライターとしての素晴らしさや分かり易さも今の南澤大介氏を彷彿させるものがあります。
『インターネットのない時代でしたので、“情報が集まるところに人が集まる”。』と言ってましたが、まさに時代を先取りしている感じがします。
ギター誌 南澤さんのファイル

南澤君『ショックでした!』と話す、大きな転機のきっかけになったのが《ウインダムヒル》。
“マイケル・ヘッジス”はまた違うスタイルだけど、“ウイリアム・アッカーマン”は本当にメロディー指向の人で、今回の南澤君のアルバムを聴いていてもメロディー指向が本当に強い。

南『母親の影響で唄ものの影響が強く、ギターインストの楽曲を創っている感じではないです。それがいいのか悪いのか…は分からないけど、歌詞をつけて唄えるものにしたいと思っています。』
倫『オリジナルだけじゃなくてアレンジを手がける時にも、まずメロディーありき?』
南『はい。』
倫『曲の知名度や認知度も気になるけど、僕もアレンジする時はやっぱりメロディーありき。ライブに来てくれたお客さんが曲を口ずさみながら帰ってくれるのは、嬉しい。』
南『僕はあまりライブはやらないですが、セミナーやクリニックで演奏した時に、オリジナルを気に入ってメロディーを覚えてくださったりする、というのはとても嬉しいですね。』
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時々人によっては“雰囲気”で押したり、“テクニック”で押す人もいる中、南澤君はやはり“一線を画すアーティスト”ですね。音の隙間を持った楽曲、演奏が多いんです。

南『音は詰め込まないです、と言うか詰め込むだけの器量がないです(笑)。なのでスカスカしている感じがするかも。』
倫『「詰め込む」というのは逆に簡単な様な気がする。音に隙間を創るのはかなりの自信がないと…。』

ここで、今日の2曲目は、南澤君のゆったりとした曲《月》。

南澤君のCDのレーベル名は《Big South Valley》。
この名前の由来を聞いたら『子どもの頃に住んでいた“南大谷”(東京)』という場所の名前なんだそうです。
僕は“南澤”という名前から、だとばかり思っていました。

まだまだ聞きたい事もたくさんあるので、来週も来て頂きます。
どうぞお楽しみに。

【南澤大介 最新アルバム《Obedient Woods》】
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Obedient Woods

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Ryntenバイエル~vol.247「ハナミズキを弾こう 4回目」

【河童のひとり言】
5回連続のワールドカップ本戦進出を決めた日本サッカー代表、盛り上がっていますね。その中で、ボクが興味深かったのは、お祝いムードの中、記者会見における本田選手の発言です。彼の口から出たのは、予選突破をよろこぶ内容ではなく、むしろお祝いムードに水を指すような、「憧れみたいな気持ちでやってもらっては困る」と、自分を含めたチームメイトに対する厳しい評価でした。
常に向上心を持ち続けるこのようなストイックな気持ち、ボクは嫌いじゃないですね。
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先週、沖縄を皮切りに“梅雨明け”の情報、予測が続々と登場してきている今日この頃です。如何お過ごしでしょうか?

【河童のひとり言】から《サッカーワールドカップ》。“ワールドカップ”出場が決まりましたね!“日本代表”、凄い事です、しかも5年連続。
今月のはじめだったでしょうか?“対オーストラリア戦”、“ワールドカップ”がかかっていた戦い…。場所は“埼玉スタジアム”、ホームでの試合でした。結果、引き分けでしたが、出場が決定。言わばホームで決まったのは初めてでしたから、盛り上がりが凄かったですねえ。
渋谷のスクランブル交差点の警備も凄かった、と同時に“警視総監賞”まで飛び出し…。これも一つのサブ話題ではないかと思います。
それに比べてその後の“ドーハ”での“イラク戦”…こちらは、全然盛り上がりませんでした。選手の人たちは同じスタンスで暑い最中、頑張って戦っていたわけですけど、応援する側は勿論応援しなかったわけではありませんが、「もう決まったからいいや」という気持ちがどことなく漂っていた様な気がします。
いろんなお土産がないとなかなか盛り上がらない、という事でもあるんでしょうか?

■おたよりコーナー
・showa
yamauchiさんから“悲しくてやりきれない”へ『40年以上クラッシックギター1本で弾いておりましたが、これからは少し枠を広げていきたい。』
ー有り難うございます。
・kou19554さんから『“キム・チャンス君”の“イムジン河”の唄に聴き入りました。』
ー有り難うございます。

■スケジュールです。
・7月6日(土)福岡・朝倉「音茶」マスターのバースデイのお祝いでライブに駆けつけます。
北海道ツアー
・7月11日(木)釧路「えいが館」初めてお邪魔するお店です。今から楽しみにしています。
・7月12日(金)帯広「ホーリーズ」今年で2回目。引っ越しされてから初めてです。
・7月13日(土)札幌「渡辺淳一記念館」今回で4回目でしょうか?
・7月20日(土)浜松「なんでモール」年に2回、鰻が…。
・7月21日(日)福山「とおり町交流館」毎年この会館で演らせて頂いています。

●ライブにご来場の皆様へお願い●
ライブ中は録音や撮影は禁止です。
ステージに上がったり、ギターや機材に触ったりしないで下さい。
楽器はとてもデリケートで、なによりアーティストの命です。
マナーを守り来場者皆さんが心地良く楽しめるライブになるようご協力ください。

http://www.rynten.com

■Ryntenダイアリー
先週末、広島・八丁堀にある《八丁座》という老舗の映画館でイベントがあり、演奏してきました。
Haccho-za

この映画館は他では類を見ないほど、素晴らしいんです。
何が素晴らしいかと言うと…。
座席はゆったりと座れ、桟敷席やカウンター席まであります。
Haccho-za1 Haccho-za2
Haccho-za3

こんな映画館ないですよね。
数年前に現在の形にリニューアルしたとの事。
客席も約半分に減らしてその分、一人一人がゆっくりと映画を鑑賞出来る様にしたんだそうです。
動員客数も国内では第4位だんだとか。
機会があれば、僕もゆっくり、ゆったりとここで映画を観たいですね!
終了後に、MCの“キャロルさん”と着物姿で登場した、館長の“蔵元さん”と記念撮影。
お二人とも素敵ですよね。
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翌日は、広島から北海道札幌へ。
春の北海道ツアーです。
初日は、旭川《フォークジャンボリー》。
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お店のマスターもシンガーソングライターでCDも出されています。
今回、他のコンサートも重なったりして、お客さんが少なかったけど、暖かいひとときでした。
みなさん、有り難う~!
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二日目は富良野《啄木鳥》へ。
Kitsutsuki1

毎回音のトラブルがあって…「今回は?」なーんてみんなで話していたんですが…やっぱり発生。
みんなで大笑いのリハーサルとなり…でも本番は今回もバッチリでしたよ~。
盛り上がりました!
打ち上げではマスターの演奏も飛び出し…。
マスターはギターリスト、尺八とのユニットを組んでいて、施設などで主に演歌を演奏されています。
Kitsutsuki2

翌日は急遽地元スタッフがスケジュールを組んでくれた、赤平の居酒屋《ふくろう》へと向かいました。
料理がホントに美味しいお店です。
Fukuro

道中、“美瑛”のSAでアイスクリームをスタッフと…男三人で…(苦笑)。
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この続きは次週に。

■アルバム情報
Eternal(エターナル) - Rynten plays Teresa Teng – 
テレサ・テンとの夢のコラボレーションをスペシャルトラックとして収録。

【譜面集『Eternal Rynten plays Teresa Teng』】
『Eternal Rynten plays Teresa Teng』譜面集が出ました!、自信作です。
何が自信作かというと…非常に読みやすく見やすい!実際に楽曲も素晴らしいものばかりですから、是非弾いてみて下さい。

【Ryntenバイエル】
Ryntenバイエルは、一青窈さんの「ハナミズキ」4回めです。ボクの譜面集「フィンガースタイルで弾くソロ・ギター名曲集 永遠のメロディ20」に掲載されている楽譜をベースに紹介していきますが、お持ちでなくてもなるべくわかるよう解説していきます。Tuning:Standard/CAPO:4で演奏していきます。ぜひ、チャレンジしてみてください。
http://www.youtube.com/watch?v=M_GQ_08C0To

今週最後の曲は、5thDemensionのカバー「輝く星座~アクエリアス」。ぜひ、お聴きください。
http://www.youtube.com/watch?v=CqJ24WP8WEk

この番組は中央エフエム(http://fm840.jp )をキーステーションに、 ラジオ・ミュー(http://www.fm761.co.jp )、 富山シティエフエム(http://www.city-fm.co.jp )、 エフエムとなみ(http://www.fmtonami.jp )、 エフエムおかざき(http://www.okazaki.fm )、 エフエムわっち(http://www.fm-watch.jp )、 エフエムちゃお(http://792.jp )、 エフエムゆめウェーブ(http://www.yumewave.jp )、 かずさエフエム(http://www.kazusafm.net )、ビーエフエム(http://www.befm.co.jp/)、フレンズエフエム(http://www.friendsfm.co.jp/)、エフエムG’Sky(http://www.fmgsky.com/)、あずみ野エフエム(http://www.azuminofm.co.jp/)以上、13局のコミュニティエフエム局で放送中です。

Ryntenゲスト ~Vol.246:押尾コータローさん 2週目

【河童のひとり言】
先日、グーグルが開発中のメガネ型コンピュータがテレビのニュースで取り上げられていました。映画の中だけに存在するものだと思われていたこの機械、実際に数年後の販売を目指しているとか。ボクなりに活用方法を考えると、譜面をこのメガネ型コンピュータを通して見ることで譜面台がなくなり、今まで以上に凝ったステージ上の演出ができそうです。その一方で、「今夜の帰りは何時になるの?」なんてメールが、ライブ中にカミさんから届きそうでもあります…それにしも来るところまで来たなぁと思う、リンテンなのでした。
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恵みの雨の季節、とは言え暑い夏は目の前にせまっています。今年の夏は例年になく、猛暑という予報もあります。ご機嫌いかがですか?

【河童のひとり言】から《メガネ型コンプーター》。
そういうプロトタイプの様な物を見た事がありますが、まさか、こういう物も含めて映画の世界、SFの世界だけのものがそこだけで終わるものだと思ってたものが、続々と実生活に登場してきている時代です。
かつて、僕が小さい頃によんだ事のある《ジュール・ベルヌ》の《海底2万マイル》。それも今は当然の様に造ら、当然の様に走っている原子力潜水艦を予知したものでした。同じ“ジュール・ベルヌ”の《月世界旅行》。月世界を予知した小節。今は、もう月どころじゃなくなってきました。“火星”や“他の星”に移住まで考えようとしています。これは、えらいじだいになってきましたね。まあ、えらい時代とは言うものの、僕らの目の黒いうちには、それほど極端に大きな変化はなかろうかとは思いますが。

■おたよりコーナー
いずれも、先日、ゲストに来て頂いた《伊藤賢一》君と僕の曲《トトラの島》のジョイントに対するおたよりです。
・kumachan1994さんから『目をつぶると昔に吸い込まれてしまいそうです。
ーありがとうございます。
・skyviking2008さんから『No Fair』と一言。
ー深い意味は分かりませんが。。。

【Ryntenダイアリー】
先日、伊勢正三さんのコンサートに行ってきました。
伊勢正三コンサート

ホールは超満員、歓声が凄かった。
押尾君もカッコ良かったなあ。
withコータローさん

さてさて、春のツアーの事をすこし。。。
隠岐でのイベント《音つなぎアコースティックコンサート》で“知夫島(ちぶ)”へ行った時の事。
かつて“後醍醐天皇”が、隠岐に流されたのは有名な話しですが、この島にはこんな遺跡が残されています。
腰掛けの説明 後醍醐天皇

それと、隠岐で有名なのは…相撲ファンはよくご存知だと思います、《隠岐の海関》。
島の英雄です。
相撲

宮崎で在来線に乗った時にこんなマークを見つけました。
いつだったか…福岡で見かけた事がありましたが、まず東京にはないですねえ。
座り禁止

それとこのつり革、これはなかなかいいアイデアですよね。
つり革

■アルバム情報
Eternal(エターナル) - Rynten plays Teresa Teng – 
テレサ・テンとの夢のコラボレーションをスペシャルトラックとして収録。

【譜面集『Eternal Rynten plays Teresa Teng』】
『Eternal Rynten plays Teresa Teng』譜面集が出ました!、自信作です。
何が自信作かというと…非常に読みやすく見やすい!実際に楽曲も素晴らしいものばかりですから、是非弾いてみて下さい。

【Ryntenゲスト】
先週に引き続き、素敵なゲスト《押尾コータロー》さんに来て頂きました。
この激しい音にギターを弾く僕自身が聴いても「これは本当にギターなんだろうか?!」と、思います。
自分でBGMを弾きながら登場してくれました。
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新しいアルバム《Reboot & Collabo》をリリース。
デビュ-11年目で11枚目のアルバム…という事は1年に1枚のペースで出しているんですね。
今回は、2枚組で、一枚はソロギター、もう一枚はヴォーカルの方とのコラボ。
10周年記念のDVDが同時発売されています。

新しいアルバムの《Ready Go! 》を聴きながら…

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倫『DISC1の“Reboot ”にはソロが9曲、DISC2の“Collabo”では8曲、8人のヴォーカルの方々といろんな曲が収録されていますが、選曲は誰が?』
コ『縁の合った方とこういう形でまとめさせて頂きました。歌と一緒に演るって楽しい。これこそ倫典師匠の話しになるんですけど、たくさんのボーカルの方のアレンジされているじゃないですか?!そこで弾くギターもアレンジも好きで…。』
倫『あったね。』
コ『でも自分が演ると思わなかったんですね。そんなに器用なタイプじゃないから、自分をゴリ押しする感じ。「オープンチューニングで叩きますけど…」でいったら定着していった…そんなアルバムが出来上がりました。』

押尾君は、電飾の付いたギターを創ったんだとか…。

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コ『最初ギターを創る人に相談したら「時間をくれ。」って言われ、でも時間がないから「こちらでやる。」と電飾のスタッフに電飾持って来てもらった。それを自分で貼ったけど、当然付かないところもあるから浮いてるところもある(笑)。』
倫『クリスマスじゃないんだから…(笑)。』
コ『それをワイヤレスにしてバッテリーは背中のギターストラップに付けた。でも電飾のボルトが「ヤバイ!これは感電するぞ!」と。』
倫『ボルテージ高いでしょ?』
コ『高いですよ。』
倫『重いだろう?』
コ『重いし、電磁は浴びまくり。』
倫『弾いててどう?』
コ『ネックの両サイドに電飾が付くから、5mmくらい太くなるわけです。セーハとかフレットを押さえる時、目の前でピカピカ光るから一瞬真っ暗になって見えなくなる。だからフレットにでっかい電光シールを貼ってもらった。』

レコーディングもライブも人には分からない苦労がたくさんあるんですよね。
やっぱり“魅せる”ステージって凄いなあ、と思います。

ここで生ライブ。
先週は押尾君の曲で《黄昏》を一緒に演らせてもらいましたので、今日は僕の曲を一緒に演ろう、という事で《Bayside Resort》。
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演奏が終わり…

倫『素晴らしい!』
コ『いいですね。美しい。僕は倫典さんと一緒に演るのは、プレッシャーがありまして…。」
倫『何故に?』
コ『《中川イサト師匠》が「倫典というすごいヤツがいるから。」って紹介してもらい、倫典さんがアレンジした、“イサトさん”の《六番地ラグ》を聴いた時に、ぶっ飛んだ!「凄いなこの緻密なアレンジ!」って。「ソロアレンジもすごいなあ。」っていつも感心するんです。』
倫『よく覚えているね。』
コ『精密、精巧。』
倫『それも良し悪し。』
コ『完璧でしょ?』
倫『いい時もあるんけど、「もうちょっと簡単にしておけばよかった。」と自分の首を絞める時もある。』
コ『それは難しいだけじゃなくて、美しいアレンジをされるんで。』
倫『押尾君は本当に細かく聴いてくれて、今の自分に取り込んで「さすがだなあ。」と思う。』
コ『そう簡単に忘れないです、僕は…。』
倫『押尾君は本根気と学ぶべきところは忘れない。それで今がある。』
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“Reboot & Collabo”の“Collabo”、つまりディスク2の中で聴きたかった曲があります。
今日の2曲目は、“Reboot & Collabo”の“Collabo”から“カサリンチュウ”の“瞳を閉じれば”。
奄美大島のデュオなんだそうです。

この曲を聴きながら、お別れしました。

今、僕の手元に1980年、26年前のギター弾いている押尾コータロー君の写真があります。
これは、僕のギター教室の合宿の時のものです。
ギター合宿1

手が、今と全く同じ形をしています。
この時から片鱗がある。。。
この彼が日本を、いや世界を背負って“先頭をリード”しているギターリストになった…と思うと感無量であり、改めて彼の責任の重さを実感しております。
世界の為に頑張って欲しいと思います。

この日も生ライブで使用したギター『うらのギター』の製作者、“浦野君”と三人で記念撮影。
うらの君と

押尾君、まだまだ話したい事はたくさんあるから、また遊びに来てね。
ジョイントライブも是非どこかで!
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押尾コータローライブスケジュール
■《Reboot & Collabo》コンサート
・6月16日(日)東京「東京文化村オーチャードホール」
・6月18日(火)名古屋「日本特殊陶業市民会館文化ホール」
●北海道ツアー
・6月25日(火)清里町生涯学習センター
・6月27日(水)大樹町生涯学習センター
・6月29日(土)北広島芸術文化ホール
・6月30日(日)由仁町文化交流会館

【押尾コータロー 最新アルバム《Reboot&Collabo.》】
portrait
Reboot&Collabo.

この番組は中央エフエム(http://fm840.jp )をキーステーションに、 ラジオ・ミュー(http://www.fm761.co.jp )、 富山シティエフエム(http://www.city-fm.co.jp )、 エフエムとなみ(http://www.fmtonami.jp )、 エフエムおかざき(http://www.okazaki.fm )、 エフエムわっち(http://www.fm-watch.jp )、 エフエムちゃお(http://792.jp )、 エフエムゆめウェーブ(http://www.yumewave.jp )、 かずさエフエム(http://www.kazusafm.net )、ビーエフエム(http://www.befm.co.jp/)、フレンズエフエム(http://www.friendsfm.co.jp/)、エフエムG’Sky(http://www.fmgsky.com/)、あずみ野エフエム(http://www.azuminofm.co.jp/)以上、13局のコミュニティエフエム局で放送中です。

Ryntenゲスト ~Vol.245:押尾コータローさん 1週目

【河童のひとり言】
暑さが増す6月は衣替えの時期ですね。気温の上昇と同じく、いわゆるアベノミクス効果なのでしょうか、最近の国内経済も活気という熱さを感じますよね。一方、暑さ対策と言えば、クールビズ。衆参両院では5月頭から取り入れているそうです。こちらも、そのクールビズを意識してか、近隣諸国とは相変わらず寒々しい関係が続き、追い打ちを掛けるように、周りの空気を読まない議員や首長のさむ~い、クールを通り越してコールドな発言があったりも、、、。皆さんには、是非、かっこいいクールな発言を期待したいものです。
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例年りも10日、それよりもより早く“梅雨”が始まりました。まっただ中の今日この頃、如何お過ごしでしょうか?

【河童のひとり言】から《クールビズ》。個人的にはかなり縁の遠い言葉ではあります。これは経済性、とくに“冷房”を意識しての処置なのかもしれませんが。。。
例えば、“クールビズ”を売っているデパートのコーナーなんかを見ても、使っている生地が少ない割には「少々高いんじゃないの?」「全然普通の値段と変わらないじゃないか?」という事も感じます。“世知辛い”のでしょうかねえ…僕が。。。
まあ、“クールビズ”もいいですが、諸外国に対する“発言”、日本という国の“立場”、“ポジション”…日本国民の1人として非常に《見えにくい》。今の時期、あと1ヶ月ちょっとにせまった“参院選”の方にターゲットが合わせてしまい、外交部分が非常に“あやふや”になっている…そんな気がします。
“クールビズ”もいいんですが、“発言”にしろ“外交”にしろ、しっかりやってもらいたいと思います!

■おたよりコーナー
・TAKさんから『《ボブ・ブロズマン》さんにご冥福をお祈りします。』
ー“ボブ”は、アメリカのギターリストで。亡くなる10日前には、日本で一緒に演奏したんですが、僕も本当に驚きました。今も信じられません。改めてボブのご冥福をお祈りします。
・アコギなさんから『Chaplin In New Shoesが弾きたくて大枚をはたいて、譜面集を買った。』
ー有り難うございます。
・tarkineWildさんから先日の“イムジン河”に『Sensational』
ー有り難うございます。

■ライブスケジュールです。
北海道ツアーです。FM G’skyをお聴きのみなさん、是非いらしてくださいね。
6月
・18日(火)旭川「フォークジャンボリー」
・19日(水)富良野「きつつき」
・22日(土)小樽「一匹長屋」
7月
・11日(木)釧路「えいが館」
・12日(金)帯広「ホーリーズ」
・13日(土)札幌「渡辺淳一記念館」
ソロライブです。FM夢ウエーブをお聴きのみなさん、福山に是非お越し下さいね。
・7月20日(土)浜松「なんでモール」
・7月21日(日)福山「とおり町交流館」
・7月26日(金)東京「バックインタウン」

●ライブにご来場の皆様へお願い●
ライブ中は録音や撮影は禁止です。
ステージに上がったり、ギターや機材に触ったりしないで下さい。
楽器はとてもデリケートで、なによりアーティストの命です。
マナーを守り来場者皆さんが心地良く楽しめるライブになるようご協力ください。
http://www.rynten.com

【Ryntenダイアリー】
2年ぶりの東京水道橋「Ryin(らいん)」でのライブがありました。
らいんのリハ

今回も、キーボードに《平井宏》氏、パーカッションにはおなじみの《土屋“大魔王”祐介》氏にお手伝いいただきました。

店内狭いながらも熱気ムンムン。
お客さんがニコニコしながら聴いているのを見て、僕も本当に嬉しくなりました。
僕も演ってて楽しかった!
やっぱり、ステージに仲間がいるっていいな。
打ち上げ後

打ち上げは近くの居酒屋で「お疲れ様でした~」。

この3人で、7月26日の東京曙橋「バックインタウン」でも演りますよ。
是非、いらしてくださいね。

ここのところは久しぶりに、ずっと東京にいます。やる事は山積みですが。
そんな合間をぬって、僕のライブにも時折足を運んでくださる、北海道美瑛の写真家《菊池晴夫氏》が参加されている“写真展『北海道2013-大地と命をみつめ-』に行ってきました。
写真展 美瑛の写真家・菊池さんと

近々にブルーレイを出版されるそうです。
丘のある風景

音楽は、いつも僕のステージを手伝ってくれている、土屋祐介氏。
土屋氏はクラッシックギターリストとして参加されています。
土屋氏

いつも「パーカッション、“大魔王”!」なーんて言って笑いをとってますが、彼は本当にすごいアーティストなんです。
“大魔王”さん、いやいや、土屋さん、僕の事も宜しくです!

■アルバム情報
Eternal(エターナル) - Rynten plays Teresa Teng – 
テレサ・テンとの夢のコラボレーションをスペシャルトラックとして収録。

【譜面集『Eternal Rynten plays Teresa Teng』】
『Eternal Rynten plays Teresa Teng』譜面集が出ました!、自信作です。
何が自信作かというと…非常に読みやすく見やすい!実際に楽曲も素晴らしいものばかりですから、是非弾いてみて下さい。

【Ryntenゲスト】
今週と来週は、またまた素敵なゲストの登場です。
アコギ界のヒーロー《押尾コータロー》さん。
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4月に新しいアルバム《Reboot & Collabo(リブート & コラボ)》とLive DVDを同時リリース。
これからツアーがスタートするそうです。

そのアルバムに収録されている、“Ready, Go!”を聴きながら…。

コ『この曲はライブの僕の登場までの“SE”用なんです。ディレクターから「アルバムにも入れたいから!」と言われ、今までは抽象的なフワフワした感じでしたが、今回は「今からライブ、いくぞ~!」と高まる様な曲を創りました。』
倫『聴いてても「今から行くぞ~!」っという気持ちになる。』
コ『そう思ってもらえたら、嬉しい。』

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倫『今回のアルバムは、“Reboot”と“ Collabo” の2枚組?』
コ『ギターインストと今まで一緒に演った方々とのコラボなんです。自分自身の11枚目。11年目のけじめ。パソコンが調子が悪くなった時、“Reboot” を押すと良くなる。これまのいい思い出だけ残しイヤな物を消して「“Reboot” しよう!」と、そんな想いでつけました。』
倫『パソコンの“Reboot” というより“自分自身を濾過”?』
コ『それにすればよかった(笑)。』
倫『消去、リセットはダメだよ(笑)。』
コ『思わず再起動?!再フォーマット?!全てきれいにしたらダメなんですね(笑)。』
倫『それはいかんぞ!(爆)』

コラボの方は、それぞれ別なボーカリストの方の唄が入ってます。
今回も“押尾節”健在。アルバム創りの話を少し。。。
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コ『「ギターは楽しいな。」という想いでいつも創ります。中川イサト師匠や岡崎倫典師匠からギターの事、人生とかいろんな事を教えてもらった中で、ギター叩いたり。だけど10年やっているとやっぱり「押尾っぽく」』出来上がる。』
倫『それは自分が意識する以前に「押尾スタイルだ」、「押尾っぽいね」と世間で先行して出来上がってる。』
コ『そうですね。』
倫『そういった意味で“Reboot” というのは、自分らしさを残して、やっぱり“浄化”(笑)。』
コ『“浄化”とか“濾過”とかいい言葉ですね。』

押尾君のオリジナルの中にすごくヨーロパを感じる曲があり、僕も大好きな曲の1つ《黄昏》。
それを「一緒に演ってみたい。」と初めて演奏させてもらいました。

コ『倫典さんと大人の感じが出せると思うんです。』
倫『ちょっと大人過ぎる(笑)。』
コ『十分大人です(爆)。』

ここで、生ライブ。
押尾コータローwith岡崎倫典で《黄昏》。
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演奏後…

倫『素晴らしい!ヨーロッパというか大人っぽいというか。』
コ『“ショーロ”というスタイルもあるけど、倫典さんの《Europa Nocturn(オイロバ・ノクターン)》から影響を受けていて…だからヨーロッパっぽいアレンジなんです。』
倫『僕自身、“ショーロ”って造詣が深い訳じゃない。でも“好き”“嫌い”以前に「日本ってウエストコースト”よりも“ヨーロッパ”に近い。」と感じる。』
コ『ちょっとマイナーな方がグッとくる。』

先日までテレビでO.A.されていた《ギター講座》について。
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コ『ギターの先生なんて無理だと思いました。』
倫『とんでもいない!俺もちゃんとテキスト買って勉強したもん。』
コ『そうですか?!(笑)。僕も勉強しました、スリーフィンガーとか。』
倫『人に教えるって勉強になるでしょ?』
コ『そうなんですよ。例えば、“ピック”のコーナーで「こうやって持って下さい!」っての持ち方を教えられたんです。僕が先生なのに…(笑)。で、“ピックのストローク”「ジャンジャカジャカジャカ…」が出来ない!なので「もう指で弾くわ。」って(爆)。』
倫『でも、またひとつ押尾ワールドが広がったわけじゃない?』
コ『ピックが上手くなりました(笑)。』
倫『(爆)「何を今更!」とリスナーに言われそう…。テキストの字が非常に大くてメガネ無しでも読めた!のがよかった(笑)。』

この番組はいろんな世代、いろんな方が観られていて、ギターを始めるきっかけになった方も多かったとか。
押尾君は、これからもいろんな形で、色んな人がギターを始めるきっかけを創っていくんだと思います。

最後に新しいアルバムから《Midnight Rain》。

曲の紹介時「押尾って“ドカーンドーン”な曲が多いけど、押尾も大人になったんだぞ!と大人の曲です。」と笑ってましたが、スローテンポな曲でもコード進行やタッチ、やっぱり“押尾節”なんです。
最初のハーモニックスが出たところで「あっ、押尾!」と分かります。
“色”があって個性が強い。
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●ここで、押尾コータロー《Reboot & Collabo》のライブスケジュールです。
・6月12日(水)大阪「NHKホール」
・6月16日(日)東京「東京文化村オーチャードホール」
・6月18日(火)名古屋「日本特殊陶業市民会館文化ホール」
●ギターも素敵な、いつまでも若い《伊勢正三》さんとのジョイントライブです。
・6月9日(日)- Featuring 押尾コータロー-「東京昭和女子大学人見記念講堂」
●“Reboot & Collabo”ではないですが、北海道ツアーもあります。
・6月25日(火)清里町生涯学習センター
・6月27日(水)大樹町生涯学習センター
・6月29日(土)北広島芸術文化ホール
・6月30日(日)由仁町文化交流会館

続きは来週。どうぞお楽しみに。

収録終了後、この日に使用した《うらのギター》。・6月12日(水)大阪「NHKホール」
・6月16日(日)東京「東京文化村オーチャードホール」
・6月18日(火)名古屋「日本特殊陶業市民会館文化ホール」
●ギターも素敵な、いつまでも若い《伊勢正三》さんとのジョイントライブです。
・6月9日(日)- Featuring 押尾コータロー-「東京昭和女子大学人見記念講堂」
●“Reboot & Collabo”ではないですが、北海道ツアーもあります。
・6月25日(火)清里町生涯学習センター
・6月27日(水)大樹町生涯学習センター
・6月29日(土)北広島芸術文化ホール
・6月30日(日)由仁町文化交流会館

続きは来週。どうぞお楽しみに。

収録終了後、この日に使用した《うらのギター》。
押尾君も生演奏に使ってくれました。
うらのギターで

【押尾コータロー 最新アルバム《Reboot&Collabo.》】
portrait
Reboot&Collabo.

この番組は中央エフエム(http://fm840.jp )をキーステーションに、 ラジオ・ミュー(http://www.fm761.co.jp )、 富山シティエフエム(http://www.city-fm.co.jp )、 エフエムとなみ(http://www.fmtonami.jp )、 エフエムおかざき(http://www.okazaki.fm )、 エフエムわっち(http://www.fm-watch.jp )、 エフエムちゃお(http://792.jp )、 エフエムゆめウェーブ(http://www.yumewave.jp )、 かずさエフエム(http://www.kazusafm.net )、ビーエフエム(http://www.befm.co.jp/)、フレンズエフエム(http://www.friendsfm.co.jp/)、エフエムG’Sky(http://www.fmgsky.com/)、あずみ野エフエム(http://www.azuminofm.co.jp/)以上、13局のコミュニティエフエム局で放送中です。