Ryntenゲスト #652 “パーカッショニスト:永原 元(ながはら げん)さん” #2

卒業シーズンが終わり、入学シーズンを迎えようとしてます。ご機嫌如何ですか?

〝入学式〟というと〝桜〟の映像が定番でしたが、近年ではズレが生じている様です。昔、小学校に入学し最初の国語の授業で緊張の中開いた教科書は『さいた。さいた。さくらがさいた。」から始まりましたが、今や「さいてた!さいてた!」となるのでしょうか?もっとも、今では文面も変わっているとは思いますが。〝桜〟といえば僕の大好きな句に〝良寛さん〟の『散る桜 残る桜も 散る桜 』があります。実に美しい。
話はガラリと変わりますが…首都圏では3月21日〝緊急事態宣言〟が解除されました。しかし、お店を抱えてる方、特に飲食業の方には〝時短営業〟がありそれに伴い〝協力金〟が支払われます。店によっては「有難い!」方と「有難いのは山々だが足りない。」という方、お店の規模や従業員数によりそれだけの〝較差〟があります。その〝格差〟を是正する、あるいは探る、といったことは非常に難問でもあります。これをお役所や行政関連に文句を言う筋合いはない、とは思いますが、その大きな格差によって悲鳴をあげる人たち、せっかくの助成だけど悲鳴をあげざるを得ない人たち、どこかで「ウハッ!」っと言ってる人たちがいます。以前、飲食店でご主人が「昨年一番収入が多かった気がする。」と一言ボソッと漏らしたのが印象的でした。

■Ryntenゲスト【永原 元(ながはら げん)さん】

先週に引き続き、パーカッショニストの《ながはら元さん》にお越し戴きました。今年の3月31日にリリースされるアルバム《Pamoja(パモジャ)》から《First Circle》をBGMに。この楽曲は〝ジャンベ〟だけの音楽。元さんが開催しているジャンベワークショップで、生徒さんたちと一緒に演奏してます。僕もライブで元さんと生徒さんたちとの演奏を観たことがあります。

この楽曲を一人でレコーディングした経緯を伺いました。
元『一人でそれぞれのパートを叩いたらどうなるか?とレコーディングしました。リズムは東アフリカのルンバです。』
R『違うよさがありますね。自分が重ねた緻密さ、と言いたい事が絞れる良さ、がある。違う人たちが集まると違う方向性を持った人たちの集まりが、まさに〝Pamoja〟だな、と感じます。』

元さんは、今年4月から小学校の教諭としてスタートされます。
元『これまで打楽器奏者として活動してきたが、2年前から通信の大学に通い教職を取得。小学校の教員免許を取りました。』
R『音楽の先生ではなく…180度どころか540度くらいの方向転換。きっかけは?』
元『演奏活動を通してこれまでの学校公演や子供たちの前で演奏する機会があり、子供たちの前で演奏する時、太鼓から受ける響き方がひとりひとり違う。演奏が終わった時、子供たちの反応が素直な言葉で返ってくる。この思いがずっと心の中に残っていました。問題になっている学童たちの放課後でいきなり演奏するより「教育につて勉強したい!」と思い、大学で学んでいるうちに教育実習もあり、教育に就きたくなりました。』
R『音楽の真髄はそこ!音楽は嘘つかない、と言うより嘘つけない。これからもパーカッションを通して子供たちと触れ合える時間もありますね。』
元『そうなんです。』
R『自分が教えるより、教わりに行く。』
元『それもありますし、教育大学に行くと指導案を書かされます。その中で、どこにこの太鼓を登場させるか?をずっと考えて教科書の単元で理科のこの部分だったら太鼓の震えの大きさとか、単元があったら太鼓いけるな、とかそんなことばかり探しています。』

ここで1 曲。アフリカのシンガー《ナジャ・ルイスさん》とベーシスト《オズワルド・コンジャさん》とレコーディングした《Kalibo Kenya(カリボケニヤ)》。タイトルは《カリボ》ですが、歌を聞いていると「カリボ二」と聞こえます。スワヒリ語で「Welcome」と言う意味だそうです。

R『世界中には素晴らしいミュージシャンがゴマンといるんだなあ、って思います。』
元『ミュージシャンの数だけ音楽があります。』
R『アフリカは人類の源と言われている、もしかしたら音楽の源でもあるかもしれない。パワーを感じます。』

教職について
R『〝First Circle〟にはメロディーラインはない。でも言葉になってるし会話ができている。アフリカ、特にケニアで培われたものなのかな?その辺りは子供たちにどう伝えて行くのか?伝え方だけではなく伝える時間をどう確保して行くのか?どういう形になるのか?悩みも増えて行くと思いますが。』
元『そうですね。』
R『教職の道に入られてもまた、一緒に演りましょう!』
元『はい、ぜひお願いします。』
R『子供たちも交えて』
元『はい。やりたいです。』

R『僕も小学校で演奏させてもらったことがあるけど、教えるより教わる方が多い。』
元『教室の隅にいたり仲間の輪に入れない子供もいたりする。音楽はそんな子供たちに届く一番の手段だと思います。』

最後にアルバム《Pamoja》から《曼荼羅大陸 Danse of Sarasvati》を聴きながらお別れました。

収録を終えて
3月31日にアルバム〝Pamoja〟をリリースする〝ながはら元さん〟。大きく方向転換し教職の道へいかれます。それが小学校、というのも分かる気がします。中学校・高校となると、やはり学問に重点が行きがちになりますが、小学校となると勉強はもちろんですが、演奏にしても芸術にしてもまともに評価できる一番の世代かもしれません。そこに身を置くという元ちゃん。もちろん、会う事は出来ます。でも、パーカッショニストではなくパーカッションを操る同志として、また、なんらかの形でご一緒できるのを願っています。


永原 元(ながはら げん)さん
公式Webサイト  http://gene.kachoufuugetu.net/
Facebook https://www.facebook.com/gen.nagahara/

■Ryntenダイアリ
【広島フォーク村・村長宅にて】
先輩方々が僕の誕生日のお祝いをしてくれました。嬉しかったですねえ。実に楽しかった〜!

途中、帰られた人もいたけど、最後までいた先輩たちと。

解散後、表に出ると見事な夜桜!綺麗ですね。
思わず一枚撮ってもらいました。

■Rynten ライブ
・4月9日(金)岡山笠岡「カフェド萌」
※3月5日からの延期
20:00スタート 2,000円(1ドリンク付)
問)同 TEL 0865-63-0511
http://cafedemoe.com

・4月29日(木祝)福岡朝倉「音茶〜昭和の日ライブ〜」
開場18:00〜O.A. 開演19:00〜岡崎倫典ライブ
前3.500円 当4,000円(要 1ドリンク)
※有料生配信あります。
配信は19:00よりスタート 2,100円 5月13日(木)23:59までご視聴できます。
(問)同 TEL 0946-52-3672 又は フィールドウイング TEL 0946-52-3671
http://www.asakura.ne.jp/onsa/

・5月1日(土)奈良「ビバリーヒルズ」
18:00スタート 前3,500円 当4,000円(要1フードと1ドリンク)
(問)同 TEL 03-3478-9999
https://flower6.jp/index.html

・5月2日(日)三重四日市「ガリバー」…詳細はお待ち下さい。
http://www.galliver.gr.jp

・5月4日(火祝)山口美弥市「Sonoda Coffee 」
※2020年9月20日からの延期
開場17:00 開演18:00 3,500円(1ドリンク付)
(問)園田 TEL 090-9733-5053
https://yamaguchi.keizai.biz/headline/2542/

・5月14日(金)東京「Back In Town」
※3月19日から延期
19:30スタート 料金:3,850円(要1フードと1ドリンクオーダー)
ゲスト:白井京子(アナウンサー)
(問)同 TEL 03-3353-4655
http://backintown.jp/index.php?z=114001

●セミナー
・4月10日(土)&11日(日)福山「バーカブロ」
※3月6日&7日からの延期
形態:グループレッスン(2名〜3名)
時間:50分 2枠1セット(50分×2)
料金:11,000円(税込)
(問)同 TEL 084-926-5966 または info@bar-caboulot.com
http://www.bar-caboulot.com

・5月5日(水祝)山口美弥市「Sonoda Coffee 」
形態:全プライベートレッスン
時間:50分
料金:8,800円(税込)
https://sonodacoffee.stores.jp

●中止
・3月14日(土)鈴木康博&岡崎倫典@奈良ビバリーヒルズ40周年記念ライブ※2020年3月21日→2020年7月19日からの振替公演。
チケット払い戻しはこちらから→https://flower6.jp/information01.html
・4月10日(土)横浜「2021 Morris Finger Picking Day」本年度の開催はありません。
・5月「東京ハンドクラフトフェス2021」本年度の開催はありません。

■アルバム/譜面集情報

●お知らせ
譜面集【New Vistas】発売!
2021年3月20日 KMP出版より 2,500円+税
AMAZONで販売中。


10年ぶりとなる、NEWアルバム「New Vistas」発売中

譜面集『フィンガースタイルで弾くソロ・ギター名曲集 珠玉のメロディ20 (CD付)』

Ryntenゲスト “パーカッショニスト:永原 元(ながはら げん)さん” #1

〝桜前線〟足早に日本列島を駆け抜け様としています。いかがお過ごしでしょうか

桜の季節、真っ只中!年々開花が早くなっている様な気がします。データ的にも早い様です。3月10日早くも高知では桜が咲いた!というニュースが流れていました。それを皮切りに、と言っていいでしょうか、桜前線が東へと流れていっています。
この収録をした日は《3月11日》。10年前の《東日本大震災》。今の時刻は午後。10年前のこの時間、ありありと思い出します。私ごとではありますが、新幹線に乗るべく東京駅に向かっていました。そして西への東海道新幹線に乗車、その後車内で震災に遭いました。
ここでお便りをご紹介します。おなじみ《宮城の中年ライダーさん》からです。
宮『実は、宮城県で3度も地震にあいました。』
R『すごいですね。先日も震度6弱という地震がありましたが。』
宮『高校一年の時《宮城県沖地震》に遭い《東日本大震災》は、三重県に単身赴任中でしたが、丁度宮城に戻っている時に遭遇しました。そして今回、バイト中の深夜に地震。他の国では2度死んでもおかしくないのでは?!と思えるくらいの経験です。一生の運を使い果たした様な気がします。』
R『使い果たした、のではなく〝強運〟をこれから活かしていきましょう!」

【ゲスト:永原 元(ながはら げん)さん】

4年前になるでしょうか、一度ご出演頂いたことのあるパーカッショニスト《永原 元(ながはら げん)さん》にお越し頂きました。レコーディングを終えたばかりの新しいアルバム《Pamoja(パモジャ)》から《First Circle》をBGMに「お帰りなさい」「ただいま」のご挨拶。アルバムタイトル《Pamoja》は元さんが訪れていた、ケニア〝スワヒリ語〟。〝All Together(一緒に)〟という意味。このアルバムは3月31日にリリース予定で、7年ぶりなんだそうです。元さんは時々、アフリカのミュージシャンを呼んでツアーを回っています。そんな時に何回かお邪魔していますが、楽しかったですねえ。そのミュージシャンたちも一緒にレコーディングされています。リリースが楽しみです。

R『いつも通り〝元ちゃん〟と呼びますので、僕のことも〝倫ちゃん〟と。』
2人で(爆)
元『いやいや、倫典さんで。』

ケニアの話を少し。
R『ところでスワヒリ語は?』
元『難しいです。地方によってイントネーションが違ったり。ナイロビとか都会では英語で会話が出来ますが、田舎では仲間に通訳してもらってました。』
R『部族によっても違うでしょう?』
元『はい。』
R『ケニアにはどれくらい滞在してました?』
元『一回の滞在はビサの関係で3ケ月。行って帰ってを繰り返して10数回は行ってると思います。』
R『お友達も多い?』
元『現地にバンドがあるのでのバンドで演奏してました。』


ケニアのミュージシャンを日本に呼んだ時のお話を伺いました。
R『どの様にして現地のミュージシャンを?』
元『10年前、現地のバンドの一人が日本に住んでて(FBで偶然知り) FBで繋がり彼の協力で現地からメンバーを呼びましたが、呼ぶのは難しい。』
R『手続きですね?人間的には難しくない。』
元『はい。兄弟なので。』
R『顔も似てくる。』
二人で(爆)
R『東京でステージを観て『凄い!これが音楽!』と自分を音に乗せた嘘のない世界、音楽の真髄を観せてもらいました。』

ここで今日の1曲目は新しいアルバム〝Pamoja〟から元さんの作曲で《荒波をこえろ》

曲を聴きながら
R『〝荒波〟にしろ、これからお聴きいただく〝クジラの唄〟にしろ(テーマは)海ですね。』
元『アルバムタイトル〝Pamoja(みんな一緒に)〟は「海から生物が上がってきて…」というイメージです。クジラは哺乳類だからそこに繋がって「大陸に行きたい!」と。(先ほど聴いて頂いた)〝荒波をこえろ〟は、このコロナ禍で仲間も様々な人たちも荒波を超えて生活している、と感えて作った曲です。』

もっと大きく考えたら、コロナがなくても出てきたタイトルの気がします。Youtubeで上がっている「人類の進化」「地球の誕生」など、何百万年の太古の歴史の映像の後ろで流れてる様なサウンドです。


曲作りについて。
R『曲はパーカッションで作るの?(笑)』
元『倫典さんの前で大変恐縮ですが、ギターをDチューニングでポロポロ弾いてて、2弦をまた変えて、と面白いチューニングを見つけて…。』
R『よし、今度演って見よう!』
二人で(爆)

1曲目に聴いて頂いた〝荒波をこえろ〟の制作で出会ったシンガーの〝ガイヤさん〟という方に、今回4曲参加してもらってるそうです。女性ボーカル…いいですね!憧れます(笑)。

新しいアルバムのレコーディングについて。
R『このアルバムの音圧感がすごい!最初に流れた〝First Circle〟はコーラスを重ねてるだけだけど凄いスケール感。そこに空を飛んでる様なバイオリン!いいミュージシャンがいっぱいいるんだあ、と感じるアルバム。』
元『恐縮です。』
R『これは世界同時発売?』
元『はい。』
二人で(爆)
R『レコーディングがスタートしたのは?』
元『このアルバムの制作は7年前に始まり、レコーディングは6年前から。少しづつ録り貯めていきました。発売日が決まっている訳でも、企画でもなく自分の好きなタイミングでゆっくりと、の感じでした。』

前回番組に来て頂いた時には、進行中だったんですね。

R『他の国に行った事は?』
元『ないんです。最初は、ケニアから入りアフリカを南下し西アフリカを周り、またケニアに戻るという計画でしたが、玄関口でいきなり凄いグループに出会い、動けなくなりました。』
R『それだけ惚れ込んだ?』
元『はい。』

今日最後の曲は同じくアルバム〝Pamoja〟から《クジラの唄》。

曲を聴き終えて
R『音というより映像を思い浮かべました。女性シンガーは〝ガイヤさん〟?』
元『ガイヤと(一緒にいる)ギターリストのお二人はフランスから。この〝くじら…〟に歌詞が乗る前、ガイヤに聴いてもらったら「海とくじらのイメージ」と言ってくれ僕のイメージとマッチしました。歌詞も書いてもらい歌ってもらいました。彼らは基本的に旅をしながら音楽やってる。たまたま沖縄で出会い意気投合。旅人なのでいつか日本を離れてしまう、と日本にいる間にいろんな場所で演奏するチャンスを作りたい、と一緒に演奏してました。』
R『いいものができましたね。』
元『嬉しいです。こんな機会がないと彼女の歌を残せなかった。』

来週もお越し頂き、他の楽曲やコラボなどをお聞きしたいと思います。

永原 元(ながはら げん)さん
公式Webサイト  http://gene.kachoufuugetu.net/
Facebook https://www.facebook.com/gen.nagahara/

【Ryntenライブ】
●ライブ
・3月27日(土)群馬中之条「ツインプラザ交流館ホール」
※2月20日からの延期
https://www.town.nakanojo.gunma.jp/twinplaza/
14:00スタート 前1,000円 当1,500円 90名限定(先着順) 全席自由
主催:中之条大学 (問)中之条大学事務局 TEL 0279-76-3113

・4月9日(金)岡山笠岡「カフェド萌」
※3月5日からの延期
20:00スタート 2,000円(1ドリンク付)
問)同 TEL 0865-63-0511
http://cafedemoe.com

・4月29日(木祝)福岡朝倉「音茶〜昭和の日ライブ〜」
開場18:00〜O.A. 開演19:00〜岡崎倫典ライブ
前3.500円 当4,000円(要 1ドリンク)
※有料生配信あります。
配信は19:00よりスタート 2,100円 5月13日(木)23:59までご視聴できます。
(問)同 TEL 0946-52-3672 又は フィールドウイング TEL 0946-52-3671
http://www.asakura.ne.jp/onsa/

・5月1日(土)奈良「ビバリーヒルズ」
18:00スタート 前3,500円 当4,000円(要1フードと1ドリンク)
(問)同 TEL 03-3478-9999
https://flower6.jp/index.html

・5月2日(日)三重四日市「ガリバー」…詳細はお待ち下さい。
http://www.galliver.gr.jp

・5月4日(火祝)山口美弥市「Sonoda Coffee 」
※2020年9月20日からの延期
開場17:00 開演18:00 3,500円(1ドリンク付)
(問)園田 TEL 090-9733-5053
https://yamaguchi.keizai.biz/headline/2542/

・5月14日(金)東京「Back In Town」
※3月19日から延期
19:30スタート 料金:3,850円(要1フードと1ドリンクオーダー)
ゲスト:白井京子(アナウンサー)
(問)同 TEL 03-3353-4655
http://backintown.jp/index.php?z=114001

●セミナー
・4月10日(土)&11日(日)福山「バーカブロ」
※3月6日&7日からの延期
形態:グループレッスン(2名〜3名)
時間:50分 2枠1セット(50分×2)
料金:11,000円(税込)
(問)同 TEL 084-926-5966 または info@bar-caboulot.com
http://www.bar-caboulot.com

・5月5日(水祝)山口美弥市「Sonoda Coffee 」
形態:全プライベートレッスン
時間:50分
料金:8,800円(税込)
https://sonodacoffee.stores.jp

●中止
・3月14日(土)鈴木康博&岡崎倫典@奈良ビバリーヒルズ40周年記念ライブ※2020年3月21日→2020年7月19日からの振替公演。
チケット払い戻しはこちらから→https://flower6.jp/information01.html
・4月10日(土)横浜「2021 Morris Finger Picking Day」本年度の開催はありません。
・5月「東京ハンドクラフトフェス2021」本年度の開催はありません。

■アルバム/譜面集情報

●お知らせ
譜面集【New Vistas】発売!
2021年3月20日 KMP出版より 2,500円+税
AMAZONで販売中。


10年ぶりとなる、NEWアルバム「New Vistas」発売中

譜面集『フィンガースタイルで弾くソロ・ギター名曲集 珠玉のメロディ20 (CD付)』

Rynten #650 インプレッション ”Bossa Nova(ボサノヴァ)の軌跡” #2

地域によっては〝緊急事態宣言〟が解かれましたが、関東1都3県は2週間の延長となりました。さて、2週間後の状況はどう変わっているのでしょうか?予測はつきませんが。ご機嫌いかがですか?
〝桜〟が咲き始めている場所、あるいは満開、という場所もあるでしょう。陽気がよくなっていくと気持ちも明るくなっていきますね。

さて、今回は車の話題です。車の進歩・進化が異様に速い気がします。転換期の様でもあります。ふと、今の車には当たり前に装備されていて昔にはなかったものを思い起こしてみました。〝(シートの)ヘッドリスト〟〝リアワイパー〟〝パワーハンドル〟〝電動ミラー〟、デジタルですと〝カーナビ〟〝ドライブレコーダー〟。これら、登場してからそれほど間が経っていません。子どもの頃、近所に止めてあった車の窓が開いていたので、ハンドルにを動かしてみたことがあります。やたらと重かった!と記憶しています。まあ、窓越しではありましたが、やっと回せる程。「こんなに重いハンドルを大人たちは平気でよく回せるなあ。」と子供心に思ったものでした。大なり小なりハンドルが回せた、という事はパワーハンドルだけでなく、〝ハンドルロック〟も昔はありませんでしたね。あとは…みなさんご存知ないと思いますが、点滅するウインカー。赤い矢印の形をしたウインカーが轟音とともに、車のサイドからバーン!と飛び出し、曲がり切るとそのウインカーは元の鞘に戻る。映像があったらぜひみて頂きたいと思います。

【Rynten Impression】
先週に引き続き〝Bossa Nova(ボサノヴァ)〟の軌跡、と題そのVol.2。軌跡というよりGenesis。Bossa Novaの草創期を作った人たち、支えていった人たちのテイクをご紹介したいと思います。
・The Shadow of your Smile:歌 Astrid Glberto:1965年リリース。夫であるJoão Gilbertoが彼女の鼻歌を聴き「これがBossa Novaだ!」と引っ張りだしたのがきっかけでした。
・Call Me:歌 Astrud Gilberto & Walter Wanderley:1967年のアルバム〝A Certain Smile, a Certain Sadness〟より。オルガンの音を聴いただけで〝Walter Wanderley〟とわかるサウンドです。
3. How Insensitive :歌 Wes Montgomery :Wes Montgomeryの世界にBossa Novaを取り入れた、オクターブ奏法の真骨頂。
4. Smoke Gets in Your Eyes:歌 Nara Leao &Roberto Menescal :1930年代のカバー。47歳で亡くなったNara Leao最後のレコーディング。Bossa Novaの草創期の楽曲。

【Key Of R】
今日お届けするのは、日本のカバー曲《遠くへ行きたい》。昭和30年代、テレビ番組《夢で逢いましょう》から世に出た楽曲。この番組から出た曲は本当にたくさんあり《坂本九さん》の《上を向いて歩こう》《見上げてごらん夜の星を》など、どれも名曲揃いです。当時《ジェリー藤尾さん》が歌ったこの〝遠くへ行きたい〟は、僕のポピュラー音楽との最初の接点だと記憶しています。この曲がリリースされたのは1962年、前回の東京オリンピックよりまだ前のこと。戦後が色濃く残っていた時代。《クレイジーキャッツ》の《スーダラ節》《はいそれまでよ》なんて、無責任な歌が流行ったのもこの時代です。番組〝夢で逢いましょう〟の主題歌を歌っていた《坂本スミ子さん》も今年亡くなりました。〝ジェリー藤尾さん〟が歌った〝遠くへ行きたい〟の作詞は《永六輔さん》作曲は《中村八大さん》のゴールデンコンビ。1970年に始まったテレビ番組〝遠くへ行きたい〟は、今も続く大長寿番組、1998年〜2000年の2年間、僕も音楽を担当し歌は《石川さゆりさん》でした。今回はちょっとアレンジを変えてお届けします。

【Ryntenライブ】
●ライブ
・3月27日(土)群馬中之条「ツインプラザ交流館ホール」
※2月20日からの延期
https://www.town.nakanojo.gunma.jp/twinplaza/
14:00スタート 前1,000円 当1,500円 90名限定(先着順) 全席自由
主催:中之条大学 (問)中之条大学事務局 TEL 0279-76-3113

・4月9日(金)岡山笠岡「カフェド萌」
※3月5日からの延期
20:00スタート 2,000円(1ドリンク付)
問)同 TEL 0865-63-0511
http://cafedemoe.com

・4月29日(木祝)福岡朝倉「音茶〜昭和の日ライブ〜」
開場18:00〜O.A. 開演19:00〜岡崎倫典ライブ
前3.500円 当4,000円(要 1ドリンク)
※有料生配信あります。
配信は19:00よりスタート 2,100円 5月13日(木)23:59までご視聴できます。
(問)同 TEL 0946-52-3672 又は フィールドウイング TEL 0946-52-3671
http://www.asakura.ne.jp/onsa/

・5月1日(土)奈良「ビバリーヒルズ」

・5月2日(日)三重四日市「ガリバー」

・5月4日(火祝)山口美弥市「Sonoda Coffee 」
※2020年9月20日からの延期
開場17:00 開演18:00 3,500円(1ドリンク付)
https://sonodacoffee.stores.jp/

・5月14日(金)東京「Back In Town」
※3月19日から延期
19:30スタート 料金:3,850円(要1フードと1ドリンクオーダー)
ゲスト:白井京子(アナウンサー)
(問)同 TEL 03-3353-4655
http://backintown.jp/index.php?z=114001

●セミナー
・4月10日(土)&11日(日)福山「バーカブロ」
※3月6日&7日からの延期
形態:グループレッスン(2名〜3名)
時間:50分 2枠1セット(50分×2)
料金:11,000円(税込)
(問)同 TEL 084-926-5966 または info@bar-caboulot.com
http://www.bar-caboulot.com

・5月5日(水祝)山口美弥市「Sonoda Coffee 」
形態:プライベートレッスン
時間:50分
料金:8,800円(税込)
https://sonodacoffee.stores.jp/

●延期
3月19日(金)東京「Back In Town」→5月14日(金)
●中止
・3月14日(土)鈴木康博&岡崎倫典@奈良ビバリーヒルズ40周年記念ライブ※2020年3月21日→2020年7月19日からの振替公演。
チケット払い戻しはこちらから→https://flower6.jp/information01.html
・4月10日(土)横浜「2021 Morris Finger Picking Day」本年度の開催はありません。
・5月「東京ハンドクラフトフェス2021」本年度の開催はありません。

■アルバム/譜面集情報
●お知らせ

10年ぶりとなる、NEWアルバム「New Vistas」発売中

Eternal(エターナル) - Rynten plays Teresa Teng –
テレサ・テンとの夢のコラボレーションをスペシャルトラックとして収録。

譜面集『フィンガースタイルで弾くソロ・ギター名曲集 珠玉のメロディ20 (CD付)』

Rynten #649 インプレッション ”Bossa Nova(ボサノヴァ)の軌跡” #1

スタジオ近くに立ち並ぶ〝河津桜〟、満開を通り過ぎ〝葉桜〟になろうとしています。

日本全国〝桜前線〟がやって来ました。《弥生》3月も半ばにさしかかろうという時節。如何お過ごしでしょうか。
何が起ころうが植物たちはいつもの様に咲き誇り、季節の移ろいを伝えてくれる…「すごいな!」と思います。「春になっていく」という事は寒暖の上下を繰り返しながら暖かくなっていく、冬の寒さが和らぐ、という事は…案の定!〝暴走族〟の爆音が夜の町に響き始めるわけです。実に不愉快・迷惑な音です。目に余る行動や法に触れない限り警察が取り締まる事はないと思いますが、彼らの目的や意図、僕には到底理解出来ません。自分自身の挑戦や世間へのアピール、自己主張であるならば季節や気温は関係ないと思いますが、どれでもない!となると何なのでしょうか?!走る、にあたり他への迷惑を頭に入れて置いて欲しいものです。改造も経費がかかるでしょう。まあ、ガソリン代はそれほどでもないですが、それよりも何よりも事故のない様走って下さい。

【Rynten Impression】
今週は〝Bossa Nova(ボサノヴァ)〟の軌跡、と題そのVol.1。1950年代半ばから後半に変えてBossa Novaの草創期、名曲を作った〝João Gilberto(ジョアン・ジルベルト)〟2009年7月没、の音を辿っていきたいと思います。
・Chega de Saudade :1964年リリースのアルバム〝Getz &Gilberto (ゲッツ&ジルベルト)〟より。大ヒットし〝ボサノヴァ〟が世界中に広まる足がけになったアルバム。
・Doralice: アルバム〝Getz &Gilberto 〟より
・Bonfa Nova:1962年収録の〝Luiz Bonfa 〟のギター演奏。1959年映画〝黒いオルフェ〟の主題歌〝カーニバルのあさ〟の作者。
・The Girl from Ipanema: 1965年〝Nat King Cole〟のテイク。ボサノヴァはもともとブラジルのサンバとジャズが混ざっていった世界。逆に、特にアメリカではボサノヴァを聴き取り上げるJazzミュージシャンが多かった時代。

【Key Of R】
今日お届けするのはカバーで《Carole King(キャロル・キング)》の名曲《It’s Too Late》。《Neil Sedaka(ニール・セダカ)》の《Oh Carol 》のモデルは〝Carole King〟です。また、〝Carole King〟はアンサーソングとして《Oh Neil》という曲を作っています。お二人ともまだ若かりし頃のこと。1960年代〜1970年代にかけてアメリカンチャートを最も賑わせた女性シンガーと言えます。10代の頃からコンポーザーとして数多くのヒット曲を生み出し、1971年にソロシンガーとしても大成功。このきっかけになったのが、この年リリースされた《Tapestry(つづれおり)》というアルバム。アルバム自体、4ヶ月近くに渡りチャートトップ、グラミー賞4部門を獲り、この〝It’s Too Late〟がシングルカットされ当然ながらチャートNo.1。翌月にはこのアルバムに収録されたいた《You’ve Got A Freind(君の友達)》をカバーした《James Taylor》がチャートトップ。当時の音楽を総なめにした、と言ってもいいアルバムです。ソロで 8ビートでビート感を出すために若干叩く双方や淡々と刻むベースなども参考にして頂ければと思います。

【Ryntenダイアリ】
■北海道鷹栖住民センター〝ふらっと〟
一昨年夏から〝コロナ〟により訪れることが出来なかった為、約一年と7ヶ月ぶりの北海道でした。感無量ですね。ただ、経験済みだった冬の北海道は…雪がすごくて寒くて…改めて「過酷さ」を痛感した次第です(汗)。鷹栖では10数年前に一度演らせてもらったことがありましたが、それは別なホール。〝ふらっと〟は昨年できたばかりのウッディで綺麗なホールでした。

ロビーも素敵なデザイン。

中庭もありましたが、雪がこの通り。

コンサートでは、ステージ周りには透明なプレートで覆われ、自分の姿があちらこちらに写り、照れ臭いやら…(笑)。写真はリハーサル風景から。

このコロナ禍、足を運んでくれたお客さんは少なかったけど、来てくれた皆さんには〝感謝〟です。
終演後は市内に戻り「お疲れ様でした〜」の乾杯。開演時間が早かったので当然ながら終演時間も早く、呑む時間はたっぷりと(笑)。帰り際、記念写真を。マスクしてると誰が誰だかわからない(笑)。このコロナ禍の記念撮影という事で。

翌日は知人に会うために、列車に揺られて富良野へ。こちらの方が雪がすごい!

いつもお世話になってる皆さんにお会いできて嬉しかった。いきなりお邪魔し失礼しました〜(笑)。でも暖かく迎えてもらい楽しいひと時を過ごすさせて頂きました。
そして、東京に戻る日。早朝にマネージャーから「飛行機が欠航です!」の電話。まあ、昨夜、富良野でも大雪だったので「明日飛行機は飛ばないかもしれないよ。」と言われていたせいか、すぐに諦めた僕でした。(笑)。街中はこんなに雪が…。

夜には知り合いの寿司屋さんで一息、北海道最後の晩餐?(笑)

その翌日は晴天!やっと帰京できました〜。羽田に着いた瞬間、あの大雪から解放された感が…。やっぱり北海道はいろんな意味で凄い!お世話になったみなさん、有難うございました。感謝!しかしながら、スーツケースを雪道で転がして歩く、のは数年前大雪の東京で経験しましたが、やっぱり難儀だった(苦笑)。
お世話になった皆さん、有難うございました。感謝!

【Ryntenライブ】
●ライブ
・3月27日(土)群馬中之条「ツインプラザ交流館ホール」
※2月20日からの延期
https://www.town.nakanojo.gunma.jp/twinplaza/
14:00スタート 前1,000円 当1,500円 90名限定(先着順) 全席自由
主催:中之条大学 (問)中之条大学事務局 TEL 0279-76-3113

・4月9日(金)岡山笠岡「カフェド萌」
※3月5日からの延期
20:00スタート 2,000円(1ドリンク付)
問)同 TEL 0865-63-0511
http://cafedemoe.com

・4月29日(木祝)福岡朝倉「音茶〜昭和の日ライブ〜」
開場18:00〜O.A. 開演19:00〜岡崎倫典ライブ
前3.500円 当4,000円(要 1ドリンク)
※有料生配信あります。
配信は19:00よりスタート 2,100円 5月13日(木)23:59までご視聴できます。
(問)同 TEL 0946-52-3672 又は フィールドウイング TEL 0946-52-3671
http://www.asakura.ne.jp/onsa/

・5月4日(火祝)山口美弥市「Sonoda Coffee 」
※2020年9月20日からの延期
開場17:00 開演18:00 3,500円(1ドリンク付)
https://sonodacoffee.stores.jp/

・5月14日(金)東京「Back In Town」
※3月19日から延期
19:30スタート 料金:3,850円(要1フードと1ドリンクオーダー)
ゲスト:白井京子(アナウンサー)
(問)同 TEL 03-3353-4655
http://backintown.jp/index.php?z=114001

●セミナー
・4月10日(土)&11日(日)福山「バーカブロ」
※3月6日&7日からの延期
形態:グループレッスン(2名〜3名)
時間:50分 2枠1セット(50分×2)
料金:11,000円(税込)
(問)同 TEL 084-926-5966 または info@bar-caboulot.com
http://www.bar-caboulot.com

・5月5日(水祝)山口美弥市「Sonoda Coffee 」
形態:プライベートレッスン
時間:50分
料金:8,800円(税込)
https://sonodacoffee.stores.jp

●延期
3月19日(金)東京「Back In Town」→5月14日(金)

●中止
3月14日(日)鈴木康博&岡崎倫典@奈良ビバリーヒルズ40周年記念ライブ
4月10日(土)横浜「2021 Morris Finger Picking Day」本年度の開催はありません。
5月「東京ハンドクラフトフェス2021」本年度の開催はありません。

■アルバム/譜面集情報
●お知らせ

10年ぶりとなる、NEWアルバム「New Vistas」発売中

Eternal(エターナル) - Rynten plays Teresa Teng –
テレサ・テンとの夢のコラボレーションをスペシャルトラックとして収録。

譜面集『フィンガースタイルで弾くソロ・ギター名曲集 珠玉のメロディ20 (CD付)』