Rynten #756 インプレッション ”岡崎倫典:音楽絵巻” #53

2023年3月も終わり。如何お過ごしでしょうか。暖かくなり日も長くなりました。嬉しいものです。

さて、話はガラリと変わり…〝利き腕〟のお話。僕は〝左利き〟です。例えばハサミ。今でこそ利き腕に対応したものが出回っていますが、子供の頃ほとんどが右利き用でした。特に裁ちバサミなどは左利きの自分としてはとても使いにくかったのを覚えています。今使っている物の中で右利き用の為に使いにくい!と思うのがバターナイフ。今ではハサミと同じく両腕対応したものが多いと思うのですが、たまたま買いに行った百均になかったんです。売っていたのは右利き用でした。まあ、大した話ではないのですが…。大した話として、左利きの自分が何故右利きのギターを持ったのか?たまたま持ったギターが右利き用だった。でも、今考えると運命的なものを感じます。特に弦を押さえる右手の個性、と自分でも感じることがありますが、右利きの人たちが僕の曲を「コピーしにくい!」と感じる原因にもなっている気がします。そのあたり、いい部分もあり、そうでない部分でもあり、とプラスマイナスあり、ということで「右利きのギターを持って正解だったな。」と感じております。昔「君が左利きなら右利きのゴルフセットで始めるといいよ。」と言われたことがありましたが、結局ゴルフクラブを握ることはありませんでした。

【Opening】〝雲の上の小さな島〟オリジナルアルバム〝Promenade〟より

【Rynten Impression】岡崎倫典:音楽絵巻 Vol.53 1970年代〜1980年代のギターインスト《Pierre Bensusan その 2》1988年にリリースされた5thアルバム〝Spices〟からのピックアップです。4thアルバムから間が空きましたが、このアルバムは実にいいアルバムでベストだと思います。ギター1本とバンド編成との演奏の半々になっています。ケルティック・JAZZ・シャンソン・アフリカ音楽・アラブ系・タンゴ系などなどあらゆるジャンル、あらゆる国から影響を受け色々な時代からの影響も受け、7歳からピアノを弾き始めたり、と様々な色々なものが集結して〝Pierre Bensusan〟になっています。全ては〝Pierre Bensusan〟風です。ぜひ一度聴いて下さい。
使用しているギターはずっとイギリスの〝Lowden(ローデン)〟ギター。初めて彼の演奏を聴いた時も〝Lowden 〟でした。19インチのラックが積み上げられて機材が多かったのを記憶しています。
・La Feme Cambree(ラ・ファム・キャンブレ)1988年アルバム〝Spices〟より
・Mille Vallees(ミル・ヴァレ)〝Spices〟より:「よくこんな曲が書けるな?!」と思うほど素晴しい曲です。バンド演奏ですが、かなりのリハーサルを積んだのではないか、と思います。いきなり譜面を追いかけてここまでは出来ません。
・ Agadiramadan(アガディラマダン)〝Spices〟より:2013年『Encore』のLive音源からのピックアップ。ギター1本で演奏。
・The Last Pint(ザ・ラスト・パイント)〝Spices〟より:名曲です!

【Key of 】
番組最後は僕の生演奏をお届けします。今日お送りするのは〝Anji〟。ギターインストゥルメンタルの曲です。曲を書いたのは〝Davey Graham(デイビー・グレアム)〟。先週、今週と特集しました〝Pierre Bensusan〟も多大な影響を受けましたし、彼に影響を受けたアーティストやギターリストは多いと思います。イギリスのフォークシーンにの重要なポジションを持っている方でもあります。変則チューニングの中でも非常にオーソドックスで好んで使われているチューニング〝DADGAD〟を最初に世に広めた人としても名が知られています。
この曲は、特にギターフリークの方達にとって馴染みの深い曲で「初めてのギターインストでした。」という方も多いのではないでしょうか。僕自身もこの曲や〝Donovan(ドノバン)〟の〝Tangerine Puppet(タンジャリーン・パペット)〟等、かなりコピーしましたが、コピーしてもコピーしても「本当に一人で弾いているのか?!」という想いから逃れることが出来ませんでした。
(Youtube先での再生になります。)

■Ryntenダイアリ
【米子へ】
翌日のラジオ出演が早朝だったため、前日に米子〝鬼太郎空港〟へ。早速〝目玉おやじ〟がお出迎え〜。

空港から市内に向かうバスも〝鬼太郎〟

【ダラズFM出演@鳥取米子】
早朝8:30からの番組〝GENSHINの週末BANZAI〟の出演です。サテライトスタジオに入ったのは8時前。番組は8時からスタート、ということで、結局、なんとなく 8時からの出演!と相成りました〜。「眠い…」と言いながらの入り、でしたが朝から楽しかった〜!番組終わりでGENSHINさんと。GENSHINさんはお寺のご住職です。向かって左側にいるのが主催〝BEXX Yonago〟の〝新畑さん〟。今回も有難うございます!

夜には、僕も今回初めてライブをやらせて頂く〝ハイハイピカドス〟へ。この日は3バンドのライブ。2番登場の〝麻衣子〟さん率いるユニット、歌って踊って楽しいステージでした〜。米子では有名なんだそうです。お客さんも一緒に踊って…僕は観てるだけ(笑)。

【ライブ@ハイハイピカドス】
翌日は僕の2年ぶりの米子ライブ。いつも来てくれてた面々が…(涙)嬉しかった!
アンコールではお客さんから「僕にはこれは外せません!」と〝Thanks My Dear〟のリクエスト。みんなに盛り上げてもらいました。有難うございました!
写真はリハーサルから

【FMゆめウエーブ出演@岡山笠岡】
一日置いて…ずっと僕の番組をネットしてくださってる局。4月7日(金)「Cafe De 萌」ライブの宣伝のために出演させて頂きました。お天気が良くて気持ち良かった!

パーソナリティーの藤川さん、いつも有難うございます!

番組が終わってから〝Cafe de 萌〟でランチ。ママの手料理が美味しかった。ママ、有難う〜!

米子を離れる時に見た〝大山(だいせん)〟青空にそびえ立ってて綺麗でしたね。

【バースデー@福山バーカブロ】
福山滞在となればやはり〝バーカブロ〟には行かなくては…呑んでる最中、夜中を過ぎたあたり(まさに3月21日)にケーキが…(涙)。偶然に訪れた仲間たちもお祝いしてくれました。

【スタジオM@愛知江南】
4年ぶりのライブでした。感無量。

アンコールでは〝水野社長〟自らケーキを運んでくれプレゼントの焼酎まで(涙)。社長、有難う〜!

なんやかんやで米子ー笠岡ー福山ー江南と久しぶりの長いツアーになりましたが、幸せなツアーでした。みなさん、有難うございました!
東京に戻る時の〝霊峰富士〟青空に映えて綺麗だった!

■アルバム/譜面集情報
譜面集『フィンガースタイルで弾くソロ・ギター名曲集 至宝のメロディ20 (CD付)』

譜面集【New Vistas】発売!
2021年3月20日 KMP出版より 2,500円+税
AMAZONで販売中。


10年ぶりとなる、NEWアルバム「New Vistas」発売中

Rynten #755 インプレッション ”岡崎倫典:音楽絵巻” #52

3月半ばになりました。今月上旬、東京では暖かい日が続きました。天気がいいのもさることながら、例年にない気温の高さでした。さらには、3月に入ったばかりだというのに半袖姿が多かったですね。皆さんのお住いの地域でも同じような光景が見られたのではないか、と思います。如何お過ごしでしょうか。

桜の開花予想も例年になくかなり早い。既にあちらこちらで開花しているんじゃないでしょうか。日本の桜井開花の先陣を切っているのは、福岡・高知・東京。東北仙台では3月下旬には満開を迎えるのではないか、ということです。何が影響しているのでしょうか。今年だけの現象ではないと思います。少しづつ気候が変わってきている…少しづつ温暖化が進んでいる…そう感じざるをえない。入学式、といえば桜の満開と同じ時期だった記憶があります。例えば、小学校一年生、買ったばかりの国語の教科書を開いた時に真っ先に目に飛び込んできた1行目には「さいた、さいた、さくらがさいた」。その教科書を読み上げる窓には桜が咲いていた時代だったと思います。今の時代は、小学校だけでなく、社会人も含めて新生活が始まる頃に、桜は葉桜になっている…。このままいくとどうなるのか?いつか正月にお花見、なんてことはありえない、とは言えないかもしれません。でも、暖かくなるのは嬉しいですね。

【Opening】〝贈る言葉〟〜フィンガースタイルで弾くソロギター名曲・集追憶のメロディーより

【Rynten Impression】岡崎倫典:音楽絵巻 Vol.52 1970年代〜1980年代のギターインスト〝Pierre Bensusan(ピエール・ベンスーザン) その1〟昨年、ゲストや追悼で一時中断していました〝音楽絵巻〟に戻ります。1980年代の双璧は〝Michael Hedges(マイケル・ヘッジス)〟と〝Pierre Bensusan〟だと思っています。そう思われている方も多いのではないでしょうか。Pierre Bensusanには、数回お会いしたことがありますが背が高い!ですから手も大きく指のスパンがやたらと長い。フレットを押さえる写真や動画がありますが、真似できない。一度「桜」を教えたことがあります。セーハした上で(人差し指で押さえ)小指で弾いてました。Pierre Bensusan は1975年1stアルバム 18歳でデビュー。その頃はブルーグラス系が多くフラットマンドリン奏者として多くのアーティストに同行。そこからキャリアがスタートしています。〝DADGAD〟チューニングを操る第一人者であり彼のスタンダードとして使っています。
・Si, Beag, Si Mor & The Rakish Paddy:1979年3rdアルバム〝Musiques〟より 2曲メドレーで演奏されています。
・ Adios Muchachos:アルバム〝Musiques〟より メキシコの楽曲タンゴ 聴いた事があるのではないでしょうか。よくカヴァーされる楽曲でもあります。
・ Palomita Blanca:アルバム〝Musiques〟より 2本のギターアンサンブルでレコーディングされています。本人によるオーバーダイビング
・Nice Feeling:1981年4thアルバム『Solilai』に収録されていますが2013年アルバム『Encore』Live音源からのピックアップ。

【Key of R】
番組最後は僕の生演奏をお届けします。今日、お送りするのは〝Annie Laurie(アニー・ローリー)〟スコットランドの曲。1682年17世紀〜18世紀にかけて、実際にあった、そして実在した女性の話です。Annie Laurieは若くしてWilliam Douglas という男性と恋に落ちましたが、当時の家同士の対立により実現できませんでした。William Douglas は傷心の中で詩をしたためました。1700年頃に書かれたと言われています。19世紀に入ってからその詩を元に曲が生まれました。曲を書いたのは、1838年スコットランドのAlicia Scottという女性。1854年のクリミア戦争の時歌集に取り上げられ、やがて軍楽隊も演奏する様になり、そして一斉に世に広まっていきました。日本でも文部省唱歌として取り上げられった時期もあった様です。日本でもよく知られた名曲ですね。
(Youtube先での再生になります。)

■Ryntenダイアリ
【ツインプラザ交流ホール@群馬中之条町】
毎年ライブをやらせていただいてるホール。僕の好きなホールの一つでもあります。とってもいい空間なんです。お天気にも恵まれ澄んだ空気と緑の景色を堪能しました。

入り口にはこんなマットが…〝中之条町〟のマスコットなんです。

リハーサル

この日は3月11日 〝東日本大震災〟から12年目です。ライブ中、会場の皆さんと一緒に黙祷を捧げました。さすがに14:16ぴったりに、とはいきませんが14:45頃に。中之条町でも町内アナウンスが…。12年前の3月11日を思い出していました。黙祷のあとは、この大震災で亡くなられた方々へ「Requiem」を演奏させて頂きました。

さて、ライブはというと、会場の皆さんに盛り上げて頂きました。僕も楽しかった〜。あっという間に時間は過ぎて行きましたねえ。
終演後の食事会も今年はなし!コロナ規制は緩んでいるものの、まだ収束はしていない、ということで帰り際に館長の〝富沢さん〟のお声がけでスタッフ全員がステージに集まり「お疲れ様でした!」のご挨拶。
富沢さんは、昨年で一区切りした〝野反湖フィールドフォークコンサート〟の主催者(リーダー)なんです。もうコンサートがなくなってしまいましたが、こうやってお会いできるのが本当に嬉しかった。もちろん、野反湖のスタッフの皆さんもボランティアでお手伝いにきて、懐かしい再会!嬉しかった〜!

僕もちょっとだけご挨拶
中之条公民館のスタッフのみなさんの暖かいお気づかいに感謝しつつ「また、来年お会いしましょう!」

【SUMI工房@長野上田】
翌日はギターのメンテに久しぶりに〝鷲見工房〟へ。この日もいいお天気でしたね。
夜には、少し早めの僕のバースデーをお祝いしてくれました。ありがとう〜!温泉に入ったり贅沢な時間を過ごさせてもらいました。

【とある日】
今月あたま東京〝Back In Town〟での〝倫忠でござる〟ライブの打ち上げを開催(笑)。そこに偶然にも東京に滞在中だった、仕事を終えた某イケメンギターリストも急遽参加。みんなでしゃぶしゃぶをつつきながらワイワイと。楽しかった〜。

【Rynten Live】
★ソロライブ
・3月21日(祝火)愛知江南「スタジオM」
16:00スタート 4,000円(1ドリンク付)
(問)同 TEL 0587-53-6416
http://www.studio-m.net

・4月7日(金)岡山笠岡「カフェ・ド・萌」※予約受付はありません。直接、お店までお越し下さい。
20:00スタート 2,000円(1ドリンク付)
(問)同 TEL 0865-63-5293
http://cafedemoe.com

・4月29日(祝土)福岡朝倉「音茶〜岡崎倫典昭和の日ライブ」
同時配信(twicas):2500円 5月13日23:59まで視聴できます。
https://twitcasting.tv/c:onsaasakura/shopcart/221798
ライブ:19:00スタート 前3,500円 当4,000円(要オーダー)
(問)同 TEL 0946-62-3672  又は フィールドウイング TEL 0946-52-3671 http://www.asakura.ne.jp/onsa/

・5月2日(火)宮崎高鍋「Jazz Spot Dolphy」
19:30スタート 前3,000円 当3,500円(1ドリンク付)
(問)同 TEL 090-9584-0388 (藤沢)
または キャベツ・ひまわり ながとも農家 090-1165-6752 (永友)
https://www.mapion.co.jp/phonebook/M01014/45401/24530090511/

・5月4日(祝木)三重四日市「Galliver」
19:00スタート 前3,500円 当4,000円(要オーダー)
(問)同 TEL 059-346-7321
http://www.galliver.gr.jp

・5月8日(土)広島「 Cafe Jive」
18:30スタート 前3,500円 当4,000円(要オーダー)
(問)同 TEL 082-246-2949
http://prosv8.tok2.com/~livecafejive/

・5月14日(日)奈良「ビバリーヒルズ」
18:00スタート 前3,500円 当4,000円(いずれも要2オーダー)
(問)同 0742-26-7444
https://flower6.jp/access.html

★イベント出演
・3月25日(土)フィンガーピッキングデイ@横浜赤レンガ倉庫 1号館 3F
コンテスト;12:30スタート
ゲストライブ:16:30スタート 19:00終演
入場料:前3,200円 当3,500円(当日11:30am発売開始)
※7才以下は無料、未就学児童の入場可。全自由席(前売り優先)
チケット:チケットぴあ:Pコード 236262
http://ticket.pia.jp/pia/event.ds?eventCd=2303099
(問)モリダイラ楽器 TEL 03-3862-1641
https://moridaira.jp/fingerpicking

・5月27日(土)「東京ハンドクラフトギターフェス」@東京錦糸町「すみだ産業会館 8Fサンライズホール」
スーパーアコースティックライブ「岡崎倫典出演」16:00〜16:40
入場料:1,600円(1日のみ有効)チケットは当日、受付での販売のみ。
https://handcraftguitar.jp/

★セミナー開催
・4月8日(土)&9日(日)広島福山「バーカブロ」
形態:全グループレッスン(2名〜3名)
時間と料金:1回50分を2回ワンセット 11,000円(消費税込)
内容:岡崎倫典のオリジナルからカバー、また、フォークソング伴奏なども伝授します。
(問)バーカブロ info@bar-caboulot.com
http://www.bar-caboulot.com

・4月28日(金)16:00〜
形態:プライベートレッスン
時間/料金:60分 10,000円(税込)
内容:自由課題
(問)同 TEL 0946-62-3672  又は フィールドウイング TEL 0946-52-3671
http://www.asakura.ne.jp/onsa/

・5月13日(土)大阪八尾「F2音楽教室」
形態:プライベートレッスン
時間/料金:50分 11,000円(税込)
内容:自由課題
(問)同 TEL 0120-448-112 または 072-923-8111
https://f2music.com/special01/index.html

■アルバム/譜面集情報
譜面集『フィンガースタイルで弾くソロ・ギター名曲集 至宝のメロディ20 (CD付)』

譜面集【New Vistas】発売!
2021年3月20日 KMP出版より 2,500円+税
AMAZONで販売中。


10年ぶりとなる、NEWアルバム「New Vistas」発売中

Rynten #754 インプレッション ”追悼〝 Burt Bacharach〟 Vol.2″

個人的な話からスタートで恐縮ですが。間も無く誕生日を迎えます。「よくぞここまで生きて来たな。」と感慨深いものがあります。いかがお過ごしでしょうか。

話は2月に遡ります。〝JAXA〟数十年ぶりの〝H3〟ロケット。2月17日、失敗したとニュースで流れました。メインエンジンには点火したものの補助ロケットエンジンに点火しなかった、との事。JAXA自身は「失敗」という言葉は使わず「中止」ということがで説明されていました。いずれにしろ、その悔しさは痛いほど伝わって来ますし、僕自身も含めてみんなが悔しかったのではないかと思います。3月10日までに再度打ち上げを目指しましたが、これもまた失敗に終わってしまいました。
それまで「日本」と書かれていたロゴが「JAPAN」に改められ、意気込みを感じるものがありましたね。残念です。
ちょっと気になったのが、中心になって開発していた三菱重工業。その三菱重工業が開発に携わっていた〝旅客機〟。「どうなっているんだろう?」と思っていたら、2月に入ってすぐ開発中止を発表しました。結局、6度の納入延期で事実上の撤退、となったわけです。これに公的資金がどれだけ使われていたのか?何十億?何千億?想像できませんが、今現在、ニュースや国会での議論に登場していません。いずれあるかと思いますが。ANAやJALの機材計画、これにもかなり影響してくるのではないでしょうか。先日搭乗した際に読んだJALの機内誌。「三菱旅客機が飛ぶ」と書かれていましたが、未だに混迷状態の様ですから、気になるところではあります。ロケットも旅客機も日本のモノづくりの原点・中核である重工業はどこに向かうのでしょうか。

【Opening】Shape of My Heart〜フィンガースタイルで弾くソロギター名曲集 至宝のメロディーより

【Rynten Impression】追悼:Burt Bacharach その2 今年2月8日に亡くなりました。僕の音楽絵巻を彩ったアーティストの中の一人でもあります。僕の音楽黎明期から耳にした曲たちを紹介します。
・Raindrops Keep Fallin’ on My Head (雨にぬれても) / 歌・ B.J.Thomas:1969年リリース 映画「明日に向かって撃て」の主題歌 このレコーディング時、B.J.Thomasは風邪をひいていたという逸話があります。その声のおかげで大ヒットに繋がったのかもしれません。
・I’ll Never Fall in Love Again (恋よ、さようなら) / 歌・Dionne Warwick:1970年同タイトルのアルバムがリリースされましたが、それに先駆けて1969年にシングルリリースされました。もともとはブロードウエイミュージカル〝Promises, Promises〟のために書かれBurt Bacharach もリリース。直後、Dionne Warwicテイクが大ヒット。グラミー賞最優秀女性歌唱賞を獲得。あの〝Chet Atkins 〟もカバーしています。
・Arthur’s Theme (ニューヨーク・シティ・セレナーデ) / 歌・Christpher Cross:1981年映画〝Mr.Auther’s〟の主題曲 Christpher Cross最大のヒット曲と言っていいかもしれません。アカデミー賞最優秀歌曲賞を獲得 これまでは〝Burt Bacharach〟と〝HaL David〟のゴールデンコンビでしたが、このあたりから〝HaL David〟から〝Carole Bayer Sager(キャロル・ベイアセイガー)〟になりました。
・That’s What Friends are For (愛のハーモニー) / 歌・Dionne Warwick & Friends(Featuring Elton John, Gladys Knight & Stevie Wonder)1982年〝ロッドステュアート〟がリリースしてましたが、同年、Dionne Warwick & Friendsが映画サウンドトラック〝Night Shift(ラブインニューヨーク)〟に収録。1985年Dionne Warwickが歌い全米ヒットチャート1位を獲りました。

【Key of R】
番組最後は僕の生演奏をお届けします。今日、お送りするのは〝Dionne Warwick〟のテイクで〝I’ll Never Fall in Love Again (恋よ、さようなら)〟元々はブロードウエイミュージカル〝Promises, Promises〟のタイトル曲として作られた曲。そのもとは1960年の映画「鍵貸します」をミュージカル化した。Burt Bacharach自身が演奏したテイクがリリースされましたが、このオリジナルアルバム〝Jill O’Hara & Jerry Orbach〟によって歌われました。これが初出です。この曲がリリースされてから1年〜2年の間にかなりの数のアーティストがカバーしています。Burt Bacharachはもちろん〝Shirley Bassey 〟〝John Mathis〟〝Bobbie Gentry〟〝Jack Jones〟〝Bobby Vinton〟〝Carpentars〟など他にも多くいます。海外のカバーの速さは凄いですね。いい曲には目がない、飛びつく。そして見極める力も凄いのでしょう。
(Youtube先での再生になります。)

■Ryntenダイアリ
【倫忠でござる!岡崎倫典×吉川忠英ジョイントライブ@東京Back In Town】

久しぶりの〝倫忠〟は、なんと!23年ぶりなんだそうです。ファンの方が教えてくれました。時間の早さにびっくり!です。僕は「十年ぶりくらいかなあ。」と思っていたんですが(苦笑)。
そのライブ、お陰様で「満員御礼」となり、僕も忠英さんも気合十分。有難いですね。

忠英さんとのジョイントライブ、あの曲、この曲と楽しかった〜。足を運んで頂いたみなさんにも楽しんで頂けた様で、僕らも嬉しいです。

このライブの前日にやったリハーサル。なかなかいい感じで出来上がったんです。

さらに遡る事約1ヶ月前に軽く打ち合わせも。

この〝倫忠〟は、年に1回のペースでやりたいな、と話し合ってます。
コロナもまだ収束していない中、ご来場くださった皆さん、有難うございました!(涙)

【Rynten Live】
★ソロライブ
・3月18日(土)鳥取米子市「岡崎倫典ライブ2023@Live Bar HI! HIGH? PECADOSS(ハイハイピカドス)」
O.A.あり 19:00スタート 前3,500円 当4,000円(要ドリンク 500円)小学生以下無料
(問)BEXX Yonago bexx.info@gmail.com

・3月21日(祝火)愛知江南「スタジオM」
16:00スタート 4,000円(1ドリンク付)
(問)同 TEL 0587-53-6416
http://www.studio-m.net

・4月7日(金)岡山笠岡「カフェ・ド・萌」※予約受付はありません。直接、お店までお越し下さい。
20:00スタート 2,000円(1ドリンク付)
(問)同 TEL 0865-63-5293
http://cafedemoe.com

・4月29日(祝土)福岡朝倉「音茶〜岡崎倫典昭和の日ライブ」
同時配信(twicas):2500円 5月13日23:59まで視聴できます。
https://twitcasting.tv/c:onsaasakura/shopcart/221798
ライブ:19:00スタート 前3,500円 当4,000円(要オーダー)
(問)同 TEL 0946-62-3672  又は フィールドウイング TEL 0946-52-3671 http://www.asakura.ne.jp/onsa/

・5月2日(火)宮崎高鍋「Jazz Spot Dolphy」
19:30スタート 前3,000円 当3,500円(1ドリンク付)
(問)同 TEL 090-9584-0388 (藤沢)
または キャベツ・ひまわり ながとも農家 090-1165-6752 (永友)
https://www.mapion.co.jp/phonebook/M01014/45401/24530090511/

・5月4日(祝木)三重四日市「Galliver」
19:00スタート 前3,500円 当4,000円(要オーダー)
(問)同 TEL 059-346-7321
http://www.galliver.gr.jp

・5月8日(土)広島「 Cafe Jive」
18:30スタート 前3,500円 当4,000円(要オーダー)
(問)同 TEL 082-246-2949
http://prosv8.tok2.com/~livecafejive/

・5月14日(日)奈良「ビバリーヒルズ」
18:00スタート 前3,500円 当4,000円(いずれも要2オーダー)
(問)同 0742-26-7444
https://flower6.jp/access.html

★イベント出演
・3月25日(土)フィンガーピッキングデイ@横浜赤レンガ倉庫 1号館 3F
コンテスト;12:30スタート
ゲストライブ:16:30スタート 19:00終演
(問)モリダイラ楽器 TEL 03-3862-1641 平日10:00〜18:00
https://moridaira.jp/fingerpicking

・5月27日(土)「東京ハンドクラフトギターフェス」@東京錦糸町「すみだ産業会館 8Fサンライズホール」
スーパーアコースティックライブ「岡崎倫典出演」16:00〜16:40
入場料:1,600円(1日のみ有効)チケットは当日、受付での販売のみ。
https://handcraftguitar.jp/

★セミナー開催
・4月8日(土)&9日(日)広島福山「バーカブロ」
形態:全グループレッスン(2名〜3名)
時間と料金:1回50分を2回ワンセット 11,000円(消費税込)
内容:岡崎倫典のオリジナルからカバー、また、フォークソング伴奏なども伝授します。
(問)バーカブロ info@bar-caboulot.com
http://www.bar-caboulot.com

・4月28日(金)16:00〜
形態:プライベートレッスン
時間/料金:60分 10,000円(税込)
内容:自由課題
(問)同 TEL 0946-62-3672  又は フィールドウイング TEL 0946-52-3671
http://www.asakura.ne.jp/onsa/

・5月13日(土)大阪八尾「F2音楽教室」
形態:プライベートレッスン
時間/料金:50分 11,000円(税込)
内容:自由課題
(問)同 TEL 0120-448-112 または 072-923-8111
https://f2music.com/special01/index.html

■アルバム/譜面集情報
譜面集『フィンガースタイルで弾くソロ・ギター名曲集 至宝のメロディ20 (CD付)』

譜面集【New Vistas】発売!
2021年3月20日 KMP出版より 2,500円+税
AMAZONで販売中。


10年ぶりとなる、NEWアルバム「New Vistas」発売中

Rynten #753 インプレッション ”追悼〝 Burt Bacharach〟 Vol.1″

つい先日、年が明けたと思ったら、もう弥生3月です。ご機嫌いかがでしょうか。
〝中央FM〟スタジオのすぐ近くにある〝河津桜〟が咲き誇っています。春の先陣を切って…というところでしょうか。場所によってはまだまだ寒い日が続く季節ではありますが。

さて、お便りをご紹介します。久しぶりですね、〝KM〟さんから。
『近くの公園内の池には、冬になると渡り鳥がたくさんやってきて、週末は家族連れの子供たちが楽しそうにパンの餌やりをしています。私も時々食パン1斤抱えて行くのですが、あのクリッとした目で一心に催促してくる姿が何とも可愛い。また、数十匹の猫もいます。そのうち数猫は人慣れしていて、ゆっくり近づいて撫でるとゴロゴロ言い始めるのですが、ある時パッと逃げられたことがあります。いえ、逃げたのではなく、定期的に猫用カリカリを持ってくる人の姿を見つけて駆け寄って行ったのでした。しっかり人間を見分けてます。猫の記憶力って、すごいです。』鳥と猫のお話ですね。つい先日、我が家に通ってくる野良猫ちゃんの話をしました。餌を出す時に窓を開け網戸を開けて…ですが餌を出している最中は1メートルほど離れてジーッとこちらを見ています。網戸を閉めても来ない。サッシを閉めても来ない。こちらを怪訝な顔で見ています。そしてロックをかけた瞬間に餌に飛びつく…この記憶力は頂いたお便りの「猫の記憶力」と共通するものがあるのではないかな、と思いました。猫の記憶力、ルーティンと言っていいでしょう。凄い!と思います。その猫の記憶力に比べて人間の記憶力というのはどうなっているのでしょうか?忌まわしい記憶、色々な過去の記憶が徐々に薄れていき、結局元の木阿弥になりかねない。そんな状況がかい間見える昨今であります。この先、どう変わって行くのか?あるいは人間が猫の様に目を覚ますのか?見どころであります。

【Opening】
〝時代〟〜フィンガースタイルで弾くソロギター名曲集 追憶のメロディー

【Rynten Impression】
追悼:Burt Bacharach(バート・バカラック) その1 1月2月はゲストをお迎えしたり、僕の音楽絵巻を彩ってくれた〝Jeff Beck〟〝Crosby〟の追悼をお届けしましたが、今回お届けする〝Burt Bacharach〟もまた、僕の音楽絵巻を彩ってくれました。年代順に追ってご紹介していきます。
・Baby It’s You / 歌・The Shirelles(シュレルズ):1961年リリース Burt Bacharachがヒットチャートに登った最初の曲。この直後Beatlesがカバーしましたのでこちらのテイクで知ってる方が多いのではないでしょうか。The Shirellesは全米8位、Beatlesは全英7位1963年リリースの〝Please Please Me〟に収録されています。
・Close to You (遥かなる影) / 歌・Carpenters:最初にリリースしたのは1963年〝Richard Chamberlain(リチャード・チェンバレン)ー〟でした。他にもかなり著名なアーティストがカバーしていますが、日本ではCarpentersのテイクが馴染みが深いと思います。Carpentersとして最初に全米第1位を獲った曲でもあります。僕もステージでよく演奏します。その時には第1曲目。複雑でなくシンプルで弾いてて気持ちいいんです。
・I Say a Little Prayer (小さな願い) / 歌・Aretha Franklin(アレサ・フランクリン):1968年リリースアルバム〝Aretha Now〟に収録。原曲は1967年〝Dionne Warwick(ディアンヌ・ワーウイック)〟。Aretha Franklinのテイクには色々ありますが、このテイクはコーラスが先。後追いでAretha Franklinというゴスペル調。これもまたArethaならでは!さすがです。僕もこの曲のAretha Franklinのいろんなテイクを聴いて見たいと思っています。
・Do You Know the Way to San Jose? (サン・ホセへの道)/ 歌・Dionne Warwick:この楽曲もいろんなアーティストがカバーしていますが、1969年Dionne Warwickが歌ってヒットしました。Burt BacharachとDionne Warwickは切っても切れない深い縁を持っています。お互いがいなければ二人ともここまで世界的なシンガーにならなかったのでは?と思います。1969年のテイク。

【Key of R】
番組最後は僕の生演奏をお届けします。今日お送りするのは〝Carpenters〟の〝Close to You (遥かなる影)〟。僕がステージでよく演奏する曲です。
一つ逸話があります。間奏に〝フリューゲルホルン〟のソロが入ってきます。当初、Carpentersが所属するレコード会社〝A&M〟の創設者の一人である〝Herb Alpert(ハーブ・アルパート)〟に依頼。彼は〝The Tijuana Brass(ティファナ・ブラス)〟というグループリーダーでもあり〝蜜の味〟や〝Bittersweet Samba(ビタースイートサンバ)〟のヒット曲があります。この〝Bittersweet Samba〟という曲はラジオ番組〝オールナイトニッポン〟のテーマ曲として何十年も使われていますので、そちらで耳にされた方も多いのではないでしょうか。その演奏が〝Herb Alpert〟です。
話は戻りますが、Herb Alpertへの依頼がNGとなり、スタジオミュージシャンの〝Chuck Findley(チャックフィンドレー)〟に。まるでHerb Alpertの様な演奏を収録できた、という事です。素晴らしい演奏ではあります。
何年前になるでしょうか。アメリカのクラッシックギターリスト〝Muriel Anderson(ミリエル・アンダーソン)〟の東京公演を観に行った事があります。その時に1曲目に演奏したのは驚きでした。でも嬉しかったですね。
(Youtube先での再生になります。)

■Ryntenダイアリ
【バースデープレゼント】
いつもお世話になっている〝中央FM〟の〝小松社長〟からジーンズ生地のシャツをプレゼントしてもらいました〜。ジーンズのメッカ〝岡山産〟です。嬉しい!早速翌日に着て出かけたのは言うまでもありません(笑)。

【とあるパーティーにて】
僕の番組にもゲストで来て頂いたりライブでもご一緒したり…で日頃から仲良く?してもらっているウクレレの〝勝さん〟も一緒にちょっとだけ演奏して来ました。この写真では勝さんはフォークソングを熱唱。僕はアコースティックベースを弾いてます。後ろでギターを弾いているのはスタッフの〝金沢さん〟。後ろでカフォーンを叩いている〝土屋さん〟…写ってない!
いつもと違ったポジションで、楽しかったですねえ。ベースにハマりそう…(笑)。

【Rynten Live】
★ソロライブ
・3月11日(土)「中之条大学公開講座・岡崎倫典ギターコンサート」@群馬中之条・交流プラザツインホール
14:00スタート 2,000円
(問)中之条町立公民館(中之条大学) TEL0279-76-3113

・3月18日(土)鳥取米子市「岡崎倫典ライブ2023@Live Bar HI! HIGH? PECADOSS(ハイハイピカドス)」
O.A.あり 19:00スタート 前3,500円 当4,000円(要ドリンク 500円)小学生以下無料
(問)BEXX Yonago bexx.info@gmail.com

・3月21日(祝火)愛知江南「スタジオM」
16:00スタート 4,000円(1ドリンク付)
(問)同 TEL 0587-53-6416
http://www.studio-m.net

・4月7日(金)岡山笠岡「カフェ・ド・萌」※予約受付はありません。直接、お店までお越し下さい。
20:00スタート 2,000円(1ドリンク付)
(問)同 TEL 0865-63-5293
http://cafedemoe.com

・4月29日(祝土)福岡朝倉「音茶〜岡崎倫典昭和の日ライブ」
19:00スタート 前3,500円 当4,000円(要オーダー)
(問)同 TEL 0946-62-3672  又は フィールドウイング TEL 0946-52-3671 http://www.asakura.ne.jp/onsa/

・5月2日(火)宮崎高鍋「Jazz Dolphy」…詳細未定

・5月4日(祝木)三重四日市「Galliver」
19:00スタート 前3,500円 当4,000円(要オーダー)
(問)同 TEL 059-346-7321
http://www.galliver.gr.jp

・5月8日(土)広島「 Cafe Jive」
18:30スタート 前3,500円 当4,000円(要オーダー)
(問)同 TEL 082-246-2949
http://prosv8.tok2.com/~livecafejive/

・5月14日(日)奈良「ビバリーヒルズ」
18:00スタート 前3,500円 当4,000円(いずれも要2オーダー)
(問)同 0742-26-7444
https://flower6.jp/access.html

★イベント出演
・3月25日(土)フィンガーピッキングデイ@横浜赤レンガ倉庫 1号館 3F
コンテスト;12:30スタート
ゲストライブ:16:30スタート 19:00終演
(問)モリダイラ楽器 TEL 03-3862-1641 平日10:00〜18:00
https://moridaira.jp/fingerpicking

★セミナー開催
・4月8日(土)&9日(日)広島福山「バーカブロ」
形態:全グループレッスン(2名〜3名)
時間と料金:1回50分を2回ワンセット 11,000円(消費税込)
内容:岡崎倫典のオリジナルからカバー、また、フォークソング伴奏なども伝授します。
(問)バーカブロ info@bar-caboulot.com
http://www.bar-caboulot.com

・5月13日(土)大阪八尾「F2音楽教室」
形態:全プライベートレッスン
時間と料金:50分 11,000円(消費税込)
内容:自由課題
(問)同 TEL 072-923-8112 または フリーダイヤル 0120-448-112
https://f2music.com/special01/index.html

■アルバム/譜面集情報
譜面集『フィンガースタイルで弾くソロ・ギター名曲集 至宝のメロディ20 (CD付)』

譜面集【New Vistas】発売!
2021年3月20日 KMP出版より 2,500円+税
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10年ぶりとなる、NEWアルバム「New Vistas」発売中