Rynten #755 インプレッション ”岡崎倫典:音楽絵巻” #52

3月半ばになりました。今月上旬、東京では暖かい日が続きました。天気がいいのもさることながら、例年にない気温の高さでした。さらには、3月に入ったばかりだというのに半袖姿が多かったですね。皆さんのお住いの地域でも同じような光景が見られたのではないか、と思います。如何お過ごしでしょうか。

桜の開花予想も例年になくかなり早い。既にあちらこちらで開花しているんじゃないでしょうか。日本の桜井開花の先陣を切っているのは、福岡・高知・東京。東北仙台では3月下旬には満開を迎えるのではないか、ということです。何が影響しているのでしょうか。今年だけの現象ではないと思います。少しづつ気候が変わってきている…少しづつ温暖化が進んでいる…そう感じざるをえない。入学式、といえば桜の満開と同じ時期だった記憶があります。例えば、小学校一年生、買ったばかりの国語の教科書を開いた時に真っ先に目に飛び込んできた1行目には「さいた、さいた、さくらがさいた」。その教科書を読み上げる窓には桜が咲いていた時代だったと思います。今の時代は、小学校だけでなく、社会人も含めて新生活が始まる頃に、桜は葉桜になっている…。このままいくとどうなるのか?いつか正月にお花見、なんてことはありえない、とは言えないかもしれません。でも、暖かくなるのは嬉しいですね。

【Opening】〝贈る言葉〟〜フィンガースタイルで弾くソロギター名曲・集追憶のメロディーより

【Rynten Impression】岡崎倫典:音楽絵巻 Vol.52 1970年代〜1980年代のギターインスト〝Pierre Bensusan(ピエール・ベンスーザン) その1〟昨年、ゲストや追悼で一時中断していました〝音楽絵巻〟に戻ります。1980年代の双璧は〝Michael Hedges(マイケル・ヘッジス)〟と〝Pierre Bensusan〟だと思っています。そう思われている方も多いのではないでしょうか。Pierre Bensusanには、数回お会いしたことがありますが背が高い!ですから手も大きく指のスパンがやたらと長い。フレットを押さえる写真や動画がありますが、真似できない。一度「桜」を教えたことがあります。セーハした上で(人差し指で押さえ)小指で弾いてました。Pierre Bensusan は1975年1stアルバム 18歳でデビュー。その頃はブルーグラス系が多くフラットマンドリン奏者として多くのアーティストに同行。そこからキャリアがスタートしています。〝DADGAD〟チューニングを操る第一人者であり彼のスタンダードとして使っています。
・Si, Beag, Si Mor & The Rakish Paddy:1979年3rdアルバム〝Musiques〟より 2曲メドレーで演奏されています。
・ Adios Muchachos:アルバム〝Musiques〟より メキシコの楽曲タンゴ 聴いた事があるのではないでしょうか。よくカヴァーされる楽曲でもあります。
・ Palomita Blanca:アルバム〝Musiques〟より 2本のギターアンサンブルでレコーディングされています。本人によるオーバーダイビング
・Nice Feeling:1981年4thアルバム『Solilai』に収録されていますが2013年アルバム『Encore』Live音源からのピックアップ。

【Key of R】
番組最後は僕の生演奏をお届けします。今日、お送りするのは〝Annie Laurie(アニー・ローリー)〟スコットランドの曲。1682年17世紀〜18世紀にかけて、実際にあった、そして実在した女性の話です。Annie Laurieは若くしてWilliam Douglas という男性と恋に落ちましたが、当時の家同士の対立により実現できませんでした。William Douglas は傷心の中で詩をしたためました。1700年頃に書かれたと言われています。19世紀に入ってからその詩を元に曲が生まれました。曲を書いたのは、1838年スコットランドのAlicia Scottという女性。1854年のクリミア戦争の時歌集に取り上げられ、やがて軍楽隊も演奏する様になり、そして一斉に世に広まっていきました。日本でも文部省唱歌として取り上げられった時期もあった様です。日本でもよく知られた名曲ですね。
(Youtube先での再生になります。)

■Ryntenダイアリ
【ツインプラザ交流ホール@群馬中之条町】
毎年ライブをやらせていただいてるホール。僕の好きなホールの一つでもあります。とってもいい空間なんです。お天気にも恵まれ澄んだ空気と緑の景色を堪能しました。

入り口にはこんなマットが…〝中之条町〟のマスコットなんです。

リハーサル

この日は3月11日 〝東日本大震災〟から12年目です。ライブ中、会場の皆さんと一緒に黙祷を捧げました。さすがに14:16ぴったりに、とはいきませんが14:45頃に。中之条町でも町内アナウンスが…。12年前の3月11日を思い出していました。黙祷のあとは、この大震災で亡くなられた方々へ「Requiem」を演奏させて頂きました。

さて、ライブはというと、会場の皆さんに盛り上げて頂きました。僕も楽しかった〜。あっという間に時間は過ぎて行きましたねえ。
終演後の食事会も今年はなし!コロナ規制は緩んでいるものの、まだ収束はしていない、ということで帰り際に館長の〝富沢さん〟のお声がけでスタッフ全員がステージに集まり「お疲れ様でした!」のご挨拶。
富沢さんは、昨年で一区切りした〝野反湖フィールドフォークコンサート〟の主催者(リーダー)なんです。もうコンサートがなくなってしまいましたが、こうやってお会いできるのが本当に嬉しかった。もちろん、野反湖のスタッフの皆さんもボランティアでお手伝いにきて、懐かしい再会!嬉しかった〜!

僕もちょっとだけご挨拶
中之条公民館のスタッフのみなさんの暖かいお気づかいに感謝しつつ「また、来年お会いしましょう!」

【SUMI工房@長野上田】
翌日はギターのメンテに久しぶりに〝鷲見工房〟へ。この日もいいお天気でしたね。
夜には、少し早めの僕のバースデーをお祝いしてくれました。ありがとう〜!温泉に入ったり贅沢な時間を過ごさせてもらいました。

【とある日】
今月あたま東京〝Back In Town〟での〝倫忠でござる〟ライブの打ち上げを開催(笑)。そこに偶然にも東京に滞在中だった、仕事を終えた某イケメンギターリストも急遽参加。みんなでしゃぶしゃぶをつつきながらワイワイと。楽しかった〜。

【Rynten Live】
★ソロライブ
・3月21日(祝火)愛知江南「スタジオM」
16:00スタート 4,000円(1ドリンク付)
(問)同 TEL 0587-53-6416
http://www.studio-m.net

・4月7日(金)岡山笠岡「カフェ・ド・萌」※予約受付はありません。直接、お店までお越し下さい。
20:00スタート 2,000円(1ドリンク付)
(問)同 TEL 0865-63-5293
http://cafedemoe.com

・4月29日(祝土)福岡朝倉「音茶〜岡崎倫典昭和の日ライブ」
同時配信(twicas):2500円 5月13日23:59まで視聴できます。
https://twitcasting.tv/c:onsaasakura/shopcart/221798
ライブ:19:00スタート 前3,500円 当4,000円(要オーダー)
(問)同 TEL 0946-62-3672  又は フィールドウイング TEL 0946-52-3671 http://www.asakura.ne.jp/onsa/

・5月2日(火)宮崎高鍋「Jazz Spot Dolphy」
19:30スタート 前3,000円 当3,500円(1ドリンク付)
(問)同 TEL 090-9584-0388 (藤沢)
または キャベツ・ひまわり ながとも農家 090-1165-6752 (永友)
https://www.mapion.co.jp/phonebook/M01014/45401/24530090511/

・5月4日(祝木)三重四日市「Galliver」
19:00スタート 前3,500円 当4,000円(要オーダー)
(問)同 TEL 059-346-7321
http://www.galliver.gr.jp

・5月8日(土)広島「 Cafe Jive」
18:30スタート 前3,500円 当4,000円(要オーダー)
(問)同 TEL 082-246-2949
http://prosv8.tok2.com/~livecafejive/

・5月14日(日)奈良「ビバリーヒルズ」
18:00スタート 前3,500円 当4,000円(いずれも要2オーダー)
(問)同 0742-26-7444
https://flower6.jp/access.html

★イベント出演
・3月25日(土)フィンガーピッキングデイ@横浜赤レンガ倉庫 1号館 3F
コンテスト;12:30スタート
ゲストライブ:16:30スタート 19:00終演
入場料:前3,200円 当3,500円(当日11:30am発売開始)
※7才以下は無料、未就学児童の入場可。全自由席(前売り優先)
チケット:チケットぴあ:Pコード 236262
http://ticket.pia.jp/pia/event.ds?eventCd=2303099
(問)モリダイラ楽器 TEL 03-3862-1641
https://moridaira.jp/fingerpicking

・5月27日(土)「東京ハンドクラフトギターフェス」@東京錦糸町「すみだ産業会館 8Fサンライズホール」
スーパーアコースティックライブ「岡崎倫典出演」16:00〜16:40
入場料:1,600円(1日のみ有効)チケットは当日、受付での販売のみ。
https://handcraftguitar.jp/

★セミナー開催
・4月8日(土)&9日(日)広島福山「バーカブロ」
形態:全グループレッスン(2名〜3名)
時間と料金:1回50分を2回ワンセット 11,000円(消費税込)
内容:岡崎倫典のオリジナルからカバー、また、フォークソング伴奏なども伝授します。
(問)バーカブロ info@bar-caboulot.com
http://www.bar-caboulot.com

・4月28日(金)16:00〜
形態:プライベートレッスン
時間/料金:60分 10,000円(税込)
内容:自由課題
(問)同 TEL 0946-62-3672  又は フィールドウイング TEL 0946-52-3671
http://www.asakura.ne.jp/onsa/

・5月13日(土)大阪八尾「F2音楽教室」
形態:プライベートレッスン
時間/料金:50分 11,000円(税込)
内容:自由課題
(問)同 TEL 0120-448-112 または 072-923-8111
https://f2music.com/special01/index.html

■アルバム/譜面集情報
譜面集『フィンガースタイルで弾くソロ・ギター名曲集 至宝のメロディ20 (CD付)』

譜面集【New Vistas】発売!
2021年3月20日 KMP出版より 2,500円+税
AMAZONで販売中。


10年ぶりとなる、NEWアルバム「New Vistas」発売中

One thought on “Rynten #755 インプレッション ”岡崎倫典:音楽絵巻” #52”

  1. (桜の話題に関連して)
    うちの庭にある桜の木の開花を心待ちにしていたところ、わずか2日ほどでこんもり咲きました。この時期、まだ時折朝が寒い日もあり、元気に咲いた桜の木の回りは、一面白い霜に覆われているという不思議な光景でした。
    開花スピードが速かったので散るのもあっという間かもしれないと思うと、情緒に加えて寂しさもありますが、花が散った後は赤いサクランボができます。これが我が家に届く初夏の便りです。

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