Ryntenゲスト ~Vol.246:押尾コータローさん 2週目

【河童のひとり言】
先日、グーグルが開発中のメガネ型コンピュータがテレビのニュースで取り上げられていました。映画の中だけに存在するものだと思われていたこの機械、実際に数年後の販売を目指しているとか。ボクなりに活用方法を考えると、譜面をこのメガネ型コンピュータを通して見ることで譜面台がなくなり、今まで以上に凝ったステージ上の演出ができそうです。その一方で、「今夜の帰りは何時になるの?」なんてメールが、ライブ中にカミさんから届きそうでもあります…それにしも来るところまで来たなぁと思う、リンテンなのでした。
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恵みの雨の季節、とは言え暑い夏は目の前にせまっています。今年の夏は例年になく、猛暑という予報もあります。ご機嫌いかがですか?

【河童のひとり言】から《メガネ型コンプーター》。
そういうプロトタイプの様な物を見た事がありますが、まさか、こういう物も含めて映画の世界、SFの世界だけのものがそこだけで終わるものだと思ってたものが、続々と実生活に登場してきている時代です。
かつて、僕が小さい頃によんだ事のある《ジュール・ベルヌ》の《海底2万マイル》。それも今は当然の様に造ら、当然の様に走っている原子力潜水艦を予知したものでした。同じ“ジュール・ベルヌ”の《月世界旅行》。月世界を予知した小節。今は、もう月どころじゃなくなってきました。“火星”や“他の星”に移住まで考えようとしています。これは、えらいじだいになってきましたね。まあ、えらい時代とは言うものの、僕らの目の黒いうちには、それほど極端に大きな変化はなかろうかとは思いますが。

■おたよりコーナー
いずれも、先日、ゲストに来て頂いた《伊藤賢一》君と僕の曲《トトラの島》のジョイントに対するおたよりです。
・kumachan1994さんから『目をつぶると昔に吸い込まれてしまいそうです。
ーありがとうございます。
・skyviking2008さんから『No Fair』と一言。
ー深い意味は分かりませんが。。。

【Ryntenダイアリー】
先日、伊勢正三さんのコンサートに行ってきました。
伊勢正三コンサート

ホールは超満員、歓声が凄かった。
押尾君もカッコ良かったなあ。
withコータローさん

さてさて、春のツアーの事をすこし。。。
隠岐でのイベント《音つなぎアコースティックコンサート》で“知夫島(ちぶ)”へ行った時の事。
かつて“後醍醐天皇”が、隠岐に流されたのは有名な話しですが、この島にはこんな遺跡が残されています。
腰掛けの説明 後醍醐天皇

それと、隠岐で有名なのは…相撲ファンはよくご存知だと思います、《隠岐の海関》。
島の英雄です。
相撲

宮崎で在来線に乗った時にこんなマークを見つけました。
いつだったか…福岡で見かけた事がありましたが、まず東京にはないですねえ。
座り禁止

それとこのつり革、これはなかなかいいアイデアですよね。
つり革

■アルバム情報
Eternal(エターナル) - Rynten plays Teresa Teng – 
テレサ・テンとの夢のコラボレーションをスペシャルトラックとして収録。

【譜面集『Eternal Rynten plays Teresa Teng』】
『Eternal Rynten plays Teresa Teng』譜面集が出ました!、自信作です。
何が自信作かというと…非常に読みやすく見やすい!実際に楽曲も素晴らしいものばかりですから、是非弾いてみて下さい。

【Ryntenゲスト】
先週に引き続き、素敵なゲスト《押尾コータロー》さんに来て頂きました。
この激しい音にギターを弾く僕自身が聴いても「これは本当にギターなんだろうか?!」と、思います。
自分でBGMを弾きながら登場してくれました。
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新しいアルバム《Reboot & Collabo》をリリース。
デビュ-11年目で11枚目のアルバム…という事は1年に1枚のペースで出しているんですね。
今回は、2枚組で、一枚はソロギター、もう一枚はヴォーカルの方とのコラボ。
10周年記念のDVDが同時発売されています。

新しいアルバムの《Ready Go! 》を聴きながら…

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倫『DISC1の“Reboot ”にはソロが9曲、DISC2の“Collabo”では8曲、8人のヴォーカルの方々といろんな曲が収録されていますが、選曲は誰が?』
コ『縁の合った方とこういう形でまとめさせて頂きました。歌と一緒に演るって楽しい。これこそ倫典師匠の話しになるんですけど、たくさんのボーカルの方のアレンジされているじゃないですか?!そこで弾くギターもアレンジも好きで…。』
倫『あったね。』
コ『でも自分が演ると思わなかったんですね。そんなに器用なタイプじゃないから、自分をゴリ押しする感じ。「オープンチューニングで叩きますけど…」でいったら定着していった…そんなアルバムが出来上がりました。』

押尾君は、電飾の付いたギターを創ったんだとか…。

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コ『最初ギターを創る人に相談したら「時間をくれ。」って言われ、でも時間がないから「こちらでやる。」と電飾のスタッフに電飾持って来てもらった。それを自分で貼ったけど、当然付かないところもあるから浮いてるところもある(笑)。』
倫『クリスマスじゃないんだから…(笑)。』
コ『それをワイヤレスにしてバッテリーは背中のギターストラップに付けた。でも電飾のボルトが「ヤバイ!これは感電するぞ!」と。』
倫『ボルテージ高いでしょ?』
コ『高いですよ。』
倫『重いだろう?』
コ『重いし、電磁は浴びまくり。』
倫『弾いててどう?』
コ『ネックの両サイドに電飾が付くから、5mmくらい太くなるわけです。セーハとかフレットを押さえる時、目の前でピカピカ光るから一瞬真っ暗になって見えなくなる。だからフレットにでっかい電光シールを貼ってもらった。』

レコーディングもライブも人には分からない苦労がたくさんあるんですよね。
やっぱり“魅せる”ステージって凄いなあ、と思います。

ここで生ライブ。
先週は押尾君の曲で《黄昏》を一緒に演らせてもらいましたので、今日は僕の曲を一緒に演ろう、という事で《Bayside Resort》。
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演奏が終わり…

倫『素晴らしい!』
コ『いいですね。美しい。僕は倫典さんと一緒に演るのは、プレッシャーがありまして…。」
倫『何故に?』
コ『《中川イサト師匠》が「倫典というすごいヤツがいるから。」って紹介してもらい、倫典さんがアレンジした、“イサトさん”の《六番地ラグ》を聴いた時に、ぶっ飛んだ!「凄いなこの緻密なアレンジ!」って。「ソロアレンジもすごいなあ。」っていつも感心するんです。』
倫『よく覚えているね。』
コ『精密、精巧。』
倫『それも良し悪し。』
コ『完璧でしょ?』
倫『いい時もあるんけど、「もうちょっと簡単にしておけばよかった。」と自分の首を絞める時もある。』
コ『それは難しいだけじゃなくて、美しいアレンジをされるんで。』
倫『押尾君は本当に細かく聴いてくれて、今の自分に取り込んで「さすがだなあ。」と思う。』
コ『そう簡単に忘れないです、僕は…。』
倫『押尾君は本根気と学ぶべきところは忘れない。それで今がある。』
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“Reboot & Collabo”の“Collabo”、つまりディスク2の中で聴きたかった曲があります。
今日の2曲目は、“Reboot & Collabo”の“Collabo”から“カサリンチュウ”の“瞳を閉じれば”。
奄美大島のデュオなんだそうです。

この曲を聴きながら、お別れしました。

今、僕の手元に1980年、26年前のギター弾いている押尾コータロー君の写真があります。
これは、僕のギター教室の合宿の時のものです。
ギター合宿1

手が、今と全く同じ形をしています。
この時から片鱗がある。。。
この彼が日本を、いや世界を背負って“先頭をリード”しているギターリストになった…と思うと感無量であり、改めて彼の責任の重さを実感しております。
世界の為に頑張って欲しいと思います。

この日も生ライブで使用したギター『うらのギター』の製作者、“浦野君”と三人で記念撮影。
うらの君と

押尾君、まだまだ話したい事はたくさんあるから、また遊びに来てね。
ジョイントライブも是非どこかで!
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押尾コータローライブスケジュール
■《Reboot & Collabo》コンサート
・6月16日(日)東京「東京文化村オーチャードホール」
・6月18日(火)名古屋「日本特殊陶業市民会館文化ホール」
●北海道ツアー
・6月25日(火)清里町生涯学習センター
・6月27日(水)大樹町生涯学習センター
・6月29日(土)北広島芸術文化ホール
・6月30日(日)由仁町文化交流会館

【押尾コータロー 最新アルバム《Reboot&Collabo.》】
portrait
Reboot&Collabo.

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3 thoughts on “Ryntenゲスト ~Vol.246:押尾コータローさん 2週目”

  1. >>押尾さん2週目
    今週も聴いてしまいました。また興味津々な話ばかりでした。「倫典さんがアレンジした、“イサトさん”の《六番地ラグ》」って何ですか?。それは押尾さんでなくてもぶっ飛びます。ライブでぜひ。 
    しかし、ラジオ(今はPC)にかじりつくなど高校生以来ですよ。そのくらい面白い話でした。
    >>Bayside Resort
    ラジオマンジャックでやっていたので、密かに期待していました。1990年のレコーディング。「麻衣」なども同様ですが、まったく色あせていません。むしろこういうご時世だからなおさら新鮮。押尾さんもですが、日本はもとより韓国、中国の若い子たちも弾いているし、恐らく次世代まで弾きつがれると思います。「歌い継がれる」をよく聞きますが、「弾き継がれる」て新語ですよね。すばらしい。同世代に生きて、生演奏を聴けることに感謝します。今週も大袈裟か??

  2. >>手が、今と全く同じ形をしています。
    >>この時から片鱗がある。。。

    プロの目ってすごい。

  3. >>倫『いい時もあるんけど、「もうちょっと簡単に>>しておけばよかった。」と自分の首を絞める時も>>ある。』

    ライブ見ていると、さすがの倫典さんも危うい場面があります。(失礼)でもそうなっても止まることなくリズムは全体崩れない。あれって練習の時からやっていないと本番でできないことだと思いますけど・・・・。すごい。仕事上の参考になります。

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