日本列島の殆どが〝梅雨〟真っ只中の今日この頃であります。如何お過ごしでしょうか?
皆さん、自分と同じ名前を持っている人、つまり同姓同名の方に出会われた、というケースはよくあると思います。同姓、のみならず同じ字を使う、という事ですね。人によっては、電話帳をめくっただけで何十人、いやもしかしたらもっとズラーっと同じ漢字、という方もいらっしゃるでしょうか?
僕の場合〝岡崎〟は、まだしも〝倫典〟というのは珍しい部類に入ろうかと思います。そんな僕でも、同じ漢字を使っての同姓同名の方は、少なくとも3人はいます。倫典は僕の場合は〝みちのり〟と読みますが、同じ漢字を使った方がどう読まれるのか?は定かではありません。お一人は〝高知〟のうどん屋のご主人でした。〝岡崎うどん店〟では代替わりされているかな、と思われますが。お一人は、他の方から教えて頂いたんですが…京都方面の土地の台帳に名前があったそうです。写しを見せてもらったところ、確かに僕の名前がありました。当然、僕はそんな土地を買った覚えもなければ買える術もありません。もうお一人は、どこだったか覚えていませんが出会った事があります。もっとも、重複している可能性もありますが。世の中にはいるもんだなあ、と思いましたねえ。
倫典といえば、あの推理作家の〝綾辻行人さん〟の〝時計館殺人事件〟という小説があります。この主人公、登場人物筆頭に出てくるのが〝古賀倫典〟。読み方も〝みちのり〟なんです。もっとも、小説の冒頭からなくなっている、という前提でスタートしています。興味のある方は是非、〝綾辻行人さん〟の〝時計館殺人事件〟を読んでみて下さい。
■Ryntenゲスト《押尾コータローさん》
先週に引き続き、〝押尾コータローさん〟にお越し頂きました。
先週は〝ナユタ〟を聴きながら、今週は〝Together〟を聴きながらスタートしましたが、いろんな表情を持つ曲たち、今週も〝押尾節〟です。
先週も話題になった押尾くんが「神」と呼ぶ〝ウイリアム・アッカーマン〟とのジョイントライブについての話題から。
倫『ウイリアム・アッカーマンはおいくつ?』
コ『68歳くらい。』
倫『あまり変わらないな。』
(二人で爆)
コ『岡崎倫典も神に近いところにいる。でもすぐ近くにいる気がする。ライブとかも行けたし。』
倫『ありましたねえ、みんなでラジカセ持って。』
コ『どうやって引いてるのか?アッカーマンには聞けなかった。ライブも観た事なかったし。』
倫『えっ、ない?!何回か来てるよ。』
コ『〝マイケル・ヘッジス〟を大阪と東京で。イサトさんと〝シャドー・ファックス〟を観に行った、それだけ。』
倫『アッカーマンは一度だけ銀座で観たけど。』
コ『いつ頃?』
倫『30年以上前。衝撃でした。それが、ジョイントライブに…すごい!』
この企画は、日本でウインダムヒルを立ち上げたポニーキャニオンから「何か出来ないかな?」となった時にタカミネのスタッフ寺崎さんが「押尾くんが大ファンだよ。」となり、会わせてもらったそうです。
押尾くんとアッカーマンとは以前ご一緒した事があります。
倫『奈良の方でありましたね?』
コ『〝春日大社〟での〝奉納演奏〟。神の前で演奏するので、お客さんに背を向けてと不思議な光景でした。』
倫『拝殿に向かって演奏。ウイリアムも神でしょ?』
コ『神!』
倫『神が神に向かって演奏。本物はどっちだ?みたいな…。』
(二人で爆)
コ『いつになくアッカーマンが緊張された。』
倫『春日大社ってエキゾチック。空気が違う。』
コ『日本の伝統行事…。』
以前、〝ピエール・ベンスーザン〟というフランスのギターリストが京都のお寺でライブをされた事があり、観に行来ましたがものすごく緊張されていたのを覚えています。それだけ、宗教という空気が違う、威厳があるんですね。
ここで生演奏。僕が大好きな曲ですが、頭の中でヘビーローテションするんです(笑)。押尾くんのオリジナルで《黄昏》。
演奏を終えて。
倫『名曲!』
コ『倫典さんに絶妙なハーモニーをつけて頂いて光栄です。』
この楽曲、〝伊勢正三さん〟の甥っ子さんが押尾くんの大ファンで、ずっと弾いたのを聴いてた伊勢さんは「いい曲だな。」と自然に覚えてしまい歌詞もつけられたんだとか。押尾くんは歌える時は歌っているそうです。
倫『何回か一緒にやらせてもらってるけど、演る度に素朴でいい。風景が見えてくる。そういうのが好きだな。』
コ『創ったのは34歳。「もっと大人の曲を創りたい」と。』
倫『基本的にはショーロのリズム。』
コ『そう。ボサノバ。でもボサノバじゃない様な、Em、B7みたいな。』
倫『ボサノバは所詮、向こうのリズムだから難しい。どちらかと言うとツービート乗り。』
コ『コード展開ではジャズのようなボサノバ。』
倫『でもショーロになると日本人に近い気がする。そこにあのメロディーを乗せて一緒に演らせてもらい、楽しゅうございました。』
コ『ありがとうございました。』
話をジョイントライブに戻して。
倫『もう一人、出演者が?』
コ『〝トッド・ボストンさん〟。若い方だけどウイリアムの一押しのアーティスト。今回はサポートだけどソロも設けて一緒に出来たらいいなと思ってます。
トッドさんは、インディアンフルートなど木工の笛なども吹かれ、ルーピングという自動録音をしながら音を重ね、そこでギターやチェロなどを弾くというハイテクな奏法をされるそうです。
コ『音がいっぱい鳴ってる。』
倫『それを今回日本で聴けるかどうか?は別として。』
コ『飛行機に乗らないかもしれない(笑)。今回はアッカーマンさんのサポートで。』
倫『7月7日、7月8日は大阪ビルボード、7月13日、14日は東京ビルボード 間がちょっと空きますね。』
コ『アッカーマンさんは京都が好きな方で観光して頂いて。』
一日2公演。ビルボードはお料理も美味しいので楽しんもらえると思います。
倫『料理が美味しい、って今の時代大事だよね。』
コ『僕は今年で50を超えました。スローライフとスローミュージック。美味しい食事と美味しい音楽、美味しいお酒と美味しい音楽っていいな、と思うんです。』
倫『音楽を聴く環境だね。』
コ『ゆったり聴くのがいい。』
収録を終えて。
ゲストに来て頂いた押尾くんが言ってました。「ウイリアム・アッカーマンは僕にとって神です。』でもその神とジョイントするという、少なからず影響を受けた押尾コータロー。今や彼は日本のみならず、世界中の若者に多大な影響を与えているギターリストです。その影響を受けた若者たちが、いつか押尾コータローとジョイントする人間が出て来るかもしれない。時代はギターに限らず音楽に限らず世代に受け継いでいく。それがないと前には進まない。それって素晴らしいと感じます。
それほど遠からず、「押尾コータローに影響を受けて大ファンでギターを始めました」という人と押尾くんとジョイントライブが見られるかもしれませんね。
押尾くん、また遊びに来てくださいね〜。
【押尾コータロー featuring ウィリアム・アッカーマン Billboard Live】
出演:押尾コータロー 〔ゲスト〕ウィリアム・アッカーマン / トッド・ボストン
大阪公演:Billboard Live OSAKA
2018年07月07日(土)1st 開場16:30 開演17:30 2nd 開場19:30 開演20:30
2018年07月08日(日)1st 開場15:30 開演16:30 2nd 開場18:30 開演19:30
サービスエリア 8,900円 カジュアルエリア7,400円(1ドリンク付き)
ビルボードライブ大阪 06-6342-7722
東京公演:Billboard Live TOKYO(東京)
2018年07月13日(金) 1st 開場17:30 開演18:30 2nd 開場20:30 開演21:30
2018年07月14日(土) 1st 開場15:30 開演16:30 2nd 開場18:30 開演19:30
http://billboard-live.com
■Ryntenライブ
●ソロライブ
・7月7日(土)福岡朝倉「音茶」
O.A.:THE もー(三ケ尻聖一、羽野、山口)、櫻井憲一郎
19:00スタート 前3,500円 当4,000円(要1 ドリンク)
(問)同 TEL 0946-52-3672 又は フィールドウイング TEL 0946-52-3671 http://www.asakura.ne.jp/onsa/
・7月13日(金)京都「都雅都雅」
19:30スタート 4,000円(要 2オーダー)
(問)NOW WEST ONE TEL 075-252-5150
・7月15日(日)福井越前「ソバーズ」
18:30スタート 料金4,000円(ドリンク別)
(問) TEL 0778-22-9191
・7月21日(土)静岡浜松「なんでモール」
19:00スタート 3,500円(1ドリンク付)
(問)同 TEL053-474-8889
・7月22日(日)広島福山「とおり町交流館」
18:30スタート 4,000円(1ドリンク付)
学割1,000円引きます。要学生証提示(1ドリンク付)
(問)バーカブロ TEL 084-926-5966
・7月19日(木)東京「バックインタウン」
19:30スタート 3,780円(オーダー別)
(問) TEL 03-3353-4655
■台湾公演
・6月29日(金)台北・誠品松菸表演廳(eslite Performance Hall)
スペシャルゲスト:ドン・ウンチャン(董運昌)
19:00スタート
(問)奇想楽器台北店 TEL +886 2 2382 0201
■イベント参加
・8月19日(土)「野反湖フィールドフォークコンサート」@群馬県野反湖キャンプ場野外特設ステージ
正午よりスタート 前4,000円 当日4,500円
(問)野反湖フィールドフォーク実行委員会(冨沢) TEL 080-5505-0222
■アルバム/譜面集情報
『Eternal(エターナル) - Rynten plays Teresa Teng – 』
テレサ・テンとの夢のコラボレーションをスペシャルトラックとして収録。
今週も押尾さんとの楽しい雰囲気があふれた楽しい放送でした。
小生も中年ライダーというより、老年ライダーの域にぼちぼち突入しようかという年齢になってきました(笑)人生の年輪をかさねて、いろんな経験をし、次の世代に大事なことを伝えなければと行動しています。先週の放送で、押尾さんは倫典さんにいろんな曲を聴くことを指導され、音楽の幅を広げ現在があるという話しをしていましたが、やはり本人の才能を伸ばすため、時には勇気をもって話すということも必要ですよね。神が神を前にして演奏するという話しが妙にツボにはまり、一人ニヤニヤしながら拝聴しました。