Rynten ゲスト #438 山木康世さん 1

2月の初旬、《四国にツアー》に行ってきました。〝高知〟でしたか?〝高松〟でしたか?綺麗に《桃》が咲いていました。春は目の前。如何お過ごしでしょうか?

アメリカ〝トランプ政権〟が発足して1ヶ月。今日は揺れ動くトランプ大統領の話ではなく、その娘さんの〝イヴァンカさん〟。イヴァンカ・トランプの名前でファッション関係のプロデュースをされています。ファンション通販の〝waja〟でしたか?そちらで間借りしていて、ワンピースが多いくそれほど高くないらしいです。“トランプさん”が大統領になった途端に、その注文数が数十倍に跳ね上がったと。まあ、これはいかにも日本らしい現象ですね。ところがその製品の殆どは《Made in China》。トランプさんが言う例の「アメリカの雇用を増やす」と言う発言との矛盾はどう説明するんでしょうか?今しばらく、その値段の安さも相まって日本ではブームが続くかも。。。

お便りをご紹介します。
・宮城の中年ライダーさんから『先日ショッキングな出来事がありました。一緒にリサイクル関連の仕事をしていた利用者さんが亡くなりました。一緒によく出かけていました。年齢もほぼ一緒、一人暮らしという環境も同じでショックでした。1月・2月はこの様なヒートショックで亡くなる方が多く、お気をつけ下さい。』
ー僕の両親、父も母も2月に亡くなっておりまして。これはヒートショックではないですが、自分の周りにそんな話が多いです。みなさんもお気をつけ下さい。

【Ryntenゲスト:山木康世さん
3月、東京で〝山木さん〟と僕とのジョイントライブが2日間あります。そのプロモーションを兼ねた出演で本当に久しぶりのご登場です。今週と来週お越し頂きます。
まずは、アルバム《旭日東天》より、36年前《ふきのとう》時代に発表し、リメイクした〝春雷〟をBGMに『お久しぶりです。』とご挨拶。

倫『先日、歯医者でいきなり女性の技工士さんから「山木さんとよくお会いされているんですか?」って聞かれたんです。山木さんの事は何も話した事ないのに。「私、春雷が大好きで。いつもHPチェックしてます。」って言ってましたよ。嬉しいですね。』
山「嬉しいですね。歳の頃は?』
倫『40代くらいかな?』
山『いいじゃないですか?!』
二人で(爆)

この“旭日東天”というアルバムは6年前にリリース。その後もたくさんのアルバムを出されています。

倫『昔の曲をリアレンジしたり、ガラッと変わったり結構面白いですね。』
山『年齢とともに歌も弾き方も受け取り方も変わるし。』
倫『この曲も最初はテンポが早かったじゃないですか?それが枯れちゃって。』
山『そうそう。花も枯れて(笑)』

アルバムジャケットもいいし、歌詞に合った風景などが組み込まれていて、詩の内容も伝わりやすい写真が多かったりします。

倫『自分で撮ってるんですか?』
山『いや、創ってくれる人にお任せで殆どチェックしない。「ああだ」「こうだ」と言ってしまうと頼んだ意味がなくなる。そんな主義なので。』

かつて、僕と山木さんと二人旅をした事があります。

倫『何年前でした?』
山『僕が30歳の時。〝ふきのとう〟をやめて東京から札幌に帰った頃。あの頃倫典は〝杉田二郎さん〟のバックやってて、そのスタジオライブを観た時に「一緒にやりたいな」とマネージャーに話して実現しました。』

今日の1曲目は、二人旅をした時にもご一緒した曲。オープンチューニングを使われています。
生演奏で《思えば遠くへ来たもんだ》
https://youtu.be/HgniMHeQrqs

演奏を終えて。

倫『女性シンガーの〝ジョニーミッチェル〟はオープンチューニングを良く使う人なんだけど「自分の手が小さいからいろんなコードを押さえられない」と。それがいろんな人に伝わっていった。山木さんの場合も何か理由があるんですか?』
山『いや、ないんだけど…。グループでやっていた時、自分のパートは楽だった。でも一人になって表現するのにレギュラーチューニングだと限界があって「面白くない!」とオープンチューニングを増やしていった。「もっと勉強しなくちゃ」と感じました。』

山木さんの甥子さんに〝山木将平〟くんという札幌在住のギターリストがいらっしゃいます。僕のステージでも何回かオープニングアクトを務めてもらった事があり、よく存じている好青年です。先日、山木さんが将平くんと一緒のステージをされた時、「早くしてよ。チューニング遅い!」と注意されたんだとか(笑)。


倫『ステージでのチューニングは?』
山『3本くらいギター持っていくけど、どのギターがどのチューニングだったか分からなくなる。触らなければいいのに触ってチューニングする。そうしている間に変わってくし。最近ドツボにハマってる。』
二人で(爆)

山『36年前、倫典にお願いした時代と比べると、格段のご成長ぶりは何なんですか?びっくりするね。勉強家というか、手の届かないところへ行ってしまったね…。』
倫『何を行ってるんですか?!よく呑むじゃないですか!』
二人で(爆)

『書くのは趣味だから。』とおっしゃっる山木さんは、たくさん曲を書かれています。昨年6月にリリースしたアルバム《水の底に映った月》も良かったですねえ。特に1曲目は衝撃でした。

倫『アルバムを聴いて、期待していた山木さんとは違ってました。』
山『打ち込みとか当たり前の世界の世代の若い人を起用したので。やっていて面白かった。』

最後はそのアルバムから《水の底に映った月〜徐福伝説》。
〝徐福伝説〟参考資料
http://www.asukanet.gr.jp/tobira/jofuku/jofuku.htm

来週も〝山木さん〟にお越し頂きます。

【山木康世+岡崎倫典春のホールコンサート 2ナイト】

3月10日(金)東京代々木リブロホール
住所:東京都渋谷区代々木3-35-4 ミネビル
開場18:30 開演19:00
前5,000円 当5,500円

3月11日(土)東京九段教会
住所:千代田区九段北1丁目25-1
開場16:00 開演16:30
前5,000円 当5,500円
*3/11のみ、eplusでも発売中。

いずれも
岡崎倫典音楽事務所 TEL 090-9332-8490 info@rynten.com
山木倶楽部九段支部 TEL 090-5316-9071 yamakudan@yamaki-club.com

皆様のお越しをお待ちしております!

■Ryntenダイアリ
【百年邑@河内長野】
今年の河内長野は寒かった!とはいうものの、全国的に、ですね。お店にたどり着いた時には青空が出ていたのに、リハーサル中には雪がチラチラと降り始め、びっくりでした。積もる事はありませんでしたが、時折ドーッと降った時には「明日、東京に戻れるかな」と頭をかすめました。

今年のライブも盛り上がりました。リクエストコーナーでも何曲か声もかかり、嬉しかったですねえ。写真はライブ中に表から撮ったもの。庭の木々がライトアップされていい雰囲気なんです。

終演後、マスターとママの手料理をいただきました。本当に美味しかった!僕も珍しく完食しました〜。お店の隅に飾ってあった花。ママの趣味であちらこちらに花が飾ってあります。いいですよね。

帰り際、記念撮影。真ん中で座っているのがマスター。僕の右隣はいつもお手伝いに駆けつけてくれる〝小田中さん〟。教師をされています。で、僕の左手の女性がママです。

百年邑のマスコット犬〝そら〟が虹の橋を渡ってから2度目になります。楽屋用にお借りしているリビングには遺影があります。食いしん坊だったので、リハーサルの合間に食べるパンなどを置いて部屋を出た暁には、あっという間に平らげてしまうんです。いつだったか、スーツケースに酒のつまみ用に〝さきいか〟を入れていました。本番が終わって戻るとスースケースの蓋が開いてて側には、さきいかの袋が無残に…。当の本人は「何か?」の顔。あの時は大笑いしましたねえ。今はパンもそのままにしても大丈夫!と安心すると同時に「そらはもういないんだな。」と。あちらでもたらふく食べている事でしょう。

【今回の霊峰富士】

【河津桜】
先日、収録の帰り。局裏を歩いていたら、もうこんなに咲いていました。寒くても植物たちはちゃんと動いていますね。

■Ryntenライブスケジュール
・3月25日(土)広島・三原「八天堂 Cafe Lieホール(カフェリエ)」
・4月14日(金)東京「バックインタウン」
・4月21日(金)宮崎高鍋「ドルフィー」
・4月22日(土)福岡朝倉「音茶」
●ギターセミナー
・2月18日(土)~19日(日)福山「バーカブロ」
●山木康世&岡崎倫典ジョイントライブ
・3月10日(金)代々木リブロホール
・3月11日(土)九段教会
●イベント出演
・4月8日(土)フィンガーピッキングデイ@横浜「赤レンガ倉庫」

■アルバム情報
Eternal(エターナル) - Rynten plays Teresa Teng –
テレサ・テンとの夢のコラボレーションをスペシャルトラックとして収録。

【譜面集『Eternal Rynten plays Teresa Teng』】
『Eternal Rynten plays Teresa Teng』譜面集が出ました!、自信作です。
何が自信作かというと…非常に読みやすく見やすい!実際に楽曲も素晴らしいものばかりですから、是非弾いてみて下さい。

2 thoughts on “Rynten ゲスト #438 山木康世さん 1”

  1. >>山木康世+岡崎倫典春のホールコンサート

    高校の頃、北海道から転校してきた友人がふきのとうファンでよく歌っていました。しかも相当うまかった。「二人旅」の時代もあったんですね。それは知らなかった。随分と昔の話ですが、時の流れを感じません。コンサートは都合を付けて行きたいと思っています。

  2. 今年も福山でのギターセミナーでは色々ご教授いただき、ありがとうございました。大変勉強になりました。
    年1回、いつも楽しみにしていると同時に、レッスン中は緊張しますので あっという間の時間でした。
    これからしばらく時間をかけて、教えていただいたことを練習していこうと思います。

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