2月《如月》3月《弥生》、奥行きを感じる日本語。趣があります。如月から弥生へ、いい季節になってきました。如何お過ごしでしょうか?
お隣と言っていいでしょう、《中国》では〝ネット生中継〟なるものが流行っている様ですね。急激に増えているそうです。
その生中継を配信する会社だけでも既に、300以上が存在している言います。それだけに過激な内容も増えてきている、と。配信会社としては、常に細かくチェックしている分けですが「それを見つけたら5秒もあれば全部消してやる!」と言ってますが、見つかるまでに時間がかかる。まあ、それだけの人口を抱えてる国ですからねえ。
そのあたり、内容が過激化しているのが社会問題となっていて、注目されたいが為に無茶な事をする。それを利用者、つまり視聴者も3億人以上、と日本では考えられない広がり方であります。中には、お客さんに配信した人が殺害された、という事件も起こっている様です。
先行き不安、と言いますか中国の不安と言いますか、〝世界の不安〟と言った方がいいでしょうか。日本もそんな兆候を感じられなくもありません。
【Ryntenゲスト:山木康世さん】
先週に引き続き、今週もお越し頂きました。《春雷》を聴BGMにスタート。
倫『聴いていると、歌ってる方でこれだけ独特で個性的にギターを弾かれる人は珍しい。』
山『昨日と今日で演ることが違うし、はっきりしていない。毎日同じことが出来ない。』
倫『レコーディングではどうですか?』
山『きっちりやらないと、と。それが自分の課題。でも聴いてる人は気にしないから(笑)。』
個人的にそれが許されるタイプと許されないタイプがあります。山木さんはやっぱり許されるんでしょう。それだけ、これまでにビシッと残されているものがあるんですね。
1974年にデビューされ、それほど間のない頃、東京の女子大の文化祭でお二人のステージを見たことがあります。相方の“細坪さん”が仁丹のケースをパーカッション代わりに振ってました。それが印象に残ってます。
倫『その頃、女子大で音楽コーチをしてたんです。』
山『いいねえ。』
二人(爆)
ここで今週も生演奏を1曲。5年ほど前、東京駅が新しくなった時に創られた《江戸戯れ唄》。
https://youtu.be/ndktwn6XH3k
山木さんの楽曲には、《水の底に映った月》や《旭日東天》《嶺上開花》など四文字熟語が多いんです。
倫『2016年リリースのアルバム“水の底に映った月”の一番最後に収録されている《七福神》にハマってしまいました。これはオモロイ。先ほど演奏した“江戸戯れ唄”に共通するものがありますよねえ。こういうの好きです。』
山『“七福神”を創ったきっかけは、〝前から読んでも後ろから読んでも同じ〟という《回文》「なかきよの とおのねふりの みなめさめ なみのりふねの おとのよきかな」から。江戸時代に七福神を信仰し、和紙に書いて売ってた人がいた。それを〝お正月に枕の下に敷いて寝るといい夢がみられて、いい一年になる〟と。それにハマって歌に取り入れた。覚えるまで口から出てこない。でも脳が覚えてくれて(笑)。』参考文献:http://7fukujin.macanow.com/kaibun.html
倫『覚えたのは最近ですよね?』
山『去年の1月。』
倫『よく覚えられましたねえ。僕は年々記憶力が鈍ってくるな…と実感(笑)。』
山『毎日刺激を与えて戻していかないと、音楽曲調もダラーとしてしまう。言葉もあまり使わなかったりすると、だんだんと脳が老化してく。』
倫『でも、山木さんが歌詞カードを見ないでステージをやってるのを見たことがない!』
山『そこが老化の一途を辿っている証拠。でもこの頃、歌詞見ていても全然違う言葉を発してたりして…。「これって何だ?」と自分でびっくりする(笑)。』
倫『それは、歌詞カードに集中出来ないか?歌詞がボヤケテいるかのどちらか(笑)。』
僕のつい最近の話ですが「この曲を弾こう」と思っていたのに全然違う曲を弾いてた事があります。弾きながら「どうして俺はこの曲を弾いているんだろう?」と(笑)。
3月には山木さんとの東京でのジョイントライブがありますが、山木さんはその後すぐに九州を回られます。
倫『1週間で6箇所。結構こういう動きはあるんですか?』
山『3本〜4本続けて、が丁度いい。9日間連続という事もありましたが、さすがに疲れました。』
倫『ギターも何本も?』
山『3本。車に積んで。』
倫『えっ、九州も車?』
山『そう以前は。帰りが疲れた。行く時は目的があるからいいけど、帰りが目的が無いから辛い。東京まで帰らなければならない。途中、大阪や名古屋があるといいけど、広島から9時間は長い。』
倫『東京に帰るという目的があるじゃないですか?(笑)』
と大笑いしたところで、最後に《山のロープウエイ》を聴きながらお別れしました。僕にとっても懐かしい曲。30数年前にもご一緒させて頂いた曲です。
収録を終えて。
振り返ってみると、お互い“還暦”も越え、相変わらずステージにも立ち、未だに地方に行く時にもギターを何本か持って行きたい。そんなところが年齢を感じさせない、パワーを感じます。今年5月に故郷札幌で、ソロ25周年の記念のコンサートがあり、それにに向けてのアルバム制作も始まっている様です。そちらも楽しみにして頂ければ、と思います。
演ってて楽しい。人も話も楽曲も、僕にとって弾きがいのあるステージに参加させて頂いてます。今度の二人だけのステージも楽しみにしています。みなさんどうぞ来てくださいね。
山木さん、3月のライブ、楽しみにしています。頑張りましょうね!
3月10日(金)東京代々木リブロホール
住所:東京都渋谷区代々木3-35-4 ミネビル
開場18:30 開演19:00
前5,000円 当5,500円
3月11日(土)東京九段教会
住所:千代田区九段北1丁目25-1
開場16:00 開演16:30
前5,000円 当5,500円
*3/11のみ、eplusでも発売中。
いずれも
岡崎倫典音楽事務所 TEL 090-9332-8490 info@rynten.com
山木倶楽部九段支部 TEL 090-5316-9071 yamakudan@yamaki-club.com
山木康世HP http://www.yamaki-club.com
■Ryntenダイアリ
【カフェ・ド・萌@岡山笠岡】
今年も行って来ました、《萌》。
今回はインフルエンザなどもあって来れなかった人たちも…。蔓延してますからねえ。お大事にして下さいね。でも、そんな中、初めて来て下さった方々もいて、有り難かったし楽しんで貰えて嬉しかったです。
リハーサル終わりに頂く、恒例のママ手作りの定食。暖かくて本当に美味い。
帰り際、ママと福山から駆けつけてくれた《バーカブロ》のマスター《宮崎さん》と岡山玉野(同じ県内ですが、笠岡は広島寄り、玉野は真逆の地なんです)から来てくれた《クミちゃん》と記念撮影。
【ギターセミナー@福山バーカブロ】
毎年開催して頂いく様になって、今年で9年目になるそうです。なので来年は10年目。早いものですが、本当に嬉しく、有り難い事ですね。
今年もたくさんの人たちが受講しに来てくれましたが、せっかく自分のお店で開催、だと言うのに、宮崎さんは肩の調子が悪く今年は棄権。残念。来年は絶対レッスンしましょうね。
毎晩の懇親会も盛り上がりました〜。みなさん、遅くまでお付合い頂き、有難うございました。充実した毎日でした。
《萌》でのライブ終わりの話に戻りますが、終演後に福山へ戻り“バーカブロ”で打ち上げをしてもらいました。その時、突然、少し早めの僕のバースデーに。。。感動!涙!。
ケーキ、とっても美味しかった。マスターの《宮崎さん》、新婚の《古市ご夫妻》、忙しい中ありがとう〜!
【広島にて】
福山を後にして僕らは広島市へ。実は前日から秋田スタッフでもある《片岡ご夫妻》が来広していました。目的は《大和記念ミュジアム》。
ご主人の“片岡さん”は僕と同じ大の船好き。マニアです(笑)。昨年秋にお会いした時「来年、呉に行こう!」と約束し、ついに実現と相成ったわけです。《呉》に向かう電車の中から僕らはワクワクが止まりません。雨模様でしたが、何のその(笑)。
すぐ目の前には本物の“潜水艦”のある《クジラ館》。艦内のベッドルーム?人が一人寝るのがやっと…。
夜はみんなで街を徘徊。楽しかったなあ。
翌日の戻り日。いつも僕らが秋田に行った時には、見送ってもらう側でしたが、今回は羽田でお見送り。
また、行きましょうね!
■Ryntenライブスケジュール
●ソロライブ
・3月25日(土)広島・三原「八天堂 Cafe Lieホール(カフェリエ)」
・4月14日(金)東京「バックインタウン」
・4月21日(金)宮崎高鍋「ドルフィー」
・4月22日(土)福岡朝倉「音茶」
●ギターセミナー
・2月18日(土)~19日(日)福山「バーカブロ」
●山木康世&岡崎倫典ジョイントライブ
・3月10日(金)代々木リブロホール
・3月11日(土)九段教会
●イベント出演
・4月8日(土)フィンガーピッキングデイ@横浜「赤レンガ倉庫」
■アルバム情報
『Eternal(エターナル) - Rynten plays Teresa Teng – 』
テレサ・テンとの夢のコラボレーションをスペシャルトラックとして収録。
【譜面集『Eternal Rynten plays Teresa Teng』】
『Eternal Rynten plays Teresa Teng』譜面集が出ました!、自信作です。
何が自信作かというと…非常に読みやすく見やすい!実際に楽曲も素晴らしいものばかりですから、是非弾いてみて下さい。
番組楽しく拝聴しています。
先週、今週と山本さんとの会話を楽しみました。ふきのとうというと、若かりし時代によく聴いたグループのひとつですが当時の記憶と全く異なる声・・・・。月日の流れを感じました(笑)
倫典さんの音楽仲間との会話は、いい関係を築いていらっしゃる事がひしひしと感じて、いつもほっこりした居心地のいい時間を過ごさせていただいています。
また、生の演奏を聴きに行きたいな~っ!!