Rynten ゲスト #423 野澤享司さん 2

時は、《11月》、冷え込んでまいりました。如何お過ごしでしょうか?
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先日、〝NASA〟は発表した「温暖化は進んでいる」と発表しました。“NASA”より以前、1880年代あたりから100数十年間気温の観測が続いていて、その時代から統計を出すと「地球の温暖化は着実に進んでいる」と。
例えば、先々月の9月、過去最高の世界平均の気温を記録しました。過去1年間を辿ってみますと、たったひと月を除いて、あとの11ヶ月は過去の記録をを全て塗り替えています。とは言っても、昨年も気温がかなり高かった様ですので、昨年と比べると0.00何度の上昇、ということになるらしいのですが。
まあ、年によってはもっと大幅に気温が上がったりもしていて、平均を取ると「確実に温暖化が進んでいる」という事です。
これを止める術はないものでしょうか?人類は、地球は、どうなるのでしょうか?

■おたよりをご紹介します。
AMさんから。久しぶりですね。
・『ものすごい速さで月日が過ぎていくので、生きているうちに《All of
Me》を弾ける様になるのか?心配です。』
ー総集編も含めて25回と長編の解説をさせて頂きました。
・『アコースティックギターマガジンでアレンジしていた《北国の春》、この曲がびっくりする程よかった。』
ーありがとうございます。いずれこの番組でも!

■Ryntenゲスト【野澤享司さん】
先週に引き続き、《野澤享司さん》に遠路はるばるお越し頂きました。“野澤さん”は栃木の“益子”と“宇都宮”の間あたり?にお住まいなんだそうです。
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先ずはスタートに、アルバム《FenderBender》からギター1本での弾き語り《Fender Bender
Locomotion》を聴きながら…。“野澤さん”は、本当にすごいギターを弾かれます。

倫『いつからギターを?』
野『中学の 時〝ビートルズ〟を聴き〝ディラン〟に影響されて。』
倫『ポール派?かジョン派か?というと?』
野『最初は〝ジョン・レノン〟。この年になるとジョン・レノンのパワーがきつくてついていくのが辛い(笑)。最近は〝ジョージ・ハリスン〟』
倫『ジョン・レノンは“I Loe You”、ポールマッカートニーは“She loves
You”と表現のした方が違うといいますが、ジョージは?』
野『小さい頃、頭がクリアーじゃなくアイドル的(笑)だったけど、年を追うごとに“Love”についても深くなり“I”とか“She”ではない愛。』
倫『宗教が関係している?』
野『そうですね。』

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アルバムジャケットには、“ジョンレノン”、“小野洋子”が描かれています。「ジョンは暗闇を照らす懐中電灯」とおっしゃってました。

ギターに強く影響を受けたアーティストは、ジョンレンボーン、スティーブンスティルス、ブルースジョンコバーン、ジョンセバスチャン、ヨーマコーコネンなど。また、ヨーマコーコネンがユニットしていた、ホットツナのヘジテーションブルースを野澤さんは自分で歌詞をつけて、取り上げています。

今日の1曲目も生演奏で《遥かな海へ》。
https://youtu.be/W7nTpIOKXrw

倫『いろんなタイプの曲を書かれてますね。音楽的にリズム、ブルース、三拍子とか。先週の〝築地の唄〟は変則チューニングを使われてますが、結構使われますか?』
野『ライブの3割くらいは。』
倫『変則で弾く時はこのギターとか、スタンダートの時はこのギターとか、決まってますか?』
野『そうですね。ライブがスムーズに行く様、チューニングに時間がかからない様、盛り上がった気持ちが下がらない様、ギターを3台くらい使います。』
倫『移動が大変ですね。』
野『だから、倍の時間がかかっても車で移動になってしまう。』
倫『以前はギターを何本も背負い、機材や売り物も抱えて移動されてたとか。』
野『へとへとになって(笑)。』
倫『今は日本全国?』
野『はい。本州中は車で行きたいな、と。』

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倫『いつかステージにゲストに来て頂きたいな、と思う今日この頃ですが。』
野『一緒にコラボ出来たら楽しいだろうな、と思います。』

やはり、根がしっかりしている人は、演ってて楽しいですね。音楽的にも人間的にも腰が据わっている人は安心感あります。

さらには、手品が好きなんだそうです。本当に多彩です。
倫『かなりの腕ですか?』
野『かなりの腕です。』
二人で(笑)。

倫『ギターとどちらが?』
野『人によってはマジックと。』
倫『今ここでパッと出来ますか?小道具が必要?』
野『輪ゴムとかがあれば。あと、何も使わないバカみたいなものもやります。親指が伸びるとか…。』
二人で(爆)
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〝スタパイドチャクル(野澤享司の絵本)〟もネットでアップされていたり、雑誌にも何編か出版されているそうですので、ぜひアクセスしてみて下さい。

最後に、ギターインストの曲《大地の鼓動》を聴きながらお別れしました。

2週に渡ってお越し頂きました〝野澤享司さん〟は少し年上ですが、音楽のルーツを辿ると、ほぼ同世代かもしれませんが、1972年の中津川フォークジャンボリーにも出られた、と聞いて、年の差以上にキャリアの差というものは比べものにはなりません。
多彩な方面の顔を持っている。それが生半可でなく…例えば絵本であったり…例えば忍術の研究であったり…例えばまんが(アニメではなくまんがです)その造形であったり…どれを取っても深いものがあります。人によっては「音楽より優れているんじゃないか?」と奇術・手品もしかり、の様であります。

“野澤さん”は、僕が最も「この人のライブを観てみたい」と感じた方でした。また、ご一緒できる日を楽しみにしています。
また遊びに来て下さいね。
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■野澤享司ライブ
 12月2日(土)東京大森「風に吹かれて」with 白井良明
http://www.interq.or.jp/jazz/harrygws/nozawa-kyoji.html

■Ryntenライブスケジュール
●ソロライブ
・11月19日(土)岡崎倫典ギター教室発表会@東京バックインタウン:僕の教室の発表会です。応援に駆けつけてやって下さい。
・11月26日(土)三重四日市「ガリバー」
・12月16日(金)東京「バックインタウン」
・12月16日(日)奈良「ビバリーヒルズ」ゲストにMCタレントの南かおりさんをお迎えして、恒例となった朗読とのコラボレーション企画です。
・12月23日(祝・金)福岡朝倉「音茶」クリスマスイブイブライブ。サブタイトルは「酔っぱライブ」。盛り上がりそうです。
●冬の北海道ツアー
 4日(日)滝川「「Music House JIG」
・5日(月)旭川「Acoustic Live Bar 7Box」
・7日(水)岩見沢「MPホール」
・11日(土)北見「Live Bar Vienus(ヴィーナス)」

■アルバム情報
Eternal(エターナル) - Rynten plays Teresa Teng –
テレサ・テンとの夢のコラボレーションをスペシャルトラックとして収録。

【譜面集『Eternal Rynten plays Teresa Teng』】
『Eternal Rynten plays Teresa Teng』譜面集が出ました!、自信作です。
何が自信作かというと…非常に読みやすく見やすい!実際に楽曲も素晴らしいものばかりですから、是非弾いてみて下さい。

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