Ryntenゲスト #352 鈴木康博さん 1

予想によりますと、今年の〝夏〟は〝冷夏〟になる、〝梅雨〟は例年よりちょっと長引きそう、という話を耳にしました。
真実は如何に?もう少し時を待たなければ分からない事ですね。
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ひと月前になるでしょうか、北海道砂川で《交通事故》があり多くの方が亡くなりました。“酒”を呑み赤信号で突っ込み、しかもとんでもないスピードで走り事故を起こした。以前にもそういった事故が何件もありました。その度に出てくる言葉は《危険運転致死罪》。罪状を視野に入れて…とよく聞きますがその罪に「今、判決が下りました!」と耳にした事がありません。
せっかくの《法律》。何人もの命を奪っておいて“厳しい法律”が適用されない…。例の“年金機構”の《情報漏洩》、これもそうなんですが、日本という国はどうも責任の所在そしてその責任を取るシステム、仕組みが出来上がってない様な…そんな事を痛感します。
“人の命”のみならず“家庭の幸せ”…それらを全て奪い去った人たちはそれなりに“償って”行くべき、と思います。それなりの“法改正”“憲法解釈”理論も必要でしょうが、そちらにも目を向けて頂ければ、と思います。

おたよりをご紹介します。
久しぶりですね。宮城の中年ライダーさんからです。
『体の調子が悪かったですが、やっと回復した矢先に、何と、今度はパソコンがやられました。』
ー僕なんかもそうですが、パソコンはまだまだ発展途上という気がしますね。
『アコースティックウインドを聴きたくて安いパソコンだけど購入して、精神状態が安定しました。この番組が放送されると多くの人々が癒される事間違い無いのですが。』
ー是非サイマルにチャレンジしていただければ、と思います。おたよりありがとうございます。

■Ryntenゲスト
【ゲスト:鈴木康博さん】
今回のゲストは、僕が大変お世話になった《鈴木康博》さん、6年ぶりにお越し頂きました。
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オープニングは懐かしい《一億の夜を越えて》。今、聴いてもカッコいい“Yassさん節”。この5月、4年ぶりにオリジナルアルバム《この先の道(2枚組)》をリリースされ、2枚とも同じ曲目ですが、曲順・アレンジが違います。 一枚はギター1本の弾き語りアコースティックバージョン。もう一枚はバンドや弦を入れた、アレンジバージョンとなっていて、ライブツアーも5月5日から既に始まっています。

鈴『4年前のアルバム制作時に「ギター1本で出来る!」、たっだらアコースティックバージョンも聴いてもらい予習してからライブに来てもらったら「違和感がないんじゃないか?!」と思って創りました。』
倫『僕も聴いててYassさんのステージを聴いてる様に感じました。』
鈴『そう思って頂けると嬉しい。』
倫『アレンジが違うと音圧も変わる、よって曲順が変わる。』
鈴『曲の流れも“ライブ”と感じられる曲順にしよう、と。』

昨年、奈良での僕の〝還暦ライブ〟にゲストで来て頂き、数年ぶりにご一緒させて頂いたんですが、その時に「すごくいい年の重ね方をしているな。」って思いました。

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倫『このアルバムでも改めてそれを感じさせられました。ジャケットもカッコいい。』
鈴『そんな風に言ってくれる人は少ないです(笑)。しかも同業者から言われるともの凄く嬉しい。』
倫『あこがれですよ。自己管理、精神的な部分の強さも。』
鈴『何にもしてないです。行き当たりばったりで生きて来て…(笑)。』
倫『でも、このアルバムにも綴られているじゃないですか?!』
鈴『そうですね。今の自分を一つ一つ形に残していければ“この先の道”に進んでいけるんじゃないかな。同世代の人たちに聴いて頂きたいです。』

昨今、年のいった人たちが聴ける音楽が無い中「これを聴きたいんだよ!」と思わせるアルバム。Yassさんの本音の集大成なのかもしれません。随所に“Yassさん節”を感じます。

今日の1曲目はアルバムタイトル《この先の道》。

サポートをやらせて頂いてた時「色んな事を教えてもらったな。」とこのアルバムで再認識させられました。

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倫『「力んだら重くなるからアクセントをつける時絶対に重くなってはいけない。そうするとリズムは絶対に狂わないし崩れない」とか。』
鈴『えっ!そんな事言いましたっけ?!』
倫『いや、言葉じゃなくて…音で教えてくれるんです。例えば、今回のアルバム“アコースティックバージョン”のギター1本でも〝グルーブ感〟〝リズム〟を感じさせられますし…。』
鈴『“アコースティックバージョン”の時はリズムBOXを使わない様にしないとステージで演ってる、リアルな感じが出ない。』

20年ほど続いた、Yassさんの軽井沢宿泊イベント。最初に参加させてもらった時「気軽な服装で。」と言われジーンズにセーターで行ったら、みんなビシッとスーツ。しかもYassさんまで!「これが気軽かい?!』と陥れられました(笑)。
その時に1回だけ「コーラスやってよ。」と言われやらせてもらいましたが…二度と頼まれませんでした…お気持ちは良く分かりますが…(苦笑)。

このアルバムは全曲「面白い!」。うなづく歌詞が随所に出てきます。特に〝コンピューター〟。「この国のレベルなんて、これだけ進んでいるのに、やるのは〝ゲーム〟だけ」って(笑)。みんな思ってるけど口には出さない。テーマが広いところにありますね。

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鈴『最近〝フォークバー〟で演る事も多く同じ世代の人がギター弾いて集まる場所が増えてます。』
倫『定年後の楽しみじゃないけど「もう一回復活しよう。」みたいな。このアルバムは、同じ世代の人間が新しいものを創り続けてる人しか言えない様な事を綴っているから、この“この先の道”の中の曲も唄って欲しいですよね、今の自分の言葉として。』

2曲目は《フォークソングバー》。
ちょっと“ディラン”っぽい世界です。「Yassさんもこんなサウンド、弾き方をするんだ。」とビックリしました。

鈴『スリーフィンガーやアルペジオ、ピックでメロディー弾いたり、はやった事がなく、初めてです。大学のクラブとかでブルーグラスやウエスタンをやり初めた人が、ずっとベースの音だけピックで練習して…とフォークギターってそこから始まるんだけど、その辺の事をやってなかったので。そんな思いで挑戦してみました。』
倫『でもやっぱり〝Yassさん節〟。計算されたベースラインの確実さ、面白いです。』
鈴『ちょっとモタついているけど。』
倫『異色です。』
鈴『そこまでフォークソングっぽい曲はなかったですから。』
倫『今の時代、なかなか耳に出来ないスタイル。』
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まだまだいろんなお話をお聞きします。
次回もどうぞお楽しみに。

【鈴木康博ツアー SOLO LIVE 2015 この先の道】
鈴木康博ライブツアー
http://www.suzukiyasuhiro.jp
・7月11日(土)京都「都雅都雅」
・7月12日(日)岐阜『M’s LIVE HALL」
・7月18日(土)札幌「くう」
・7月19日(日)旭川「アーリータイムズ」
・7月20日(月・祝)赤平「ABホール」
・7月25日(土)盛岡「すぺいん倶楽部」
・7月26日(日)秋田「ビアレストラン楽市」
・8月28日(金)岡山・キングサーモン
・8月30日(日)広島「楽座」
・9月12日(土)甲府「桜座」
・9月13日(日)長野・「拓郎age」
・9月19日(土)神戸「SLOPE (Arrange Version)」
・10月17日(土)渋谷区文化総合センター大和田「さくらホール」(Band Special)

【鈴木康博ツアー 最新アルバム『この先の道』】
鈴木康博アルバム

■Ryntenダイアリー
【New Guitar】
某雑誌のレコーディングがあったんですが、僕のまたまた、またまた新しい《SUMI》ギターが届き、初披露しました。
いい音してました〜!
これから育てて行くのもまた楽しみです。
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【ライブに行ってきました。】
先日、僕の友人たちのバンド《ヒューマンズー》が北山修さんの69才をお祝いした、バースデーライブが〝バックインタウン〟で開催され、覗きに行ってきました。
“ヒューマンズー”とは…僕がいつもサポートしてもらっているキーボードの“平井宏”さんがバンドマスター。編成された大所帯のバンドで、北山さんが創られた曲たちを演奏。バンドのみなさんは、楽しそうに演られてました!
もちろん、ご本人も会場にいらっしゃいましたが、お客さんとしての参加。
僕も、“北山修”さんが55才と60才の時に〝+one〟として参加させてもらった事があります。
終演後は打ち上げにお邪魔して…。楽しかった!
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■Ryten ライブスケジュール
・7月3日(金)東京「バックインタウン」
73バックインタウン

・7月4日(土)福岡朝倉「音茶」O.A.三ケ尻聖一、櫻井憲一郎
7.4.Onsa

・7月15日浜松「なんでモール」
2015.7.なんでモール

・7月19日(日)広島福山「とおり町交流館」
2015.7.19福山

■北海道ツアー
北海道ツアー画像資料提供:『Acoustic Guitar Life』

・7月7日富良野「きつつき」
・7月9日赤平「交流センターみらい」
赤平の夏2015 リーフレット

・7月11日(土)幕別「百年記念館講堂」
・7月12日(日)旭川「フォークジャンボリー」

●8月のソロライブ
・8月1日(土)徳島「寅屋」
・8月2日(日)和歌山紀伊田辺「オレンチ」

■アルバム情報
Eternal(エターナル) - Rynten plays Teresa Teng –
テレサ・テンとの夢のコラボレーションをスペシャルトラックとして収録。

【譜面集『Eternal Rynten plays Teresa Teng』】
『Eternal Rynten plays Teresa Teng』譜面集が出ました!、自信作です。
何が自信作かというと…非常に読みやすく見やすい!実際に楽曲も素晴らしいものばかりですから、是非弾いてみて下さい。

3 thoughts on “Ryntenゲスト #352 鈴木康博さん 1”

  1. 倫典さん、私が住んでいる地域はFM放送されていないのでもちろんサイマルで聴いていますよ(笑)一日遅れで・・(涙)投稿がさっそく取り上げていただき、一番の良薬です。今週は、オフコース時代からファンの鈴木康博さんということで、いつも以上にテンションが上がりました(血圧が高く薬を飲んでいる小生にはまずいのですが(笑))以前サポートされていたとの事、ミュージシャンの御縁に驚くやら・羨ましいやら・・。来週の放送も楽しみにしています。

  2. バックインタウン行ってきました。心なしかいつも以上に音が良かった。30分超のオリジナル8曲メドレーは感動しました。聴きなれているファンだから当たり前ですが、退屈しなかったのがすごい。私たちは”ヒットメドレー”だと思っています。お気に入りの、いつもアンコールで演奏される新曲・・・今日はエフェクトのかかった音で初めて聴きました。ドラマチックできれいなメロディーのせいか、聴いていてちょっとウルっときましたよ。

  3. 「SAYURI」は「う~ん、そうきたか」という感じでした。弾いてみよっ。(笑)

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