Ryntenゲスト #346 谷山浩子さん 1

夏を感じる今日この頃、如何お過ごしでしょうか?
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1週間ほど前、日本全国《母の日》でした。
歴史は古いらしいですね。世界的に“記念日”という事で、17世紀あたりからあるそうです。日にち的には世界中バラバラですが、“カーネーション”を贈る、という事では一致している様です。

〝お母さん〟と言えば世間的に“立場がある”と言いますか、“強い”と言いますか、唄を振り返ってみると …。
『 あめ あめ ふれふれ かあさんが じゃのめでおむかえ・・・』です。〝お父さん〟は迎えに来ない。
『かあさん お肩をたたきましょ・・・』お父さんの肩はたたかない。
『ないしょ ないしょ ないしょの話は あのねのね・・・ねえ母さん』と結ばれているわけですけど、ここで『ねえ 父さん』とは出て来ません。
『かあさんが 夜なべをして 手袋あんでくれた・・・』この曲には一部〝お父さん〟も『・・・わら打ち仕事・・・』と出て来ますが、殆どは〝お母さん〟がテーマのズバリ《かあさんの歌》。
《無縁坂》でも『母がまだ若い頃 僕の手をひいて・・・』と『父が ・・・』とは出て来ません。
どうやら〝お父さん〟の立場はかなり弱い様であります。

おたよりをご紹介します。
・TAKさんから『映像を観ながら《IF》のおさえている指の角度が違う事に気が付きました。トライしてみると、以前よりスムーズになりました。やはり指のスポーツだ。』
ー映像が役に立っているという事ですね。
・同じくTAKさん『《I need to be in
Love》のイントロは小指のトレーニングになっています。
ー《カーペンターズ》ですね。小指は本来なかなか使わないものなので、これはトレーニングを重ねるしかないです、ギターに限らずですが。

【Ryntenゲスト】
今週と来週は《谷山浩子さん》がゲストです。3年ぶりの登場であり3年ぶりの再会です。《中央FM》のスタジオが移転してから初めてです。「ガラス張りの綺麗なスタジオですね。」と言ってました。
〝恋するニワトリ〟を聴きながら…
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倫『この曲は某放送局〝みんなのうた〟で初めてレコーディング・アレンジをさせてもらいました。』
谷『自分でアレンジしてフレーズも創ったのにしょっちゅう間違える(笑)。でもこれ難しいんだよね。ピアノでイントロをよく弾くんですけど、大変。すごく練習した。』

そうなんです。コロコロ変わるし普通のスケールでは弾けないんです。成功は30%でしょうか?!(笑)。レコーディングから30年近く経ちますが、新鮮味が色あせない。

〝谷山さん〟は3年前、〝デビュー40周年〟を迎え記念コンサートを大阪と東京で開催。東京国際フォーラムでのライブを完全収録したアルバムを昨年リリースしました。唄を創り始めた頃から始まり、7才の時に初めて創った唄を歌って…と自分史をそのままライブされたそうです。

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谷『10代の頃、お世話になった方の息子さんと出会い、19歳の時に送った「デモテープがまだあります。」と言われCDに焼いて送ってくださったんです。聴いてみたらピアノとか上手い!(笑)』
倫『天才少女!』
谷『逆に言うと、何十年も成長してない(笑)。』
倫『という事はよっぽどの子供だった、という事だよね。』
谷『18、19歳でこれだったら大したものだな、って。でも曲は今の方がいいです。』

その流れの中で、僕がアレンジさせてもらった曲があります。谷山さんに『間奏がとっても凝ってます。』と言ってもらいました~。

今日の1曲目《あかぎつね》

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谷『倫典さんのアレンジ、楽しいよね。』
倫『アレンジする事自体も楽しいし、クラッシックの要素が結構入ってる。』
谷『初めてギター弾いてもらった時からクラッシックっぽかったよね。』
倫『クラッシックっぽいパッセージが使えるアレンジが出来る曲って少ない。特にフォークソングと呼ばれているものとかは、巡回コードから外れる事はちょっと難しい。だけど浩子ちゃんの曲ってそれが出来る。』

〝あきぎつね〟〝恋するにわとり〟など僕のアレンジは、基本的にドラムを使わない事が多いんです。これら、パーッカッションには電話帳を使いました。

谷『どうして普通のパーカッションを使わないの?』
倫『欲しい音が出ないし面白くない。スドーンとにぶい腹にくる様な重量感のある音がいい。』
谷『それが電話帳だったんだ。』
倫『そう。しかも何冊重ねれば一番いい音がするか?とか…(笑)。』

試行錯誤をした結果、何冊か重ねて軍手をはめて…が一番いい音でした(笑)。それと吹き物。管楽器でなくボトル。口の広いデキャンタの様な物を探し「これだ!」というのがあったんです。ところが、吹く人は肺活量が大変。途中で「ごめん、録り直しさせてくれ」と(笑)。

“40周年記念コンサート”の収録アルバムに面白い言葉がありました。なんと〝メルヘンババア〟(笑)。

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倫『「失礼な…」って思いつつも、すごいインパクト。』
谷『デビューして1年足らずの20歳か21歳の時に《窓》というシングルを出して、その時に言われた。「大人の女のラブソングみたいな生活に根ざした唄も歌っていった方がいいんじゃないか?!」って。「“メルヘンババア”になりたいんだったらそれでもいいけど」って女性の評論家に書かれたんです。』
倫『言葉って活字になるとインパクトが凄い。』
谷『だから何十年たっても覚えているわけですよ(笑)。本当になったなあ~って。』

“谷山さん”ご本人的に「ヒット曲も無くこれまでやってこれた」と言ってましたが、応援してくれる、聴いてくれるお客さんが減っていない気がします。

谷『結婚して子育てもひと段落して…とか新しい世代の人が動画を観て来てくれたりする。デビューした頃に比べると私が歌っている様な人って増えて来たので。』
倫『でも全然世界が違う。隠れたメッセージが残されているし。。。』

今日の2曲目は、そのメッセージを感じる唄《しっぽのきもち》。これも僕がアレンジしました。

5月30日(土)東京文化会館小ホール「谷山浩子放課後の音楽室~倫典先生と~リベンジ」コンサートがあります。

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倫『この〝リベンジ〟は前回来た方なら分かる。』
谷『3年前、ご迷惑をおかけしました。』
倫『そんな事あったっけ?(笑)。』
谷『よく覚えていない(笑)。』

「どういう意味なんだろう?」と思われる方も多いかもしれません。“谷山さん”が当日本番で説明されるそうです。『楽しいライブにしたい!』と二人で話していました。
来週もお越しいただき、このコンサートのお話をさらに聞いていきたいと思います。
どうぞお楽しみに。

■Ryntenダイアリー
【ガリバー@四日市】
今年もここ“ガリバー”には〝ツバメ〟が卵をあたためてました!ただ、もう一つの巣には戻って来てませんでした…残念。元気巣立って行って欲しいですね。
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今回もゲストはいつもの《竹内いちろ》君。
“いちろ”君も若かりし頃は、レコーディングやステージなどいろいろな方のお手伝いをされたり、バンド活動の経緯もありますので、一緒に演るセッションは楽しいです。
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【ビバリーヒルズ@奈良】
今回のライブは地元ケーブルテレビ局のライブ収録が入りました。カメラが4台も…僕の後ろにも設置されていました。別な緊張感がありましたねえ。
ライブも盛り上がりましたよ~。
Live @Bevery

昨年、中国・長沙でのコンサートの時にご一緒した、ダンサーのぺんぺん氏が観に来てくれました。先日ダンスコンテスト中国大会で優勝、僕のこのライブの翌日が大阪で世界大会に参加する為に数日前に来日していました。久しぶりの再会、嬉しかった!

で、みんなでいつもの“おでん”で乾杯。
Uchiage@Bevery

【OWL@松山】
2度目の登場です。今回も盛り上がりました~。
OWL
「初めてライブに来ました。」という方々もいたりして。嬉しかったですね。
打ち上げに連れて行ってもらった焼き鳥屋“炭火焼金次郎”、美味しかった!
Uchiage@Matsuyama

翌日は海沿いのレストランで新鮮な「刺身定食」を頂きました。美味かった!見事なまでのお天気に恵まれ、気持ち良かったなあ。
Setouchi@Matsuyama

【J’s Bar@広島】
ゴールデンウイーク最終日でもあり、このツアーの最終日でもある、僕のふるさと、広島でのライブです。
J'S Bar

毎年何かのトラブルが発生するこのお店…今年もトラブルが…(苦笑)。でもそこはPAの〝笹田〟氏。しっかりと調整。無事にライブを終える事が出来ました~。
Sasada@Hiroshima

今回もかなりタイトなスケジュールだったけど、充実したツアーでした。お世話になった各地のみなさん、有難うございました!

■ライブスケジュール
●ジョイントライブ
5月30日(土)「東京文化会館小ホール」
『谷山浩子コンサート 〜放課後の音楽教室 倫典先生と〜 revenge! 」
http://t-onkyo.co.jp
http://www.t-bunka.jp/calendar/calview.html?ym=20155&d=33&m=small

●ソロライブ
・6月4日(木)長野飯田「いろは亭」
http://p-nagano.com
64 IIda

・6月7日(土)新潟上越「メモリー」
http://k2.fc2.com/cgi-bin/hp.cgi/livehousememory/

・6月27日(土)千葉九十九里「シーブリーズ」O.A.YASU、千葉英樹
http://kujukuri.net/sb/
627 Sea Breez

・7月3日(金)東京「バックインタウン」

・7月4日(土)福岡朝倉「音茶」O.A.三ケ尻聖一、櫻井憲一郎
7.4.Onsa

●イベント出演
・5月21日(日)東京サンライズホール「東京ハンドクラフトギターフェス2015」
http://handcraftguitar.jp
東京ハンドクラフトギターフェス2015

■アルバム情報
Eternal(エターナル) - Rynten plays Teresa Teng –
テレサ・テンとの夢のコラボレーションをスペシャルトラックとして収録。

【譜面集『Eternal Rynten plays Teresa Teng』】
『Eternal Rynten plays Teresa Teng』譜面集が出ました!、自信作です。
何が自信作かというと…非常に読みやすく見やすい!実際に楽曲も素晴らしいものばかりですから、是非弾いてみて下さい。

4 thoughts on “Ryntenゲスト #346 谷山浩子さん 1”

  1. >>谷山浩子さん

    ちょっと私の趣向とは違うので聴いてこなかったのですが、倫典さんのアレンジはチェックしています。(笑)ソロギターとは違う一面がありますよね。初期のアルバムのバンドアレンジものも大好きです。電話帳の話は笑いました。でもそういうのっていいなとも思います。オリジナルアルバムを作る際はぜひアンサンブルものも加えてください。

  2. 谷山浩子さんのピアノ好きです。
    ピアノなのに音階がスリーフィンガー!
    残念ながら
    (“倫典先生と”)のライヴに行けませんが
    ピアノとギターの共通点みたいな話が聞きたいです。

  3. >>サポート時代

    恐らく知らず知らずに耳に入っていたであろう、サポート時代の倫典さんのギターですが、今聴くと「らしいな」と感じます。同じ人が弾いているので当たり前ですが・・・。いろいろなポジションのアルペジオを何本かオーバーダビングするパターンがあると思うのですが、あれ好きです。他のギタリスト、アレンジャーはあまりやっていないのでは・・・独特ですね。オリジナルアルバムでも使っていると思います。

  4. 最近「赤いスイートピー」をよく練習するのですが、譜面集に「Candyのレコーディングにも参加」とありました。松田聖子の「Candy」は好きでよく聴いていました。やはり知らず知らずのうちに聴いていました。もう一度聴いてみよう。

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