Ryntenバイエル #334 Without Youを弾こう 5

寒かった冬が少しずつ遠のいている…そんな実感があります。春は確実にやって来ています。
みなさん、如何お過ごしでしょうか?

ここのところ…、ここ数年と言っていいんでしょうか?海外からの旅行者の方が非常に増えております。中国、台湾を始めとする東南アジアが中心にはなっていますが。
そんな中でも観光者たちの行き先がだんだん変わって来ている、という話です。以前は(今もですが)、かなりの方が“秋葉原”、大阪で言うと“日本橋”、そんな電器街で買い物に出かけるケースが多い様です。
それとは別に、海外旅行客の 人たちが“多い”と言われているのが、“盆栽庭園”。“盆栽屋さん”と言いますか、小宇宙の様な非常に日本的な世界。ここに興味を持っている外国の方たちが、どーっと押し寄せ、中には数百万という値がつくものをあっさりと買って行く…、というケースが増えている様です。
まあ、「“盆栽”という物に興味あない」と言うより、あまり近くない僕としては、非常に狭い世界の様に感じるんですけど 、世界中に愛好家が散らばっている…眺め方を変えてみますと、僕たちが手がけている、“ギターインスト”の世界に似ている様な気がします。ただし、そこには創る人だけではなくて、それを観る人、聴く人の感性というものが必要になってきます。
同じ狭い世界ながらも、やはり“深さ”というものが“盆栽”の世界に感じさせられます。
aw150221

一つ、こんなおたよりを頂いています。初おたよりですね。
・nさんから『初めてコメントさせて頂きます。Youtubeなどでは、アタックなどを使ったパーカッシブな演奏をしているのをよく見かけますが、どうも演奏者の満足(複雑にし過ぎてしまう)に終始している様な気がします。普段、ギターという楽器で表現する時に、どの様な事に注意され意識されているのか?曲のアレンジにおいて「ここは外せない」「ポリシーである」などのギターや音楽についてのお考えを是非、お聞かせ頂ければ…。』
ー僕は「原曲の良さを壊さない」「失わない」「ギターを知らない人が感動出来る」というところですね。そこが先ず一番大きなポイントでしょうか。これについては、また改めてお話しを続けたいと思います。

【Ryntenバイエル】
Ryntenバイエル、今週はNilsonの「Without You」の5回めです。以前、雑誌「アコースティックマガジン」に楽譜を掲載しましたが、お手元になくともわかりやすい解説を目指していきます。Tuning:Standard/CAPO:2で演奏していきます。ぜひ、チャレンジしてみてください。
http://youtu.be/k3S0JnG2nAs

今週最後は、ボクのオリジナル曲「麻衣」。ぜひ、お聴きください。
http://youtu.be/zaMI4kd2aR0

【Ryntenダイアリー】
百年邑@大阪河内長野
約1年ぶりのライブです。何故か寒い時期にぶつかりますね。去年も寒かった記憶が…。
hyankunemura

たくさんの方々が来てくれました!キャンセル待ちの方もいたんだどか…。僕の友達も「入れない」と電話が来ましたねえ。
でも、有難い事です。感謝!ですね。

マスコットの“ソラ”は、相変わらず食いしん坊。ただ、ちょっと年をとったかな…。まだまだ元気でいてね。
SORA

このお店の名物は“馬肉”料理。馬すじカレーに馬とろ丼、馬刺し…どれも美味い!今回は、新しいメニューとなった、馬すじシチューをご馳走になりました〜。
Hyakunenmura Menu

宴もたけなわの中、後ろ髪を引かれつつ別れの記念撮影(笑)。
KInen Satsuei

今年、百年邑は15周年なんだそうです。すごいですね。僕が初めてお邪魔してから「どのくらいになるんだろうか?」そんな事を話しながら別れました。マスターお酒はほどほどにね〜。また、元気に会いましょう!
Mt.FUJI

■ライブスケジュール
・3月6日(金)東京「バックインタウン」http://homepage3.nifty.com/backintown/
・3月14日(土)群馬中之条町「ふるさとセンター つむじ」http://tsu-mu-ji.com
つむじ
・3月15日(日)群馬高崎「青春の詩」http://members3.jcom.home.ne.jp/seisyun2011/
・3月21日(土)静岡沼津「Molt Cat’s」僕のバースデーライブです。
■ギターセミナー
・3月20日(金)静岡沼津「すみやグッディ沼津店」
http://www.sumiya-goody.co.jp/profile/shop/detail.asp?s=55
すみやグッディ@沼津

■イベント参加
・4月11日(土)「フィンガーピッキングデイ」横浜赤れんが倉庫
■ゲスト出演『木村大 guitar live “ONE” special guest 岡崎倫典』
・4月7日(火)静岡市「GARDEN CAFE LIFE TIME」
http://www.fugetsuro.co.jp/lifetime/
・4月8日(水)東京目黒「BLUES ALLEY JAPAN」
http://www.bluesalley.co.jp/top.html
木村大

■セミナー&インストアーライブ
・4月18日(土)大阪三木楽器梅田店
http://www.mikigakki.com/special/special_list_photo.php?Rec_Id=2465
三木楽器

■アルバム情報
Eternal(エターナル) - Rynten plays Teresa Teng –
テレサ・テンとの夢のコラボレーションをスペシャルトラックとして収録。

【譜面集『Eternal Rynten plays Teresa Teng』】
『Eternal Rynten plays Teresa Teng』譜面集が出ました!、自信作です。
何が自信作かというと…非常に読みやすく見やすい!実際に楽曲も素晴らしいものばかりですから、是非弾いてみて下さい。

4 thoughts on “Ryntenバイエル #334 Without Youを弾こう 5”

  1. (福山セミナー受講の後に書かせていただいてます)
    倫典さんのギターセミナー初参加の友達を誘って参加させていただきました。
    何度目かの受講になりますが、今年が一番楽しく、友達もとても勉強になったと喜んでいました。
    受講者みなさんが、「来年も参加する」、と言われてたのが印象的でした。
    ありがとうございました。

  2. 久しぶりの投稿です。
    実は年末体調を崩し入院、とほほな年末年始をすごしました。
    今週のアレンジするとき気をつける点は「原曲の良さを壊さない」「失わない」「ギターを知らない人が感動出来る」とのこと、納得です。倫典さんのどの曲を聴いても本当に感動します。
    私は、ソロで演奏された動画も好きですが、伊藤賢一さん、チョン・スンハさんと演奏した曲も大好きです。
    素敵なゲストさんとのコラボも楽しみにしていますので宜しくお願いいたします。

  3. n.
    お便り、取り上げていただきありがとうございました。
    カバー曲の中に、オリジナルのイントロがあるもの(MISIAのEverythingなど)も素敵で、原曲好きの私も演奏に引き込まれました。
    そのようなお考えがベースにあると知り、納得いたしました。
    カバー曲からはじまり、番組冒頭のCity Of Tokyoですっかり魅了されました。(ライブで聴きたいです!)

    楽譜のない曲を弾きたい時、いつもメロディーとベースを意識をして音を採っています。(非効率かもしれませんが、力をつけようとギターをはじめた時からしてきました。)
    ベースはこうなって、コードは多分次はこれかな…という風に。
    原曲に忠実に・・・ということで、壁に直面している状況です。
    ただ、時間をかけて納得いくように弾けたときは凄く嬉しいですが、どこか妥協(原曲のイメージが薄い)しています。(ピアノ曲やオーケストラが入っているような曲だったりすると難しいです。)

    一曲のアレンジ、特にオリジナルでは何度かのマイナーチェンジを経ているということですが、カバーも徐々にアレンジが変わっていたりするのでしょうか?
    我々素人ですと、どうしても音を探ることにばかり注力してしまい、世界観という点(リズムや奏法面での工夫など)までは難しいという人が多いと思います。
    一つ一つの技術や、練習が凄く大切なんだなと、いつも講座を拝聴して痛感しますが、表現力をみにつけられるように頑張りたいです。

  4. こんにちは。
    原曲と共に歌えるギターサウンド
    心に沁みます。
    長年毎日聴いていてもわからなかった
    ギターの素晴らしさを感じます。
    どの曲のカバー曲、オリジナル曲を
    聴いていてもギターの響きが気落ちを
    ほぐしてくれるような魅力があります♪
    こんなように弾けるようになりたいと思いつつ
    数年が過ぎました。
    未だ全く近づけません・・・
    この素晴らしい企画を無駄にしないよう
    再出発して練習したいと思います♪
    いつもありがとうございます。

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