Ryntenゲスト #310 岩男潤子さん 1週目(9月10日更新)

9月に入りました。国際情勢のみならず、自然災害のニュースもたくさん耳に届いています。いかがお過ごしですか?
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先月8月8日〜20日までの約2週間、中国ツアーに行き、無事に帰って来ました(笑)。
5カ所の街で、都市でコンサート・ギターセミナーをやりましたが、どこも大盛況で本当に盛り上がりました。
何週間かに分けてツアーの報告が出来れば、と思っています。

最初に言っておかなければならない、お伝えしたい事があります。
ニュースではかまびすしく政治的な問題が取り上げられていますが、そこから離れ、ことコンサート・音楽というところでそれに関わっている人、或いはそれを耳にしようとしている人…本当にいい人たちばかり。それぞれの街で主催してくれた方々・コンサートスタッフとして動いてくれた方々は本当に良くしてくれました。
日本人にはあまり見られないほどのフットワークの良さ、やはり音楽をやる人・聴く人の国境のない時間を過ごさせてもらいましたし、本当にパワー溢れる人たちとたくさん触れ合えた、と僕は思っています。
音楽の世界に政治的な話・情勢が入り込む余地はない、と言っても過言ではなかったと思います。

■おたよりを頂いています。
・AMさんから『家の網戸に“やもり”がへばりついていました。東京は“亜熱帯化”している思われます。』
ーこの“やもり”は最近見なくなりましたね。子供の頃は昼な夕なと目にしていたわけですが、もともと「家を守る」という事で有難い話ですね。
中国ツアーの時、最南端の≪海南島≫の<海口>という街に行きました。そこは純粋に“亜熱帯”の場所なんですけが、気温・気候と日本とあまり変わらない気もしましたが、植物が全く違いますね。東京の“亜熱帯化”は進んでいますがもう少し時間がかかると思います。

■スケジュール
・9/13(土)新潟「カポタスト」<ラジオミュー><富山シティFM>をお聴きのみなさん、お待ちしております。
・9/14(日)福井鯖江「萬慶寺」市内でのイベント“街かどコンサート”に出演します。
・9/20(土)福岡朝倉「音茶」10周年突入です。
・9/21(日)広島「ワインの夕べ」“ワインサロン中村にて”ワインとオードを楽しんで頂いた後、JIVEにてライブが開催されます。僕の友人・レイニーウッドの<上綱君が友情出演します。 ・9/27(土)東京水道橋「らいん」キーボードに“平井宏”とパーッカションには“土屋‘大魔王’祐介”が参加。バンドバージョンでお届けします。 ・10/4(土)東京新宿「サクト」僕の教室生徒主催の発表会があります。ぜひ、応援に駆けつけてやってください。僕もゲストで演奏します。 ・10/7(水)東京曙橋「バックインタウン」<高木麻早さん>とのジョイントライブです。ギターには僕の他に
<稲垣達志さん>も参加されます。
・10/10(土)京都「都雅都雅」僕の還暦ライブです。<杉田二郎さん><茶木みやこさん>が駆けつけてくれます。
・10/12(日)神戸「チキンジョージ」<杉田二郎さん>、<細坪基佳さん(元ふきのとう)>とのスペシャルライブです。
・10/18(土)名古屋「ブルーノート」<高木麻早さん>のライブで演奏します。
・10/19(日)岐阜高山「ピッキン」今年は秋に演奏させてもらいます。をお聴きのみなさん、よろしくお願いします。
・10/25(土)埼玉越谷「大野楽器越谷店内MACS」年に一度のイベントです。地元アコギストたちとのセッションも楽しみです。

■Rytenダイアリーです。
杭州ライブの翌日、ギターレッスンと交流会の為に上海に戻りました。
「帰って来たね。」とコーディネイターの片矢君と。。。
back to Shanghai with Kataya

早速レッスンは、主催である“セブン”が運営するギター教室の講師陣がすらり。。。
交流会は交流会ではたくさんのギターファンが集まってくれました。
Koryukai@Shanghai

そして、中国ツアー最後の夜、古い街並=疎開のバーで「お疲れ様でした!」
Last Uchiage@Shanghai

帰国日、急きょ「倫典さんのレッスンを受けたい」という方から1本の電話。
杭州から飛んで来てくれた《季さん》、プロのギターリストでした。
本当に有り難い事です。
with Lee

もちろん、即OK。
昼丁度にレッスンを終え“セブン”のご両親主宰の会食へ直行。
帰国前の楽しいひと時でした。
with Seven Parents

で、帰国した分けですが、天候不順の為になんと5時間ほど遅れ…成田に着いたのは真夜中。
まあ、無事に帰れたのはよかったんですけど…。

2週間という決して短くはない中国ツアーでしたが、新たな出会いもあり本当に楽しかった!

また、みんなに会える時を楽しみにしています。
<片矢君>有難う。また日本で会いましょうね。

東京に戻るやいなや車を飛ばし、年に一度の<野反湖フォークコンサート>の群馬県へ向かったのでした。

続きは次回に。

■アルバム情報
Eternal(エターナル) - Rynten plays Teresa Teng –
テレサ・テンとの夢のコラボレーションをスペシャルトラックとして収録。

【譜面集『Eternal Rynten plays Teresa Teng』】
『Eternal Rynten plays Teresa Teng』譜面集が出ました!、自信作です。
何が自信作かというと…非常に読みやすく見やすい!実際に楽曲も素晴らしいものばかりですから、是非弾いてみて下さい。

【Ryntenゲスト】
今週と来週は声優でもありシンガーソングライターの≪岩男潤子さん≫にお越し頂きます。7月23日にリリースした新しいアルバム【Voice】を引っさげての登場です。
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オープニングに流れてきた、僕とは真逆の透き通る様な声ですね。何年かぶりかにお会いしたんですが、全然変わっていない。昔ながらに僕は“潤子ちゃん”と呼ばせてもらう事にしました。

倫「このアルバムよりもひと月前に、初のフォトエッセイを初めて出されましたよね。どちらも【Voice】というタイトルです。」
潤「声優活動の中で写真集は出させて頂いているんですが、自分自身の言葉で綴ったものは初めて。タイトルも自分で決めました。今年20年の節目で以前からオリジナルアルバムを創る、という目標がありました。ライブでその話をしていたら、の方がいらしててこの様な素敵な同時発売をする事が出来、待っていてくれたファンの方々に支えられ、20周年を大きく飾る事が出来ました。」

潤子ちゃんは、13才で出身地の大分別府を飛び出し高校生の時にデビュー。20年前の1994年、アニメ<モンタナジョーンズ>のオーディションを受け、見事に合格。しかしそこにたどり着くまでに紆余曲折があったそうです。

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倫「凄い行動力ですね。」
潤「表現する事に憧れて…。子供の頃は絵本にソノシートというのがついていて、それを繰り返し聴き真似て読むのが好きだった。その話に沿った歌だったり、童謡だったり…感動するんです。幼い頃からこんな仕事がしたい、と。」

ここで1曲。そのあたりにまつわる歌で。紹介時の“Voice”そしてこの曲を聴いただけで、アルバムの色が分かります。

倫「このアルバム全体のサウンドプロデュースの<さん>、ベースの方ですが色を持ってる凄い方だな、と。」
潤「伝えます。」
倫「情けなくなる様な今の日本の音楽だけど、こうやってちゃんと進歩してるんだな、って。中心となる歌声を包んでる音の芯がしっかりしてる。」
潤「凄く嬉しい。プライベートレーベルで皆の力をお借りして頑張って創りました。泣きそうです。」

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この後、“モンタナジョーンズ”の役がらで一言、というリクエストに「本当に幸せよ。」と潤子さん。
レコーディングも皆と沢山笑って泣いて挫けそうになったり喧嘩もしたりしながら、暖かい時間を積み重ねやっと手にした時のぬくもりは、幸せの一言につきます」と言ってましたが、それは必ず音にも出るし、ファンの方に伝わりますよね。

倫「20年前を振り返ってみて、これが最後と“モンタナジョーンズ”のオーディションを受けた?」
潤「そうなんです。」
倫「その翌年には歌手デビュー?」
潤「“モンタナジョーンズ”のキャラクターのイメージで歌ったものがシングルカット、ポニーキャニオンからアルバムのお話を頂きました。それまでは、声優さんの仮歌のお仕事をさせてもらっていたんですが、ご本人が歌われた後には仮歌は消されてしまう…いつか自分のアルバムが出来たらいいな、と願っていましたから初めてアルバムを創った時の感動は忘れませんし、ファンの皆さんから頂く言葉でここまで来る事が出来ました。この先もしっかりとご恩返しが出来る様な活動をして行きたいと思っています。」

20年前の感性がずっと保たれ今も続いている、というのも凄いな、と思います。

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ここで、潤子ちゃんとの出会いを少し。。。
倫「潤子ちゃんがデビューして間もない頃。」
潤「はい。95年に“初めまして”というアルバムを出して、その年に翌年のアルバム“エントランス”を“斉藤ネコさん”プロデュースで出すことが決まり、その時に“谷山浩子さん
”に“ネコ曜日”という曲を書いて頂き、そこで倫典さんに巡り会いました。」
倫「後光が射して顔を上げられなかった…照れちゃって(笑)。」
潤「そんな…(笑)」
倫「声に引っ張られる部分は大きい。もちろん、歌を引っ張るのも同時に存在しなければ…。だけど一方通行だといいものが創れない。最初に出会った時にそれはすごく感じた。」

潤「倫典さんに弾いてもらった“ネコ曜日”を歌った時、初めて交わる感じというものを体験。それまでは、伴奏と歌の様な…壁まではいかないけど透明なフィルムがあって、みたいな勝手なイメージが。でも倫典さんがニコニコしながら演奏して下さり歌った時に「これがフィーリング!」と言うか「みんなに伝わっていく暖かさなんだな。」と教えて頂きました。

2曲目は、アルバムタイトル曲で紹介時で流れていた“Voice”。改めてじっくりと聴いてみたい、と僕がリクエストしました。

【岩男潤子ツアー】
岩男潤子さんLIVEスケジュール
岩男潤子さんのツアーが9月から10月にかけて開催されています。
詳しくは岩男潤子さんのオフィシャルウェブサイトにてご確認いただけます。

この番組は中央エフエム(http://fm840.jp )をキーステーションに、 ラジオ・ミュー(http://www.fm761.co.jp )、 富山シティエフエム(http://www.city-fm.co.jp )、 エフエムとなみ(http://www.fmtonami.jp )、 エフエムおかざき(http://www.okazaki.fm )、 エフエムわっち(http://www.fm-watch.jp )、 エフエムちゃお(http://792.jp )、 エフエムゆめウェーブ(http://www.yumewave.jp )、 かずさエフエム(http://www.kazusafm.net )、ビーエフエム(http://www.befm.co.jp/)、フレンズエフエム(http://www.friendsfm.co.jp/)、エフエムG’Sky(http://www.fmgsky.com/)、あずみ野エフエム(http://www.azuminofm.co.jp/)、FMまつもと(http://fmmatsumoto.jp/)、高知シティエフエム(https://twitter.com/kcfm762)以上、15局のコミュニティエフエム局で放送中です。

4 thoughts on “Ryntenゲスト #310 岩男潤子さん 1週目(9月10日更新)”

  1. >>花子とアン

    NHK朝の連ドラ。主人公花子が「赤毛のアン」と出会うシーン。本を贈られたカナダの先生と口ずさんだのは「The Water is Wide」でした。音楽ファン、倫典ファンはこの瞬間を見逃しません。私がこの曲を知ったのは倫典さんもサポートしていた鈴木康博さんのライブでした。今は倫典さんのアレンジでギターを楽しんでいます。
    週末から10月にかけて仕事がハードになるんです。ギターも弾けません。そういう時が年に何回かあるんですが、弾けなくなる前に「最後に何を弾こうか」・・・これは結構大事なのです。今回のお題は決まりました。
    10月は面白そうなライブがありますね。バックイン楽しみにしています。それまで頑張れるかな???

  2. 楽しみにしてます!
    ぼくも「The Water is Wide」の楽譜が欲しいです。
    機会ありましたら、是非是非是非 お願いします。
    即 買いますっ!!!

  3. >>The Water is Wide

    朝ドラ視聴者の中では「あの曲なに?」と興味を持つ人もいるみたいですね。「俺は知ってるぜ」みたいな優越感もありますが・・・。音楽っていいですね。つくづく。でもそんな古い曲だとは知りませんでした。ドラマのおかげでネットでいろいろ調べました。今日でしばらくギターともお別れ・・・・。さみしい。

  4. いつも素晴らしいご活躍を
    拝見させていただき常にギター音楽の
    感動を感じています。
    これからも頑張って下さい♪

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