Ryntenゲスト ~Vol.231:TWO-TONE’zさん(The JAYWALK) 1週目

【河童のひとり言】
寒い冬のコタツの中で、あるいは食後のひと息に「お茶」というのは実にホッとする時間ですよね。
ところが最近のアンケートでは、近頃の高校生は急須の使い方を知らないとか。急須に茶葉と水を入れて直接火にかけた、なんて話もあるとか。まぁ、これもペットボトルでお手軽においしいお茶が飲める、という利便性から生まれたエピソードなのでしょうが。母親がお茶を入れる、父親が湯飲みをすすりながら深いため息が湯気に見える。こんなところに家庭文化ってのがあると思うんですが、どうなんですかね?
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【今週のRyntenNews】
3月に入りました。梅の開花のニュースもあちらこちらから流れてきています。如何お過ごしでしょうか?

【河童のひとり言】から《急須を火にかける》というお話。これは想像するのも難しい状況が生まれている様です。。。
尤も、“急須でお茶を入れる”というよりも、“ペットボトル”でも買い込んで、熱いお茶が飲みたければそれをまたレンジで温める、というのは随分前からの感じがします。
急須に限らずですが、“消え行く物たち”…“急須”もそのうち“特殊な食器”となるのでしょうか?
例えば、昔、駅でお弁当を買ったりすると、ペットボトルならぬ“陶器に入ったお茶”がその横で売られていたり…それがすごく情緒があっていい思い出となって僕の中に残っています。
“物”だけでなく“言葉”もまた、死語になりつつあるものが増えてきています。
“筆入れ”“筆箱”…言葉としては残っていますが、“筆箱”に“筆”を入れている人をあまり見た事はありません。
“下駄箱”に入っている“下駄”を見た事がありません。

そうやって、どんどんと言葉の意味が変わってきている…つまり日本語も徐々に変化しつつあるというご時世…という事ですね。

■おたよりコーナー
・TAKさんから、僕がいつも生演奏で使っているギターに関するおたよりです。
『URANOギターは胴がやや薄く、ネックがにぎりやすい。』。
ーURANOギターはちょっとスペックが違うんですけど僕にとっても、非常に弾き易いギターです。
 TAKさんからは、生演奏《明日に架ける橋》へのコメントも頂きました。
 いつも有り難うございます。

■ライブスケジュール
・3月15日(金)鳥取米子「アズティックラフズ」仲間に会うのも楽しみの一つです。
.3月16日(土)鳥取「大綸寺ルルカフェ」スタッフのみなさんもお元気でしょうか?
・3月20日(祝・水)福岡津屋崎「サーフナイン(9)」元サーフサイドのマスターの新しいお店。
・3月23日(土)岐阜中津川「さんさ酒屋のコンサート」ゲスト出演します。初登場です。
・3月24日(日)新潟上越「メモリー」マスターに会うのも2年ぶりです。
・3月29日(金)東京「バックインタウン」年度末…お忙しい時期ですが、是非お越し下さい。

●ライブにご来場の皆様へお願い●
ライブ中は録音や撮影は禁止です。
ステージに上がったり、ギターや機材に触ったりしないで下さい。
楽器はとてもデリケートで、なによりアーティストの命です。
マナーを守り来場者皆さんが心地良く楽しめるライブになるようご協力ください。

http://www.rynten.com

■Ryntenダイアリーです。
今回のツアーは、四国は高知と香川の高松です。
高知にはライブ前々日のラジオ出演の為に、早朝に東京を出発!…とは言っても、一般的には決して早くない時間ですが。。。
7:30の新幹線はほぼ満席。当然のことながらサラリーマンがほとんど。
朝早くから西へ東へ、と動いているんですね。凄いです!

この日は、久ぶりに朝から小春日和。
前日までの寒さがウソの様です。
富士山もこの通り。でも雪がいつもより積もっててちょっとビックリ。
それまで冷え込んでいたので、かなり降ったんでしょうか。
Today's Fuji

岡山を経由して土佐線に乗り込んだ電車は、“アンパンマン列車”。
四国内の在来線ので、このデザインの列車は20本走っているんだとか。
子供がいたら大喜びでしょう。
anpan man

瀬戸内海を通った時、はるか彼方の島々がちょっとかすんでいて、幻想的でした。
Setouchi

途中《大歩危(おおぼけ)・小歩危(こぼけ)》という渓谷を通ります。
車内アナウンスによると『四国山脈を横ぎる吉野川に削られ、2億年経過している。』そうです。
天気がよかったせいか、川の水があまりにも奇麗でしたねえ。
oboke

高知に降り立った時、想像していた以上に暖かく、思わずコートを脱いでしまいました。

Kochi

今年も【高知放送ラジオ】《わろーさん》の番組に出演させてもらう事になったのですが、タイミング悪く今回はアメリカに出張中なんだとか。。。ピンチヒッターのパーソナリティーには《丸ちゃん》こと“丸山修さん”。今回初めてお会いしたのですが、暖かい方で楽しかった~!
で、記念撮影。
Kochi Hoso

夜には、もう20年以上の付き合いになる“高知の倫典”ならぬ“珍念”が会いに来てくれて、呑んで語り明かしました!
“珍念”、ありがとう。
with chin nen

翌日は、同じく毎年お世話になっている【FM高知】の《松木亮さん》の番組に出演。
“松木さん”にお会いするのは3度目、やはり一年ぶりです。
顔を会わすなり『もうそんなに経つんですか?』と笑いながら打ち合わせ。
そして、またまた記念撮影。
FM Kochi

昼食は待ちに待った“さぬきうどん”。
美味しかった~!
Sanuki Udon

この続きはまた来週。

■アルバム情報
Eternal(エターナル) - Rynten plays Teresa Teng – 
テレサ・テンとの夢のコラボレーションをスペシャルトラックとして収録。

【譜面集『Eternal Rynten plays Teresa Teng』】
『Eternal Rynten plays Teresa Teng』譜面集が出ました!、自信作です。
何が自信作かというと…非常に読みやすく見やすい!実際に楽曲も素晴らしいものばかりですから、是非弾いてみて下さい。

【Ryntenゲスト】
■ゲストコーナー
今週と来週は、【THE JAYWALK】のギターリストで結成したユニット【TWO-TONE’z(ツートーンズ)】のお二人にお越し頂きました。
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この“Two-Tone’z”は、リーダーでもある《知久光康(ともひさみつやす)さん》とメンバーの《浅川昌輝(あさかわまさてる)さん》とで結成されています。
3月6日に2枚目となる、アルバム《鎌倉Guitar -footprints2-》を引っ下げての登場です。

収録曲《霧のサンフランシスコ》を聴きながら、先ずは今回の新譜の紹介から。

倫『footprintsというサブタイトルがついてますね。』
知『言葉の響きだけでつけたから、意味を聞かれても分からない(笑)。サブタイトルよりも“鎌倉Guitar”をドーンと押したい。』
倫『キャッチコピーが“鎌倉の古民家の様なスローサウンド”…って、パスタみたい…(笑)。」
知『ひねり出しました(笑)。僕らのサウンドって、湘南とも違うし、江ノ島、横浜も違う、千葉もちょっと違う感じ。』
浅『海に近い感じのニュアンスなんです。』

このアルバムの特徴は、全曲“波の音”に乗って演奏を繰り広げています。
稲村ケ崎、七里ケ浜、由比ケ浜、材木座海岸あたりで波音を収録した、との事ですが、これらの海はどれもメジャーですね。

倫『アルバムを聴かせてもらったけど、どの曲がどの浜辺で、って区別がつかない(笑)』
知『でしょ?僕もです(笑)。マイクと波の音の距離感で使い分けてる。』

“波”は、岩場とか、荒い波、波のくだける音などなど様々。
特に、遠くへ引く時の“サー”という音は、場所とは関係なく使える、とおっしゃっていました。

お二人の演奏は当然の事ながら、ツインギター。
知久さんがアコースティックギターで浅川さんがエレクトリックギターですが、曲によって持ち替えたりしている様子も伺えます。
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浅『僕は、ギターを持ち替えてます。』
知『僕は持ちっぱなし。今のところ、“TWO-TONE’z”でのライブやレコーディングはアコギ。』
倫『曲によってパートパートでアコースティックギターが2本重なってたり…、持ち替えているんだな…って分かる。でもどの曲がどちらで…というのはもう少し聴き込まないと分からないかな。』
知『パリパリしたナイロン弦のアコースティックが僕、あとは浅川君、で、エレキギターは殆ど浅川君。』

ここで今日の1曲目、新しいアルバムから《Last Danceは私に》。

この曲の後ろに流れる波の音は“稲村ケ崎”なんだそうです。
僕が『やっぱり稲村ケ崎、っていう音してますね。』と言ったら大爆笑に。

アルバムは全曲カバーで国内外と混ざっています。
鎌倉を歩いていたりした時に、思い浮かべた曲たちを並べていって、決めたんだとか。。。
僕らの世代からみると「懐かしいね。」「いい曲だね。」「こういうのあったね。」となるけど、浅川さんの若い世代では「知らない曲ばかりだったのではないか?」という疑問も。

浅『前作の時も半分くらいは知らない曲で、今回の“鎌倉Guitar”での《だそがれビギン》は初めて聴きました。《LastDanceは私に》《恋におちて》《時の流れに身をまかせ》なんかはサビのメロディーだけ分かるかな、って。』
知『まだ生まれてなかったんだな。』

“だそがれビギン”は50年代の曲。その後《ちあきなおみ》さんが90年代にカバーして若い人もたまに知ってる人がいますね。

年齢の話が出たところで、いよいよ“THE JAYWALK”の話題へ。
結成されたのは1980年。
知久さんはその頃からのメンバーですが、『その頃はまだこの世に存在してなかったです。』と話す浅川さん。
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倫『この世に存在してなかった時に活動を始めたグループに今、自分参加しているという不思議とか感無量とかありますか?』
浅『いや、そういう事なないです。参加して5年経ちますが、ずっと一緒に和気あいあいとやっているので「30才も離れてる。」とかないです。先輩としては敬ってますが、音楽仲間です。』
倫『この“TWO-TONE’z”では、並んでいると「お父さんと息子さんですか?」となりそうじゃないですか(笑)。』
浅『よく言われます(笑)。』

お話をしながら「音楽って世代を飛び越えるんだな。」と思いました。
昔、バンドは年をとったら“自然消滅”という時代もありましたが、“THE JAYWALK”みたいにメンバーが若返りして、そのうちオリジナルメンバーがいなくなるかもしれない(笑)、でもバンドはちゃんと存続する…素晴らしい事ですよね。

今日の最後の曲、“TWO-TONE’z”の《夜霧よ今夜もありがとう》を聴きながらお別れしました。
来週はもうちょっと掘り下げて聴いてみようと思います。

【THE JAYWALK】のツアーも間もなく始まり、ライブ中ではもちろん【TWO-TONE’z】コーナーもあるそうです。
これはかなり“おいしい”ですね。

【TWO-TONE’z】スケジュール。
3月9日(金)東京成城コルティ 
3月20日(祝・水)鎌倉鴎林寺ギャラリー

【THE JAYWALK】スケジュール。
3月29日(金)広島クラブクアトロ
3月30日(土)・31日(日)梅田クラブクアトロ
4月6日(土)・7日(日)名古屋クラブクアトロ
4月13日(土)・14日(日)・28日(日)・29日(月)渋谷クラブクアトロ

【TWO-TONE’z 2ndアルバム《鎌倉Guitar -footprints2-》】
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鎌倉GUITAR~footprints Vol.2

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