Ryntenゲスト #748 崎谷健次郎さん 後半

2月を迎えようとしています。、が、冬は続きます。いかがお過ごしでしょうか。

降雪量の多い地域の皆さん、いかがでしょうか。毎年の様に雪害があり亡くなられた方もいらっしゃいます。また、インフラが止まってしまったニュースも多くあります。まだしばらく続きそうですね。

先日のお話ですが。車で走っていた時のこと。大きな交差点で先頭で止まった僕の車。目の前に飛び込んできたのは、横断歩道に差し掛かる10mほど手間でおじいさんが自転車で転倒。転んだ後動けず起き上がれない。手助けしようにも信号が変わる恐れがあるので僕自身は車から出られない。ほどなくして手助けの人たちが集まりはじめましたが、みなさんおじいさんばかり。転んだおじいさんを抱え上げようと両脇に手をかけるものの、みなさん一緒に転んでしまいました。若者の手助けが全くなかった、のではなく若者がたまたま通りがからなかった、だけの理由なんです。もし、そこに若者がいたら間違いなく手助けしていただろう、と思います。もし、僕がそこを通りがかっていたら、やはり手を差し伸べていたと思います、が、察するに僕も一緒に転んでいただろう…と思います。非常に切ないところに繋がってきましたね。その後、そのおじいさんや手助けした方々はどうしたのか?見届ける前に信号が青に変わり車を走らせはじめました。そんな暖かくもあり切なくもある風景を目にした一瞬でした。
みなさんはそんな風景を目にしたことはありますか?

【ゲスト:崎谷健次郎さん】
今週も先週に引き続き〝崎谷健次郎さん〟にお越し頂きました。先週同様、大ヒット曲《もう一度夜を止めて》を聴きながらのスタートです。
崎谷さんは以前、喉の調子が悪かった時期もあり歌えなくなり喋る事も来なかった時期もありましたが、今ではすっかり回復。KEYも全然変わっていません。昨年リリースされたアルバム〝VISON〟を聴いてても克服された事がすごいと思います。崎谷さんも「喉の事で困っていらっしゃる方がいたら相談に乗る事もあるかも」とおっしゃってました。そんな意味でも、勇気を与えるアルバムですね。

R『先週話されていた「音へのこだわり」が色になってる感じがします。』
崎『僕はシンセサイザーが好きで、その隙が高じて有名なとあるシンセサイザーのプリセットを創る事までやらせてもらったほどです。音作り一つにしてもプログラムでも通常のキーボードやボーカリストとは違うアプローチが出来ると思います。』

かつて〝シンクラビア〟を扱っていた事もあるそうな。〝Michael Jackson〟や〝Stevie Wonder〟らのおとを創っていた機械。キーボードのロールスロイスの様な一億ほどする様なキーボードシステムを使わせてもらっていた事もあったそうです。

崎『今聴いてみて、昔の音ではあるけど音が太いし重量がある。今のシンセサイザーで再現できないし、かなわない。』
R『ハモンドオルガンとか近いですね?』
崎『そうです。でも今その音は出せません。』

その〝シンクラビア〟ですが、〝Michael Jackson〟が来日した時メンバーがそれを弾いていて東京のスタジオでその説明する集まりがありました。僕も早速参加したことがありますが「これが億単位するのか?!」とそんな時代でした。

R『崎谷さんは日本の先駆けですね。』
崎『いえいえ、ユーミンさんも使ってました。ただ、海外でこんなものが流行ってる、といち早く日本に紹介したい、という気持ちはありました。』

今日の1曲目は、アルバム〝VISON〟から書き下ろした中の1曲 〝Feel So Good〟
曲を聴き終えて

R『隋書で音へのこだわり、アンサンブルとしてもこだわりを感じます。』
崎『他の巷に現れてるサウンドとは一線を画してる、と言われます。一番みっともないのは、キャリアを積んだ人間が今の最先端の音楽をやる!と言っても若者の服を着て変!となるから、今のエッセンスを入れつつ自分の時代の方々に聴いてもらっても違和感のないオシャレ感をかんえてます。』
R『オシャレの絶対欠かせない要素、妥協がないそれらが個性に繋がります。』

突然話が変わり…
崎谷さんを調べていたら〝プラモデル〟が…嬉しかったですねえ。
R『プラモデル好きですよね?』
崎『おーっと、来ましたね!2009年からやってます。』
R『どちらの方面?』
崎『特に船が多い。一番好きなのが〝地球探索船〟』
R『あの船は結構静岡港に止まってますよ。』
崎『そうなんですか?!新幹線に乗ったら必ず写真撮ってます。』

あの船は背が高いのですぐにわかるんですね。

R『海面からトップまで何百メートルある。』
崎『この前初めて見に行って想像を絶する大きさ。』
R『地球の内部の深いところまで掘り下げる。』
崎『メタンハイドレートがあり、それを汲み出せるかどうか?を研究している。』

こんな話をしていると、崎谷さんってどんな方?と思ってるリスナーの方もいらっしゃるかと思いますが、ミュージシャンです。地球物理学者さんではありません(笑)。
崎谷さんを調べていたら、もう一つYouTubeで「Isn’t She Lovery」を見つけました。

R『あれはいい!』
崎『2023年正月にシンセサイザーをPCでシュミレーション出来るソフトを操っていたら〝Stevie Wonder〟の1970年代に使っていたヤマハのモンスターシーズン、これもまた数百万円するシンセサイザーに近い音が出た。それを使ってる一番有名な曲といえば、この曲なので正月三が日にアップしました。』
R『オリジナルではハーモニカで間奏をとってるけど、フルートで。ご自分で吹きました?』
崎『勿論です。スティービーはハーモニカの名手。とてつもないキャリアとテクニック。自分で吹いて歌って演奏してる楽しさがある。僕がハーモニカとシンセサイザー..それは違う!と生楽器というところでフルート吹いて見ました。』
R 『すごいじゃないですか!』
崎『せっかくYoutubeやってるから聴いて頂く方に楽しんで頂こう、おめでたい気持ちになる様な曲から、とこの曲にしました。』

話はつきませんでしたが、時間がきてしまいましたので、最後にもう1曲《Feel So Good》を聴いてお別れしました。

【収録を終えて】
2週に渡りお越しいただきました〝崎谷健次郎さん〟久しぶりに…というより昨年12月、奈良ビバリーヒルズでスケジューが隣り合わせでした。崎谷さんが終わった日、翌日は僕のライブ、という状況でした。崎谷さんがライブを終えてから「ご一緒しましょうか」という事で20数年ぶりにお会いし、話がトントンと進んだわけです。番組の中でも触れましたが初めてお会いした初っぱなの〝富良野チャペルコンサート〟1996年、そこから22年以上の月日が経ちましたが、本当に変わらない崎谷さんです。

【崎谷健次郎〝VISION〟ツアー】
・2月18日(土)東京南青山「マンダラ〜SunSet Cafe in Feb.」
・4月8日(土)京都「都雅都雅」
崎谷健次郎公式サイト
http://impression-inc.net

崎谷さん、また遊びに来てくださいね。ライブもどこかでご一緒したいです。

■Ryntenダイアリ
【なんでモール@静岡浜松】
今回も無事に開催することができました〜。ご来場いただきました皆様、有難うございました。

いきなり、霊峰富士!
綺麗だった〜。

前日に入った僕らは、なんでモールへ。
この日のライブは〝La Rencontle〟という女性ボーカル〝臼井さん〟と男性のギター〝高田さん〟とのボサノバがメインのユニット。臼井さんの衣装が素敵でしたねえ。ギターも勉強になりました!

そして翌日は恒例のうなぎひつまぶし!今回初めて知ったのですが〝お茶漬け〟で通るそうです。
この冬も乗り切れそうです(笑)。

ギターを弾く板さんもお元気で何より…ですが、写真がボケてしまってアップできません…板さん、ごめん!夏は必ず。

そして完食。お店の前で記念撮影

ライブです。

お客さんに盛り上げてもらいました〜(涙)

終演後はマスターとお店のスタッフ〝スーザン〟と4人で居酒屋で「お疲れ様でした」。
敢えて写真は撮りませんでしたが、美味しかった〜!

今回もマスターにはお世話になりました。有難うございました。
次回は7 月。コロナはどうなっているのでしょうかねえ…。
よろしくお願いします。

帰りに見た霊峰富士。幻想的でした。

■アルバム/譜面集情報
譜面集『フィンガースタイルで弾くソロ・ギター名曲集 至宝のメロディ20 (CD付)』

譜面集【New Vistas】発売!
2021年3月20日 KMP出版より 2,500円+税
AMAZONで販売中。


10年ぶりとなる、NEWアルバム「New Vistas」発売中

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