Ryntenゲスト #747 崎谷健次郎さん 前半

1月も終わろうとしています。いかがお過ごしでしょうか。2023年に入ってからのひと月が終わろうとしています。このスピード、参ります…。

さて、少し暗い話ではありますが、1月10日世界3大ギターリストのひとり〝Jeff” Beck〟が亡くなりました。享年78歳。僕個人としても、本当にたくさんの思い出があります。昨年を振り返っただけでも〝Olivia Newton=John〟、映画「フェーム」「フラッシュダンス」の〝 Irene Cara〟カントリー〝Loretta Lynn〟、日本では「マジンガーゼット」「仮面ライダー」を歌っていた〝水木一郎〟さん、昨年ではありませんが、僕らが聴いて育った〝 Van Halen〟〝Charlie” Watts〟も他界。アーティストや音楽関係の人たちもかなり亡くなりました。これからも僕たちがよく聴いた音楽の世界を作ったアーティストたちが消えていくのでは…と思いますが、そんな中のひとりに自分もいるのかな?という気もします。
そんなニュースを探っていたら、これも訃報ですが…一つ見つけました。今月、宮崎県での最高齢の方が亡くなった。この方は宮崎県の中では最後の明治生まれ。既に明治生まれのいない県は、岩手・福島・石川・群馬・栃木・和歌山・高知・長崎だそうです。そこに宮崎が加わりました。どんどん明治が遠くなっていく感じです。とは言っても、今の若い人たちにとっては「えっ?歴史上の年号でしょ?」という感覚もあるかと思います。
そんな時の流れが与えてくれたテーマかな?とふと頭を横切ったりします。

【ゲスト:崎谷健次郎さん】
昨年12月、奈良で崎谷さんと数十年ぶりにお会いし、そして今回のゲストに繋がりました。ご縁というものは不思議ですね。崎谷さんとは最初の〝富良野チャペルコンサート〟で初めてお会いし、ご一緒しました。その後も何度かご一緒させていただいています。

さて、崎谷さんは、昨年10月26日NEW アルバム《VISION》をリリース。それを引っさげてツアーの真っ最中。崎谷さんの大ヒット曲「もう一度夜を止めて」を聴きながら富良野の話から。

倫『思い出深い曲です。』
崎『富良野で倫典さんの独特な演奏スタイルと独特な世界、そして僕の音楽とのコラボが面白かった!凄く刺激になった。』
倫『当時はダンスミュージックとかテクノと呼ばれていた部分を持ってる、先取りしてる崎谷さんの世界に俺のギターをどう突っ込んでいいのか?って考えた。』
崎『有難うございます。』

倫『昨年リリースしたアルバム〝VISION〟これがまたいい!これは、元々は以前組んでたバンドの名前?』
崎『綴りが〝VIZION〟。あのバンドは一枚だけアルバム作って解散、という謎めいたバンドでした。』

まずはこのアルバムから1曲《Won’t You Dance》

倫『VIZONのカバー?』
崎『リメイク。このアルバムの中で書き下ろしが3曲ありその中の1曲。』

倫『ご出身は僕と同じ〝広島〟。〝福山〟ですね。お父さんの影響が強いとか?』
崎『はい。父は元々音楽好きで学生時代横須賀で下宿していて米軍基地でアルバイトしていた時、東洋一のクラブがあり本物の JAZZに触れ、その音楽を教えてもらった。』
倫『早いうちからピアノを?』
崎『昔〝巨人の星〟というアニメがあって、大リーグ養成ギブスをつけ小さい穴にボールを通す…それに近い感じでスパルタで音楽を教えてもらった。』

色々な肥やしで〝崎谷健次郎〟の音楽が築かれているんですね。メロディーラインやコード進行が実に洗練されています。

倫『今のミュージシャンって妥協が多い。そんな中、崎谷さんの音楽は打ち込みとか多いかと思うけど妥協がない。ビート感のあるサウンドでも手抜きがない。凄いと思う。』
崎『確かにこだわり症というのもあります。例えば〝スネアー〟。ドラムの音一つ決めるのも10や20の音じゃなく何百もの音を聴き直してます。』

アニソンなどは、どんどん入れ替わるけど、そんな音楽を聴くと崎谷さんの様な努力をしているのか?というところに結びつくんです。

倫『VISION、何回聴いても飽きない。』
崎『ホントですか?!有難うございます。』

崎谷さんの曲がいいんですね。妥協のない音の選びがあります。

アルバムコンセプトの中で〝SF〟サイエンスファクションがあり「SFとはレトロをフューチャー」という意味のSFです、と書かれています。

倫『ジャケットの表紙に1983という数字は?』
崎『学生時代のアルバムリリースの年。』
倫『2022が真ん中でこのアルバムのリリース年ですね。その隣は3022』
崎『一千年後。洒落として歌の中に「1000年のロケットで宇宙旅行しようよ」という歌詞があってそこから取りました。』

実にコンセプトがはっきりしています。これが聴きやすさに繋がっているのかもしれません。

今日の2曲目《Sunset Cafe 1981》
崎谷さんの学生時代のバンドVIZIONのアルバムがリリースされたのが1983年。その時代の渋谷。パルコの前にアートが描かれていたり,,,優しい街だった。そんな中で過ごした青春時代を描いた曲。

倫『ツアーが始まってますね』
崎『ニューアルバムで「すごく元気でエンルギーをもらった」とか耳にして「皆さんに楽しんでもらえるのならしばらくやってみようか」と。』

倫『東京は〝マンダラ〟でやられていますね?』
崎『以前、無観客で配信ライブをやらせてもらいました。有観客になってお客さんがいて初めて音楽って成り立つんだな、と改めて感じました。』
倫『配信でもお客さんはいるけどやっぱり目の前にいて欲しい、という本音はありますね。』
崎『そうですよね、』

ここで時間切れ。この続きはまた来週に。

【崎谷健次郎〝VISION〟ツアー】
・2月18日(土)東京南青山「マンダラ」
・4月8日(土)京都「都雅都雅」
崎谷健次郎公式サイト
http://impression-inc.net

【Rynten Live】
★ソロライブ
・2月4日(土)横浜「イギリス館」
https://www.hama-midorinokyokai.or.jp/yamate-seiyoukan/british-house/
13:30スタート 前4,000円 当4,500円
(チケット予約&問合)サウンドポート TEL 045-243-9999
info@soundport.co.jp
http://www.soundport.co.jp
チケット発売:ローソンチケット・https://l-tike.com(Lコード:73879) 、イープラス・http://eplus.jp

・2月11日(土)福岡朝倉「音茶」
19:00スタート 3,500円
配信あり チケットはこちらから↓
https://twitcasting.tv/c:onsaasakura/shopcart/208032
これまでの「音茶」でのライブ配信アーカイブを販売しています↓
https://twitcasting.tv/c:onsaasakura/shop/?fbclid=IwAR0Wi2xQU1WW1hffyYZHP0a0gCiRVjefoH6ZOEOSfVBVLHl8PXcfcH3WZLI
(問)同 TEL 0946-62-3672  又は フィールドウイング TEL 0946-52-3671 http://www.asakura.ne.jp/onsa/

・3月11日(土)「中之条大学公開講座・岡崎倫典ギターコンサート」@群馬中之条・交流プラザツインホール
14:00スタート 2,000円
(問)中之条町立公民館(中之条大学) TEL0279-76-3113

・3月18日(土)鳥取米子市「岡崎倫典ライブ2023@Live Bar HI! HIGH? PECADOSS(ハイハイピカドス)」
O.A.あり 19:00スタート 前3,500円 当4,000円(要ドリンク 500円)小学生以下無料
(問)BEXX Yonago bexx.info@gmail.com

・3月21日(祝火)愛知江南「スタジオM」
16:00スタート 4,000円(1ドリンク付)
(問)同 TEL 0587-53-6416
http://www.studio-m.net

・4月7日(金)岡山笠岡「カフェ・ド・萌」※予約受付はありません。直接、お店までお越し下さい。
20:00スタート 2,000円(1ドリンク付)
(問)同 TEL 0865-63-5293
http://cafedemoe.com

★ジョイントライブ
・3月4日(土)「岡崎倫典×吉川忠英」@東京バックインタウン
19:00スタート 5,500円(税込)要ドリンク+フード
(問)同 TEL 03-3353-4655
https://backintown.jp/

★イベント出演
・3月25日(土)フィンガーピッキングデイ@横浜赤レンガ倉庫 1号館 3F
コンテスト;12:30スタート
ライブ:16:30スタート 19:00終演
(問)モリダイラ楽器 TEL 03-3862-1641 平日10:00〜18:00
https://moridaira.jp/fingerpicking

★セミナー開催
・2月12日(日)福岡朝倉「音茶」
形態:プライベートレッスン
内容:自由課題
時間と料金:50分、8,800円
(問)同 TEL 0946-62-3672  又は フィールドウイング TEL 0946-52-3671
http://www.asakura.ne.jp/onsa/

・4月8日(土)&9日(日)広島福山「バーカブロ」
形態:全グループレッスン(2名〜3名)
時間と料金:1回50分を2回ワンセット 11,000円(消費税込)
内容:岡崎倫典のオリジナルからカバー、また、フォークソング伴奏なども伝授します。
(問)バーカブロ info@bar-caboulot.com
http://www.bar-caboulot.com

■アルバム/譜面集情報
譜面集『フィンガースタイルで弾くソロ・ギター名曲集 至宝のメロディ20 (CD付)』

譜面集【New Vistas】発売!
2021年3月20日 KMP出版より 2,500円+税
AMAZONで販売中。


10年ぶりとなる、NEWアルバム「New Vistas」発売中

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