Rynten #647 インプレッション ”Phillip Spector/フィル・スペクター #1”

2月も下旬に差し掛かかろうという時期、世の中で何が起ころうが着実に春に向かっています。いかがお過ごしでしょうか。

〝コロナ〟皆さんのお住まいや周りのご家族、お友達はご無事でしょうか?
さて、話は変わり、自分が買った物の中で我ながら「これは長持ちしている!」という物はおありでしょうか?個人的に振り返ってみてまず思い浮かぶのは、僕が今使っている現役のデスク。今でもパソコンやプリンター、書類、郵便物の束、小さなCDラック等が乗っています。使い始めて40数年。同じ時期に買ったセットの長椅子もご健在です。それと肩を並べる様に長持ちしているのが、いつもツアーに持ち歩いている洗濯袋。これも40年。1981年4月から、と記録も残っています。家電もツワモノが少なからず。最長は我が家の洗濯機。30数年経っていますが、不具合や故障は一度もありません。素晴らしい!エアコンのうち1台も30年選手。こちらは電源を入れることはありませんが。ギターに目を転じてみると、中には50年選手もいます。残念ながら現役ではありませんが、ますます手放せなくなっているのは、僕だけではないと思います。みなさんも一度「これは長持ちしているな。」というものをいくつかお持ちかと思いますので、是非今一度見回してみてください。愛着もこれまで以上沸くのではないでしょうか。お便りお待ちしております。

【Rynten Impression】
今週は、アーティストに多大な影響を及ぼした偉大なプロデユーサー、今年1月半ば、コロナによる合併症で亡くなった〝Phillip Spector(フィル・スペクター)〟ー追悼 vol.1ーと題し、1960年代〜1970年代にかけて《Wall Of Sound》と言われた、彼の分厚い音作りの足跡を辿っていきたいと思います。
・To Know Him Is To Love Him(会ったとたんに一目ぼれ)歌・The Teddy Bears:1958年リリース。この頃彼はThe Teddy Bearsのメンバーの1人。
・Da Doo Ron Ron 歌・Crystals:1962年リリース。技術も機材も未熟だった時代ですが、ここまで特徴のある彼の持ち味のサウンドをつくったのには驚きです。
・Be My Baby 歌・The Ronettes:1963年リリース。1966年〝The Beatles〟最後のツアーでO.A.を務め、その後解散した女性コーラスグループ。
・You’ve Lost That Lovin’ Feelin’(ふられた気持):歌・The Righteous Brothers:1964年リリース。1986年公開映画〝Top Gun〟で劇中で流れ、また、1994年映画〝Ghost(ニューヨークの幻)〟の主題歌として大ヒットした〝Unchanged Melody〟は有名です。

【Key Of R】
今日お届けするのは、オリジナル曲《Living Naturally》。アルバム《Musings》に収録されています。中国でのツアーでも各会場でオープニングをつとめてくれた青年たちも弾いてくれてました。まあ、多分、現地主催者から「弾くように!」とのお達しがあったのでしょうね。この楽曲、弾くのは難しい…というより楽しいと思います。チューニングは〝6弦・2音上げ、5弦 1音下げ、4弦と3弦はそのまま、2弦は半音上げ、1弦は1音下げ〟と上がったり下がったり忙しいことは忙しいですが、チューニングで遊んでいる時に、3・2・1弦をポロポロと弾いたらそのままメロディーになっていることに気づき「ここを曲のあたまにしよう!」と曲作りを始めた記憶があります。この曲は、3・2・1弦の解放からスタートします。日本でもカバーしてくれてる人がたくさんいますし、中には〝Living Unnaturally〟というタイトルに変えて弾いてくれてる人もいたりして。まあ、弾いてくれてる人がいるという事は有難いです。

■Ryntenダイアリ
【イギリス館@横浜】
なんとか開催できた!という喜びが大きかったライブの一つです。

しかしながら「このコロナ禍、しかも緊急事態宣言発出の最中、果たしてお客さんは来るのかなあ」という心配も。もちろん、ソーシャルディスタンスはキープ…リハーサル中、主催スタッフが椅子を並べている数をみて不安にも。
でも蓋を開けたら想像以上にたくさんのお客さんが…(涙)。有り難かった!命をかけてご来場くださった皆さん、有難うございました。感謝です。
お天気にも恵まれ、気持ちのいい一日でした。

終演後、イギリス館の前で主催〝サウンドポート〟〝城生(じょうの)さん〟と。

早速中華街へ繰り出しました。中国はまさに〝春節〟。街はあかりで彩られていましたが、街はまばら…。なんとも寂しい〝春節〟でしたねえ。

一日も早いこの〝コロナ〟の終息を願って「乾杯!」でも、営業時短要請につき20時で終了。。。間も無く通常に戻るのでしょうか。戻って欲しいですね。
次回の〝イギリス館〟ライブは7月。今よりは状況がよくなっていることを願っています。
そうそう、梅が満開を迎えますね。春はもうそこまで来ています。

【Rynten Live】
コロナ感染防止のため、各会場ともマスク着用の上それぞれのルールに則って頂き、熱のある方や体調のすぐれない方のご来場はお控え下さいますよう、お願い申し上げます。また、状況により公演の延期や中止、開場/開演時間が変更になる場合もあります。ご了承下さい。

●ライブ
・3月19日(金)東京「Back In Town」
ゲスト:朗読・白井京子(アナウンサー)
19:30スタート ライブチャージ:3,850円(オーダー別)
(問)同 TEL 03-3353-4655
http://backintown.jp/index.php?z=114001

・3月27日(土)群馬中之条「ツインプラザ交流館ホール」
https://www.town.nakanojo.gunma.jp/twinplaza/
14:00スタート 前1,000円 当1,500円 90名限定(先着順) 全席自由
主催:中之条大学 (問)中之条大学事務局 TEL 0279-76-3113

・4月9日(金)岡山笠岡「カフェド萌」
※3月5日から延期になりました。
20:00スタート 2,000円(1ドリンク付)
問)同 TEL 0865-63-0511
http://cafedemoe.com

●セミナー
・4月10日(土)&11日(日)福山「バーカブロ」
※3月6日&7日から延期になりました。
形態:グループレッスン(2名〜3名)
時間:50分 2枠1セット(50分×2)
料金:11,000円(税込)
(問)同 TEL 084-926-5966 または info@bar-caboulot.com
http://www.bar-caboulot.com

●ジョイントライブ
鈴木康博&岡崎倫典@奈良ビバリーヒルズ40周年記念ライブ
※2020年3月21日→2020年7月19日からの振替公演です。
3月14日(土)開場16:00 開演17:00
前6,000円 当6,500円(要1ドリンク+1フード=1,000円)

チケット販売:チケットぴあ:TEL 0570-02-9999
ローソンチケット:TEL 0570-084-005
Eplus:https://eplus.jphttp://www.bar-caboulot.com
ビバリーヒルズ:TEL 0742-26-7444

(問)ナウウエストワン TEL 075-252-5150 (平日12:00~18:00)

●延期
・ライブ
2月21日(日)群馬大泉町「自遊空間 Space 結」日程未定
2月20日(土)群馬中之条「ツインプラザ交流館ホール」→3月27日(土)
3月5日(金)岡山笠岡「萌」→4月9日(金)
・セミナー
3月6日(土)&7日(日)福山「バーカブロ」→4月10日(土)&11日(日)

●中止
4月10日(土)横浜「2021 Finger Picking Day」本年度の開催はありません。
5月「東京ハンドクラフトフェス2021」本年度の開催はありません。

■アルバム/譜面集情報
●お知らせ

10年ぶりとなる、NEWアルバム「New Vistas」発売中

Eternal(エターナル) - Rynten plays Teresa Teng –
テレサ・テンとの夢のコラボレーションをスペシャルトラックとして収録。

譜面集『フィンガースタイルで弾くソロ・ギター名曲集 珠玉のメロディ20 (CD付)』

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