Ryntenゲスト #574 “松崎博彦さん(from SAM) 前半”

〝食欲の秋〟〝天高く馬肥ゆる秋〟食の進む秋です。みなさんは如何でしょうか?ご機嫌如何ですか?

一気に気温が下がった感のある東京です。今月12日、13日あたりだったでしょうか?一晩でかなり気温が下がりました。この下がり方、例年とは気温幅が違う、と感じました。個人的に、異常気象の一つなのか?!と危惧しました。秋も深まって来ています。ラグビーのワールドカップも始まります。11月あたりまで続く様です。行く末はどうなるのか?日本はどこまで頑張ってくれるのでしょうか?期待しています。

■Ryntenゲスト《松崎博彦 from SAM》

今週は京都在住のミュージシャン〝松崎博彦〟さんにお越し頂きました。松崎さんとはかれこれ40年近いお付き合いです。最初は〝高石ともやとナターシャセブン〟のスタッフをされていた方で、今は、その音楽を引き継ぎ〝SAM(サム)〟というグループを結成され、今現在も活動中で夏に開催されている群馬の「野反湖フィールドフォークコンサート」では、毎年SAMとご一緒させて頂いてます。

2017年12月にリリースしたアルバム《Hirohiko Matsuzaki Live》からフォスターのカバーで自ら作詞した曲《辛い時代》をBGMに。ちなみにこのアルバムタイトルの〝Live〟は〝ライブ〟ではなく〝リヴ〟生きている、という意味なんだそうです。

R『15歳の高校生の時にナターシャセブンのスタッフに?オーディションがあったと聞いてるけど。』
松『昔、京都で〝昼下がりコンサート〟というのがあって、その中のアマチュアコーナーに応募したのがきっかけ。中学生でした。』

松崎さんはお父さんの影響で〝ブラザーズフォー〟が好きだったそうです。年齢は違うけど聴いて来た音楽は近い気がします。

R『ナターシャセブンの音が耳に入り、魅せられた?』
松『はい。日本語でこんなことやってる人がいる!?とびっくりしました。』

表立って自分を強く出してる人はあまりいなかった時代。デッドコピーして英語で歌ったり、全然違う歌詞をつけたりしている人は結構いましたが。

R『そんな中〝坂庭省吾〟さん(2003年没 https://ja.wikipedia.org/wiki/坂庭省悟)や〝城田じゅんじ〟さんは凄かった。新しい時代を切り開いたすごいグループ。そんなところに憧れました?』
松『はい。でも楽器は無理かな、って(笑)。』

R『ここに来るまでには、サリーマン時代も?』
松『高校・大学と経て製薬会社の営業とかを。』

ここで今日の1 曲目はアルバム《Hirohiko Matsuzaki Live》から作詞:北山修 作曲:平井宏《中年の心》
アルバムのプロデューサーは僕も時折ご一緒している〝平井宏〟氏。番組あたまに流れていた〝辛い時代〟でアルバムが幕を開け〝中年の心〟で閉める、という構成の全9曲。


R『最初の音楽活動は〝笠木透(2014年没 https://ja.wikipedia.org/wiki/笠木透)とフォークス〟?』
松『そうです。坂庭省吾さんと。25歳でした。』
R『そこからのスタートはラッキーだったかも。』
松『声をかけてくれたのがプロデューサーだった〝榊原さん〟(1982年没)でした。榊原さんが生きていて順当にいってたら音楽を辞めてたかもしれない。』

何が吉となり凶となるか分かりませんよね。これはどんな世界でも同じだと思います。

R『その3年後に〝SAM〟がスタート?』
松『はい。坂庭省吾さんが核になり、赤木一孝、進藤了彦、松崎と。』
R『いいバンドでしたね。。。』
松『でしたね、じゃないよっ!』
R『まだやってる?』
松『この前も一緒だったでしょ?!』
R『二人だけ(松崎・赤木)だったし。』
松『辞めるわ、死ぬわで…。』
(二人で爆)

松崎さんにとってSAMは吉となり、大きな転機となり現在にいたっています。すでに30年が過ぎているとの事。

R『自分のやりたい事や主観があり、音楽を通して何を伝えたいか、などSAMで培われた?』
松『あらゆる意味で坂庭省吾さん、笠木透さんの影響は大きかった。』

今も一緒にやってる赤木さんや進藤さんらが集まり、年を経るごとに松崎さんの地が固まっていってる、と感じます。

松崎さんは宮崎県高鍋にあった〝南九州大学〟(現在は都城市へ移転)出身。一年に一度高鍋にお邪魔した時には、今でも必ず松崎さんのお話が出て来ます(笑)。まあ、それだけ地元のみんなに愛されてた、という事ですね。

今日最後の曲はアルバム《Hirohiko Matsuzaki Live》から作詞:北山修 作曲:長谷川きよしの《ママはフォークシンガーだった》

R『詞が心に突き刺さるものを歌いたい、残したい、って意識してる?』
松『はい。フォークソングという限りは、やはりチクっとしたものがないとダメ、という意識はあります。』
R『そのあたりが伝わって来るし長く続けて欲しい、そんなポジションにいる人。ポジションがはっきりしている。』

昨今の歌は語呂が合えばいい、何を言ってるのか分からない歌が多くて、ポジションもはっきりしていない人が多い。松崎さんは、しっかりと根をはって成っていると感じます。

来週もお越し頂きます。

■Ryntenライブ
・9月 28日(土)「岡崎倫典ギター教室発表会@Back In Town」
 15:00スタート 2,000円(オーダー別)
 (問)岡崎倫典音楽事務所 info@rynten.com

・10月19日(土)群馬中之条ツインプラザ交流ホール
 「中之条大学音楽講座 岡崎倫典コンサート」
 15:00スタート 前1,000円 当1,500円
 主催:中之条大学 (問)中之条大学事務局 TEL 0279-76-3113

・10月20日(日)群馬大泉町「スペース結」
 18:00スタート 料金3,500円
 (問)同 TEL 0276-63-0178 又は 久保田 TEL 090-2552-7556

・10月27日(日)三重志摩「Proof」
 20:00スタート 3,000円(ドリンク別)
 (問)同 TEL 0599-43-1872
http://proof.main.jp

・11月2日(土)秋田「カフェ・ブルージュ」
 18:00スタート 4,000円(1ドリンク付)
 (問)秋田アコースティッククラブ 三田村 TEL 090-1828-6384

・11月6日(水)広島「Cafe Jive」
 ゲスト:白井京子(アナウンサー)をお迎えし、朗読とのコラボ企画です。
 19:30スタート 4,000円(ドリンク別)
 (問)同 TEL 082-246-2949

・11月9日(土)三重四日市「ガリバー」
 ゲスト:竹内いちろ
 19:00スタート 前3,000円 当3,500円(オーダー別)
 (問) TEL 059-346-7321

・11月30日(土)東京水道橋「Cafe らいん」
 バンドバージョンでお届けします。
 キーボード:平井 宏、パーカッション:土屋祐介
 18:00スタート 3,800円(ドリンク別)
 (問)同 TEL 03-3262-4675

・12月1日(日)広島三原市芸術文化センターポポロ
 「Acoustic Live in Christmas Rynten Okazaki」
 17:00スタート 料金 2,500円1ドリンクと軽食付き
 (問)同 TEL 0848-81-0886

●宿泊イベントのお知らせ
 日にち:11月16日(土)から17日(日)
 場所:長野県上田市鹿教湯温泉郷(かけゆ)「鹿の屋旅館」
 (問)岡崎倫典音楽事務所 info@rynten.com

●お知らせ
岡崎倫典が書き下ろした初のギター教則本『フィンガースタイル・ギターの全知識』がリットーミュージックより発売中です。3,000円+税 全288ページ 模範演奏CD付、奏法解説動画もアップされます。
奏法解説専用チャンネル https://www.youtube.com/channel/UCo1G2T06guXBHDODNzYJSDg

詳細はこちら

■アルバム/譜面集情報
Eternal(エターナル) - Rynten plays Teresa Teng –
テレサ・テンとの夢のコラボレーションをスペシャルトラックとして収録。

譜面集『フィンガースタイルで弾くソロ・ギター名曲集 珠玉のメロディ20 (CD付)』

2 thoughts on “Ryntenゲスト #574 “松崎博彦さん(from SAM) 前半””

  1. >>Hirohiko Matsuzaki Live

    ピアノは平井さんですか?
    すごくいいです。伴奏に聞き入ってしまいました。

  2. >>続平井さん

    サポートの方は音源探すのが難しいのですが、平井さんのテイクでお勧めがあったら教えてください。「らいん」楽しみにしています。ちょっとだけメインで弾いてほしいな。

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