Ryntenゲスト #568 Shuji Hata(ハタ シュウジ)さん 後半

〝お盆〟も終わり、〝令和〟最初の夏も通り過ぎようとしています。如何お過ごしでしょうか?

今年の日本各地の〝梅雨明け〟は例年に比べかなり遅かったですね。7月下旬、例年より2週間ほど遅く、九州・四国・近畿・北陸で同時に梅雨が明けました。翌日に、中国地方が。そして「さあ、関東も!」という時に台風6号により梅雨明けが延びてしまいました。同時期、かの地〝パリ〟では最高気温42.6℃!日本でも経験した事の無い気温です。この日は、ヨーロッパ各地で最高気温の記録が塗り替えられた日でもありました。地球全体がおかしくなっている気がします。一気に変化することはないでしょうが、このペースでいくと、数年後・数十年後はどうなっているのでしょうか?人間のなせる技…〝罪〟を感じています。

■Ryntenゲスト《ハタ・シュウジさん》
今週も先週に引き続き、韓国在住のギターリスト《ハタ・シュウジさん》をお迎えしました。新しいアルバム《From Northan Island》から《Flying Home》をBGMに。生まれ故郷・北海道帯広に帰る時のイメージで創った曲、アルト・サックスには《蛇池雅人さん》さんが参加されています。

倫『聴きやすい音楽ですね。』
ハ『僕も大満足のアルバムです。聴いてくれた人たちが「曲がいい」「演奏もいい」「今までのアルバムの中で一番いい。」と言ってくれてます。』

ハタさんが出された、今回のアルバムは通算6枚目。一つ前の5枚目ソロインストアルバムが日本でのデビュー盤となります。4枚目までは韓国国内のみの販売でした。

倫『これまでのアルバムも聴いてみたいと思わせますね。』
ハ『僕の娘の名前をつけた1
作目のアルバムが出来上がった時、全然意識していなかったんですが、聴いてみたら音が北海道だったんです。DNAに入っているんだろうな。僕はずっと西洋ばっかりをみてた。』

このDNAは嘘がつけない部分でもありますね。最近のミュージシャンは、せっかく持ってるDNAをオブラートに包んでしまう。正直に出せばいい、と気がつくまでは、ある程度の年齢を重ねないと無理かな。

倫『今、聴いてるアルバムにしても一つ前のアルバムを聴いてもハタさんの個性・コンセプトを感じる。』
ハ『ありがとうございます。』

今日の1 曲目は〝From Northan Island〟から《Jewelry Ice -Tears in
Winter》。
この曲の舞台は冬の北海道。ハタさんの故郷である十勝豊頃町に流れる川が氷り、それが海に流れ海岸に打ち付けられ、春になると溶けてしまう儚さ、を曲にしたそうです。そのjewelry
Iceは中ジャケットに見ることができますよ。

豊頃町は帯広の郊外にあり、すでに廃線になってしまった広尾線にあります。かつてブームを呼び起こした〝幸福駅〟や〝愛国駅〟のあった路線です。

倫『From Northan
Island〟のジャケットは緑が綺麗な夏の北海道。ページをめくると分厚いコートに身を包んだハタさんと蛇池さんが。』
ハ『明け方の6時半頃に朝日が昇る時間に合わせて写真を撮りました。僕は寒くはなかったのですが、蛇池くんは、ただ「寒い!寒い!」とそれだけでした。』

現在ハタさんの北海道ツアー、東京・大阪ライブも年に
2回ほどやられているそうですから、アルバムが欲しい方は、是非ライブに足を運んでみて下さい。それが一番早いかもしれません。

倫『学校で教えたりしてますね?』
ハ『大学でポピュラー系を。』
倫『ギター?それとも音楽全般?』
ハ『ギターを専攻している学生に全般的な音楽を教えてます。』

ナイロン・スティール・エレキ、と色んなソフトを持ち色んなジャンルをこなす。個性を超えた北海道を感じさせてくれるアーティスト。僕はいい方と出会えたな、と思います。

最後にハタさん・蛇池さんと演奏した《Pray for Peace
World》を聴きながらお別れしました。

収録を終えて。
ハタ・シュウジさん、日本では知ってる方も多くはないと思いますが、これから増えていくでしょう。僕自身も「いいな。」と思いましたし、それ以上にジャンルにとらわれず、北海道があり韓国があり、それらのクロスオーバーを感じる方です。表現したいもの、自分の持っているDNAから出てくるサウンド・曲たちに惹かれたのかもしれません。メロディーがはっきりしていて覚えやすい。すごいテクニックを持っているにも関わらず、ひけらかさずメロディーの美しさに注いでいく。そんなアーティストです。

ハタさん、また遊びに来て下さいね。いつかステージもご一緒しましょうね。

ハタ・シュウジNEWアルバム【 From The Northern Island 】

■Ryntenライブ
・8月20日(火)北海道北見「ヴィーナス~20周年記念岡崎倫典スペシャルライブ~」
 ゲスト:押尾コータロー
 19:30スタート 前6,000円 当6,500円(ドリンク別)
 (問)同 TEL 0157-61-0404

・8月24日(土)群馬野反湖「野反湖フィールドフォークコンサート」正午スタート 前4,000円 当4,500円
(問)野反湖フィールドフォーク実行委員会(冨沢) TEL 080-5505-0222
https://gunma-dc.net/event/野反湖フィールドフォーク【中之条街】

・8月25日(日)長野佐久「れもん」
 18:00 17:00スタート 3,500円(1ドリンクと軽食付)
 (問)れもん TEL 0267-82-2325 SUMI工房 TEL 0268-42-6237
    
・9月7日(土)鳥取「大輪路ルルカフェ」
 19:00スタート 料金4,000円(1drink付)
 (問とチケット予約)同 大谷 TEL 0857-29-8085 又は 森本 TEL 090-7372-5236

・9月8日(日)鳥取県東伯郡「タイニーキッチンスムース」
 17:30スタート 料金4,000円(1ドリンク付)
 (問)同 TEL 0858-41-1153 又は 米田 TEL 090-1180-9461

・9月21日(土)福岡朝倉「音茶」
 19:00スタート 前3,500円 当4,000円(要1 ドリンク)
(問)同 TEL 0946-52-3672 又は フィールドウイング TEL 0946-52-3671
http://www.asakura.ne.jp/onsa/

・9月 28日(土)岡崎倫典ギター教室発表会@東京「Back In Town」…詳細未定

・10月19日(土)群馬中之条「ツインプラザ」…詳細未定

・10月20日(日)群馬大泉町「スペース結」…詳細未定

・10月27日(日)三重志摩「Proof」
 20:00スタート 3,000円(ドリンク別)
 (問)同 TEL 0599-43-1872
http://proof.main.jp

・11月2日(土)秋田「カフェ・ブルージュ」
 18:00スタート 4,000円(1ドリンク付)
 (問)秋田アコースティッククラブ 三田村 TEL 090-1828-6384

●お知らせ
岡崎倫典が書き下ろした初のギター教則本『フィンガースタイル・ギターの全知識』がリットーミュージックより発売中です。3,000円+税 全288ページ 模範演奏CD付、奏法解説動画もアップされます。
奏法解説専用チャンネル https://www.youtube.com/channel/UCo1G2T06guXBHDODNzYJSDg

詳細はこちら

■アルバム/譜面集情報
Eternal(エターナル) - Rynten plays Teresa Teng –
テレサ・テンとの夢のコラボレーションをスペシャルトラックとして収録。

譜面集『フィンガースタイルで弾くソロ・ギター名曲集 珠玉のメロディ20 (CD付)』

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