Rynten ゲスト #461 近藤房之助さん pt.1

実におあつーございます。熱中症は大丈夫ですか?いかがお過ごしでしょうか?

早速ですがお便りをご紹介させて頂き、お話をしていきたいと思います。
TAKさんから『福岡県朝倉で猛烈な雨。河川は氾濫。音茶がある所は大丈夫でしょうか?』に続いて『音茶さんが無事なのは良かった。倫典さんが関係していなければ、朝倉と聞いても「大変だな。」で終わっていたかもしれません。これも一つのご縁なのでしょうか?』。その〝朝倉〟は、ご存知の様に被害のあった所です。そして、皆さんはご存知ないかもしれませんが、〝音茶(おんさ)〟といのは僕が年に何回かお邪魔しているライブハウス。朝倉にあるライブハウスの名前です。確かに被害の大きさ、亡くなった方の多さは信じられない、程です。朝倉という地名は「どこにあるんだろう?」と思われる方もいるのではないかと思います。僕自身、朝倉はご縁がありますが、そうではない町で、しかも市町村合併の後にどしどし生まれた都市名の中で「これはどこにあるのかな。」とふと思う町の名前というのも少なからず出くわします。朝倉という名前が全国的に知れ渡ったのは被災をきっかけに…、というのは心苦しく思うところであります。朝倉福岡県、そして近辺の大分日田あたりを中心とした区域、本当に甚大な被害を被られ、まだ見つかっていない行方不明の方もいらっしゃると聞きます。胃袋を掴まれる思いです。
行方不明の方が元気で見つかってくれると嬉しいな、と思います。

■Ryntenゲスト《近藤房之助さん
今週と来週は、《近藤房之助さん》にお越し頂きました。お会いするのは初めてです。緊張しながら、ワクワクしながらお待ちしてました。「どう呼び合ったらいいか?」と尋ねたら〝房さん〟とよく呼ばれているとの事でしたので「房さん」とお呼びすることにしました。

房さんのアルバム〝1968 vol 3〟に収録されている《People Junction》を聴きながらお互い「初めまして」でスタートです。

倫『この楽曲は歌が無いですね?』
房『ニューオリンズのバーボンストリートを歩いていたら、こんな曲が聴こえて来て足が止まり…誰の曲かわからない。メンドくさいから自分の曲にしちゃいました。』
二人で(爆)
倫『アルバムの中で唯一、作曲者の名前がない。カバーではない?』
房『はい。(ニューオリンズで聴いた曲とは)ちょっと違うんですが。』
倫『同じだとマズイ。』
房『確かに。島国とはいえマズイです。』

倫『ステージはブルース主体が多い?』
房『はい。演ってて楽しいのがブルース。』
倫『ツアーによってエレキを持ったりアコギだったり、とメンバー編成も含めバリエーションがありますね?』
房『基本、合奏が好きなのでバンドの内容も相手によって変わります。』

房さんは、フェイスブックやツイッターも充実されています。ステージ写真もUPされてますが、それ以上に食べ物が多いんです。やはり、土地の美味しいものは欠かせないですよね。近藤さん曰く『僕は呑助なので』。

ドアーtoドアーの車移動が好きで、メンバーも機材も乗せて楽しくツアーを回られているそうです。
房『まず人に会いに行く、お世話になってる人がその町にいます。』
倫『房さんファン・フリークがあちらこちらに多いですね、支えてくれる方が。』
房『有難いですね。』

ここでスタジオ生ライブ。初めてジョイントさせて頂きました。僕にとって〝ど〟ブルースは久しぶりです。セッション曲は房さんの《Sky’s Crying》。

https://youtu.be/0P1xEt4iChU

演奏を終えて
倫『有難うございました。』
房『こちらこそ光栄です。』

こういった曲は、一人で弾き語りの時に演られる事が多いそうです。
倫『一人だとサイズも自由。』
房『僕は、バンドと演ってもサイズはフリー。決めると退屈になって…。』
倫『ボブ・ディランみたい!』
房『シカゴだろうが、ブルースの連中ってみんなそうなんです。』
倫『ボブ・ディランやチャック・ベリーにしても、ステージに立ってもメンバーは曲順は知らない、って状態ですよね。』
房『曲目もキーも毎日違うらしいです。かないませんね。』
二人で(爆)

ちなみに房さんは、キーはいつも一緒、との事です(笑)。

お酒の話もお聞きしました。房さんも僕と同じ“焼酎派”。毎日欠かさずの晩酌は〝島美人〟の〝黒〟。僕はまだお目にかかったことがないですが。

アメリカをツアーされた時の話を伺いました。

倫『アメリカも随分回られたそうですね?』
房『ニューヨーク近郊ですが、’89〜’96くらいまで。3週間ほどいて戻る感じ。〝ゴードン・エドワーズ〟というベーシストにお世話になり勉強になりました。』
倫『ゴードン・エドワーズさんも一緒に?』
房『はい。100人力です。』
倫『結果、何箇所回りました?』
房『今はもうありませんが、ハーレムと34丁目に〝エイトレイン〟という店があり、そこで週3日演って、あとは〝ビレッジゲート〟とか単発で。』
倫『週3日というとレギュラーですね?』
房『そうですね、ハウスバンド的に。アメリカは週契約とかでやってる事が多い。もちろん、BIGネームは別ですが。』
倫『入り込めた、というのはすごい事です。ゴードンさんのお陰?』
房『はい。色々お世話になりました。』

アメリカでも車で回られたそうですが、専門の運転手さんがいて寝ずに運転、本番中に寝ているそうです。それに比べたら、日本で回るのは楽かもしれませんね。

ここで今日の2曲目は、番組スタートで流れた“People Jinction”が収録されているアルバム、“1968 vol.3 November”から〝ジョージ・スミス〟さんの曲《Telephone Blues》。
ココでお時間が尽きてしまいました。話は次回へと続きます。

【近藤房之介ライブスケジュール】
・8月4日(金)京都「磔磔」磔磔100周年記念・ゲスト出演
・8月17日(木)横浜「パラダイスカフェ」
・8月23日(水)東京高円寺「JIROKICHI」
・8月25日(金)四日市「ラストワルツ」
`8月26日(土)足助「ライブカフェ足助のかじやさん」
・8月27日(日)奈良「ビバリーヒルズ」
・8月31日(水)松山「Juke Joint つる」
http://www.fusanosuke.net/index.html

■Ryntenダイアリ
【ピッキン@岐阜高山】
昨年は雨の降るさむーい時期でした、が、今年は雨の降るあつーい季節での開催となりました(笑)。ここ高山ライブはいつの雨が降っているような…。

リハーサル前に地元FM〝HIT’S FM〟に出演しました。ディレクターさんの〝宮の下さん〟とパーソナリティーの〝曜子さん〟も前回お邪魔した時以来です。お互いに「お久しぶりです!」のご挨拶となりました。

ラジオも終わり、スコールの様な雨も止みホッとしながら〝ピッキン〟へ。
マスターは、元気に迎えてくれました!
エプロンの真ん中、ロゴに注目!よく似てます(笑)。
高山にはライブはもちろんですが、マスターに会いたくて来ている様なものかもしれませんね。

今年もまたまた、東京や神戸・京都からも来てくれた方も…。有難いことですね。高山のお客さんは、土地柄か、とても静かなんです。でも、拍手は熱い!

終演後はいつもの〝浪花すし〟で乾杯!ここの〝しいたけ寿司〟が絶品なんです。
帰り際、大将と女将とのスリーショット。年に一度しか会えないけど、暖かく迎えてくれます。

みんなで記念撮影…フラッシュがなかったのが…。
また、来年来ます!

話は前後しますが、この日は東京から新幹線に乗って、上田に行き地元スタッフと合流。まずは〝鷲見工房〟へ。お願いしていたメンテ中のギターとの面会(笑)。そこへ〝サスケくん〟も登場。ちょっと歳をとったけど、まだまだ元気です。暑い中、僕らを見送りに出てくれました。長生きしてね。

そして、いざ〝高山〟へ向けて出発。途中、果物や野菜の直売場でスイカを買って、平らげました。うまかった〜。周りを見たら、スイカを食べてる人がたくさんいましたねえ。
夏、真っ盛り!

【プルーフ@三重志摩】
早朝に高山を出発し、〝志摩〟へ。地元スタッフと合流し、先ずは昨年開催された〝サミット〟の再現なる記念館へ連れて行ってもらいました。写真や実際に使われた円卓が展示されています。写真が撮れなかったのが残念でしたが。

そして、僕の志摩でのライブを最初に開催してくれ、この日に繋げてくれた〝泊(とまり)さん〟の墓参り。亡くなられて2年になります。早いものですね。おっと、その前に〝英虞(あご)湾〟に行き、クルージング船〝エスパーニャ号〟を見に行きました。島巡りをするそうです。次回は乗ってみたいなあ。

さて、泊さんが繋げてくれた〝プルーフ〟。今回で2回目です。

今年もたくさんの人たちが来てくれました。盛り上がりましたねえ。カバー曲コーナーでは大合唱に。嬉しですね。
打ち上げでは、お客さんから差し入れてくれた〝サザエ〟など地元の食材も。泊さんは〝ところてん〟を作られてました。いつも打ち上げに持って来てくれたのを思い出してました…。

宴もたけなわ。みんなが帰ったあと、主催してくれた〝岡野さん〟とマスターとでスリーショット。最初はまるで七五三の様な雰囲気だったので、もっとポーズしよう!と…(笑)。

ライブが終わり、元に戻った店内。

とても暖かい、懐かしい一日でした。感謝!

【今週の花】

〝中央区〟では、〝まちあるきツアー〟を開催。かなり長い期間やってますので、興味のある方は是非!

■Ryntenライブ
■ソロライブ
・8月20日(日)長野佐久「れもん」
・8月24日(木)広島「ジャイブ」ゲストにアナウンサーの白井京子さんとの朗読コラボです。僕のソロコーナーもあります。
・8月26日(土)鳥取米子「BEXX」
・8月30日(水)東京「バックインタウン」パーカッションに「ながらは元」さんをお招きします。
・9月16日(土)福岡朝倉「音茶」
■イベント参加
・8月19日(土)群馬「野反湖フィールドフォークコンサート」
■北海道ツアー秋
・9月1日(金)〜3日(日)旭川、赤平など。
■岡崎倫典ギター教室発表会
・9月23日(土)東京バックインタウン:今年も僕のギター教室の発表会です。

■アルバム情報
Eternal(エターナル) - Rynten plays Teresa Teng –
テレサ・テンとの夢のコラボレーションをスペシャルトラックとして収録。

【譜面集『Eternal Rynten plays Teresa Teng』】
『Eternal Rynten plays Teresa Teng』譜面集が出ました!、自信作です。
何が自信作かというと…非常に読みやすく見やすい!実際に楽曲も素晴らしいものばかりですから、是非弾いてみて下さい。

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