Ryntenゲスト ~Vol.276:菅野祐悟さん 1週目

2014年、あれよあれよと松が明け…。いかがお過ごしでしょうか?
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寒さもピークを迎えようとしています。
昨年だったたか…5メートル何十センチ、と青森県の“酸ケ湯温 泉“で大記録を創りました。今年はどういう事になるのか?いずれにしろ『何か地球がおなしいな。』と感じさせられる今日この頃 であります…。
そんな中、今月13日に“成人式”を迎えるわけですねえ。
僕の“成人式”…遥かかなた、遠い過去の話しで遠過ぎて思い出す事ができません。式典に参加したのかどうか?う~ん、定かではないんです。
ただ、記念品の文鎮をもらったんです。今も大事にとってありますが… 丸い文鎮でした。
今年は13日ですけど、年によってコロコロと日にちが変わっています。
昔だったら15日と定番、決まった日だったんですけど…。“成人式”の日に限らず、例えば“体育の日”も年ごとに日にちが違います。このあたり何とかして欲しいですね。
まあ、「連休を創っていこう」とするやり方は分かるんですが、『今年の成人式は何日だったけなあ』『今年の体育の日は?』と考えるのが面倒くさい、そんな気がします。
今年もどこかで大暴れの若者たちが出てくるのでしょうか?
そして、それをたしなめる…説得する先輩たちが出てくるんでしょうか?楽しみでもあり、不安でもあります。

■近々のライブスケジュール
・1月18日(土)浜松「なんでモール」年に2回やらせてもらっています、有り難いですね。
・1月19日(日)京都・都雅都雅「ハチタイ8時間耐久ライブ」沢山いる出演者の中の1人として参加させて頂きます。

■アルバム情報
Eternal(エターナル) - Rynten plays Teresa Teng –
テレサ・テンとの夢のコラボレーションをスペシャルトラックとして収録。

【譜面集『Eternal Rynten plays Teresa Teng』】
『Eternal Rynten plays Teresa Teng』譜面集が出ました!、自信作です。
何が自信作かというと…非常に読みやすく見やすい!実際に楽曲も素晴らしいものばかりですから、是非弾いてみて下さい。

■Ryntenゲスト
今週と来週はゲストに作曲・編曲家の【菅野祐悟(かんのゆうご)】さんをお迎えしての放送です。
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“菅野”さんは、色々な映画・ドラマ・アニメ・コンサートと幅広く活躍されていて、その数は膨大です。
27才の時に初めて“織田裕二”さん主演の連続ドラマ《ラストクリスマス》に起用されてデビュー。
来年で10年なんだそうです。
既にO.A.がスタートしていますが、“大河ドラマ”《軍師官兵衛》、黒田官兵衛のドラマの音楽も手がけています。

“SPオリジナルサウンドトラック”から《セキュリティーポリス》を聴きながらのスタートしました。
この楽曲は、ドラマ以外ででも警察系の番組の中で事件が起った時など、いろんなシーンで流れています。

倫『“大河ドラマ”は初めてですか?大きな仕事ですよね。』
菅『はい。「一生に一度出来たらいいな。」と思ってたので、ある意味、僕の中でゴールの様な気持ち…まだ36才なのに「これからどうしようかな。」という感じです(笑)。燃え尽きない様に今後も新しい目標を創り、頑張って行きたいです。』

曲づくりについて…
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倫『色んなタイプの映画・ドラマ・アニメをされている中でその違いから「これはやりにくかった。」「これはやり易かった。」ってありますか?』
菅『楽しさの種類も若干違っていてどちらも楽しい。映画の場合はシーンに合わせて音楽をつけていくんですが、ドラマの場合は“選曲家”の方に20~30曲位を渡し、それを“選曲家”“監督”“プロデューサー”の方々が話し合って、音楽をどう映像に当てるかを決めます。一見、映画の方が自由に感じるかもしれませんが、“絵”につける楽しみも当然あります。ドラマに関しては、“絵”に合わせて創らないから自由、と言える…。』

そんな話しを聞きながら、僕もサウンドトラックをやった時を思い出しました。
その時は映像も台本もなしで「勝手に想像して創ってくれ。当てはめるのは僕らがやるから。」と言われ…それがやりにくくもありやり易さでもあり…とフィフティでした。そこが映画・ドラマ・アニメなどの大きな違い、というのはあると思いますね。

ここで1曲。映画《新参者》のメインテーマで“新参者”。
アコーディオンやチェンバロなど使っていて、ヨーロッパの香りを感じました。

倫『プロフィールにフランスの“印象波”“和声”の影響を強くうけてる、と読んだ事があります。今創っている音楽と通じるものがあるんですか?』
菅『バンドをやっている方たち、ギターでも“耳コピ”ってするじゃないですか。“耳コピ”した音楽って絶対に自分の中に入ってくる。それと同じ様なもので、僕らクラッシックから勉強した人たちは、スコアを書き写し、その音楽を聴きながらスコアを見たりします。僕の場合は、ジャズの“ビル・エバンス”とか“キース・ジャレット”とか耳コピしてたので、影響は音楽に出てくると思います。』
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海外の映画音楽でコピーをしていた音楽家は、イタリアの“エンニオ・モリコーネー”。
また“フェデリコ・フェリーニ”の音楽の“ニーノ・ロータ”も良く聴いていたそうです。

倫『日本に入ってきている映画で音楽の“ジョン・ウイリアムス”は?』
菅『“ジョン・ウイリアムス”さん、「さん」をつけた方がいいのでしょうか?(笑)。凄く影響を受けてます。スコアを見るとオーケストレーションのテクニック、映画音楽のノウハウみたいなものが全部詰まっています。』
倫『“ジョン・ウイリアムス”が担当した映画って場面転換が早い。それに比べて“フェリーニ”や“ニーノ・ロータ”が関わってる映画は場面転換が遅い。その辺の影響は?』
菅『日本の映画・ドラマは作品ごとに千差万別。「僕はこれしか出来ません。」というのは許してもらえないので「何でもやります!」みたいな…(笑)。ですので、何でも観て聴く…“特化してない”作曲家です(笑)。でも“映画音楽に特化している”、と言う事になるのかもしれません。』
倫『逆に言えば、“特化が出来ない”アーティスト・ミュージシャンが多い中、凄い事ですよ。』
菅『いや~ホントに…「何屋なんだ?」と聞かれれば確かに“映像作曲家”なんですけど「どんな音楽創ってるの?」と聞かれると困ってしまうくらい“何でも屋”。飽きっぽいから色んな音楽を聴いて「楽しいな。」と思える性格なので、それが合ってるし「よかった。」と思います。』

本題へ…。
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倫『そんな映画・ドラマの音楽を毎年の様にステージでコンサートをや
られていますよね。今年も2月8日渋谷文化村オーチャード
ホール。これは定期的ですよね。』
菅『今回で7度目かな。最初は手弁当で酷いもんだったんですけど、最近はヤマハ“エピキュラス”のプロの方に入ってもらって、プロデューサーの“黒川”さんにMCのノウハウ、お辞儀の仕方、出ハケとか教えてもらいながら、ようやく形になってきてます。』

今日の2曲目は、“嵐”の“桜井”さん主演の映画《なぞ解きはディナーのあとで》のテーマ、“影山”。
この曲を聴きながら『着実に育ちつつありますね。』と言ったら『まあ、僕が少し慣れただけ。』と笑っていました。
2月上旬にはベスト盤を出されるそうです。

そろそろ時間となったところで…
菅『あの…話し足りないんで来週も来ていいですか?(笑)コンサートとベスト盤の話しが…(爆)』
倫『来週でも終わらないと思うんですけど…来週も来てくれるかな?』
菅『いいとも!(笑)』
倫『番組が違います(爆)』
菅『すみません…(笑)』
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【Kanno Yugo Valentine Concert 2014】
菅野祐悟ValentineConcert2014
詳細は、菅野さんの公式サイトよりご確認ください。
菅野祐悟公式サイト

充実した菅野さんご自身が選んだミュージシャンの方々。
素晴らしい空間音楽を楽しみに来て頂きたいと思います。

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