今年もやって参りました、“お盆”。人々の移動が限りなく、あちらこちらに飛び回っている…そんな季節です。
■おたよりコーナー
ダラレじゃないですが、TAKさんから“たっくさん”頂いております。
・『“Imagine”は英国人にとってひとつの文化遺産なのかな。』
・7/26の東京バックインタウンでのライブで『演奏した“MoonRiver”』への感想を頂きました。
・譜面集のインストラクトに関する『感謝』の気持ちも頂いています。
TAKさんからのメールの一つに、興味深いものがありました。
・『ある画像をYouTubeで見つけましたが、後ろでギターを弾いているのは倫典さんですか?』
ーその映像にアクセスしてみました。実は、コチラにもゲストで来て頂いた事のある“鈴木康博さん”こと“YASSさん”ですね。
90年代だったと思うのですが、東京のパルコ劇場でのライブ。後ろで弾いているのは確かに僕です!
僕の顔ははっきりとは分からないんですけど、どことなく明かりに照らされた僕の“口もと”…その口の動きがまるで“ヤギ”…ですね。
音を聴くよりもフレーズを聴くよりも、まず最初にその口の動きを見て「これはオレのかつての映像だ。」と確認しました。
TAKさんがおっしゃる通りでした。そして弾かれているギターは、“グレーベン”。
いや~、僕自身も懐かしく拝見させて頂きました。そんな細かいところまでチェックして観て頂いているのは非常に嬉しいですね。
またおたよりお待ちしております。
■Ryntenダイアリーです。
先週は、久しぶりに僕の大先輩《杉田二郎さん》と福島は“いわき”と同じく福島の“喜多方”の2カ所、ご一緒させて頂きました。
昔、ずっと2人で回った時の懐かしい話しも出たり…嬉しかったなあ~。
先ずは“いわき”。場所は、僕もソロでお世話になっている“バー・クイーン”。
二郎さんは、以前のお店の最後のライブをやられ、また、今のお店がオープンした最初にライブをやられたそうです。
この日は街の大きな花火大会があったそうで…。お客さんは少なかったけど、楽しかったですよ。
写真はリハーサルから。
打ち上げでいただいた、“かつおのたたき”も旨かったし、パルメジャンチーズの絞り粕で育った、イタリアのポークチョップも旨かった!このポーク、ほのかにチーズの香りも…。写真を撮るのを忘れました…次回行った時には必ず。
で、みんなで記念撮影。
翌日、喜多方へ向かう道中見えた“磐梯山”。
やっぱり素晴らしい!
リハーサル前、二郎さんもスタッフみんなで“喜多方ラーメン”!
背油がのっていて、油が冷めるのを防いでいるんだとか…熱かったけどこれもまた旨かった。
このコンサートは市をあげてのイベントのいっかん。
イベントスタッフが一丸となって盛り上げてました。
リハーサル後、準備中の二郎さんをおいて、僕は会館すぐ脇にある、蔵を改造した珈琲屋へ。
一杯飲み終える頃、お店のマスターがお替わりを持って来てくれました。
マスターとしばし雑談…『喜多方はどう?』と聞かれ『のどかでいいですね。』と僕。
■ライブスケジュールです。
■ソロライブ
・8月24日(土)群馬・野反湖「フィールドフォークコン
サート」眺めの素晴らしい場所です。
・8月25日(日)長野.佐久「れもん」あずみのFMをお聴きのみなさん、会場でお待ちしております。
・9月1日(日)韓国・ソウル「Finger Style Cafe Concert」スペシャルゲストで出演します。
・9月7日(土)福岡・朝倉「音茶」音茶の8周年記念ライブに駆けつけます。O.A.にミカちゃんが登場します。
・9月8日(日)鹿児島・加世田「サウンドスペース」フレンズFMをお聴きのみなさん、是非覗いてみて下さい。
◆石川鷹彦&岡崎倫典ジョイントライブ
・9月14日(土)群馬・前橋「夢スタジオ」今年で3回目となるジョイントライブです。
・9月27日(金)広島「スマトラタイガー」FMゆめウエーブをお聴きのみなさん、是非足をお運び下さい。
・9月28日(土)奈良「ビバリーヒルズ」FMちゃおをお聴きのみなさん、宜しくお願いします。
・9月29日(日)愛知・江南「スタジオM」FMおかざきをお聴きのみなさん、是非足をお運び下さい。
●ライブにご来場の皆様へお願い●
ライブ中は録音や撮影は禁止です。
ステージに上がったり、ギターや機材に触ったりしないで下さい。
楽器はとてもデリケートで、なによりアーティストの命です。
マナーを守り来場者皆さんが心地良く楽しめるライブになるようご協力ください。
http://www.rynten.com
■アルバム情報
『Eternal(エターナル) - Rynten plays Teresa Teng – 』
テレサ・テンとの夢のコラボレーションをスペシャルトラックとして収録。
【譜面集『Eternal Rynten plays Teresa Teng』】
『Eternal Rynten plays Teresa Teng』譜面集が出ました!、自信作です。
何が自信作かというと…非常に読みやすく見やすい!実際に楽曲も素晴らしいものばかりですから、是非弾いてみて下さい。
【Ryntenゲスト】
今週と来週は、クラッシックギターリストの《木村大さん》にお越しいただきました。
以前からお名前は存じ上げていたのですが、お会いするのは初めてです。
“大君”は1982年生まれ、若い!でも安心感があるんですね。
現在、大君は新しいアルバム《HERO》の引っさげてのツアーの真っ最中、その宣伝も兼ねた出演です。
初っぱなから、“大君”と呼ばせてもらう事に…。年上の特権ですね。
クラッシックギターの優雅な響き…新しいアルバムからオリジナル曲《AYEAR’S ROCK》に乗っての登場。
早速新しいアルバムの話題からスタート。『初めまして。』と笑う笑顔が爽やかです。
倫『アルバム“HERO”が出たのは、3月。9枚目?』
大『えっ。何枚目だろう???』
倫『(DVDをふくめ)9枚目ですよ。』
大『9枚目ですか?!頑張ってるなあ…以外と(笑)。』
倫『取りあえず9枚目まで来た?』
大『そうなんです。そういう意味では、大先輩の倫典さんに色々と学びに来たんですけど。』
倫『いやいや、ギターの事以外は教えられるけど…ギターの事はお父様に…。』
お父さんとの話しは追々という事で…。
アルバムの最初と最後はオリジナルであとは全てカバー、しかも普通のカバーじゃない!
これが僕自身が「おっ!」「よくこんな曲知ってるなあ。」とそれほどのRockの名曲たち、
Rockの歴史を辿る様な選曲をされてい ます。
大『兄の影響で中学生くらいの時、60年代、70年代の音楽を聴く様になりました。クラッシックギターを弾いてても発散出来ない時期があって、最初はハードロックというかヘビメタの“メタリカ”とかを聴いて発散してました。』
倫『“メタリカ”とかは新しいですよね。でもアルバムは、60年代、70年代からの選曲。年寄りには嬉しい。でもそれ以上に若い“大君”がこんな解釈で、しかもクラッシックギターでこういう風に弾くのか?!ガチガチじゃないんだ!と認識をを新たにしましたねえ。嬉しかった。』
大『たぶん、僕がクラッシックギターの例外かもしれないです。』
倫『マニアックな話なんだけど、“クロスロード”という映画があって、主演の“ラルフ・マッチオ”がジェリアード音楽院の試験でトルコ
行進曲を弾き、最後はブルースになった…その後“クビ”、というストリー。僕にとって大君はそれ以来の衝撃。』
大『その時のギターの手をやっていたのが、“LAGQ”(ロサンゼルスギターカルテット)の“ビル・カネンライザー”というクラッシッ
クギターリストがやっていた、というプチ情報があります。』
ここで、いきなり初ジョイント。曲は大君のアルバムから《Change The Wold》。
僕もカバーしている楽曲です。
演奏を終えて。
倫『素晴らしい初ジョイント!こういう時代のこういうジャンルの曲をクラッシックギターと演奏出来るとは夢にも思わなかった。』
大『嬉しいです。』
大君のアルバムに伝説の曲、“バン・ヘイレン”の“スパニッシュ・フライ”が入っています。
昔、“アンジー”という楽曲があってこれを弾けた人はギターリストになり、
弾けなかった人はシンガーソングライターになった、という時代がありました。
“スパニッシュ・フライ”はそれと同じ背景を持っています。
大『アルバムを全て創り終えた後、「何かパンチがないな。」と考えていたら“スパニッシュ・フライ”があった!』
倫『極端に飛んで行った…(笑)。』
これ以外にも“ジミー・ヘンドリックス”の“パープルヘイズ”なども収録されていて、
個人的に面白いのが“ツッペリン”の“ブロン・イ・アー”。
これがなんと、変則チューニング!
倫『クラッシックの人がそこまで?』
大『最近は増えてきていて、6弦は“B”くらいまで低くする人もいるし…。』
倫『低くするために弦を変えたりする?』
大『いや、今日も変則チューニングを使ったんですが、狂わない様に使い古した、引き込んだ弦を使いました。高音弦はなるべく1週間
くらい使い込んで、低音弦は2日くらい前に換えると丁度いいかな。』
倫『じゃあ、高音弦の1,2,3弦、低音のは4,5,6弦、を別々に換えていく?』
大『そうですね、』
ちょっと話しがそれましたが、僕がもう一つ嬉しかったのは、“ベックス・ボレロ”という曲が収録されている事でした。
歌っているのは“ジェフ・ベック”、曲を書いたのは“ジミー・ペイジ”なんです。
倫『ギターインストでもいないのに、ましてやナイロン弦で!?』
大『挑戦してみました。』
倫『大いなる挑戦ですよ。』
大『ありがとうございます。』
倫『それと、もう亡くなりましたが“ランディ・ローズ”や“ミニ・リパートン”らの70年代、80年代の名曲たち。曲層としても幅が広いですね。』
大『僕の子供の頃はアイドルがいなかった。父親がギターの先生だったのでギターが身近すぎて、ギターを始める動機として「すごいギターリストがいるからギターを弾きたい!」という感情を持った事がなかったんです。』
倫『感情を持つくらいの年には、もうギターを弾いてた?』
大『はい。だから改めて自分がリスペクトできるアーティストの作品を見渡したら、いっぱいいたんです。このアルバムを創るうえで、自分の気持ちが反映されたのかな、って思います。』
続編も期待したいですね。
もう一つ僕が「やった!」と思ったのは“スティング”。
「やっぱりこの曲が来たか!」「こう弾いたのか!」という気持ちでした。
そこで、今日のもう1曲はまたまた2人の生ジョイントで《フランジャイル》をご相伴させていただきました。
演奏後…。
倫『若いパワーに引っぱられて久々に興奮しました。』
大『いやいや、僕も興奮しっぱなしです。』
年齢によって持っているものが違います。
30才の人と演ると自分が変わって行くのがわかるんです。
倫『少しでも吸い取ろうとする自分がいる(笑)。』
大『僕は倫典さんの引き出しの多さに見とれていました!』
と、嬉しい事を言ってくれた“大君”は今、細かくツアーを回られています。
今回はライブハウスツアー。これは初めてなんだとか。
きっと、お客さんにとっては、身近に聴けて嬉しいですよね。
また、来週も来て頂きます。
どうぞお楽しみに。
【木村大“HERO”ツアー】
・8月17日(土)茨城・つくば「カピオカホール」
・8月22日(木)広島「Live Juke」
・8月23日(金)岡山「MO:GLA」
・8月24日(土)高知「CARAVAN SARY」
・8月25日(日)愛媛「Live&Restaurant Bar
“MONK”
・8月29日(木)京都「KYOTO VOXhall」
・8月31日(土)奈良「ビバリーヒルズ」
まだまだ続きますが、スケジュールはこちらをご覧下さい。
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【木村 大 最新アルバム《HERO》】
HERO
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>>これはオレのかつての映像だ
楽しんでいただけたようで幸いです。
ちなみに私は左手(コードの押さえ替え方)で確信しましたよ・・・マニアックすぎる。(笑)
>>そんな細かいところまで
なんか、ストーカーに近くなってきましたが、決して怪しいもんじゃございません。