【河童のひとり言】
以前このコーナーで「生活は豊かさの最上限を求め、生存は安全の最低限を求める」なんて話をしましたが、5月に入るとと汗ばむ日もあったりして、やれ冷房だとか「ビールがうまい!」なんて声が聞こえてくる始末。なんかあの節電した時の事忘れてませんかね?無きゃ無いで済なされたあの年の夏。ろうそくの火に暖かさを感じた時期もありました。幸せってのは求めればきりがないもの、そろそろ私たちは“差し引く幸せ”ってものがあることを学んでも良いのではないでしょうか?
5月も半ばに差しかかってまいりました。つい先日まで寒い日と暖かい日が繰り返されていましたが、この陽気もだいぶ定着しつつあるように思います。
そして窓の外を見ると、“つつじ”や“ハナミズキ”の季節ですね。いかがお過ごしでしょうか?
【河童のひとり言】から《差し引く幸せ》というお話。
“ロウソクの火”。
時折、“いにしえ”の昔に思いを馳せる事があります。電気もなく、車もない、敢えて言えば…馬走るスピード以上の速さで移動する事の出来なかった時代。。。人間、走っても知れてますからね。
闇の中では“行灯”に照らし出され、暖房器具もありません。しかし、そんな時代にはその時代なりの、ほんのちょっとした事の発見…“幸せ”があったのではないでしょうか?
それが今の時代に大いに役立つものも少なからず…かもしれません。
■おたよりコーナー
・アコギなオッサンから『3月29日のバックインタウンでのライブ、アンコール最後の生音の演奏が最高でした。』
ーありがとうございます!
・KO1954さんから“What a Wonderful World”へ『美しい曲、そしてギターの響きに感動を頂きました。』
ー嬉しいですね。
・TAKさんから僕のアレンジに『練習にも熱が入ります。』
ー有り難いですね。Youtubeともども宜しくお願い致します。
■ライブスケジュールです。
・5月17日(金)宮崎・高鍋「ドルフィー」
・5月18日(土)福岡・津屋崎「サーフナイン」
・5月19日(日)宮崎・延岡「KANAYA」
・5月24日(金)兵庫・尼崎「ブルードアー」
・5月25日(土)大阪・河内長野「百年邑」
・5月26日(日)三重・四日市「ガリバー」
・6月1日(土)東京・水道橋「らいん」
●ライブにご来場の皆様へお願い●
ライブ中は録音や撮影は禁止です。
ステージに上がったり、ギターや機材に触ったりしないで下さい。
楽器はとてもデリケートで、なによりアーティストの命です。
マナーを守り来場者皆さんが心地良く楽しめるライブになるようご協力ください。
http://www.rynten.com
■Ryntenダイアリーです。
先週の続きから。
隠岐の島々でゴールデンウイーク中に開催されたイベント《音つなぎアコースティックコンサート》。
たくさんのアーティストが参加されてましたねえ。若者が多かったなあ。
もしかしたら僕が一番長老だったかも。。。
僕が参加した日は、5月1日~3日の3日間、ライブが2日間、ギター教室が1日というスケジュールでした。
高速船に乗って薬2時間、隠岐諸島にある“中ノ島”に到着。
この日はここで1泊し、翌朝ライブ会場のある“知夫里島”へむけて出発。
寒い日でしたねえ。しかも雨が降り出して…。
ライブ会場は“一宮芝居小屋”。こんなに高いところにある神社の境内です。
春用の衣装を用意していたのですが、あまりの寒さにシャツを何枚も重ね着しさらにはジャケットとマフラーまで。
でも何とか無事に演奏出来た様な…。
泊まったホテルの館内では“Bayside Resort”がかかってて…嬉しかったなあ。。。
翌日の昼前、観光に連れて行ってもらいました。
ポスターで観た風景そのもの、すばらしい光景でした。
自然って凄い!
観光案内をしてくれた、“内部(うちべ)”さんとツーショット。
展望台へと歩いて行くと、牛や馬が草をついばみ、お腹がいっぱいになったところでお昼寝。
馬の寝ている姿、初めて見ました!
とってもいい天気だったので、「今日は大丈夫だろう。」と思ってたら徐々に曇が…。
気温も急激に下がり、僕は前日と同じ格好で演奏する事に。。。
でも盛り上がって、とっても楽しかったですよ。
ギター教室の日。
数人でしたが、レッスンを受けに来てくれました。
みなさん、なかなか筋がいい。
レッスン終了後は、遊覧船に乗って島を海から眺めました。
素晴らしかった!
終日いいお天気で、ちょっと日焼けも。
この“西ノ島”でいい居酒屋を教えてもらい早速!!!
店内はにぎわっていましたねえ。
毎晩出かけていったのは、言うまでもありません。
で、ママとツーショット。
泊まっていたホテルのスタッフの“森山さん”。
館内で僕のCDをかけてくれた人なんです。
港まで見送りに来てくれました。
嬉しかった。
機会があったらまた行きたい!と思う程、素晴らしいところでした。
もちろん島のみなさんも!
■アルバム情報
『Eternal(エターナル) - Rynten plays Teresa Teng – 』
テレサ・テンとの夢のコラボレーションをスペシャルトラックとして収録。
【譜面集『Eternal Rynten plays Teresa Teng』】
『Eternal Rynten plays Teresa Teng』譜面集が出ました!、自信作です。
何が自信作かというと…非常に読みやすく見やすい!実際に楽曲も素晴らしいものばかりですから、是非弾いてみて下さい。
【Ryntenゲスト】
■ゲストコーナー
今回のゲストは、在日韓国3世の《キム・チャンス(Kim Changsu)》さんです。
あの名曲《イムジン河》を原語で唄っている方で、僕も参加させて頂いている夏のイベント《野反湖フィールドフォークコンサート》の仲間でもあり、ピアノの弾き語りをされています。
“野反湖フィールドフォークコンサート”のテーマ曲《天国に一番近い湖》を聴きながら登場。
この曲はたくさんのミュージシャンが参加して創ったアルバムです。
でも僕にはお声がかかりませんでした…「だみ声は必要ない、と…(苦笑)」。
倫『僕が初めてチャンス君と会ったのは“野反湖”。』
チ『はい。』
倫『すごい山奥でこの先に何がある?というくらいの所で民家が出てきて、いきなり湖が現れる。不思議な魅力があるところ。』
チ『一度行くと来年も行きたい!みたいな…。』
今年で28年目なんだそうです。
このイベントにチャンス君が参加したのは、2011年。僕とほとんど変わらないんですね。
チャンス君は、今年の3月30日、全てオリジナルの初めてのソロアルバム《PRTRAIT(ポートレイト)》をリリース。
この日の1曲目はそのNEWアルバムから《道しるべ》。
倫『すごく柔らかい声だよね。女性が「この人だったら大丈夫かな?」「誠実そう。」とか(笑)』
チ『そうですね。』
倫『そうですね、って!?(爆)』
チ『いや…、そうでしょうか?(笑)』
倫『それと言葉がすごく聴き易い。これは声?発音?両方かも…。』
チャンス君は日本生まれの韓国籍。
韓国の人に限らず、英語圏の人たちも日本語の発音がいいし、よく勉強しています。
特に歌ものは言葉が歌詞に入って来やすい。それはチャンス君にも感じます。
チ『発音、自然な口の動きとか自分でも意識していますが、クセがないのが長所であり短所でもあると言われる事も。』
倫『聴き易さは長所。もう一つのいい方をすれば、音の抜けがいい。僕みたいに寸詰まりじゃなくて…(笑)。』
チ『そんな事ないです。』
倫『だからすごく聴き易いアルバム、もちろんサウンド面でも。』
チャンス君のプロフィールに「2000年11月松山猛さんプロデュース“イムジン河”発売」とあります。
そこを掘り下げて聞いてみました。
チ『“イムジン河の発売禁止”から初めてシングルカット…そんな想いで松山さんがプロデュースする時に唄う事になりました。』
倫『経緯は?』
チ『私が学生時代にCM音楽会社にデモテープを出していて「誰か在日韓国人で歌を唄っている人はいないか?」という話しを音楽会社の社長が聞きつけ「やってみないか?」と。』
綴りは違うけど文字通り“チャンス”。
その後は“北山修”さんの“イムジン河コンサート”に出演し、昔の“ナターシャセブン”“坂庭省吾”さんらのツアーにも参加。
そこで今回のアレンジ・プロデューサーの“平井宏”さんに出会ったんだそうです。
ちなみに、平井さんは僕の古き音楽仲間で、時折ステージにもキーボードで参加してもらっています。
倫『いい出逢いでしたね。』
チ『はい。初めて人前で唄う事の“大切さ”に気づき、ピアノの弾き語りを始めました。いろんな人との出逢いもあって歌に幅ができたのではないかと。』
倫『ピアノの弾き語りを始めた頃の思い出話しってありますか?』
チ『一度夢破れて地元の金沢に戻り、ジャズバーで唄っていらた「チャンス、もっと唄った方がいいよ。」と言葉をもらい「もう一度!」と再上京。ステップアップの為の通過しなければならなかったところだったな…って。』
倫『それはこれからも増えていくと思う。1つクリアーすると2つ待っていて…2つクリアーすると4つ待ってる…人生はそれの繰り返しかもしれない。』
今日の2曲目は《忙しくてやりきれない》。
これはあの《悲しくてやりきれない》にインスパイアーされて創った曲なんだそうです。
歌詞の中に《漱石》《啄木》《太宰》《中也》が出てきます。
『文学は好きですか?』の問いに『必死になって考えていたらロゴがハマって…偶然です。』と笑ってましたが、なかなか渋いですよね。
また次週もお越し頂きます。
どうぞお楽しみに。
【Changsu Newアルバム《PORTRAIT》】
PORTRAIT
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