【河童のひとり言】
経営が破綻した日本の某半導体メーカーに海外企業の支援が決まるだとか、台湾企業が日本の家電メーカーと提携しその会社の筆頭株主になったという類のニュースを最近よく耳にします。日本が他の国に乗っ取られる…なんて思わず頭をよぎらなくもないのですが、よくよく考えてみれば日本企業のやり方がうまくいかなかった結果がまねいたこと。むしろ、その会社で働く人達には海外企業のやり方を盗んでやろうというくらいの気構えで働いてもらいたいものです。島国日本にしがみつかず、海外にも目を向ければいろんなことが見えてくるはず。大変な時代には変わりありませんが、きっとどこかに希望があると思うのです。
【今週のRyntenNews】
“さつき”、5月、日に日に暑さが増して行くこのご時世。。。いかがお過ごしでしょうか?
昨年はやたらと暑かった“夏”。『今年もまたか!』という予感もしなくもないですが、その前に“梅雨”がよぎります。
今週の【河童のひとり言】は、日本の経営問題や会社の問題などに触れてみました。経営に限らず、「世の中すべて」と言っていいでしょうか?!先輩たちが、いや、もう一つ前の時代の人たちが築いたものに乗っかっている様な気がします。それ以前の広がりがない、あるいはそれ以上の発想がない。敢えて発想があるとすれば‘子供向け’です。
これは企業が、というより昔なかったもの…パソコン・携帯をはじめとして色んな物が新しく生まれてきました。それに対する新しい発想商品がたくさん生まれてきます、が、これらを使う側、あるいは受ける側は非常に若い世代が多いです。そういった物が進歩して行くんでしょうか?それとて日本だけの話ではありません。世の中はそれで進歩しそしてそれ以上に、世界は‘やり方’‘ノウハウ’の進歩が顕著です。
おたよりを頂きました。
《Amazing Grace》を僕がアレンジした曲について<Hiros1950>さんから。『初めて弾く曲が出来ました。倫典さんを知ってギターに触れる時間が増えました。』との事です。有り難うございます!
■Ryntenダイアリー
僕は今中国にいます。スケジュールでお知らせした様に、今回、初めてのツアーです。北京空港に着いた時から、大歓迎してくれました。初日から感激する事が多くて。。。人々の心が熱いです。また、来週に色んな出来事をアップさせて頂きます。どうぞお楽しみに。
■ライブスケジュールです。いずれもゲスト出演のお知らせです。
・6月10日(土)「チョン・スンハ東京公演」東京・曙橋・Back In Town 昨年に引き続きの来日です。
・6月18日(月)「谷山浩子コンサート」東京上野・東京文化会館 「放課後の音楽室と題して、谷山さんと僕だけのコンサートです。
●ライブにご来場の皆様へお願い●
ライブ中は録音や撮影は禁止です。
ステージに上がったり、ギターや機材に触ったりしないで下さい。
楽器はとてもデリケートで、なによりアーティストの命です。
マナーを守り来場者皆さんが心地良く楽しめるライブになるようご協力ください。
■最新アルバム情報
『Eternal(エターナル) - Rynten plays Teresa Teng – 』
テレサ・テンとの夢のコラボレーションをスペシャルトラックとして収録。
■『Eternal(エターナル) - Rynten plays Teresa Teng – 』譜面集のKMP出版から発売決定。時期が未定ですが、必ず出版しますのでお待ちください!
■好評発売中!
弟4弾CD付き譜面集「フィンガースタイルで弾くソロギター名曲集ー永遠のメロディー20」
御陰様で大好評です!
【Ryntenゲスト】
今週と来週の2週に渡り、ゲストに《谷山浩子》さんをお招きしました。今回は谷山さんのスタッフも駆けつけてくれ…全員が女性!スタジオが花園と化し、いつものゲストとは拍手の数が違ってましたねえ。
僕個人としても非常に思い入れのある“カントリーガール”に乗ってスタート。いつもの様に、僕は『浩子ちゃん』谷山さんは『倫ちゃん』と呼び合いながら進める事にしました。
倫『40周年おめでとう!』
谷『ありがとう(スタジオは大きな拍手)。でもあまり言いたくないんです。40周年というと絶対40才よりは上、とばれる!』と爆笑。でも僕は‘凄い積み重ね’だと思いますよ。
アルバム《花と夢》がリリースされた今年4月25日は丁度デビュー40周年、先ずはそのアルバム話題から。
谷『ベストアルバムで2枚組。ディスク1と2で違うタイプの曲を集めました。前回リリースした《白と黒》という同じコンセプトで入門編、今回はもうちょっと奥へ、「応接間までどうぞ」、みたいな…。』
倫『台所までは行ってない?』
谷『そこまで片付けてないの。(笑)』
倫『CD2枚組だけど歌ものとしては、曲数がかなり多いアルバムですよね。』
谷『よくぞ聞いてくれました!ギリギリまで詰め込み、これ以上になると音に影響するとか…。曲を切るのが悲しいから出来るだけたくさん入れたかった。』聴く側にとっては有り難い贅沢なアルバムですね。
僕と浩子ちゃんの出会いの曲、僕がギターを弾いた“Lady
Dazy”を聴いた後、出会いの話へ。
谷『ディレクターさんからいいギターがいる、って。倫ちゃんは曲聴いて譜面持って、スタジオに入ったきり出て来なかったよね。』
倫『うん、人見知りするから(笑)。』
谷『倫ちゃんは考えては弾き、考えては弾き…で重ねていって完成。職人そのものって思った。』
そして、谷山さんのプロデューサー《石井AQさん》の話題へにと移り。。。
倫『僕の好きなキーボード奏者。デジダルなんだけどアナログを感じるんだよね。』
谷『精神的にはアナログの人。』《石井AQさん》と谷山さんとの御付き合いは長いんです。
最近よく出て来る“プログレッシングロック”についても聞いてみました。
谷『時々、「プログレだよね。」っていわれる。10代の頃ロックはほとんど…。ロックかどうか分からないけど、ギリギリビートルズかな。ラジオで流れて来るくらいしか聞いた事がなかったので、どこに共通点があるのか分からない。』谷山さんのうしろにはUKサウンドを感じる、と云われた事もあるとか。
倫『僕らが聴いてた‘YES’とか‘ピンクフロイド’とか似通ったサウンドがあるんだよね。』
谷『何でかしらねえ。子供の頃家にクラッシックのレコード一杯あって、しょっちゅう聴いてたからルーツが似かよるのかあな。』
倫『浩子ちゃんがリハーサルの合間にポロっと弾くクラッシックも、どこか‘プログレ’を感じる。』
谷『それって、「倫ちゃんのギターがアコギじゃないみたい。」と同じだよね。「アコギを持ったロッカーだ!」って。』
倫『それを引っぱりだしてくれたのは、浩子ちゃんの世界。』
谷『え~っ、そうなの?!やった~!』と喜んでた谷山さん。
次に紹介したのは、アルバム《花と夢》に収録されている“さよならのかわりに”。
僕はこの曲を聴きながら、‘浩子節’と云えばそれまでですが、プログレの世界を感じましたねえ。
【谷山浩子ー放課後の音楽室ー】と題して《東京文化会館》で開催されます。
今回、谷山さんは主に唄のみで、楽器は僕のギターだけ、という構成になっています。“さよならのかわりに”にも倫典バージョンでお届けする予定です。
今後の谷山さんの予定は、今年40周年という事で11月に東京と大阪でもコンサートが開催されるそうです。
そろそろチケットも発売予定だとか。
・11月4日(日)大阪サンケイホール
・11月10日(土)東京国際フォーラム
倫『9月には恒例の‘猫森集会’が8日間、Aプログラム~Dプログラムまで、2日づつ違うんですよね。』
谷『そう、そのうち一つはオールリクエスト。オールリクエストは好きなんです。リハーサルないから。』と笑いながら答えていました。僕からみると、それだけいろんな違う事が出来るのは‘凄い’と思います。
6月18日(月)東京・上野「東京文化会館小ホール」
“谷山浩子・放課後の音楽教室 ~倫典先生と~”
出演:谷山浩子(Vo.)・岡崎倫典(Ag.)
プログラム:まっくら森の歌、さよならのかわりに、他
開場:18:30 開演19:00
入場料:前5,000円(全席指定)
チケット販売:電子ぴあ 0570-02-9999 Pコード:163-373
ローソンチケット 0570-084-003 Lコード:39597
イープラス eplus.jp(パソコン・携帯共通)
東京文化会館チケットセンター 03-5685-0650
www.t.-onkyo.jp
東京文化会館:東京都台東区上野公園5-45
行き方:JRと東京メトロで上野駅公園口下車
TEL 03-3828-2111(代表)/ FAX 03-3828-6406
総合問い合わせ先:(株)東京音協 TEL03-5774-3030
主催:東京音協
企画・制作:(株)エピキュラス
協力:(株)ヤマハミュージックアーティスト、岡崎倫典音楽事務所
詳しくは、谷山浩子さんのオフィシャルサイトにてご確認ください。
【谷山浩子さん最新アルバム】
ベストアルバム「花とゆめ」
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倫典さんこんばんは。
初めてコメントさせていただきます。
僕は中国無錫に単身赴任しています。
ここまで言えば、お解りでしょうか。
普段、無錫工場では無口な総経理(社長)が、突然「岡崎さんって言う人のギターコンサートがあんねんけど、一緒に行かへん?」との誘い。
僕も趣味で音楽(合唱指揮者)をしており、音楽は大好きなので、二つ返事で「行きます!」と返事。
すっかり楽しんで、さきほど、倫典さんの中国無錫コンサート会場から帰宅したところです。
無錫に一流のプレーヤーが演奏に来てくれることは非常に少ないので、開演当初は少し観客も緊張していたようでしたが、2ndステージからは、みんなで合唱有り、手拍子有りで、最後はみんなすっかり打ち解けていたと思います。
初めて、アコースティックギターのコンサートに足を運びましたが、個人的には、1曲目と1stステージ最後の曲が印象的でした。
どちらの曲にも、音から奏でられる「光」を感じたのですが、その表現の仕方が、1曲目は内から溢れ出るような「光」、1st最後の曲は逆に天から優しく降り注ぐような「光」で、ギターという楽器から創り出される、音色の色彩の鮮やかさに圧倒されました。
2ndステージホテル・カルフォルニアの時、倫典さんが「この曲を演らないと日本へ帰れない」と言って笑いがあったのに、曲名を口に出した時の中国人のお客さんの「オオ~ッ」という歓声とリアクションのコントラストが、ユーモラスでした。
中国で仕事をしていると、言葉の問題や文化の問題で、心身共に疲れますが、本当に疲れが吹っ飛びました。
素敵なステージをありがとうございました。
日本からは、上海、蘇州、無錫、全てとても近いので、是非また中国に演奏にきてください。応援に行きます!