Rynten ゲスト:きたやま おさむ さん 2回目

【河童のひとり言】
気持ち良い、とかさわやかという意味で使われる「快い(こころよい)」という言葉。何で“心”に“良い”という字を使わないのか?そんなことをふと、疑問に思い調べてみますと、左の”りっしんべん”という部首は“こころ”を表し、右の文字は「刃物を持った手」を表すそうです。胸につかえたものがえぐり取られたような“すっきりしたこころ”を表すそうです。へぇ~、ってカンジですね。さて政治を見るにつけ、この「快い」という思いを久しく感じないのはボクだけでしょうか?

【今週のRyntenニュース】
暑い盛りではありますが、サマータイムならぬ土日の英御意など、休みを週末ではなくてウイークデーに持って来る会社も数多くあります。これによって何十万人の方の生活が変わってきた、という話も伺いました。何かにつけ電気を食ってします。そんなご時世であり季節であります。
如何お過ごしでしょうか?

今回もおたよりを頂きました。
久しぶりです、福島いわきの「むんパパ」さんからです。
「3月11日に震災に遭われて、ようやく仕事再会のはこびとなり、6月には自分自身の音楽活動も再会。」ということです、本当によかった!いわきでは震災後、地元のコミュニティーラジオ「FMいわき」での震災情報の合間にはずっと僕の曲「ThanksMy Dear」を流して頂いてたとの話し聞きました。感謝、といいますか何かお役に立てたかな…というちょっとした安堵感もなきにしもあらずです。
もっともっとこれからもお力添えが出来れば、と自分に言い聞かせているところであります。
7月の始めに僕のギター教室の発表会がありました。そこにも「むんパパ」さんがやって来てくれて、演奏もして下さいました。むんパパさんもそうですが、演奏を聴いていた自分も本当に感極まり…『一緒に頑張って行こうよ!』と別れました。

■Rynten ダイアリーです。
今、僕は打田十紀夫氏とのジョイントライブツアーの真っ最中。珍道中の毎日、これがまた楽しい。

初日は福井県越前市「ソバーズ」から。打田君は越前初上陸。
前日入りした僕らは、現地スタッフと合流したのですが、なんと!スタッフ全員がプロレスファン。勿論ジャイアント馬場さんの話で盛り上がったのは言うまでもありません!ライブも大いに盛り上がりました!

越前はそばでも有名ですよね。昼食には、5月に越前町でお世話になった鯖江に住む藤田さんにサッパリ系のすだちそばを御馳走になりました。美味しかったですねえ。

そしてソバーズでは…マスターが自らうったそばを美味しくいただき…まではよかったのですが、いきなり『打田さんの為に!』と1.5kgある(約10人前)スペシャルバージョンが登場。その後どうなったか?!はご想像にお任せします。

知人の犬である長い付き合いの「姫」。久しぶりのご対面…だったのですが、よからぬ物を食べてしまい、いっときは命が危なかったとか。今ではすっかり元気になって何より。

翌日は富山は入善へ。
何回おとずれてもしっとりとした雰囲気のただよう街並です。

会場である「うるおい館」は素敵な建物の中にあり、回りを見渡してみたら面白い看板が。「領収書展」なる明治時代からの領収書が展示されているとか。観たかったけど時間もなく今回は断念しました。チャンスがあれば是非観てみたいですね。

さて、その富山入善、打田君にとって富山は初上陸との事。
「うるおい館」でもたくさんの方々が。隠れ?プロレスファンが多い事もわかり…またまた爆笑の渦に!

終演後は魚の美味しい地元の居酒屋に連れて行ってもらい、『幻魚(げんげ)』という珍しい深海魚のフライを食べました!これまた美味なり。

このパワーでいざ、越後・新潟へ!
途中でみた真っ青な海、思わず記念撮影してしまいました。真っ青な空もきれいだった。

しかしながら、大型台風の影響からか、湿度が異様に高く…閉口。。。


スタートから3日目、「倫典さん喋るまでは話をしない」と言ってた打田君。
始まって早々にいつものしゃべりが炸裂!ここでも大いに笑っていただきました。
ライブ終了後は恒例の懇親会。打田君のおしゃべりは続いていましたねえ。3日間オープニングをつとめてくれた、富山のギターリスト「松谷康晴」こと松ちゃん、お疲れ様でした。

「岡崎倫典&打田十紀夫ジョイントライブ」北陸初上陸、ご来場のみなさん、ありがとうございました。僕らのステージ、楽しんで頂けたましたか?

翌日、僕は早朝に大分は湯布院へ。打田君とはしばしのお別れです。
休憩で立ち寄ったSAの対岸に見えた「原発」、柏崎でしょうか?複雑な想いが交差しました。

台風を追いかけっこをしているかの様に天気が崩れていき、どんよりとした雲と横殴りの雨に見舞われましたが出発から13時間後、列車の遅れはあったものの無事に到着。福岡朝倉「音茶」マスターの出迎えに安堵した僕でした。

そうそう、ここ数週間、移動の時に読んでる「韓国語」の本。
少しは勉強しています。。。

今回中央FMでみかけた「町歩きツアー」のポスター。
興味のある方は是非参加してみてはいかがでしょうか?
東京の新たな発見があるかも。。。

■スケジュールです。
・8月6日(土)ソウル「Art Hall Bom」18:30~
・8月7日(日)釜山「Busan Art Center」17:30~
 2年ぶりの韓国、楽しみです。
・8月20日(土)群馬県野反湖「フィールドフォークフェスティバル」山の中での野外イベントです。気持ちいいですよ。
・8月21日(日)長野県佐久「れもん」和食のお店ですが、ここのご主人はギターを弾かれるんです。楽しみです。

●ライブにご来場の皆様へお願い●
ライブ中は録音や撮影は禁止です。
ステージに上がったり、ギターや機材に触ったりしないで下さい。
楽器はとてもデリケートで、なによりアーティストの命です。
マナーを守り来場者皆さんが心地良く楽しめるライブになるようご協力ください。

http://www.rynten.com

■Newアルバム情報
Eternal(エターナル) - Rynten plays Teresa Teng –
テレサ・テンとの夢のコラボレーションをスペシャルトラックとして収録。

■好評発売中!
弟4弾CD付き譜面集「フィンガースタイルで弾くソロギター名曲集ー永遠のメロディー20」

御陰様で大好評です!

■『Eternal(エターナル) - Rynten plays Teresa Teng – 』譜面集の出版が決定。
2011年発売予定、KMP出版から。

【ゲストコーナー】
今週も先週に引き続ききたやまおさむさんをお招きしました。


先ずは今回のアルバムに参加された「デゴマルシャドーズ」との出会いから尋ねてみました。
「一昨年加藤和彦が亡くり、私と音楽界をつなぎ止めていたのは彼だった。だから彼がいなくなり音楽を辞めようと思ってた。デゴマルは福岡で活動していて『ライブハウスに来て下さい』と言われてから20年が経ち、九州の大学を退官する時に『じゃあ一度聴いてみよう』と行ってみたら、僕の曲を演奏していて…嬉しかった。フォークルの『水虫のうた』を聴いて…『この曲をやっているのはこのグループしかない!』とコンサート、CDを企画した。悲しみのどん底にいた時だったので加藤君の唄も創ろうと。」これも出会いですね。

さらには「音楽って10年辞めてて『今日やりましょう』という訳にはいかない、一緒にメシを食べて生活してCDを創り練習して…で初めて生まれるものがある。久しぶりにこんな事を経験して…もう思い残す事はありません!」と爆笑。

「きたやまさんは生演奏派ですよね」との問いに、「一瞬の喜び、1回かぎりの事を大事にしたい。」と返事が返ってきましたが、僕も一緒にステージをやらせてもらってそう感じました。嬉しいですね。

今回のアルバムの中で一曲だけ作詞作曲した曲があるそうです。それについては「昔、ロンドンにいた頃、作詞作曲がしたくて創ったもので、石川鷹彦さんの素晴らしいアレンジを引き継いでいる。」と語られていました。
「詩の内容はきたやまさんっぽくないな…と思ったのですが…」と僕の感想を言ったところ「美辞麗句に包まれている様に創った。」とまたまた爆笑。

この日の最初の曲はその「夜明けの海」。
曲を聴きながら「アコースティックっていいな。」とぽつりとつぶやかれたきたやまさん、「電気を制限しなくてはいけない、という思想とアコースティックサウンドは重なるものがある。アコースティックの音楽が聴こえる範囲内での人間形成とかの単位がこれからますます展開して行く様に思う。」とおっしゃっていました。音楽、楽器だけにとどまらず広い意味でのアコースティック、という事ですね。

再び『生演奏派』の話に戻り「『帰って来たヨッパライ』の様な録音物やCDなどでのライブは緊張感がなくなるわけですが…」と聞いてみたら「私の原点は300枚のアルバムからスタートしたというところにある。最初は100枚しか売れなかったけど、この100人こそが私にとっては対象だったという現体験。1年間限定での活動の話もあって、二百何十万枚売れて解散する事になった。売れた瞬間の数ヶ月の間に『こんなはずじゃなかった』と思ってしまい『予定してた通り辞めます』みたいな。。。でもそれは言い訳だった。」と昔を振り返るきたやまさん。
僕は「そんな話を聞いて『そうですね』と思う方『羨ましい』という方もいるのでは?」と質問してみました。「100万枚単位で物が売れる事は有り難い。しかし『人間の大事なところは何か?』というと、パーソナルな1対1の付き合い。ジョンレノンだってオノヨーコと一緒にいた方が楽しかったと思うし、ここで今僕は倫典と喋っている事が楽しい。この放送を聴きながら掃除して子供に話しかけるコミュニケーションが大事。」。そこが映画や本じゃなくてラジオ、音楽の良さでもありますね。ラジオもライブです。

最後にこのアルバムに参加された「デゴマルシャドーズ」のリーダーである行徳さんが作曲、きたやまさんが作詞された加藤和彦さんに捧げた「早く逝こうとする君」を聴きながらお別れしました。

やっぱりきたやまさんって『きたやまおさむさん』です。
また、遊びに来て下さい。
ステージもまた、是非ご一緒させてくださいね!

《きたやまおさむさん 最新アルバム》

あの素晴らしい愛をもう一度

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