12月の国立映画アーカイブ『V4中央ヨーロッパ子ども映画祭』◇12月14日(水)「義士祭」開催@泉岳寺◇Art Focus @ Tokyo

『12月の国立映画アーカイブ』   

京橋3丁目にある「国立映画アーカイブ」スタッフの方が、数々の映画上映イベントや企画を通してその魅力をご紹介くださるこのコーナー。

今日、スタジオにお招きしたのは。。。
国立映画アーカイブ 主任研究員の冨田美香さんと、番組初登場!研究補佐員の星遼太朗さんのお二人です。

ご紹介くださったのは
① 開催日:12月10日(土)開催!『V4中央ヨーロッパ子ども映画祭』
※イベント概要 https://www.nfaj.go.jp/exhibition/v4kids2022/

星さんおススメの映画は、スロバキアの「凧」という作品
おじいさんと孫の少年が登場する心温まる、そしてエンディングが本当に心に刺さる、印象深い、号泣ものの12分間の短編映画とのこと。是非、このチャンスにご覧ください。

『V4中央ヨーロッパ子ども映画祭』
開催時間:14時スタート!(13時30分開場、15時15分終了予定)
会場:国立映画アーカイブ 小ホール(地下1階)
定員:150名 ※定員に達し次第、締め切り
※新型コロナウイルスの影響により定員数が変更になる場合があります。

*お子さんは必ず保護者の方と一緒にお申込みください
料金:中学生以下 無料/一般520円/高校生・大学生・65歳以上 310円
※障害者(付添者は原則1名まで)は無料
※高校生・大学生・65歳以上の方は、当日必ず証明できるものをご提示ください。
★参加は事前申込制です(申込フォームのみ)

② ユネスコ「世界視聴覚遺産の日」記念特別イベント
[上映と講演] 戦前日本の映画検閲 ―内務省 切除フィルムからみる―

大きな反響を呼んだこの10月に開催された特別イベント。
今回上映した作品と講演採録等をWebで公開中です。
https://www.nfaj.go.jp/exhibition/unesco2022/#section1-5

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12月14日(水)「義士祭」を開催@泉岳寺

12月14日は『忠臣蔵』赤穂浪士討ち入りの日

スタジオには「中央義士会」から理事長の柿崎輝彦さん、桜泉会世話人の岡本 りゑさん、桜泉会会員の松嵜せつ子さんをお招きしました。

右から松嵜さん・柿崎さん・岡本さん

中央義士会とは、政治・宗教・思想・信条には一切左右されず、史実を中心とした元禄赤穂事件を研究研鑽し、赤穂義士の行実を顕彰する団体です。

元禄15年12月14日 (旧暦) 1703年1月30日)。赤穂浪士 大石内蔵助以下47人が主君である浅野内匠頭の仇を取るため吉良邸に侵入し、吉良上野介を討ちとった歴史に刻まれる大きな出来事。今でも毎年12月14日に東京・泉岳寺でその供養が行われています。
実はここ中央区とも深いつながりがあることを今回教えていただきました。

中央義士会 理事長でいらっしゃる柿崎さんは50年以上、義士達の生涯を思い、多くの史書を調べながらその実像を研究なさっていらしたとのこと。
大石内蔵助にはことのほか強い思いをお持ちです。

さらに、赤穂浪士の姿、主君への忠義の想いに心奪われる女性は沢山いらっしゃると思います。「桜泉会」という女性の会を運営なさっている岡本さんも松嵜さんもそうした方々。熱い思いは冷めることがないようです。
義士会の皆さんの活動は「忠臣蔵」における日本人ならではの忠義の精神は、令和の時代でも決して褪せることなく、さらに後世に伝えられると思います。

12月14日の「義士祭」は、泉岳寺で開催されます。。
コロナ禍ですが、今年は例年通り開催予定とのこと。

但し、コロナの状況により自粛のかたちをとる場合があるそうです。

中央義士会:https://chuogishikai.com/

「忠臣蔵」という言葉が令和の今では忘れられかけているとの懸念もあります。
でも、どれだけ時が過ぎようとも、義士達の深い忠義の心については語り継がれて行くのではないでしょうか。
赤穂義士たちに思いを馳せて参拝なさってみるのもよいかもしれません。

泉岳寺:https://sengakuji.or.jp/
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Art Focus @ Tokyo

アートライターのヒロさんにご紹介いただくこのコーナー
今日ご紹介くださったのは
東京都美術館で開催中
★「展覧会 岡本太郎」
★「美をつむぐ源氏物語―めぐり逢ひける えには深しな―」

●太郎ワールドが炸裂!
入口にある撮影スポット脇のモニターに「タローマン」という特撮番組が流れていました。太陽の塔の「顔」がウルトラマンにくっついたようなデザインのヒーローで、「でたらめをやってごらん」「一度死んだ人間になれ」「同じことを繰り返すくらいなら死んでしまえ」といった太郎の言葉を各回タイトルに掲げ、怪獣化した作品と闘う「タローマン」が主役です。見事に昭和のウルトラマン風の作品になっていて、べらぼうなヒーローに目が釘付けになること間違いなし。NHKで7月に放送されて以来「なんだ、これは!」と 大反響だそうです。NNHK放送博物館で「展覧会 タローマン」を12月2日まで開催中。
さて本題。会場に入れば、そこは原色で描かれたシュールな絵画とヘンテコな立体作品がこれでもかというくらい出品されていて、そのパワーに圧倒されること間違いなし。会場を出た時には必ず元気を注入されている「太郎の凄さ!」を感じてください。
ふと思ったのですが…昭和ウルトラマンの6兄弟に「ウルトラマンタロウ」がいたということ。図録の表紙色は赤とシルバー。これって絶対ウルトラマンを意識してると確信しました。

●絵画や書、工芸に表現された源氏物語
サブタイトルは源氏物語【第十四帖】澪標(みおつくし)から引用されています。
「みをつくし 恋ふるしるしにここまでも めぐり逢ひける 縁(えに)は深しな」
源氏物語をアレンジした多彩な絵画、趣向を凝らした書、書物をガラスで表現したユニークな作品等が並び、各作家の表現の幅と奥行きに魅了されます。
〈出展作家〉青木寿恵(染色)、石踊達哉(日本画)、高木厚人(書)、鷹野理芳(書)、玉田恭子(ガラス工芸)、守屋多々志(日本画)、渡邊裕公(ボールペン絵画)

◎展覧会インフォメーション
東京都美術館 https://www.tobikan.jp/
★展覧会 岡本太郎 特設サイト https://taro2022.jp/
2022年10月18日(火)〜12月28日(水)月曜休館
午前9時30分〜午後5時30分 金曜は午後8時まで ※入館は閉館の30分前まで
一般1900円 ※日時指定予約制

★美をつむぐ源氏物語―めぐり逢ひける えには深しな―
2022年11月19日(土)〜2023年1月6日(金)12月5日・19日・29日〜1月3日は休館
午前9時30分〜午後5時30分 12月2日・9日・16日・23日は午後8時まで
※入館は閉館の30分前まで 一般500円
「源氏物語と江戸文化」を同時開催

「展覧会 岡本太郎」撮影スポット
「美をつむぐ源氏物語―めぐり逢ひける えには深しな―」玉田恭子作品の展示風景
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今週もハロラジをお聴きいただきありがとうございました。

来週12月5日(月)のハロラジ、ナビゲーターは新宮志歩さんにバトンタッチ。
そのラインナップは・・・
銀座4丁目の老舗書店「教文館」で開催中の「ハウス・オブ・クリスマス」について
教文館 のスタッフの田村涼子さんにスタジオにお越しいただきおススメの商品などについてお話伺います!

ルッキン深川コーナーではタウン誌深川、片山編集長にお隣江東区深川エリアの情報を教えていただきます。
今回は「赤穂浪士と ちくま味噌」の知られざる関係についてご紹介いただきます。

来週もどうぞお楽しみに!!

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