今月の国立映画アーカイブ✿Art Focus @ Tokyo

今月の国立映画アーカイブ

毎月、第1金曜日にお送りするこのコーナー。
京橋3丁目にある「国立映画アーカイブ」研究員の方が、数々の映画上映イベントや企画を通してその魅力をご紹介くださいます。
今日、スタジオにお招きしたのは。。。
上映室ご担当・大澤浄(主任研究員)
展示・資料室ご担当・濱田尚孝さん(特定研究員)のお二人です。


今年2月からのリニューアル、新型コロナ感染拡大防止のための自粛期間を経て、国立映画アーカイブはいよいよ来週7月7日から再開館します!

再開第1弾として「松竹第一主義 松竹映画の100年」の作品上映と展示が行われます。
松竹さんとここ中央区は非常に繋がりが深いですね。
今回、松竹映画の歴史に燦然と輝く名作映画の上映と展覧会が同時に開催されるということで
大変注目されています。全64作品、弁士・伴奏付き上映作品も。
上映室ご担当の大澤さんがご紹介くださった中で、「えっ!これが松竹映画?」という意外な作品もラインナップ。
「ブロウアップ ヒデキ BLOW UP ! HIDEKI」今は亡き西城秀樹さんの1975年に開催された全国縦断サマー・フェスティバル」密着ドキュメンタリー!
20歳の西城秀樹さんの熱い青春の疾走感が見事に記録されています。

そして展示ご担当の濱田さんが、「どれを展示するかの選択に本当に迷いました」とおっしゃるくらい膨大な映画にまつわる資料や小道具、ポスターの数々。
お話を伺えば伺うほど「松竹映画」の偉大さを実感します。

「松竹第一主義 松竹映画の100年」
上映開催期間:7月7日(火)~9月6日(日)

(上映:https://www.nfaj.go.jp/exhibition/shochiku202006/

展示開催期間:7月7日(火)~8月30日(日)
(展示:https://www.nfaj.go.jp/exhibition/shochiku2020/

*映画上映は全て事前予約・指定席制です。チケットぴあからご購入ください。
https://w.pia.jp/t/nfaj-shochiku100

新型コロナ感染防止対策を行っての上映&展示です。
リニューアルした館内も御覧ください。
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Art Focus @ Tokyo

アートライターのヒロさんがスタジオからご紹介!
ザ・ギンザ スペースで開催中の「幻想の銀河 山本基×土屋仁応」

●初のコラボレーション
山本基さんは天然塩で文様を描いてインスタレーションを制作している作家。地面に描かれた渦巻く文様は、迷路のようにも波のようにも見えます。今回は銀河をイメージした渦巻き状の作品になっています。
土屋仁応さんは伝統な仏像彫刻の技法をもとに木彫動物を制作している作家です。実在する動物からユニコーンまで多様ですが、いずれも洗練された気品があります。今回展示している鹿は「あらゆる境界を超える自由な存在」として好んで用いるモチーフだそうです。
繊細さ、儚さという共通点を感じさせる両者による、初のコラボレーション展示が実現しています。

●塩の銀河を鹿が旅する物語
ザ・ギンザは資生堂グループの化粧品を扱っているショップです。ザ・ギンザ スペースは同店の地下2階にあり、2018年秋からファッション、写真、空間デザインなど多種多様なアーティストによる展覧会を開催してきました。ホワイトキューブの中で自在に繰り広げられる「攻めた展覧会」には毎回驚かされます。
今回の展示も、会場に入るなり息が止まるような圧巻のインスタレーションです。天空の月に照らされ銀河を旅する鹿たちの物語を紡ぎ出すのは貴方です。

◎展覧会インフォメーション
ザ・ギンザ スペース http://www.company.theginza.co.jp/space/
2020年8月2日(日)まで 7/20休
午前11時〜午後6時
入場無料

山本基「たゆたう庭」と土屋仁応「鹿」
土屋仁応「鹿」
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さて、来週7月6日(月)のハローラジオシティ、ナビゲーターは新宮志歩ちゃんにバトンタッチ。
ここ中央区のお隣江東区深川の話題もご紹介するようです。

また来週7月6日(月)、84.0MHz ハローラジオシティお聴きくださいませ。
今日も素敵な午後を、そして良い週末をお過ごし下さいね。 それでは!

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