国立劇場 夏休み企画&8月の舞台の見どころ!
スタジオには半蔵門・国立劇場 制作部、鈴木さんと原田さんをお招きしました。
中央区立の小・中学校は今日が終業式。明日から夏休み~!!
国立劇場では夏休みの子どもたちに向けてちょうど今日7月19日から7月24日まで、
第20回 夏休み親子企画 「親子で楽しむ 歌舞伎教室」が始まります。
歌舞伎のみかたの解説付き「菅原伝授手習鑑―車引きー」 「棒しばり」を観覧します。
子どもたちにこの機会に是非、歌舞伎を知ってもらいたいと思います。
土・日の席はかなり満席のようですが、平日はまだ余裕があるそう。
お申込みはWebで
https://ticket.ntj.jac.go.jp/oyako2019/index.html
そしてもう1つ、たった1日の上演ですがお見逃しなく!
原田さんがご紹介くださったのは
「花形・名作舞踊鑑賞会」
若手実力派の舞踊家たちの舞台をこの機会に是非、国立劇場小劇場の臨場感ある空間でご覧になってください。
開催日時:8月3日(土) ①午後1時~ ②午後4時~
*演目は①,②は変わります。
演目詳細はコチラから
→ https://www.ntj.jac.go.jp/schedule/kokuritsu_s/2019/8115.html?lan=j
そして!国立劇場さんから
<「花形・名作舞踊鑑賞会」 鑑賞チケットプレゼント>
8月3日(土) 午後1時の部 の鑑賞チケットをペアで3組の方にプレゼント致します。
ご希望の方は「国立劇場 チケットプレゼント希望」と書いて
郵便番号・住所・氏名・連絡先を明記の上、メールでご応募ください。
メール宛先 : voice”アットマーク”fm840.jp
締切 : 7月23日(火)まで
皆様からのご応募、お待ちしています!
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Art Focus @ Tokyo
森美術館で開催中「塩田千春展 魂がふるえる」
国立新美術館で開催中「クリスチャン・ボルタンスキー -Lifetime」
(1)現代アーティストの大規模な個展
塩田千春は1972年生まれ、ボルタンスキーは1944年生まれ。
性別、世代は違えど、共に世界の舞台で活躍している両者の回顧的な展覧会が六本木の2つの美術館で開催されています。
(2)これぞインスタレーション
「インスタレーション」は現代アートの作品ジャンルのひとつで、展示空間も含めて表現した作品のことです。絵画や彫刻の展覧会でも、インスタレーション展示という言葉を使うことがありますが、個別の作品をどう見せるか意識しながら展示した空間がほとんどであり、空間全体を作品として制作されたものとは異なります。
どう違うのか、それは両者の展覧会に足を運んでみれば一目瞭然です。
ボルタンスキー展は作家が半世紀に亘って制作した作品群を自ら構成して、展覧会全体をひとつのインスタレーションとして提示したそうです。空間に挑む作家の想いを感じながら見ていくことになります。
一方、塩田千春展は、森美術館の広い展示室で6点の大型インスタレーションを展開し、25年の創作活動を紹介しています。
(3)心に響く体験
ボルタンスキーの作品は、人々の顔写真を多用しています。灯で照らされたそれらは、記憶を呼び起こし、死生観について考えさせる表現になっています。でも今回の展示で響いたのは黒い衣服が積み上げられた「ぼた山」という作品です。黒い山は何?と遠目に見ながら作品に近づいていくシチュエーションが用意されています。その作品を取り囲むように展示されていた、木材に黒いジャケットを羽織せた「発言する」という作品もくせ者です。近づくとインタビューに答える人々の声が聞こえてきます。床に無数の電球を設置した「黄昏」は1日3個ずつ消えていくそうです。
塩田千春は一貫して「不在のなかの存在」をテーマに制作してきました。代表作は空間に糸を張り巡らせた作品で、赤、黒い糸が執拗に空間をよぎり、緊張感を醸し出しています。その奥にはピアノや船があり物語を紡ぎ始めます。彼女の作品は、まるで舞台のワンシーンのような劇的なインパクトがあり、舞台美術を数多く手がけてきたことも合点がいきます。展覧会の終わり近くにある「集積—目的地を求めて」というスーツケースを天井から吊るした作品は秀逸です。ぶつかるかぶつからないか程度の密度で吊るされたスーツケースは、まるで道のような形をしています。その中のスーツケースがアトランダムで揺れ、それらが周囲のスーツケースへ揺らぎを伝染させるのです。まるでその後の道程を予測させるかのように・・。
両作家や作品に関する知識がなくても、展示室に1歩足を踏み入れれば、今までに感じたことのない感覚を味わっていただけると思います。
◎展覧会インフォメーション
森美術館 http://www.mori.art.museum/jp/
2019年10月27日(日)まで 会期中無休
午前10時〜午後10時 ※入館は閉館の30分前まで、火曜は午後5時まで(10/22のみ午後10時まで)
一般1800円
国立新美術館 http://www.nact.jp/
2019年9月2日(月)まで 火曜休
午前10時〜午後6時 ※入館は閉館の30分前まで、金土は午後8時、7〜8月は午後9時まで
一般1600円
「クリスチャン・ボルタンスキー -Lifetime」展示風景
「塩田千春展 魂がふるえる」展示風景
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来週7月22日・月曜日のハロラジ、ナビゲーターは新宮志歩ちゃんにバトンタッチ。
どんな話題が出てくるのかナ?どうぞお楽しみに。
今日も素敵な午後を、そして素敵な週末をお過ごし下さいね。 それでは!