国立劇場『7月歌舞伎鑑賞教室』開催&チケットプレゼント!
スタジオにはもうお馴染み、千代田区半蔵門にある国立劇場、制作部の鈴木さんをお招きしました。
いつも見どころ満載のイベントをご紹介くださいますよねー。
今回は、7月3日(水)から始まる「7月歌舞伎鑑賞教室」についてです。
歌舞伎の観かたという解説付きで約2時間半の舞台鑑賞。
今回の演目は「菅原伝授手習鑑 ‐車引‐」と「棒しばり」
期間中には、『親子で楽しむ歌舞伎教室』や『社会人のための歌舞伎鑑賞教室』も期間限定で開催されます。夏休み中、子どもたちも楽しめます!
国立劇場で開催するこうした鑑賞会は「初心者の方や学生さんなどの若い方に、数多く日本の伝統芸能に触れてもらいたい」という主旨ですからチケット代もお手頃、わかりやすい解説付きですから初めての方でも大丈夫。
是非、こうした機会に国立劇場で歌舞伎の魅力を知っていただきたいと思います。
「7月歌舞伎鑑賞教室」
開催期間:7月3日(水)~7月24日(水) 午前11時開演・午後2時30分開演
会場:国立劇場 大劇場
チケット:一般 1等席 ¥4,000・2等席 ¥1,800 学生 全席 ¥1,500
*「親子で楽しむ歌舞伎教室」
開催期間:7月19日(金)~24日(水) 午前11時開演・午後2時30分開演
そして、国立劇場さんからいただきました!
「7月歌舞伎鑑賞教室 チケットプレゼント!」
番組内でご紹介した「7月 歌舞伎鑑賞教室」の初日
7月3日(水)午前11時開演の回の鑑賞チケットをペアで3組の方にプレゼント致します。
ご希望の方は番組へのメッセージと共に、郵便番号・ご住所・お名前・ご連絡先を明記の上、「歌舞伎チケット希望」と書いてメールでご応募ください。
締切:6月25日(火)
メール:voice””アットマークfm840.jp
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Art Focus @ Tokyo
アートライターのヒロさんがご紹介くださるこのコーナー。
今回のご紹介は、、、泉屋博古館分館で開催中
「ゆかた 浴衣 YUKATA すずしさのデザイン、いまむかし」
(1)夏に向けて「ゆかた」にスポット
同館では2015年に「きものモダニズム」という銘仙にスポットを当てた展覧会を開催した経緯がありますが、今回は浴衣です。以下の6章で構成されています
第1章:描かれたゆかた 夏のカジュアル・ファッション
第2章:江戸時代のゆかた
第3章:型染めのゆかた 「いき」の美意識
第4章:絞りのゆかた おおらかな美
第5章:昭和のゆかた モダン・テイスト
第6章:人間国宝のゆかた 技術のきわみ
(2)下着からカジュアル外出着へのプロセス
実は「浴衣」は風呂屋の変遷と関係があります。語源は「湯帷子(ゆかたびら)」で、湯(当時は蒸し風呂)に入るときに身に付けていた下着が「帷子(かたびら)」という麻の一重の衣服でした。麻は汗を吸収しつつ通気性もあるため適していたのです。浴衣が麻から木綿に変わるのは17世紀末から18世紀初頭で、町の風呂屋が普及した時期と重なります。それ以前の国産の木綿は質が悪く生産不足で、朝鮮から輸入された木綿を入手できたのは階級の高い富裕層だけでした。
やがて浴衣は入浴後に汗を取る役割だけでなく、くつろぎウェアとして用いられるようになります。銭湯への往復から、夏の夕涼み、蛍狩り、花火見物でも着用され、江戸時代後期には現在のような夏季のカジュアル外出着として定着していったのです。
(3)江戸時代の浴衣はオーダーメイドだった
江戸時代は現在のような既製品の浴衣がなく、「小袖雛形本」というファッション誌や呉服屋のデザインブックを参考に模様、地色、技法を選んで注文して作っていました。江戸中期に型染見本帳が作られるようになり、豊富なデザインから好みのものを選べるように発展していったのです。同展では型染見本帳や型紙も展示され、その豊かなバリエーションに驚かされます。
◎展覧会インフォメーション
泉屋博古館分館 https://www.sen-oku.or.jp/tokyo/
2019年7月7日(日)まで 月曜休
午前10時〜午後5時 ※入館は閉館の30分前まで
一般1000円 ※きもので来館すると100円引
展示風景
型染見本帳
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来週6月24日・月曜日のハローラジオシティ、ナビゲーターは新宮志歩ちゃんにバトンタッチ。さて、どんな話題なんでしょーー?!楽しみ!(^^)!