Art Focus @ Tokyo
いつものようにアートライターのヒロさんが注目の展覧会をご紹介!
「ゴッホ展 巡りゆく日本の夢」@東京都美術館で開催中
(1)ゴッホが魅了された日本美術
ゴッホ作品40点、その他(同時代の画家や浮世絵)50点で、ゴッホと日本の関係を丁寧にひも解いた展覧会です。
ファン・ゴッホ(1853〜1890)は1886年、自国オランダからパリに制作拠点を移しました。そして画商のピングの屋根裏部屋で大量の日本の浮世絵に出合います。その表現に感動したゴッホは自らも浮世絵を収集しはじめ、400点以上もコレクションしました。
(2)影響を受けた浮世絵と併設展示
ゴッホは日本の美術に傾倒し、1887〜1888年の1年間という短い間に精力的に制作しました。同展は、ゴッホの日本への傾倒の度合いが一目でわかるように、ゴッホ作品と参考したと思われる浮世絵を併設していることが特徴です。
「日本」自体が理想郷となり、1988年、ゴッホは日本の鮮やかな色彩を彷彿させるアルルに移り住みました。そこで複数の画家で共同生活をするアトリエを計画していましたが、参加したのはゴーギャンだけでした。そしてゴッホの夢は終焉を迎えるのです。
(3)日本人画家への影響
ゴッホの死後から四半世紀が経った頃、日本ではゴッホが人気となり、白樺派の文学者や画家たちがゴッホが没した地・オーヴェールのお墓参りに訪れました。
また、ゴッホを看取った主治医ガシュの家には多数の作品があることから、それを見ようと訪問客が絶えませんでした。それを裏付ける芳名録も展示され、名だたる文化人、画家の名前が記されています。
ゴッホの失われた作品「恋人たちのいるラングロワの橋」が復元され、ロビー階から1階展示室へ向かうエスカレーターの手前の空間に展示されていますので、そちらもお見逃しのないように。
◎インフォメーション
東京都美術館 http://www.tobikan.jp/
2018年1月8日(月・祝)まで 月曜休館(祝日の場合は翌日休館)
午前9時30分〜午後5時30分(金曜は午後8時) ※入館は閉館の30分前まで
一般1600円
第1章「パリ 浮世絵との出逢い」会場風景
第5章「日本人のファン・ゴッホ巡礼」会場風景
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お花のお話「C’mon A Kamon」
今日のお花はコチラ!
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https://www.facebook.com/KAMON.FLOWERGATE
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永遠の初恋映画「小さな恋のメロディ」主演、マークレスターに会える!@三越日本橋本店
何とあの1970年代を代表する初恋映画「小さな恋のメロディ」に主演したマーク・レスターさんと一緒にアフタヌーンティーを楽しめる!というスペシャルな企画が進行中。
さらにトークショーや直接話ができるサイン会も。
映画公開から40年余り。「小さな恋のメロディ」を満喫した世代には、ずっと夢見ていた“初恋の人”に逢える一回限りのチャンスかもしれません。
『永遠の初恋映画「小さな恋のメロディ」のマーク・レスターとアフタヌーンティーを』。
開催場所:日本橋三越本店 本館7階 特別食堂「日本橋」 不二の間
日時: 11月30日(木)午後2時~午後4時
入場料: 21,600円(税込)
定員:事前予約制:60名
お申込み:日本橋三越本店 本館7階 「はじまりのカフェ」 TEL:03-3274-8843
受付時間:午前10時30分~午後7時30分
https://twitter.com/mitsukoshi_nh
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今日のメッセージテーマ
「あなたが最近、美しいなーと思ったもの」教えてください
*ジュミさん、こんにちは。
先日、東京国立博物館の運慶展に行きましたが、仏像の姿かたち、そして目を凝らすとみえる、衣装の柄の美しさに圧倒されました。
後ろから見たときの肩から背中にかけての筋肉のはりや丸み、袖がひるがえった感じなど、とても木でできているとは思えませんでした。やはり運慶は凄い!(AKさん)
☆日本の芸術はやはり素晴らしいですね。それを観て「美しい!」と感じることもまた素晴らしい。ヽ(*´∀`)ノ (JUMI)
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明日11月16日(木)のメッセージテーマは、、、
「あなたの好きなペットボトル飲料」教えてください