源氏ボタル観賞会@銀座・宗家源吉兆庵 銀座本店 &Art Focus at TOKYO!

Hello! Radio City水曜日、今日のピンチヒッターは3年ぶりの登場、山下しづ香でした。
お久しぶりなので、無事に放送できますようにと築地・波除神社の七福神参りに繰り出して局入り。
築地市場は休場日でしたが場外の外国人観光客の多さと、
店頭に置かれている本マグロの頭の迫力に圧倒されました。
築地・波除神社の「つきじ獅子祭」はいよいよ9日(金)から!

本日お迎えしたゲストは、宗家 源 吉兆庵 銀座本店 本店長 中原秀幸さん。
5日(月)から銀座本店2階で開催中の
「第14回 源氏ボタル鑑賞会 ~星垂(ほたる)のすむところ~」をご紹介いただきました。
かつて柳の美しい銀座にもホタルが飛んでいたことがあるということで、
銀座本店をオープンしたことをきっかけに銀座にホタルを復活させたこのイベント。
2階のフロアに専用ケージを設け、去年からは天井にもケージを組んで
ホタルの飛び交うところをご覧いただいています。
このホタルはイベント期間中に産んだ卵を、本社のある岡山に持ち帰って育て、
翌年約500匹が銀座に帰ってくるという「銀座生まれ岡山育ち」の子たちなのです。
お客様からは歓声が上がり、地元のご年配の方には懐かしいとご好評で、
毎年週末はご家族連れで賑わうそう。
少しお待ちいただくこともありますが、お待ちいただいても見る価値あり!とのことでした。
もちろん源氏ボタル鑑賞会ならではの限定メニューもお楽しみいただけますよ。
3階では11日(日)まで日本料理の料理人が作る創作デザート「青竹夏氷(あおだけなつごおり)」、
4階~6階では6月下旬まで、ホタルにちなんだお料理や演出が凝らされた
懐石料理「蛍が舞う頃」をお楽しみいただけます。
さらに、中原さんからとっておきの情報が!
源 吉兆庵は今年開催された第27回全国菓子大博覧会において
「名誉総裁賞」と「感動大賞」を受賞されました。
その出品作品を来週16日(金)から23日(金)まで、
銀座本店で展示するそうですのでこちらも必見の価値ありです!

イベントの詳細はコチラ↓
http://www.kitchoan.co.jp/site/web/index.cgi?c=news-2&pk=390

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そして、Art Focus @ Tokyo
今日ヒロさんにご紹介いただいたのは、、、
根津美術館で開催中の「はじめての古美術鑑賞 紙の装飾」

(1)書へのアプローチ
同館が2016年夏に開催した「はじめての古美術鑑賞」シリーズで
「絵画の技法と表現」に続き今回は書をターゲットにするということで
その媒体である「料紙」を取り上げています。
「料紙」とは、書を書くために様々な装飾が施された紙のことです。

(2)凝った技法の数々
以下4つの章立てで構成されています。
・雲母に光を!
・「染め」のバリエーション
・金銀の多彩な飾り
・さまざまな装飾技法

会場の要所に各技法の解説パネルがあるので
装飾の過程を想像しながら作品を見ていくことができます。
複数の技法を用いた作品が多く
例えば、写真01の「百人一首帖」には
具引き(胡粉を全面に塗る)、金銀泥下絵(下絵を金銀泥で描く)、
金切箔・砂子散らし(金の切箔と砂子を撒く)が施されています。

(3)読めなくても大丈夫!
書は読めなかったり意味がわからないことが多いため
「書はわからない」という苦手意識を持ってしまいがちです。
そのため同展は、文字ではなく紙に目を向けて、そこから興味が広がればいい
というコンセプトで企画されました。
ですから、文字が読めなくても気にせず
肩の力を抜いて、美しい料紙を存分に楽しんでください。

◎展覧会インフォメーション
根津美術館 http://www.nezu-muse.or.jp/
2017年7月2日(日)まで 月曜休館
午前10時〜午後5時 ※入館は閉館の30分前まで
一般1100円

◎リスナーへのメッセージ
贅を尽くした数々の料紙の中には、同館所蔵の国宝「無量義経」もあります。
居心地のいいカフェもお忘れなく!

01:「百人一首帖」 智仁親王筆 17世紀 根津美術館蔵
02:会場風景

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