ハローラジオシティ、ナビゲーターの福留由夏です。
何だか変わりやすい天気のようです。
午前中はパラパラと雨が降ったりしていましたが、昼間は晴れ間も見えています。
大気の不安定な状態が続いているようですね。
天気が変わりやすいというのも春らしいですが、体調管理にご注意くださいませ!
さて、本日のハロラジでご紹介したのは、
蛎殻町にあるヤマサ醤油が開設した美術館
現在開催中の「南桂子生誕100年記念展 ~きのう小鳥にきいたこと」について
主任学芸員で広報ご担当の神林奈穂子さんにお話を伺いました!
銅版画家として独自の技法であるカラーメゾチントを生み出すなど
世界的に有名な功績を残した浜口陽三さん。
銅版画はデリケートで光に弱く変色してしまうため常設展にできないことから、
1年のうちで3か月ごとに、浜口さんの作品を2回、
そして奥様で同じく銅版画家の南桂子さんの作品を1回、
さらに、若手銅版画家の作品を1回と展示を入れ替えているそうです。
左は美術館の入り口近くに置かれているご夫婦の写真。
パリで撮影した1枚ということで、ご夫婦の仲の良さが伝わってきますね。
作品に打ち込んでいる浜口陽三さんの姿もとても素敵です!
現在開催中の南桂子さんの作品展では、生誕100年を記念して
南さんが生前に装丁を手がけるなどの交流があった
谷川俊太郎さんと、谷川さんが声をかけた2人の詩人、
蜂飼耳さん、文月悠光さんの詩を作品とともに楽しむことができます。
展示フロアは1階と地下1階に分かれていて、
銅版画、油彩、ドローイングと合わせて約60点の構成。
タイトルにある鳥や、少女、木、海、空、お城など
おとぎ話に出てくるような可愛いモチーフの作品が多く、
やさしくて素朴で、初めて見るのに懐かしさが感じられるような印象をうけました。
今回は南さんが初期に描いた油彩も見ることができますし、
3人の詩人の方の詩との共鳴も楽しめるので見ごたえもたっぷり。
美術館にはカフェも併設されていますので、一休みもできますよ~
カフェでは今回の記念展のために作られたというオリジナルクッキーもいただけます!
鳥が飛んでおりますよ~!!手前がアールグレイ味で奥がプレーン。味も2種類楽しめます。
そのほかにも「お醤油アイス」がメニューにあります。ヤマサ醤油さんならではですね。
今回はオリジナルグッズとして、刺繍入りのリネンバッグや缶バッジも販売されています!
かつては帝国ホテルの全客室に飾られていたこともあるという南桂子さんの銅版画。
若い人にも人気があり、女性だけでなく男性ファンも多いといいます。
実は3月21日までの開催予定でしたが、震災によって一時期中止となったため
4月30日(土)まで会期が延長されています!!!
ぜひ足をお運びになってみてくださいませ~
【南桂子生誕100年記念展 きのう小鳥にきいたこと】
会場:ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション
住所:中央区日本橋蛎殻町1-35-7
入館料:大人600円
TEL:03-3665-0251
アクセス:東京メトロ半蔵門線「水天宮前」駅3番出口そば
南桂子さんの世界に浸って、ほっこりしてくださいませ!
ということでハロラジナビゲーターは福留由夏でした。
明日も84.0でお待ちしておりま~す!!!