ゲスト:無声映画鑑賞会 株式会社 松田映画社 松田 豊さん

週のおへその水曜日。あなたは楽しい週末でしたか?
私は、ここ最近ずっと気がかりだった友人の披露宴の司会も無事にお開きになり、気持ち的にも落ち着きました。昨日は勤労感謝の日でしたので、久しぶりに表参道、青山界隈をプラプラして楽しい休日でした。

 今日のゲストは明日門前仲町の門仲天井ホールで第628回無声映画鑑賞会が開催されるのに伴い、こちらの無声映画を主催されている株式会社 松田映画社 取締役の松田 豊さんをゲストにお招きしました。

あなたは、無声映画をご覧になった事ございますか?

今日は、無声映画のあれこれを松田さんに解説して頂き、是非私も無声映画を生で体験してみたいと思いました。

明日は、寿々喜多 呂久平の没後50年を記念した回になります。

映画と言いましても、無声映画は、現在の映画とは異なる部分が沢山あります。

松田さん曰く、「無声映画はライブである!」ということ。活弁士さんがいて、当時は生の演奏がその場で行われて上映がされていたのです。それらがあって映画館で映画が完成します。活弁士さんは、ナレーション、全ての台詞を全てひとりで行います。大人、こども、多種多様な登場人物の声を語る必要がありますし、物語も理解しなければなりません。活弁士さんによって、映画の印象が変わってしまう程のとても重要な役割です。

明日の活弁士さんは、第一人者と言われている沢登 翠さんと坂本頼光さん。そして、寿々喜多 呂久平さんが脚本を手がけられた作品が3本登場します。明日のメインとなる作品は、雄呂血(おろち)という大正14の阪妻プロの作品。阪妻でピンときた方もいらっしゃるかもしれませんが、主演は、阪東 妻三郎さんです。最高傑作のチャンバラ映画と言われています。当時も大ヒットした作品なのですが、それまでのチャンバラ映画の概念を変えるほどのストーリー性、人間性が重視された映画とのこと。この作品が出来るまでは、現代激に対して旧劇と呼ばれていましたが、この作品がきっかけで「時代劇」と呼ばれるようになったとのことです。今では当たり前のように時代劇と言っていますが、まさかここがスタートだったとは!

映画を観ていると、当時のファッションや人々の物の考え方などが伺えます。

松田さんの「当時の映画を観ていても、人間の本質は変わらない」という言葉が非常に印象的でした。あなたの人生観を変える作品に出会えるかもしれません。

定期的に上映会を行っており、年間ですと100本になるとの事。来月は第629の無声映画鑑賞会が行われます。12/29(水)午後6時開演で新宿の紀伊国屋ホールで行います。明日もいらっしゃる沢登翠さんの活弁リサイタルで、当日は音楽が生で演奏されるとのことです。本当に楽しみですね!

そして、今日、この後17時から先週の金曜日にご紹介したEボートキャンドルクルーズ。お天気に恵まれて本当に良かった。

私もこの後、亀島川のクルーズを楽しんできます♪ 写真も撮れたら撮ってきますね。

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