Rynten #619 インプレッション”アカデミー賞主題曲賞を旅する” #3

先月7月21日、ギター歴50年以上の僕が初めて〝無観客生ライブ配信〟なるものを経験しました。新型コロナウイルスの影響でステージのスケジュールがことごとく延期や中止。5月20日にリリースされたニューアルバム《New Vistas》のプロモーションもままならず。ライブスケジュールが中断しているライブハウスと連動としても初体験でした。この騒動がなかったら一生経験することはなかったかもしれません。

〝お盆〟の帰省も「諦めた!」という方も多いのではないでしょうか。
お客さんのいないライブは何とも演りにくいものです。お客さんの存在がどれだけ有難いか!を改めて感じさせられた〝ライブ配信〟でした。その配信を観た方からお便りを頂きましたのでピックアップしてご紹介します。
・おなじみ〝TAKさん〟さんから『アルバム全曲演奏大サービス、有難うございました。圧巻は《オジロワシの憂い》。実はライブで一番聴きたかった曲です。倫典さんのオープンチューニングの曲は難しそう。さらに難易度を増している。』
ーRynten『レギュラーチューニングは〝New Vistas〟の中で何曲かありますが、難しいと感じられたのは、おそらく〝Good Mornig MAPO〟という曲だと思います。他の曲はそんなに難しくないです。確かに、作者本人曰く「〝Good Mornig MAPO〟は難しい。」と言いますか、難易度が高いと言いますか…ですね。
・〝KMさん〟から『とてもいい音で特別席に座っている様な感覚になりました。贅沢な時間を頂いた様に思います。雰囲気空気感のある生ライブに行ける様になる日が早く戻って来てくれる事を願っています。』
ーRynten『本当に同感です。早く戻って来て欲しい、と願っているんですけど「いつになる」という見通しは立たない昨今であります。
・初めてお便りいただきました〝Taniyanさん〟から『ライブを独り占めしている感じがするのと繰り返し拝聴出来るのが、ライブ配信の良さだな、と感じました。でもお客さんがいないとやっぱり寂しいですね。9月のライブも予約しているので、それまでに新型コロナも収まって普通に生ライブを楽しめる様になっているといいですね。』
ーRynten『そうなんです。ライブはなかなか見通しが立ちません、が、僕もそう願っております。』

【Rynten Impression】
アカデミー賞主題曲賞を旅すると題し、そのVol.3をお届けします。今週は1990年代そして2000年代の映画からの曲たちをご紹介します。
・1994年「The Lion King(ライオンキング)」より「Can you Feel The Love Tonight(愛を感じて)/Elton John(エルトン・ジョン)」
・1997年「Titanic(タイタニック)」より「My Heart Will Go On/ Celine Dion(セリーヌ・ディオン)」
・1999年「Tarzan(ダーザン)」より「You’ll Be In My Heart/Phil Collins(フィル・コリンズ)」
・2000年「The Lord of the Rings(ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還)」より「Into The West/Annie Lennox(アニー・レノックス)

【Key Of R】
今日お届けする曲はオリジナル曲で「Platonic Zone with Lotus〜Platonic Tune with Prairie Rose」アルバム《Musings》にメドレーで収録されていて、ライブでもメドレーで演奏することが多い曲たちです。前半の「Platonic Zone with Lotus」は書き下ろしですが、後半の「Platonic Tune with Prairie Rose」は、1986年に僕が始めたギター教室の練習曲として既にあった曲です。僕のオリジナルとしては結構古い方で、アルバムの収録の際に完成させ、そこに新しく「Platonic Zone with Lotus」を創り込みくっつけた、という経緯があります。

【Ryntenダイアリ】
【イギリス館@横浜】
長い梅雨が明けた日、この日は横浜「イギリス館」でのライブでした。立て続けに延期や中止となっている中、やっと実現。感無量でした。
足を運んでくれた皆さんには感謝!の一言です。

このスペースが僕は気に入ってます。ソシアルディスタンスのため、椅子は間引きされ、半分の客席に…。でも、またここに来れた事が本当に嬉しかった〜。

僕の背中越しの部屋は〝サンルーム〟。優雅な気分に浸れます。ホールから庭を眺めるとこんな感じです。

この日のメニューは、もちろん新しいアルバム〝New Vistas〟からと古いおなじみの曲たちで構成しました。終演後、主催である〝サウンドポート〟スタッフと中華街へ。暑かったけど、蝉の鳴き声が響き渡り…「今は夏なんだ!」と改めて季節を感じた一日でもありました。Stay Home続きで季節の移り変わりが全くなかったなあ。

●Ryntenライブ
★ライブ
・9月12日(土)奈良「ビバリーヒルズ」
 18:00スタート 前3,500円 当4,000円(いずれも要 2オーダー=1,000円)
 (問)同 TEL 0742-26-7444
http://flower6.jp/

・9月19日(土)福岡朝倉「音茶〜復興支援ライブ〜」
 19:00スタート 前3.500円 当4,000円(要 1ドリンク)
(問)同 TEL 0946-52-3672 又は フィールドウイング TEL 0946-52-3671 http://www.asakura.ne.jp/onsa/

・9月20日(日)山口「sonoda Coffee」
 18:00スタート 前/当3,500円(1ドリンク付)
 (問)同 TEL 090-9733-5053

・10月2日(金)東京「Back In Town」
 コロナウイルス感染防止・ソーシャルディスタンスを取るのために定員の半数〝35名〟での開催となります。体調の悪い方や熱のある方はお控え下さいますよう、お願い申し上げます。また、状況により時間の変更は延期や中止になる場合もあります。ご容赦下さい。今現在の開場/開演時間は通常通りです。
 19:30スタート 3,850円(要1フードと1ドリンクオーダー)
 (問)同 TEL 03-3353-4655
http://backintown.jp/index.php?z=114001

・10月10日(土)鳥取米子「BEXX」後日動画配信あり(有料)
 18:30スタート
 一般:前 3,500円 当 4,000円(ドリンク別)
 高校生以下:前 2,000円 当 2,500円(ドリンク別)
 (問)同 TEL 0859-21-0830
http://www.bexx.jp

●中止または延期になったライブ
●中止
・8月22日(土)群馬「野反湖フィールドフォークコンサート」2020年の開催はありません。
・9月予定「2020年岡崎倫典ギター教室発表会」年内の開催はありません。

■アルバム/譜面集情報
●お知らせ

10年ぶりとなる、NEWアルバム「New Vistas」発売中

Eternal(エターナル) - Rynten plays Teresa Teng –
テレサ・テンとの夢のコラボレーションをスペシャルトラックとして収録。

譜面集『フィンガースタイルで弾くソロ・ギター名曲集 珠玉のメロディ20 (CD付)』

2 thoughts on “Rynten #619 インプレッション”アカデミー賞主題曲賞を旅する” #3”

  1. >>生「オジロワシの憂い」
    横浜ライブは生配信後に決めました。やはり生で聴きたい・・・(オジロワシ)。私も動画、写真や自分の足で見た北海道の映像は大好きです。
    そこでライブ企画のリクエスト。
    キャリアの中でやったことがあるかもしれませんが、「映像とのコラボ」をぜひやってほしい。既に朗読とのコラボなどがありましたが、それの映像版です。動画はいろいろ大変そうなのでスチール画像でもいいです。歌詞のある楽曲ならいざしらず、インストで映像を感じる楽曲は多くありません。それを感じる倫典さんの楽曲自体が素晴らしいのですが、やはりご本人のお話を聴く機会があったり、楽曲を聞きこんだりすることで生まれてくるものだと思います。
    YouTubeで合いそうな動画を見つけてCD聴くとそれらしくなりますよ。皆さんもお試しあれ。(オジロワシを見ながら・・・もやってみようかな)

  2.  本日は、ラジオミューさんのサイマル放送を拝聴しています。
    お盆の帰省の話がありましたが、道路向かいのおばあさんが亡くなり孫が関東方面に住んでいるため葬儀に参加できませんでした。近くの親戚も亡くなりましたが葬儀は蜜を防ぐため簡略され、火葬は建物への入場制限があり不参加。いろんな場面で影響が出ています。仕事柄、マスクも必須で暑い中熱中症に気を付けながら頑張っています。
     唯一、鉄馬は三密にならないので音楽を聴きながらリフレッシュしています。ちなみに東北北部は梅雨明けが発表される前に立秋を迎えたので今年は梅雨明けの宣言がされません。短い東北の夏を惜しみつつ元気に走る今日この頃です。

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