Rynten #616 インプレッション”Wes Montgomery/ウェス・モンゴメリー”

この度の豪雨によりお亡くなりになられた方々にお悔やみ申し上げます、とともの被災された皆様にお見舞い申し上げます。一日も早い復興と復旧を、そして穏やかな日々が戻ることを願っています。

【河童のひとり言】
新型コロナウイルス騒動真っ只中に、試練の上乗せとばかりに降り注いだ大雨。氾濫した川の濁流に流される橋、冠水した田畑や道路、水没した家屋の映像を見るといたたまれません。九州に続き岐阜や長野でも大雨特別警報が出され、たくさんの方々の生活が一変しました。これも人類への〝警告〟なのでしょうか? もしそうだとすれば「〝警告〟すべき相手はその人たちではない!」…と思わず叫びたくなる、カッパです。

梅雨が明けてもその先に待ち受けるのは猛暑の夏、熱中症に要注意の季節です。如何お過ごしでしょうか?
今回の番組収録の時点では、まだ線状降水帯が日本列島に居座ったままです。被害が大きくならないことを願うばかりです。
ここで、お便りを二つご紹介します。
・《宮城の中年ライダーさん》から『ケニー・ロジャースのエピソードを聞いて、本当に‘類は友を呼ぶ’と感じました。私の周りはこだわりの強い変な人ばかり、類は類を呼ぶんですねぇ。ヘルメットのインカムを購入し、倫典さんの曲を聴きながら景色のいい東北を散歩してます。』
ーRynten『ということは“中年ライダー”さんもこだわりの強い人…ということでしょうかねぇ? 鉄馬に乗ってのお散歩、安全運転なさって下さいね。』
・《TAK”さん》から『「大人のための子守唄」これは誰が考えたフレーズですか? 倫典さんですか? どこかに書かれていたとは思いますが、そう考えるきっかけ、経緯など、お話を聞かせて下さい。』
ーRynten『僕のニュー・アルバム『New Vistas』のジャケット帯にも出てくる「大人のための子守唄」ですが、このフレーズを辿ると30年前に遡ります。僕の最初のアルバム『Bayside Resort』に収録されている「Cradle Song」このコンセプトとして出てきた言葉で、どこかに書かれていたものではありません。子供の頃ちょっとした怪我でも泣いていた自分ですが、親を見るとかなりの怪我でも泣いていないんですよね。子供心に「大人になると痛みが薄れていくんだ!?」と思っていました。ところがどっこい、いざ自分が大人になってみると痛いのなんの! 体だけでなく心も…そして財布までも… 「〝心安らぐ場所〟や〝子守唄〟が必要なのは、実は大人だったんだ」と思い知らされました。そこから生まれたフレーズですが、長くなりそうなので詳しくはまたお話しする機会を作りたいと思います。』

【Rynten Impression】
今週「名盤を聴く」と題し《Wes Montgomery(ウェス・モンゴメリー)》の1967年のアルバム『A Day In The Life』からのピックアップでお届けします。
「Windy」「A Day In The Life」「Watch What Happens」「Eleanor Rigby」

【Key Of R】
今日ご紹介する曲は1963年《Skeeter Davis(スキーター・デイヴィス)》が歌って大ヒットした「The End Of The World」です。1962年10月にリリースされた「The End of the World (日本語タイトル:この世の果てまで)」。翌1963年3月にBillboard Hot 100の2位まで上りました。残念ながらトップは取れませんでしたが、イージーリスニング・チャートやリズム&ブルース・チャートでは1位を記録しています。ちなみに坂本九の「上を向いて歩こう(アメリカでのタイトルは
〝SUKIYAKI〟)」がチャート・トップに輝いたのは、その3か月後でした。スキーター・デイビスのテイクがヒットしたその年に、早くも〝Bobby Darin,(ボビー・ダーリン))〟や〝Julie London(ジュリー・ロンドン〟〝Patti Page(パティ・ペイジ)〟といった人たちがカヴァー。翌年1964年に〝Brenda Lee(ブレンダ・リー)〟がカヴァーしたテイクが日本では一番有名かも知れません。その後も〝Herman’s Hermits(ハーマンズ・ハーミッツ)〟や〝Nancy Sandra Sinatra(ナンシー・シナトラ)〟〝Bobby Vinton(ボビー・ヴィントン)〟〝Carpenters(カーペンターズ)〟らがカヴァーし、21世紀に入っても〝John Cougar Mellencamp(ジョン・クーガー・メレンキャンプ)〟や〝Anne Murray(アン・マレー)〟〝Susan Magdalane Boyle(スーザン・ボイル)〟といった人たちがカヴァーしており、日本のアーチストのカヴァー・テイクも含めると、そのヴァージョンは数え切れないでしょう。スキーター・デイビスのオリジナルは、何とあの〝Chester Burton Atkins(チェット・アトキンス)〟がプロデュースしています。それ故か、カントリー歌手のスキーターが歌ったせいか、当時のNashville soundの代表例として捉えられているようですね。僕も大好きな曲で、今でも時々ステージで演奏しています。

●Ryntenライブ
★有料ライブ生配信のお知らせ
 7月21日(火)『The Rynten Sound from Japan Everywhere you are…〝人生初の生配信ライブに乾杯〟」
 スタート20:00〜 配信チケット:¥2,000
〝当日お時間の無い方でも、7月21日(当日)23:00までにチケットをご購入頂ければ、アーカイブでご覧になれます。アーカイブは 7月26日(日)深夜12:00まで視聴が可能です。。
・チケット購入方法
【eplusサイト】→https://eplus.jp/sf/detail/3299940001-P0030001
 eplusより購入と同時に「URL」が送られて来ます。
 大切に保存して下さい。
※ご注意
 配信ライブはYouTubeではありません。
 下記URL映像が再生できるかどうかご確認ください。
 再生出来ない場合や視聴できない場合、ご対応は出来ません。ご容赦下さい。
https://vimeo.com/182858333
(問)ビバリーヒルズ TEL 0742-26-7444
http://flower6.jp/
info@flower6.jp

★ライブ
・8月1日(土)横浜「イギリス館」
 ※横浜市規定により、密を避けるため〝限定26名〟となりますのでチケットはお早めにお願いします。
http://www.hama-midorinokyokai.or.jp/yamate-seiyoukan/british-house/
 13:30スタート  前3,500円 当4,000円
 (問)サウンドポート TEL045-243-9999
http://www.soundport.co.jp

・9月12日(土)奈良「ビバリーヒルズ」
 18:00スタート 前3,500円 当4,000円(いずれも要 2オーダー=1,000円)
 (問)同 TEL 0742-26-7444
http://flower6.jp/

・9月19日(土)福岡朝倉「音茶〜復興支援ライブ〜」

・9月20日(日)山口「sonoda Coffee」
 18:00スタート 前/当3,500円(1ドリンク付)
 (問)同 TEL 090-9733-5053

・10月10日(土)鳥取米子「BEXX」後日動画配信あり(有料)
 18:30スタート 
 一般:前 3,500円 当 4,000円(ドリンク別)
 高校生以下:前 2,000円 当 2,500円(ドリンク別)
 (問)同 TEL 0859-21-0830
http://www.bexx.jp

●中止または延期になったライブ
●延期
・7月19日(日)奈良@ビバリーヒルズ40周年記念イベント〜鈴木康博&岡崎倫典ジョイントライブ→『2021年1月または2月開催』予定
●中止
・8月22日(土)群馬「野反湖フィールドフォークコンサート」2020年の開催はありません。

■アルバム/譜面集情報
●お知らせ

10年ぶりとなる、NEWアルバム「New Vistas」発売中

Eternal(エターナル) - Rynten plays Teresa Teng –
テレサ・テンとの夢のコラボレーションをスペシャルトラックとして収録。

譜面集『フィンガースタイルで弾くソロ・ギター名曲集 珠玉のメロディ20 (CD付)』

3 thoughts on “Rynten #616 インプレッション”Wes Montgomery/ウェス・モンゴメリー””

  1.  本日は、ラジオミューさんのサイマル放送を拝聴しながら書いています。コロナの影響で、葬儀の形態が大幅に変わりました。参加人数・火葬場への入場制限・時間に追われるように淡々とすすみ、短時間で終了します。納骨も、業者と近親者のみ。最後のお別れが、、、。といった感じです。*お通夜から戻って書いています。
     さて、今週の最後の曲「The End Of The World」リリースが1962.10月・・・。まさに小生が生まれた時です。なんか、急に親しみを感じました。これからも、いろんな曲の解説を楽しみにしています。
     バイク仲間が、現在広島・四国方面を数日かけてツーリングしています。もちろん呉の大和も見ることでしょう。いつか私も倫典さんの故郷広島の風を受けて走りたいな~。

  2. 倫典さん、こんにちは。
    先日の奈良ビバリーヒルズからの生ライブ配信を観させていただきました。
    とてもいい音で、特別席に座っているような感覚になりました。
    平日の夜にゆったりライブを観るなんて、昨年までは考えられなかった贅沢な時間をいただいたように思います。
    配信もいいなと思いましたけど、雰囲気、空気感のある「生」ライブにも行けるようになる日が早く戻ってきてくれることを願っています。

  3. >>人生初の生配信ライブ
    アルバム全曲演奏の大サービス、ありがとうございました。
    オープニングの「So Long Hanako」。CDでも番組の生演奏でもない倫典さんのライヴ・サウンド。落ち着きます。圧巻は「オジロワシの憂い」。実は一番ライヴで聴きたかった曲です。本当はイヤホンではなく、ライヴ会場のスピーカーの音圧で聴きたいです。「大地の輝き」「Still Life」「Dawning」など、倫典さんのオープンチューニング曲は世界観がいいです。やはり”あの”低音域を強調したライヴサウンドで聴きたい。それにしても・・・、レギュラーチューニングの曲は運指が難しそう・・・。更に難易度が増している・・・。

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