2017年 明けましておめでとうございます。
本年も【岡崎倫典のアコースティックウインド】を宜しくお願いします。
2017年の年明け、いかがお過ごしでしょうか?
通り過ぎた2016年を振り返りますと、毎年の事ではありますが様々な事件・事故・がありました。そんな中で、10月の話でしたっけ?日本を訪れる外国人観光客・旅行者が2,000万人を突破した!凄い数です。政府としては、2020年〝東京オリンピック〟の時期には、4,000万人を目指したい、と。因みに、前回のオリンピック1964年の時には、353万人だったそうです。そうすると、次のオリンピックにはその100倍以上を狙っている、という事になりましょうか。
宿泊施設の確保を政府は謳っていますが、料金の高騰や交通機関はどする?電車でも荷物を置くスペースが全く足りない。サラリーマンの出張への影響は必至でありましょう。我々も困っております。
そんな国内への悪影響も考えて、2017年はここを出発点として改善に向かって頂きたい!と切に願っているところであります。
■Ryntenゲスト【シンガーソングライター 高田漣さん】
(2016年12月の収録でした。写真のなかのクリスマスツリーはご愛嬌ということで!/スタッフ)
今週と来週はシンガーソングライターの《高田漣》さんにお越し頂きます。〝漣さん〟と言えば、僕も尊敬して止まない、故【高田渡】さんの息子さんです。ずっとお会いしたかったし、じっくりお話もしたいと思うアーティストのおひとり。〝漣さん〟は僕のライブに何度か来て下さっているんだそうです。びっくり!
2015年、トリビュートアルバム《コーヒーブルース ~高田渡を歌う~》をリリースされました。先ずはそのアルバムに収録されている《自転車に乗って》を聴きながら。。。
倫『最初は、昔のオープンリールテープで録った様な音が流れ、そして今風なサウンドに切り替わる。これを聴いていると〝Nitty Grity Dirt Band〟の〝Mr. Bojangles〟を思い出します。』
漣『父の昔のSP盤のをそのまま丸々拝借しました。』
このアルバムはカバーとはいえ、全く違う新しいアルバムを聴いている感覚です。また、ジャケットもいい!アルバムの中にも写真がたくさん散りばめられていて、愛されていたんだなあ、と。
当時「凄いギターを弾く人がいる」と“渡さん”を聴きステージも観に行きました。〝カーターファミリーピッキング〟とも言われる「〝チャーチリック奏法〟だ!」とギターを弾く者同士で言ってましたねえ。
倫『“渡さん”の中でも超有名な〝自転車に乗って〟のこのテイクは、〝Ry Cooder〟を思い浮かべます。』
漣『はい、だいぶ意識しました。〝Nitty Grity Dirt Band〟もそうですが父との共通の話題が〝Ry Cooder〟だったり〝Jerry Garcia〟だったり、お互いがリンクする興味の対象だったので、父の歌を歌いながら「そのあたりを絡められたらな」とアレンジしてました。』
今日の1曲目はスタジオで生ライブ、セッションさせて頂きました。曲は《仕事探し》。
https://youtu.be/tD9hJ-LJUfg
倫『コードの数も少なく、構成も込み入ってない。一発でジョイント出来る曲はいいですよね。最近のはやたらと転調も多く分けわからない歌詞や語呂合わせで終わってたりで、なかなか弾けない。』
漣『父の歌で全国を回る様になり、フォークソングってそいうところが「凄くいい」と感じ、逆に自分が今まで書いてた曲が難しくて(笑)。』
倫『でもこちらが出来て、これがある。出来ないからある、とは訳が違う。』
漣『そうですね。』
そのあたりの裏付けされてる素朴さが“漣さん”のアルバムに出ている気がします。
倫『僕の中で光っているのがアレンジとしてではなく録られた音。歌やメロディー、詞を増幅させている。で、中ジャケットを見たらアナログでレコーディングされていると書かれていて。』
漣『そうです。昔ながらのテープで録音しました。殆どはカラオケを録り歌い直すなどの作業がありますが、そういったことは一切せず、演奏しながら歌って録音していく、というスタンスでしたので演奏にも反映していると思います。』
倫『音が溶け込んでいる。もちろんアレンジやミュージシャンの力量もありますが、アナログレコーディングの手法も大きいなと。』
漣『父だったらどうやって録音したかな?と考えながらやったまでなんです。』
倫『でもアナログ機材って手に入らないでしょう?』
漣『はい。たまたまそのスタジオに予備があって、すごく助かりました。』
“漣さん”は、色々な素晴らしいミュージシャンに囲まれてレコーディングされ、核にはマルチ弦楽器奏者たる人たちがいます。
倫『弦楽器と呼ばれるスティールギター、ペダルスティールギターとかルーツにあるんですか?』
漣『そうですね。最初はギターとマンドリンから始めましたが、早い段階でスティールギターに興味を持ってました。』
倫『何かで見たんですが「キーボードやピアノの方が好きで見てくれがそちらに近かったから」と。』
漣『そうなんです。何となくスティールギターの佇まいに惹かれ、音というより全然見たことない楽器、というイメージで始めました。』
スティールギター奏者は、日本では少ないのが残念ですね。
倫『それと、ペダルスティールって弾く前に組み立てなければならないし、時間もかかりますね?』
漣『そうですね、大変です。重いし。』
倫『組み立てるのに時間がかかってライブが出来なった事件ってないですか?』
漣『流石に無いですが、大雨の野外ステージで袖で組めなくてステージ上で組ざるを得なかった事はありました。』
今日の2曲目はアルバムタイトルソングである《コーヒーブルース》
歌の中に「三条(京都)のコーヒー屋」という歌詞が出てきます。
倫『これも渡さんのナンバーの中ではかなり有名な曲ですよね。よく行かれたんですか?』
漣『父に連れらて。母方が京都、僕も生まれが京都なので親戚に行くような感覚。』
倫『ギター1本で淡々と弾かれてますが、自分で弾き語りとなると多少サイズが違っていても構わない、という世界。レコーディングでまちまちになったりしましたか?』
漣『弾き語りの醍醐味なんですが、このアルバムのどの曲も2回以上歌ったものはないです。どれも1回歌って、はい次って。ライブやってるみたいでした。』
ここで時間切れ。また来週もお越し頂きます。どうぞお楽しみに。
【高田漣スケジュール】
・1月25日(水)第12回音座銀座スペシャル@ヤマハ銀座スタジオ
「カントリー&ウエスタンを巡るアコースティックギターの世界」佐野史郎 vs 高田漣
・2月1日(水)東京代官山「晴れたら空に豆まいて」『春節のかりゆし2017』大工哲弘×高田漣
・2月5日(日)和歌山「COFFEE HOUSE GORILA」高田漣&濱口祐自LIVE
・2月26日(日)東京大岡山「Good Stock」ソロライブ
http://tone.jp/artists/takadaren/
■Ryntenダイアリ
昨年の事になりますが。。。
恒例の〝 酔っぱライブ〟です。盛り上がりましたよ~、打ち上げが(笑)。
今回のライブは、偶然にも祝日。「休みの日じゃないと行けない。」という人たちが来てくれました。「やっと来れました。」という方や「こちらの方に出張が重なって、ラッキーでした」という方も。有難いことですね。
今回、メイン?である〝ミカちゃん〟が「参加出来ないので動画で参加します」と、DVDを送りつけてきてました。まあ、いつものごとく僕のパロディーですが、あまり面白くなかったなあ(笑)。
今年もお世話になった〝音茶〟のマスター、ママ、その長女・えりかちゃんと。
僕のスタッフのお誕生日までお祝いしてくれた音茶の皆さんに感謝!
東京に戻る日。いつもの〝キリンビアーファーム〟でランチ&ビール。写真を撮ったんだけど写ってない…残念。
ここでもスタッフの誕生日をお祝いしてくれました。有難うございました。ただ、写真を撮ったんですが、うまく写ってない、残念。
■Ryntenライブスケジュール
・1月21日(土)静岡浜松「なんでモール」
・1月22日(日)愛知江南「スタジオM」
・1月29日(日)福島いわき「The Queen」
・2月4日(土)高知「Bee Station」
・2月5日(日)香川高松「黒船屋」
・2月17日(金)岡山笠岡「萌」
・2月18日(土)~19日(日)ギターセミナー@福山バーカブロ
■アルバム情報
『Eternal(エターナル) - Rynten plays Teresa Teng – 』
テレサ・テンとの夢のコラボレーションをスペシャルトラックとして収録。
【譜面集『Eternal Rynten plays Teresa Teng』】
『Eternal Rynten plays Teresa Teng』譜面集が出ました!、自信作です。
何が自信作かというと…非常に読みやすく見やすい!実際に楽曲も素晴らしいものばかりですから、是非弾いてみて下さい。