今日1月17日は阪神淡路大震災が起きた日です。
あれから25年。私たちの防災意識も高まり、みなさんそれぞれ備えがあると思うのですが、心の安定を図るためには超個人的な防災グッズも必要ですよね。そんな訳で本日のメッセージテーマは「あなたが個人的に必要な防災グッズ」でお送りしました。東京駅八重洲地下街・広報の小澤さんと中央区総務部防災課長の岡田さんをゲストにお迎えしてたっぷりお話しを伺いました!
☆東京駅八重洲地下街の今をお届け!
いつも楽しいお話しをしてくださる小澤さん。震災時にはボランティアにも行かれたという行動派の小澤さんおすすめの防災グッズは「美味しい缶ツマ」!心が荒まないよう、タンパク質とビタミン豊富なグルメ缶詰を隠し持っている!?そうです。
調達するのにお勧めなのは、日本橋国分「ROJI」の缶つまシリーズ!
https://www.roji-nhb.jp/news/?p=9604
ヤエチカでは「北海道フーディスト」!海の幸やジビエ缶があります。
https://www.foodist.co.jp/shop/yaesu.html
こちらには有害獣駆除などでやむを得ず出たヒグマの缶詰もありますよ。
さて、ヤエチカでは現在ウインターセールが絶賛開催中。更なるプライスダウンで今期物のコートをお得にゲットしてしまいましょう!まだまだ可愛い商品がたくさん残っているそうです。
そして大人気の300円ショップスリーコインズでは、来週1月20日(月)から1月26日(日)まで、ブランド25周年特別キャンペーンが開催されます!お買い上げ税込1100円以上でくじ引きに挑戦できます。くじの内容は、10%オフ・15%オフ・25%オフの3種類。その場でお値引きになります!
スリーコインズといえば、今話題なのが「おこた風テーブル」。一人用の小さなサイズのこたつ風テーブルです。温源や布団は付いていませんが、可愛くて暖かく、お値段は500円!入荷するとすぐ売り切れてしまうという人気商品です。猫ちゃん用にもちょうどいいかも?
新年も楽しいイベントいっぱいの八重洲地下街、どうぞ遊びに行ってくださいね!
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☆新年が始まった今、改めて身近な防災について見直してみよう!ということで、中央区総務部防災課の岡田課長においでおいただき、中央区の防災への取り組みや私たちは今できることについてお伺いしました。以下は番組内で岡田さんにお話しいただいたことです。
・中央区の自然災害・地震災害における防災の取組について
ここ東京では、今後30年以内にマグニチュード7クラスの大地震、 いわゆる首都直下地震が発生する確率は70%といわれています。区では「災害に強いまち中央」の実現に向けて、区民の皆さんや事業所の方々の防災意識を高めるため、防災に関する知識の普及・啓発や、防災訓練などを通じて、本区の地域特性を踏まえた高僧住宅の防災対策や帰宅困難者対策に取り組んでいます。また、災害時に区民の皆さんの避難所となる小学校・中学校を中心とした防災拠点の円滑な運営体制の整備を進めています。いざという時に、一人ひとりが「自分の身は自分で守る」「自分たちのまちは自分たちで守る」という心構えを持って、日頃からご家庭や事業所での防災対策に取り組んでいただくとともに、地域の皆さんが助け合う「まちぐるみ」の防災体制が何より重要です。
・災害が起きる前の備えとして、私たちが準備しておくべきこと
「自助の取組」
地震から身の安全を守るために、家具類転倒防止対策が大切です。気象庁によりますと、震度5強で「棚にある食器類や書棚の本で落ちるものが多くなる」「テレビが台から落ちることがある」「固定していない家具が倒れることがある」、震度6弱で「固定していない家具の大半が移動し、倒れるものもある」「ドアが開かなくなることがある」さらに、震度6強では「固定していない家具のほとんどが移動し、倒れるものが多くなる」といわれています。家具、冷蔵庫、テレビなどの移動や転倒、窓ガラスの破損などが原因でケガをしたり、最悪の場合、死亡につながる恐れもあります。そのほかにも倒れた家具が避難経路をふさぐ場合もあります。ご家庭や事業所で、突っ張り棒や耐震シートなどの転倒防止器具による固定のほか、ガラス飛散防止フィルムを貼るなどの対策が有効です。特に冬の時期は、家具類が移動・転倒してストーブにぶつかり、火災が発生する場合もありますので、家具類転倒防止対策は非常に大切です。備蓄については、水、食料、簡易トイレを最低3日分、できれば1週間分の備蓄が必要です。一人の1日分の備蓄量の目安は、水が3ℓ、簡易トイレは7~8袋といわれていますので、ご家族の人数、事業所の方は従業員の人数分を備えていただければと思います。食料は、最近様々な種類の非常用食品がありますが、いつの間にか消費期限を過ぎてしまったり、いざ食べてみると口に合わないこともありますので、なるべく日頃から食べ慣れた缶詰やレトルト食品を中心に、食べたら買い足すローリングストック法の実践をお勧めしています。また、調理する場合にはカセットコンロがあると大変便利ですので、備蓄をお勧めします。
「共助の取組」
共助の取組とは、地域の住民同士の助け合いのことです。災害発生直後、区は災害時の情報不足による混乱防止を図るため、様々な災害情報を収集・発信するほか、東京都・警察・消防などの関係機関と連携・協力し、救助・救出活動を最優先に限られた人員・体制の中で災害応急活動にあたります。こうした状況の中で、地域での助け合いが、被害を最小限に留めるためにとても重要な取組となります。本区における共助の代表的な取組としては、防災拠点運営委員会があげられます。災害時には、避難所や地域の防災活動の場となる防災拠点 (区立小中学校を中心とした区施設)23か所を開設しますが、特に、休日や夜間に災害が発生した場合は、区の職員がすぐに防災拠点に駆け付け、運営体制を整えることが困難なのが現状です。そこで、防災拠点がある地元の町会や自治会、防災区民組織が主体となった防災拠点運営委員会を設立し、災害時の円滑な防災拠点運営に向けて、年数回の会議と防災訓練を行っています。区としては、今後も防災拠点運営委員会への支援を通じて、地域住民の方々が主体となった共助の取組を進めていきたいと考えています。また、本区の地域特性として、区内全世帯の9割が共同住宅に居住していることを踏まえたマンションの防災対策に取り組んでいます。マンションは、一般的に耐震性・耐火性(昭和56年以降の新耐震基準の建物は防災拠点と同等の耐震性を有している)に優れていることから、区では震災時には避難所ではなく自宅で避難できるよう、マンションの居住者同士で助け合い、災害を乗り越えるため、防災組織づくりや防災マニュアルの作成、防災訓練などを、防災アドバイザーの派遣を通じて支援しています。
阪神淡路大震災では、救助された方の9割が近隣の方によるものだったと伺っています。マンション管理組合や地域の町会・自治会で行われる防災訓練、イベントなどに参加して、身近なところから近隣の人と顔の見える関係を築いておくと、災害時にお互いに助け合えることができます。
・中央区として災害のために備えているもの
区では、首都直下地震などの発生に備えた様々な対策を行っていますのでご紹介します。まず、災害情報の収集・発信に関する設備ついてです。大地震が発生すると、ライフラインの停止などにより、電話やテレビが使用できなくなり、情報を得ることが著しく困難となる可能性があります。その際、情報不足による混乱を防止するため、区では住民広報用として、防災行政無線の整備を進めています。また、区内の状況を的確に把握するために、警察・消防などの防災関係機関や電気・ガス・水道、NTTなどの生活関連機関、防災拠点や区施設などに地域防災無線を整備しています。次に、食料や生活必需品などの備蓄です。被災して自宅に住めなくなった方が防災拠点で避難生活を送るために、区では避難者の3日分を想定して、食料、生活必需品、防災資器材などを備蓄しています。更に、区立公園には、災害時に活用でいるよう、かまどベンチや防災井戸を設置しています。このほかにも、行政の対応だけでは、災害時の応急活動に限りがあるため、物資輸送や医療救護、し尿処理対策など関係団体と災害協力協を結び、災害時に備えています。
・防災対策に関して区民や事業所に対して行っている普及啓発
区民の皆さんと警察・消防・自衛隊、医師会・歯科医師会・薬剤師会、ライフライン事業者や区内事業所などにご参加いただき、区と各関係機関・団体との連携強化を図るため、毎年総合防災訓練を実施しています。
また、区民の皆さんや事業所の方々に防災対策の普及・啓発を行うため、防災講演会を実施しています。今年度は明治大学研究推進員・首都大学東京名誉教授の中林一樹氏を講師としてお招きし、2月14日、金曜日の午前10時から約2時間、会場は銀座ブロッサムにて、「都心に住み働く人々と企業の防災」と題しまして開催します。ぜひ皆さまお誘いあわせの上ご来場ください。
中林一樹先生のご紹介はこちら
https://bosaijapan.jp/people/中林一樹(なかばやし・いつき)/
・区内で災害が起きた場合の私たちの行動について
まず、身の安全を守ることが第一です。座布団やクッションなどで頭を守り、近くのテーブルや机の下に入ります。その際、冷蔵庫や戸棚など高さ・重さのあるものや窓ガラスなどからは、なるべく離れるように心がけます。また、寝室にはなるべく背の高い家具を置くことは避けます。次に、揺れがおさまったら慌てずに、火を使っている時は火を始末します。出火した時は落ちついて消火します。電化製品の電源を切ります。ガスの元栓をしめます。それから避難路を確保するために玄関扉を開けます。そして、余震に備えて、倒れそうな物や落ちそうな物を点検・補強します。家族みんなが1室で過ごす「安全な空間」を作ります。安全の確保ができたら、テレビやラジオ等で災害の情報を収集し、自宅外にいる家族と連絡をとります。ただし、災害発生直後には電話がつながりにくくなりますので、NTTが災害時に提供する「災害伝言ダイヤル171」など、災害が起きる前にあらかじめ連絡手段について家族で話し合い、確認手段を決めておきます。
次に避難行動についてです。自分がいる建物で火災や倒壊が発生していなければ、区民の方は自宅に、従業員の方は事業所に留まっていただきます。移動中に大きな余震が発生し、看板や割れた窓ガラスの破片が落下するなど、二次被害を受ける可能性があります。また、災害発生初期は、消防・警察・自衛隊が救出・救助活動を行うにあたり、大勢の人が一挙に移動すると、その活動の妨げとなります。なお、万が一、自宅や事業所が倒壊や火災の発生により被災した場合は、区民の皆さんは自分の住んでいる地域の防災拠点に、事業所の方々は帰宅困難者一時待機場所及び帰宅困難者一時滞在施設に避難することになります。
上記の図は、区の防災ページでご確認頂けます。
・災害が起きた場合の正確な情報の取り方
地震発生後は、様々な情報が発信されます。速やかに正しい情報が得られるのは、テレビやラジオからの放送ですが、停電することを想定して携帯用ラジオを準備しておくとよいです。区では災害時に自動で電源が入り、災害情報や避難情報などの緊急放送が受信できる緊急告知ラジオを、区役所、日本橋・月島両特別出張所で区民の方には1000円、事業所の方には8500円で有償頒布していますので、お持ちでない方はぜひご準備ください。
また、区ホームページをはじめ、ツイッター、フェイスブックにより情報提供します。このほか、スマートフォンなどで区民の皆さんにはお住まいの地域の避難所、帰宅困難者の方には区内の帰宅困難者一時滞在施設などを案内する「中央区防災マップアプリ」を配信していますので。ぜひダウンロードしてください。もちろん中央エフエムを通じて区から災害に関する情報や地域の情報など、必要な情報を提供していきます。なお、過去の災害時にはインターネットやSNSでデマ情報が流れる事象が発生していますので、情報を得る際には信頼できる情報源であるか冷静に判断してください。
・私たちが今、知ることができる情報について
各家庭や地域、事業所の皆さんには、防災対策に関する普及・啓発として、各種防災パンフレットを作成・配布しています。なかでも、「わが家わがまちの地震防災」というパンフレットは、総合的な防災パンフレットと位置づけ、家庭での事前の備え、地震が起きた際の行動や、マンション、事業所、区の防災対策など防災に関する情報を一冊にまとめています。また、事前の備えと地震発生時の行動をチェックリストでひとつずつ確認できるように工夫し、ご家族にとって必要な情報を記入するスペースを設けるなど、事前の対策にも地震発生時にも役に立つパンフレットとなっています。そのほか、高層住宅にお住まいの方、管理組合、自治会、管理会社の皆さま向けには、震災時にも住み続けられる高層住宅の防災対策としてご活用いただける内容を掲載した「備えて安心!マンション防災」、事業所向けには、企業による一斉帰宅抑制に向けた取組を推進するため、災害時の対応の原則である「命を守る」と、自社に3日間留まることを前提に作成した「オフィスサバイバルBOOK」というパンフレットもあります。これらのパンフレットは、区役所1階防災課、日本橋・月島両特別出張所で配布しています。また、区のホームページでも閲覧できます。このほかにも、いまご紹介したパンフレットをもとにDVDを作成し、区役所1階防災課で貸出を行っています。
中央区防災ホームページはこちら
https://www.city.chuo.lg.jp/smph/bosai/index.html
大地震の発生を防ぐことはできませんが、皆さん、一人ひとりが防災対策に取り組むことで、被害を最小限に留めることができます。区としても、区民の皆さんや事業所の皆さんをはじめ、地域が連携・協力して防災対策に取り組めるよう、必要な支援や適切な情報提供などを行うことによって、「自助」「共助」の一層の推進、「公助」と一体となった総合的な防災対策の向上に取り組んでまいります。さらに、本区の地域特性を踏まえた高層住宅の防災対策や帰宅困難者対策を進め、区民・事業者・本区を訪れるすべての方々の安全・安心、「災害に強いまち中央区」の実現に向けて取り組んでまいりますので、今後とも皆さんのご理解とご協力をいただきますよう、よろしくお願いいたします。
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地震災害も気象災害も、被害を最小限に食い止めるには日常の中で当たり前のように防災を取り入れていくことしかありません。一年の最初にぜひ、お住まいの地域のハザードマップや自宅の備蓄などを確認しましょう!