今月の国立映画アーカイブ*Art Focus @ Tokyo*「お菓子でつくる彩色の美 世界の花と鳥展」@宗家 源 吉兆庵銀座本店

「今月の国立映画アーカイブ」

毎月、第1金曜日にお送りするこのコーナー。
京橋3丁目にある「国立映画アーカイブ」の方が、数々の映画イベントや企画を通して映画の魅力をご紹介くださいます。
9月はどんなイベントや企画があるのでしょう?
スタジオにお招きしたのは、、、お久しぶりのご登場!主任研究員の富田さんです。


今月のイベントご紹介は盛沢山!
① ユネスコ「世界視聴覚遺産の日」記念特別イベント
製作50周年記念『2001年宇宙の旅』70mm版特別上映
上映日:10月6日(土)-10月7日(日)、10月11日(木)-10月14日(日)


あの印象深い音楽と共に国立映画アーカイブのスクリーンに蘇る「2001年宇宙の旅」。
50年前にスタンリー・キューブリック監督が描き出した宇宙の姿に衝撃と感銘を受けた方は多かったのではないでしょうか?
今回は1968年の公開時の映像と音の再現を追及した70mmニュープリントを上映。絶対に見逃したくないこの機会。
当日券は各上映会当日、開館と同時に整理券が配布されますのでそれを各回、引き換えてください。
詳細はコチラから→http://www.nfaj.go.jp/exhibition/unesco2018/

② 東京国際フォーラム+国立映画アーカイブ
「月曜シネサロン&トーク」東京150年―人々の生活と風景―
開催日(4回) 
第1回:9月10日(月)  第2回:11月19日(月)  
第3回:1月21日(月)  第4回:3月18日(月)
開演時間:15:00~  、  19:00~
開催会場:東京国際フォーラム ホールD1


20世紀の「東京」の姿とその変遷を見られる映画イベント。
2018年は東京府開設から150年の節目を記念し、江戸から近現代に向かう都市や人々の生活風景を通じて、東京の魅力再発見につながる作品を4回に渡って上映。
残念ながら第1回分は事前予約満席とのこと。
第2回以降の事前予約は開催日の1ヵ月前からWebサイトと往復はがきで申し込み可能です。

詳細はコチラから→
http://www.nfaj.go.jp/aboutnfaj/coorganize/#TIF2018
http://www.cinesalon.jp/

特に私は第3回(2019年1月21日・月)に上映される『日本橋』、『佃島』は中央区の1960年代の様子を知ることができる映像で、注目しています。

➂ NFAJ(国立映画アーカイブ)アーカイブセミナー
「ボーンデジタル映画の保存にむけて:学生映画・大学篇」
開催日時:9月22日(土)15:00~16:45(開場:14:45)

私たちはボーンデジタル映画(全てデジタル制作された映像)をいかに残していけるのか?
これは個人の記録映像についてもとても大きな問題ではないでしょうか?
古い記憶媒体で残した映像を何十年も経った時、それを再生できる機材がもうない!?!
例えば子どもの貴重な成長記録映像だってそうですよね。
これは大変!!
今、映画会社やプロダクションをはじめ、自主映画制作者、そして次代の制作者を育成する教育機関など、映画関係者は、正解のないこの課題に直面しているとのこと。
セミナーではこの現状についての意識付けや直面する問題について意見交換とディスカッションを行います。
http://www.nfaj.go.jp/exhibition/seminar_2018_09/

9月以降の国立映画アーカイブ、様々なイベント内容で興味が湧きます。
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Art Focus @ Tokyo

お馴染みアートライターのヒロさんがおススメアートをご紹介してくださるこのコーナー。
今日ご紹介くださったのは、、、
東京都庭園美術館で開催中 「ブラジル先住民の椅子」

(1)展示されているのは椅子だけ
東京都庭園美術館の本館は、アール・デコ様式の特徴ある展示室ながらも、不思議なことに幅広い美術作品の展示にマッチしてきました。でも、さすがに今回の「ブラジル先住民の椅子」は、合わないだろうと勝手に想像していたのです。ところが、もとからそこにあったような極めて自然な展示になっていて、改めて庭園美術館の空間の素晴らしいを実感しました。
同展にはアール・デコの本館とホワイトキューブの新館に、椅子90点が展示されています。

(2)出版社のコレクションを初公開
これらの椅子はサンパウロにあるベイ出版のコレクションです。美術・建築関係の出版社であり、15年以上前から先住民の椅子をコレクションし、27部族にわたる350点を所蔵しています。
椅子はカテゴリー別に以下の3つに分けられます。
・伝統的な椅子:無駄のないシンプルなデザイン、全て丸太から削り出された一木造り
・動物形態の伝統的な椅子:動物と椅子を合体したデザイン
・動物彫刻の椅子:動物の形のままデザインされた椅子
製作時期については、インディオの伝統社会で作られた古い時代のもの、インディオの子孫が現代製作した新しいもの2種となるようです。動物モチーフはジャガー、サル、ワニ、カエル、カメ、エイ、バク、ワシ、コウモリなど多彩です。その素朴でユニークなデザインに注目してください。

(3)ソファーでくつろぎながら椅子を眺める
椅子は、床に設置、もしくは低めの白い丸テーブルに設置されています。新館の展示室は白いソファーが多数並び、そこでくつろぎながら椅子を鑑賞できるようになっています。なんて贅沢な時間〜
会場構成を手がけたのは、このコーナーでも以前紹介した建築家の伊東豊雄さんです。

◎展覧会インフォメーション
東京都庭園美術館 https://www.teien-art-museum.ne.jp/
2018年9月17日(月・祝)まで 第2第4水曜休館
午前10時〜午後6時 ※入館は閉館の30分前まで
一般1200円


本館展示

新館展示
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「お菓子でつくる彩色の美 世界の花と鳥展」@宗家 源 吉兆庵銀座本店

お久しぶりです~!(^^)!
宗家 源 吉兆庵銀座本店の渡邊さんがスタジオにご登場!


これまで3月に雛人形&吊るし雛鑑賞会、6月にホタル観賞会を銀座本店で開催なさっていらっしゃる宗家 源 吉兆庵さん。
年々その評判が広がり、今年も大勢の方々が来場なさったそうですよ。
そして!この秋、初開催として企画されたのが
「お菓子でつくる彩色の美 世界の花と鳥展」
お伊勢さん菓子博 2017 で名誉総裁賞受賞の職人さんが制作なさった工芸菓子、南国の鳥類と植物作品の数々を銀座で展示。

「お菓子でつくる彩色の美 世界の花と鳥展」
開催会場:宗家 源 吉兆庵 銀座本店 (東京都中央区銀座 7 丁目 8-9)
展示点数:植物 約 25 種、鳥 約 10 種(22 羽)
開催期間: 9 月 14 日(金)~9 月 28 日(金)
開場時間:平日 10:00~21:00 土日 10:00~19:00
(最終日 9 月 28 日(金)は 17:00 に閉場 店休日:なし)
入 場 料:無料

<東京初の体験教室 開催!>
「工芸菓子のバラを作ろう 銀座松濤の懐石弁当付き」

開催日:9 月 14 日(金)・ 15 日(土)
開催時間: 昼 12:00~(16:00 終了予定)
参加人数: 各日 10 名ずつ (満席になり次第、受付終了といたします)
参加費:6,480 円(懐石弁当代・工芸菓子制作費・作品発送費・税込)
お問い合わせ・予約:0120-277-327(月~土 9:30~18:00)
※要予約 ※制作後のバラは食べられません。 ※できあがった作品は、後日発送。

工芸菓子を名菓子職人さんに教えていただきながら作れるなんて、、、(^.^)/~~~
こんな機会はなかなかありませんね。体験イベント、参加してみてはいかがでしょう!
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来週9月10日(月)のハローラジオシティ。
ナビゲーターは新宮志歩さんにバトンタッチ。
私JUMIは来週9月12日(水)にまたお目にかかります。

どうぞ素敵な週末を!!

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