皆さんは”傾聴”ってご存知ですか?
字のごとく「耳を傾けて、心をこめて聞くこと」なんですがそれをボランティアでされているグループが中央区にあります。
名前は「うさぎの会」
なぜ「うさぎ」なのか神田さんに伺ったところ、「うさぎのお耳は長いでしょ。アンテナをぴんと張り、そしてどんな話も聞き逃さず受け止めるという思いからうさぎにしました」と
とっても優しい口調でお話してくださいました。
神田さんは、ご自身が病気を患い、家に閉じこもりっきりになってしまった時に、区の保健婦さんに話しを聞いてもらうため家に来てもらった経験から、現在の傾聴ボランティアの勉強を始めたのだそうです。
話を聞いてもらうだけで元気が出た。あなたも、そんな経験はありませんか?
私は幼い頃、祖父が痴呆症にかかり、家族で介護した経験があります。
戦争の話ばかり、同じことを繰り返ししゃべっているんだけど話を聴くと、本当にうれしそうに話してくれたのを今でも覚えています。
神田さんは聴き上手であり、お話上手!!
私も仕事柄、人に話を聴くことが多いのですが
大変ためになりました!!
神田さんのお話を聴いていたら童話「太陽と北風」を思い出しました。
「なかなかおしゃべりしてくれない方には一緒に歌を歌うの♪お手玉の歌なんて、最後には合唱になるのよ」と本当に楽しそうに傾聴の様子を伝えてくれた神田さん。
うさぎの会のみなさんの活動で、多くのお年寄りのかたが元気をもらって生きるパワーにしているんでしょうね!
「うさぎの会」は主に、高齢者の複合型介護施設 相生の里 で活動を進めています。
10月には、ボランティアの皆さんで”月見の会”といって一品持ち寄りで座談会を開く予定だそうです。
興味のある方は、一度、中央区社会福祉協議会にご連絡ください。
電話:03-3206-0560