Ryntenゲスト ~Vol.288:高木麻早さん 1週目

東京では桜の季節も通り過ぎ、入学式・入社式の季節となりました。
如何お過ごしでしょうか?
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僕の場合、入学式の経験はあるんですが入社式の経験は持ち合わせないんです。

いずれにしろ、新しい制服・新しい背広・スーツに身を包み、そこから新しい人生・世界が始まる訳です。
特に入社式ともなると女性はいざ知らず、スーツ姿の板につかない男性…これがなかなか初々しく新鮮です。
しかし、勤めを重ねるにつれスーツ姿も板につき、多少のヨレヨレも気にならない年代に入っていく…。

まあ、入学式あるいは入社式で着ていたあのピカピカ光った衣装が去ると、卒業式。
入学式の学生服はヨレヨレになり…金のボタンは銅のボタンに変わり…。サラリーマンは…何十年後かの定年退職。
その姿を想像する事は出来ません。

あの初々しい姿を見るにつけ、改めて“春”を感じさせられる今日この頃であります。

■初めてお便りを頂いています。宮城県の男性の方からです。
『ラジオから流れてくる“Killing me softly with his Song
(やさしく歌って)”。懐かしいとYouTubeで検索していたら、
偶然倫典さんの動画を見つけました。そこでハマってしまいました。是非、仙台方面にも来て頂ければ、と思っています。被災者には倫典さん
が演奏される様な上質な音楽が必要と感じています。ご一考頂ければ幸いです。』
ー嬉しいですね。ちょっと宮城方面はご無沙汰しておりますが、是非伺いたく思います。有り難うございます!

■ライブスケジュールです。
・“ファンの集い”お知らせです。
 5月5日(祝・月)奈良・ビバリーヒルズで《ファンの集い》を開催します。
 ライブや懇親会、食事や飲物も飲み放題でご用意致します。
 また、ギターを弾かれる方は是非ギターをご持参下さい。演奏コーナーもあります。
 ただし、演奏曲は岡崎倫典オリジナルかカヴァーに限ります。ワンポイントレッスンあり。

・4月11日(金)千葉幕張イオンホビーコート「インストアライブ」
・4月12日(土)横浜赤れんが倉庫「フィンガーピキングデイ」
・4月25日(金)宮崎高鍋「ドルフィー」
・4月26日(土)福岡朝倉「音茶」
・4月27日(日)福岡小倉「フォークビレッジ」
・4月29日(祝・火)大分「サウンドカフェ・エフ」
・5月3日(土)三重四日市「ガリバー」
・5月5日(祝月)ファンの集い!奈良「ビバリヒルズ」
・5月6日(祝・火)奈良「ビバリーヒルズ」ゲスト:鈴木 康博
・5月16日(金)東京「バックインタウン」
・5月18日(日)群馬高崎「青春の詩」

■Ryntenダイアリーです。
先週は千葉九十九里《シーブリーズ》に行って来ました。
シーブリーズ

昨年は3月の早い時期だったせいか雪もちらついていたんです
が、今年は暖かかったですねえ。
行く度に思うのは…東京の空とは明らかに違うような気がします。
見た事のない雲があるんです。やはり海辺の風向きの影響でしょうか?
夕焼け

オープニングには地元で活躍する“安井さん”と僕の教室生徒の“千葉
君”が演奏してくれました。
最後は3人でセッション、楽しかった!
3人でセッション

で、帰り際にみんなで記念撮影。
打ち上げ後の記念写真

いつもは九十九里に泊まって翌日帰っていたんですが、今年は何やら学
生さんたちの“合宿”があるそうで…。
どの宿も満杯。
今回は打ち上げではノンアルコールビールを呑んで帰路に着きまし
た。。。

■アルバム情報
Eternal(エターナル) - Rynten plays Teresa Teng –
テレサ・テンとの夢のコラボレーションをスペシャルトラックとして収録。

【譜面集『Eternal Rynten plays Teresa Teng』】
『Eternal Rynten plays Teresa Teng』譜面集が出ました!、自信作です。
何が自信作かというと…非常に読みやすく見やすい!実際に楽曲も素晴らしいものばかりですから、是非弾いてみて下さい。

【Ryntenゲスト】
今週と来週はゲストに《高木麻早さん》をお迎えしてのO.A.です。高木さんの《コーラが少し》が流れてきたところで『宜しくお願いしまーす。すごい楽しみにしてたんです。』と麻早さんの元気な声。いえいえ僕も非常に楽しみにしていました。
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麻『倫典さんのギターってどうしていいんですか?!』
倫『いいギターを使っているから(笑)。』

僕らは同い年、同級生なんです。偶然にもこの日、同じ様な“赤”い服を着てました。
当然、僕は古くから“麻早さん”を存じ上げていましたが、お会いしたのはつい先日、“イルカさん”の番組で、だったんです。

麻『これも何かのご縁かな、って。ほんのちょっと…20年くらい休んでましたので。』
倫『ちょっと、って?!』
麻『20年はちょっとです(笑)。だから今までご縁がなかったのかな?って。』

“コーラが少し”は1974年。
この頃は僕がプロとしてスタートしたか?しなかったか?くらいの時期でした。
“麻早さん”は《ヤマハ・ポピュラーソングコンテスト=ポプコン》に出て最優秀歌唱賞を獲り優勝もされました。

倫『そのあたりから知っています。』
麻『有り難うございます。』
倫『僕もそのコンテストに関わっていた人間なんで。』
麻『ヤマハのお仕事で?』
倫『そうです。』

そのコンテストでどんどん勝ち登っていくと、ちゃんとした音源が必要になります。
その為に、ミュージシャンたちがヤマハのスタジオに集まり…僕もその1人。
そこに参加していた人たちが世に出て行った時代でもありました。
“ポプコンオーケストラ”に参加した事もありましたねえ。
同時に“麻早さん”の楽曲もよく聴いて…というより、当時はやたらとラジオでかかってたので聴かざるをえない環境?!だったかも。

倫『すごく覚え易い曲。』
麻『4つの循環コードです。』
倫『4つのコードがあればこれだけいい曲ができるんだ!っていう見本。簡単なコードで名曲を!と言えば“高木さん”か“ボブ・ディラン”か?!(笑)』
麻『で、その後Em、Fmも覚えて“想い出が多すぎて”を創ったんですけど。(笑)。』
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“麻早さん”は、ポプコンで1973年《ひとりぼっちの部屋》が入賞、シングルを出され時をおなじくして《高木麻早》というアルバムもリリース。
当時「読みにくいから。」と、“麻早”にルビがふってあったそうです。
でも、“麻早さん”としては「芸名つけて読み易くすればいいのに…。」と思っていたんだと。
みんなが「その名前がいい。」とそのままの名前にした経緯があるそうです。

ここで生ライブを1曲。《ひとりぼっちの部屋》
昔からよく知っていたいた曲だけに、まさか自分がギターを弾くとは思いませんでしたねえ。

曲が終わり…
麻『やったー!今、この番組を聴いているファンの皆さんに申し上げたい。私は、本当に倫典さんとライブやりたくてしょうがない。倫典さんの“ほたるの光”とか好きで…。必ず実現したい!楽しみに待ってて下さい。』
倫『嬉しいですね。』

“ひとりの部屋”も軽快なシャッフルリズム。
アコースティックの世界では、ポップでベーシックな弾き方があって、そんな楽曲や教則もたくさんあります。
だから逆に“遊べる”というか、自分なりにエッセンスを注げるのが楽しいですね。

麻『倫典さんと“ひとりぼっちの部屋”を歌わせて頂いた時に“光”が見えた、と言うか“絵”が見えた。倫典さんはフォークの次にロックをされていたので、そういうエッセンスが素敵!』
倫『色々なミュージシャンや音楽仲間と関わってこられたと思うけど、また違いますか?』
麻『デビュー以来です「この人と演りたい!と思ったのは。』
倫『光栄です。即座に「お受けします。」口が裂けても「ごめん」とは言えない(笑)。』

話しが変わり…
倫『よく聴いてた音楽は?』
麻『“PPM”“赤い鳥”“キャロル・キング”“ジェームス・テーラー”、それと“加山雄三さん”“いしだあゆみさんが”大好きでしたね。初めて買ったのが“キャロル・キング”の“タペストリー”』
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“赤い鳥”はポプコンの前身の“ライトミュージックコンテスト”に出られ、最後の本選の模様がそのままレコードになりました。
そこには2人きりの“オフコース”もいて、「日本にも凄い人がいるんだなあ。」と思いましたねえ。

ここで今日の2曲目は、78年にリリースされた曲、シングル先行でその後《初めて女になった時》というアルバムから《忘れたいのに》。

85年くらいに一端活動を休止され、2004年から再び戻られました。
関東地区でのホールコンサートは30年ぶりです。
是非、お出かけ下さい。

【高木麻早コンサート】
高木麻早さんチラシ
 5月5日(月・祝)渋谷区文化総合センター大和田『さくらホール』
 開場16:30 開演17:00
 全席指定6,000円(税抜)

http://www.masa-takagi.com/