「8月の国立映画アーカイブ」
研究員の方からここでしか聴けないレアな情報を教えていただきましょう!
主任研究員で上映室長 大傍正規さんをスタジオにお招きしました。
今日は、上映企画「返還映画コレクション(2) 第一次/二次・劇映画篇」
https://www.nfaj.go.jp/exhibition/repatriated_film202407/
についてご紹介。
日本映画が太平洋戦争によって翻弄された歴史を物語る、とても貴重な映画ばかり。
映画好きの方は勿論、歴史遺産として多くのことを私たちに伝えてくれる貴重な作品ばかり。戦後79年を経た今、改めて観ておきたいです。
大傍さんのおススメの1本は。。。『川中島合戦』。
合戦のシーンではなく、ひたすら物資を黙々と運ぶ人々の姿を描いた名作とのこと。
開催期間:7月30日(火)~8月23日(金)
開催場所:国立映画アーカイブ 長瀬記念ホール OZU
大きなスクリーンで観る映画は格別です。
この夏、是非!
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「アートフォーカス@Tokyo」
アートライターのヒロさん視点で見た今注目のアートをご紹介いただきます。
今回は、、、映画「風が吹くとき」
1986年に製作されたイギリスのアニメーション映画「風が吹くとき」が今夏上映されることになりました。
原作・脚本はレイモンド・ブリッグズ、ジミー・T・ムラカミ監督
日本語吹き替え版の監督は大島渚、ジム役を森繁久彌、ヒルダ役は加藤治子
主題歌はデヴィッド・ボウイ「When The Wind Blows」
さりげなく原爆の恐ろしさを表現した心に沁みるアニメーション映画です。
イギリスの田舎で慎ましく暮らしているジムとヒルダ夫妻。遠方には息子と孫もいます。ある日、ラジオから3日後に戦争になるというニュースが入ります。国の政策に従順な夫は、政府が発行した「PROTECT AND SURVIVE」というガイドブックを片手に、家中のドアを外して簡易なシェルターを作り備蓄食料の準備をします。
数日後、「わが国に向けて敵のミサイルが発射されました。今からおよそ3分後にはこちらに到着する予定です」という音声がラジオから流れ、慌ててシェルターに駆け込む2人。そして爆音が響き爆風が吹き荒れ、かろうじて2人は助かりますが、それまでの平穏な日常は一変します。
いずれ政府の助けが来ることを信じて平常心を保とうとする夫、この状況下でも荒れ果てた室内を掃除しようとする妻。戦争に勝敗すら知るすべもなく、ライフラインが絶たれた環境でなんとか日々を生き抜こうとします。やがて頭痛や吐き気に襲われ動けなくなり、2人は放射能に汚染されたことを知らないまま幕を閉じます。
いつ現実になってもおかしく時代に警鐘を鳴らす、38年を経ても色褪せない映画です。
◎「風が吹くとき」(日本語吹替版)上映インフォメーション
公式HP https://child-film.com/kazega_fukutoki/#
2024年8月2日(金)から新宿武蔵野館ほか全国で順次公開
都内の劇場:アップリンク吉祥寺、角川シネマ有楽町
©︎ MCMLXXXVI
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国立演芸場からお久しぶり、鈴木部長がご登場!!
『8月の国立演芸場寄席』 鑑賞ペアチケットプレゼントも!!
現在、本拠地永田町の国立劇場、国立演芸場が建て替え工事中のため、いくつかの別会場で開催されている舞台について、国立演芸場から鈴木さんをお招きしてその魅力をご紹介いただきました。
国立劇場、国立演芸場の建て替えまでにはまだまだかかりそうですが、
真夏の演芸、暑さに負けず絶好調!
多彩な噺家さんの顔ぶれで、暑さを笑いで吹き飛ばしたいーー。
8月の会場は千代田区立内幸町ホールです。
<鑑賞チケットプレゼント>
今回、鈴木さんから『8月の国立演芸場寄席』をいただきました!
8月17日(土) 13:00~
8月24日(土) 13:00~
の鑑賞ペアチケットを各日、3組の方にプレゼント!!
ご希望の方は、
〒・ご住所・お名前・ご連絡先 を明記の上、
鑑賞ご希望日を必ず書いてメールでご応募ください。
応募締め切り:8月8日(木)
応募方法:メールでご応募下さい(宛先:voice”アットマーク”fm840.jp)
*当選結果はチケット発送を持ってかえさせていただきます。
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来週8月5日(月)のハロラジ、ナビゲーターは新宮志歩さんです!
暑い夏を乗り切るパンチの効いたトークをお楽しみくださいーー。
今日も素敵な午後を、そして素敵な週末をお過ごしくださいね。 それではー!