今月の国立映画アーカイブ
『TIFF 映画教育国際シンポジウム2024 ≪世界のこどもたちが映画を待っている≫』
~社会課題と向き合う映画教育~
京橋3丁目 国立映画アーカイブの主任研究員 冨田美香さんが
11月2日(土)に開催される『TIFF 映画教育国際シンポジウム2024 ≪世界のこどもたちが映画を待っている≫についてご紹介くださいました。
母国が平和であっても戦禍であっても子どもたち自身の視点で、自分の素直な心で、感じたままの気持ちを映像に撮ることで表現される世界。シンプルだけどダイナミック、ピュアでグローバル。その映像が訴えかけるものが多くの人の胸を打つ。
今回のシンポジウムはこうした子供たちの活動を支える人々が集い、その継続の重要性を話し合うもの。
オンラインでも視聴可能とのことです。是非!ご覧になってください。
https://www.nfaj.go.jp/exhibition/eigakyoshitsu2024/
YouTube(@TIFFTOKYOnet)にて配信いたします。配信開始の際にはHPでお知らせします。(11/1更新)
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『Art Focus @ Tokyo』
アートライターのヒロさんからご紹介!
埼玉県立歴史と民俗の博物館で開催中の「鷹のおでまし -鷹狩の美術‐」
今年のプロ野球パ・リーグではソフトバンクホークスが圧倒的な強さを見せつけました。(日本シリーズの結果はいかに?)。ホークス=鷹、イーグルス=鷲、とプロ野球のチーム名にもなっている鷹と鷲ですが、サイズ、尾の形や色、飛び方による違いで分類されているそうです。
この展覧会のテーマは「鷹」です。プロローグでは鷹3体と鷹の獲物となるコサギなどの剥製3体が並んでいました。この対比、面白いですよね。そしてオオタカの羽をバラした標本もあり、その美しさに感動しながら本編へ。
「鷹」を描いた絵画がこんなに並んでいることに感動…。作者不詳のものから狩野派の絵師による作品まで、生き生きと描かれています。
鷹が羽を閉じた状態で佇む「架鷹図」はキリッとしていてカッコ良いです。
鷹が獲物を捕らえる様子を描いた「鷙鳥図」。雉や白鳥の首を足で掴んでいる姿は勇猛さに溢れています。
「鷹狩図」は絵巻が多く、実際の様子の描写というよりは鷹狩を物語的に描いているということも発見でした。
鷹場(鷹狩をする場所)の資料、鷹が狩った獲物に格付けがあること、鷹の調教方法なども解説され、興味深い内容でしたし、絵画には個別に解説パネルが添付されていたことも作品理解に繋がると思いました。
「おでまし」という響きがとても素敵で、なぜこのタイトルを付けたのか気になり担当学芸員の井上さんに伺ったところ、候補はいろいろあったそうですが、高貴な人や対象を敬って使う言葉が鷹という権力の象徴のイメージに合うと考えたそうです。初めて伺いましたが、前川國男建築の素敵な博物館でした。
◎展覧会インフォメーション
埼玉県立歴史と民俗の博物館 https://saitama-rekimin.spec.ed.jp/
2024年10月12日(土)~ 11月24日(日) 月曜休館
午前9時〜午後4時30分 ※入場は閉館の30分前まで
一般600円他
<会期中のイベント>
ギャラリートーク「鳥博士のおでまし」
2024年11月17日(日)
午後1時30分〜午後2時、午後2時30分〜午後3時 ※事前申込不要
<チケットプレゼント!>
同展のチケットを3名様にプレゼント。
〒・住所・氏名・連絡先 を明記の上、「展覧会チケットプレゼント希望」と書いてご応募ください。
締切 11月7日(木)
申込はメール「voice”アットマーク”fm840.jpまで。
ご応募お待ちしていますーー!
キャプション
「オオタカの羽根標本」 埼玉県立自然の博物館蔵
展示風景