『今月の国立映画アーカイブ』
毎月１回、京橋３丁目にある国立映画アーカイブの研究員の方をお招きして
貴重な映像を上映する企画などをご紹介するコーナー。
今日は客員研究員 佐野亨さん、特定研究員 森宗厚子さんのお二人に2月スタートの
注目の企画について伺いました。
まず佐野さんに伺ったのは
１）「1990年代日本映画――躍動する個の時代」
会期：
【第1期】 2022年2月1日（火）－3月6日（日）
【第2期】 2022年4月5日（火）－5月1日（日）
ＨＰ：https://www.nfaj.go.jp/exhibition/japanese1990s202201/
昨年の1980年代日本映画の上映に続いて、第2弾の企画です。
バブルが弾け、一方女性の働く環境も大きく代わり、「個」を見つめる時代のスタートとなった’90年代。
今回の上映作品では女性監督の作品もあり、これも90年代の映画界を象徴することの1つかもしれません。
佐野さんオススメは金子修介監督の「ガメラ 大怪獣空中決戦」からーの、「毎日が夏休み」の2本。そのギャップに驚愕！ですが、表裏一体、実はこの2本に共通するメッセージが隠されている？！興味深いです。
続いて森宗さんからご紹介いただいたのは
２）「NFAJコレクション 2022 冬」開催！
会期：2022年2月11日（金・祝）－2月27日（日）
ＨＰ：https://www.nfaj.go.jp/exhibition/nfaj-winter202201/
「週末、映画に会いに行く。―――ようこそフィルムの世界へ。」
このキャッチコピー、そそられます！
私がチェックしたいのは西島秀俊さんの20年前の出演作品『LAST SCENE』
昨年来その実力が世界的にも高い評価を得ている西島さんの若かりし頃の姿、是非観てみたいです！
週末に心置きなく、どっぷりと映像の世界に浸れるこの企画。
選りすぐりの映画たちに出会いたいと思います❤
是非、HPをチェックして、気になる作品を国立映画アーカイブでご鑑賞ください。
（当日のチケット購入はできません）
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Art Focus @ Tokyo
アートライターのヒロさんがご紹介くださるArtの世界
今日ご紹介くださったのは。。。
泉屋博古館東京が日経ＶＲで限定公開中
「木島櫻谷と近代の花鳥画」
●３日間だけ限定公開された展覧会
2022年３月にリニューアルオープンを控えた泉屋博古館東京（旧名称は泉屋博古館分館）。展示室やレクチャールームに加えミュージアムショップとカフェも増設されるとのことでとても楽しみです。去る１月４〜６日に限定公開された豪華絢爛な展覧会を紹介します。
とりわけ圧巻だったのは、６曲１双の金屏風が５点並んだ第３展示室です。金屏風に四季折々の植物が大胆に描かれ、その絢爛さに見入ってしまいました。作家は木島櫻谷（このしまおうこく）。リアルな動物描写で知られる画家で、写実と装飾性に溢れた作品です。住友家が大阪・茶臼山に邸宅を建てる際に特別発注した屏風だそうですが、屋敷にあつらえて一般的なの屏風よりも縦が10cmほど長いとのことです。展示作品全17点の内訳は屏風が10点、掛軸4点、彫刻2点、磁器1点。約半数が木島櫻谷の作品で、動物表現、植物、人物画を堪能できる内容でした。
そこで朗報です。既に終了したこの展覧会の模様が「日経ＶＲ」というスマホアプリで鑑賞可能です。全４室の展示風景(360度)と選りすぐりの作品が掲載され、担当学芸員さんの解説も聞けますよ。
●カフェやショップに期待
展覧会鑑賞と同じくらい楽しみなのがグッズの購入とお茶を楽しむ時間です。今回のリニューアルにより、図録、ポストカードから一筆箋やトートバッグなどオリジナルグッズが並ぶミュージアムショップとガラス張りで周囲の緑を見渡せるおしゃれな「HARIO CAFE」が誕生しました。来館の際にはぜひ訪れたいものです。ちなみにカフェは既にオープンしていますし、グッズはオンラインショップで販売されています。
◎展覧会インフォメーション
泉屋博古館東京 https://sen-oku.or.jp/tokyo/
ダウンロードサイト：https://r.qrqrq.com/YokkTVAN
2022年3月19日（土）からリニューアルオープン記念展「日本画トライアングル」展を開催予定
月曜休館 ※祝日の場合は翌日休館
午前11時〜午後6時 ※入場は閉館の30分前まで（金曜は午後7時まで）
：第３展示室風景
：ミュージアムショップ
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今週もハロー・ラジオシティをお聴きいただきありがとうございました。
来週2月7日(月)、ナビゲーターは新宮志歩さんにバトンタッチ。
どんな話題にフォーカスするのか？どんなゲストの方がいらっしゃるのか？
来週もどうぞお楽しみに！
今日も素敵な午後を、そして良い週末をお過ごし下さいね。