ゲスト:セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン 森郁子さん&と子育て支援団体「ママリングス」代表 落合香代子さん 「叩かない子育て」(後半)


https://soundcloud.com/fm840jp/mamastudio161205
番組はこちら↑をクリックするとお聴きいただけます(^^♪

今週は先週に引き続き、こどもの気持ちに寄り添う「ポジティブディシプリン」の取り組みををご紹介します。
ゲストはセーブ・ザ・チルドレン・ジャパンの森郁子さんと子育て支援団体ママリングス代表の落合香代子さんです!!

みなさんはこの現実をご存知でしょうか?

「4人に3人のこどもが家で暴力をともなうしつけを経験している」「1年間に最大1.5億人のこどもが暴力を経験している」(セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンHPより引用)

あまりにも衝撃的な数字でのけぞってしまいました。番組ではこの数字から「しつけ」についての話題にまで話が膨らみました。
「叩く」という行動も小突く程度から殴るまで強弱の差があり、ひとことで「暴力」といっても人によっては受け取るイメージも様々かと思います。それが、対こどもになると「しつけ」で片づけられてしまうことだってあります。世代によっても考え方が違うかもしれません。しつけなのか虐待なのかのボーダーライン。森さんのお話にもありましたが、子どもが大切なことを考えるとき、「怒鳴って委縮している中」で学ぶのか、「安心した中」で意味を理解し考えるのかは、大きな差が出ると思います。

大切なことを伝えたいときに、どのように伝えるのか。口で言ってもわからないなら体でわからせるというのは、単にコミュニケーション不足なのではないでしょうか。

落合さんからは「叩かない子育て」が徹底しているスゥエーデン事情についてのお話しもありました。スゥエーデンではこどもへの暴力を許さない「体罰廃止」が法律上で取り決められています。落合さんは実際にスゥエーデンに赴き、現地の方にインタビューされています。国の流れとして叩かない子育てが根付いているお話しは大変興味深いもので、虐待されて亡くなる子どもの数は2014年で2人だそうです。こどもを社会で守ることが当たらい前の国になっていますね。教える(=しつけ)ことに叩くことは必要なのか。国全体で考えていきたい問題ですね~。

セーブ・ザ・チルドレンさんがスゥエーデンでの事例をまとめているので、ぜひこちらも一読ください。→「子どもに対する暴力のない社会ををめざして~体罰を廃止したスゥエーデン35年のあゆみ~」

そして、落合さんが取り組まれている「チャイルドファーストプロジェクト」についてもお話しを聴いています。
チャイルドファーストプロジェクト
「チャイルドファーストプロジェクト」は、虐待防止ではなく、”虐待予防”を呼びかけています。起こってしまった虐待を広げないという防止策ではなく、虐待そのものを未然に防ぐ予防に力をいれています。落合さんがポジティブ・ディシプリンを進めているのも、イコール虐待に繋がらないという想いがあってのことです。こどもの安全・安心が第一。叩かない子育てが虐待予防につながります。「こどもをよく観察し、適切な言葉をかける」大人が増えて、ますます豊かな子育てができる社会にしていきたいですね。

次週は「こどものやる気」をテーマにお届けします(^^♪

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