ウィークリー声の架け橋 第153回目

「ウィークリー声の架け橋」この番組は区民皆様の声を毎週発信していく区民の皆様が主役の番組です。

区内の様々な場所でお聴かせ頂いた皆様の声を一つ一つ紡ぎ合わせて、番組は作られていきます。

あなたの声を、ぜひお聴かせ下さい。

番組の内容は毎週水曜日に更新します。

放送時間は、平日1回目は午前10時40分から午前11時まで、

2回目は午後3時10分から午後3時30分までです。

3回目は午後9時40分から午後10時までです。

土曜日と日曜日は、1回目が午前10時から午前10時20分まで、

2回目が午後3時から午後3時20分まで、

3回目が午後9時40分から午後10時までです。

こんにちは、秋野かほりです。
いよいよ春間近の頃となりました。
春一番の便りも西の方から届き始めましたね。
でも、良い便りとは言えないのが、花粉情報ですよね。
例えば、一般的なスギ花粉であれば、
関東地方では昨年よりもやや多く飛散するかも、と言われています。
花粉症の方には、つらい季節の始まりですが、
早く厚いコートを脱ぎたい、と思っているのは、きっと私だけではないですよね?

リポーターの石澤倫子です。
今回は月島社会教育会館で行われた
「和ろうそくを作り~和の灯りで心を包む」という
講座にお邪魔してきました!
写真 1
和ろうそくの始まりは室町時代ごろと言われていて
うるし科の櫨(はぜ)の実から取れる櫨蝋(はぜろう)が原料。
芯はイグサと和紙、真綿で出来ていて溶けた蝋を吸い上げながら燃えるので
火を灯しても上から蝋が垂れてこないのだそうです!

芯に溶かした蝋を手で塗り重ねる手掛け(もしくは生掛け)とよばれる
手法で作らる為、一つとして同じ物はない、というのも大きな特徴です。

参加者の皆さん全員が、初めての和ろうそく作りに挑戦です。
写真 2
溶けた櫨蝋のほんのり甘い香りが教室内に漂っていました。

蝋を塗り重ねて、徐々に徐々に太くなっていくろうそく。
石油系の蝋と比べて、櫨蝋はの融点は50℃前後と低いため手で塗る事ができるのです。
溶けた蝋は温かく、触っていて心地よいという感想も。
写真 4
十分な太さになったところで熱した金属を使って
蝋を溶か、芯を出します。
底の部分も溶かして整えれば完成です!!
写真 5

写真 6

写真 7

写真 8

写真 9

写真 10
皆さん初めてでしたが満足の出来映えだったようです!
お家で灯すのがたのしみだったり、勿体なくて使えないかも、、、という声も。

今回講師をされたHAZE(ヘイズ)の寺澤さんによると
和ろうそくはゆらぐ炎を見つめる、という楽しみ方がおすすめだそうです。

講座中も一本灯されていたのですが、ぬくもりのあるオレンジ色の炎は
不規則な揺らぎがあり、まるで生きているかのようで魅入ってしまいます。
写真 12
HAZEでは作り手が少なくなってきている和ろうそくを
後世に残す為に、全国で講座や出展販売などを行っているという事でした。

参加者の中にも、部屋を暗くしてお酒を飲みながら炎を見つめたり、
和ろうそくの明かりを照明代わりにしてリラックスする、
という使い方をしている方もいました。

中央区の社会教育会館ではさまざまな講座が開かれていますが
スポーツや料理などだけではなく、
こうした伝統的な文化に触れられる講座もあり、
ほんとうにバラエティに富んでいます。

皆さんもぜひお近くの社会教育会館を訪れてみてくださいね!

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