ウィークリー声の架け橋 第330回目

皆さんこんにちは。
リポーターの大河内孝子です。
今週の声の架け橋は、中央区で活動するサークルをご紹介します!

日本橋社会教育会館にて、「心のふるさとを歌う会」の皆さんに、お話を伺ってきました。
童謡を歌うサークルなのですが、「心のふるさと」というサークル名が素敵ですよね。
オリジナルのテーマソングもあるということで、歌っていただきました♪
今週の「声の架け橋」で、歌声をお楽しみいただけます。

ところで今年は、「童謡100周年」の記念すべき年なんだとか。
1918年創刊の児童雑誌『赤い鳥』で“童謡”という言葉が発表されてから、ちょうど100年が経つということです。
海外でも、「童謡」があるそうで、こちらのサークルでは、8月にドイツの合唱団を招いて、「日独こどもの歌交歓会」を開催します。
また、区内の社会教育会館では、様々なサークルが毎日、入れ替わりで活動しているので、気軽に見学・体験してくださいね。

ウィークリー声の架け橋 第329回目

みなさんこんにちは。
リポーターの新宮志歩です。

今週は、区内の老舗巡り。浜町にあります「明治座」にお邪魔してきました。
お話を伺ったのは宣伝部 林さんです。

創業当初から大衆演劇公演を行う町小屋として時を刻んできたこちらの劇場。
現在も舞台に登場するのは、俳優陣のほかお笑い芸人、歌手など
幅広いラインナップが特徴ですよね。

東京大空襲が起こったときには近隣の方が明治座に逃げ込みましたが、
その思いは届かず焼けてしまいました。
犠牲者たちの思いや願いは今も大切に受け継がれているそうです。

町とともに歩んだ劇場の歴史。
一歩、その場所に入ると歩んできたその軌跡を感じることができますね。
9月には敬老大会も行われます。

ウィークリー声の架け橋 第328回目

皆さんこんにちは。リポーターの新宮志歩です。
今週の声の架け橋は区内の老舗巡り。和紙の老舗「榛原」にお邪魔してきました。

創業は1806年、書物問屋としてスタートした榛原。
木版刷りによって本を印刷していたことから、現在の本屋としての機能と
印刷屋としての機能の2つを兼ね備えたお店だったそうです。

和紙の特徴、まずひとつは温かみのある色合い。
繊維を使っているので洋紙に比べてよりナチュラルな色味をしています。
もうひとつは手触り。
一枚一枚職人さんが手作りしているので、柔らかく触り心地も良いです。

榛原には300以上の柄が貯蔵されています。
その中で現在商品化されているのは約12種類。
その時々に活躍している作家たちとコラボをしています。
大正ロマンを感じさせるモダンながらを現代風に色やレイアウトをアレンジ。
どこか懐かしく、けれど現代風にも感じられる作品ばかりです。

メールをはじめ、なかなか手書きをすることが少なくなっていますが、
和紙の温かさを込めた手紙を書いてみてはいかがでしょうか。

ウィークリー声の架け橋 第327回目

皆さんこんにちは。新宮志歩です。
今週は6月16日(土)に開催された
サクランボ種飛ばし大会 中央区築地グランプリの様子をお届けしています。

お天気が心配されたこの日ですが、開会式が始まるころには雨もあがり、
涼しい午前となりました。
会場には開会を待ち構えた参加者の方々が列をつくり、
今か今かと「サクランボの種を飛ばす」、その時間を待っていました!

今年もおいしいサクランボをたくさん届けてくれたのは、山形県東根市。
中央区とは友好都市という関係で、ご存知の方も多いはず。
実は東根のサクランボがG1「地理的表示保護制度」に登録されたのです!
地域で長年育まれた特別な生産方法によって、高い品質や評価を獲得している食品
として国から認められたという栄光!さすが、東根のサクランボですね。

今年のサクランボも甘さと酸味の絶妙なバランス、そしてあの果汁!
ごちそうさまでした♪

ウィークリー声の架け橋 第326回目

6月4週目は区内の老舗巡り。
今回は、日本橋浜町に店を構える「経新堂 稲崎」にお邪魔してきました。
お話を伺ったのは代表の表具師・稲崎さんです。
お店に行った日は梅雨の真っただ中。屏風やふすまを扱う表具師の皆さんのお仕事は、
なかなか湿気や雨に左右されることも多いそうで、
見ているこちらもドキドキ!ともに集中しながらの取材となりました。

「表具師」とは、掛軸、屏風、ふすまなどの作成や補修をする方たち。
中には老舗飲食店のお部屋に飾るものを預かることもあるそうです。

もともとは日本橋にお店と住まいがあったということで、
日本橋の暮らしや歴史についてもお話を伺うことができました。

空襲の際、地方で疎開生活を行っていたころのお話をする稲崎さんが、
苦しい顔や悲しい顔をすることは一切なく、明るくお話しされていたのが印象的でした。
なかなか現在のおうちでは表具師さんのお世話になることが少ないかもしれませんが、
その細やかな美学に触れてみてはいかがでしょうか。