「ウィークリー声の架け橋」この番組は区民皆様の声を毎週発信していく区民の皆様が主役の番組です。
区内の様々な場所でお聴かせ頂いた皆様の声を一つ一つ紡ぎ合わせて、番組は作られていきます。
あなたの声を、ぜひお聴かせ下さい。
番組の内容は毎週水曜日に更新します。
放送時間は、平日1回目は午前10時40分から午前11時まで、
2回目は午後3時10分から午後3時30分までです。
3回目は午後9時40分から午後10時までです。
土曜日と日曜日は、1回目が午前10時から午前10時20分まで、
2回目が午後3時から午後3時20分まで、
3回目が午後9時40分から午後10時までです。
こんにちは、秋野かほりです。
近年では減少傾向にある光化学スモッグですが、今年の夏は既に数回の注意報が発令されました。
まだ暦は7月です。8月になれば、さらに日差しが強くなり、気温も上がるかもしれません。
くれぐれも、日中は慎重に行動して下さい。そして、不調を感じたときは、無理せずにゆっくりと休憩して下さいね。
リポーターの石澤倫子です!
今回は佃島盆踊りを取材しました。
盆踊りといっても、納涼踊りとは異なり、無縁仏の供養のための
非常に伝統的な踊りです。
昭和51年に東京都の無形民俗文化財に指定されましたが、
それ以前から佃島盆踊り保存会の皆さんによって
大切に伝承されてきました。
踊りが始まる前、佃島一丁目には
無縁仏を迎えるための精霊棚が据えられ法要が行われます。
わたしも取材前に多くの無縁仏の供養を願って手を合わせました。
暗くなる頃には提灯の明かりが櫓を囲み、とても幻想的な雰囲気に包まれます。
保存会の皆さんは事前に小学校へ行って子供達に踊りを教える活動も行っています。
念仏踊りというと、とても神聖な踊りという印象ですが
やはり、子供達は無邪気に元気に踊っていました!
来場されている方にお話を聞くと、
佃島の盆踊りの意味を知っている方も知らない方もいましたが
他の盆踊りとは違う、下町情緒あふれる
どこか懐かしい佃島の雰囲気をとても楽しんでいました!
佃島盆踊保存会代表世話人の山田さんは
元々は隅田川の下流に位置した佃島に流れ着いた無縁仏を供養する為の踊りでしたが
戦後には戦争犠牲者であったり、阪神淡路大地震、東日本大震災など全国で起きた
多くの災害などで亡くなった無縁仏の供養の為の踊りです。
そいういう意味では全国、どこからでも踊りにきて頂けるよう間口は開いていますと
お話くださいました。
今では佃島を囲むように高層マンションが建ち並んでいます。
盆踊り会場にはあたらしくこの地域に来たという住民の皆さんも多く、
地元の伝統的な行事という認知度は非常に高かったです。
こうした新しい世代の皆さんにも
しっかりと伝承が受け継がれ、佃島の盆踊りが今後も続くことを祈ります。