お正月はもっと先!(New Year in March)

If you go to a country and ask people “What month are we now in?”, people will answer “October”. It means that they’ll get the new year started more than 2 months later!
Which country is it? Today’s guest knows the answer.

2011年を迎えて、早くも2週間が過ぎましたが、未だお正月気分が抜けていません(笑)エカテリーナさんの故郷ロシアではおととい(13日)新年を迎えたというし、中華圏は2月3日、つまりこれからお正月を迎えます。だから腑抜けな私を少しだけお許しいただければと思います(ここは日本だ!というツッコミが聞こえてきそうですが笑)。
でも世界は広いもので、ある国に行って、歩いている人たちに「今は何月ですか?」と聞くと「10月です」と答えてきます。新年を迎えるのは、ずっと後なんです。今週は、そんな国から来た方がゲストです。


Satomi Nagakubo, a resident of Misato, Saitama Prefecture. She came all the way to the studio via JR and subway… Some of you may be confused. “In Saitama, no New Year yet?” Actually she has two names, one is Japanese name and another is her real name.
Satomi is from Iran and now people are in October right now on the Iranian calendar. Their New Year’s Day falls on March 21, more than 2 months later.

長久保聡美(ながくぼ・さとみ)さん。埼玉県三郷市から、はるばる武蔵野線と東西線に乗ってスタジオまでお越しいただきました・・・こんなことを言うと、放送をお聴きできなかった方の中には「”まだお正月を迎えていない”って、どういうこと?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
実は聡美さんというお名前は、日本での生活に不便の無いように付けたもので、生まれながらのお名前は別にあります。そして聡美さんの故郷は埼玉ではなく、はるか西の彼方にあるイランなのです。
そのイランに今、この時期に行くと、そこはまだ10月!新年はずっと先で、日本の暦の3月21日に迎えます。つまり、イランが新年を迎えるのは2ヶ月以上も後なんです。

[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=1S8B7sjupzU[/youtube]

Iran’s New Year called “Nooruz” is really an exciting time for them. They build fires and leap over them. Little kids are held in their parents’ arms and jump over fires. Some young guys burn themselves.
In addition, they do fireworks and kids call on many people and get candies like Halloween.
They have their traditional New Year dishes. Satomi told us one of them called “sabzi polo ba mahi”.

イランの新年行事「ノウルーズ」は大変に盛り上がるそうで、年の最後の水曜日は家の前の道路に火を起こし、その火を飛び越えるという風習があるのです!子どもは親に抱えられて飛んだりするそうで、中にはやけどをする若者もいるんだとか。他にも花火をやったり、ハロウィンみたいに子どもたちがいろんな家に行って挨拶して、お菓子をもらうような可愛らしいイベントも行われるそうです。
3000年の伝統を今なお受け継ぐイランのお正月。もちろん、日本でいう”おせち料理”もあります。大晦日のお昼から家族全員がお料理を作ります。聡美さんの故郷、イランの首都テヘランでは、普段は魚はあまり食べられず、人々はだいたい鶏や羊、牛の肉を食べるそうです(豚は食べません)。しかし、お正月だけは魚を食べます。その食べ方は、聞くと日本の”鯛飯”に似ています。


Chop up herbs such as parsley and cilantro leaves, then mix them with steamed rice. Put baked fish which is seasoned with salt and pepper on rice. Squirt it with a bit of lemon, and it’s ready. Sounds delicious!

その名も「サブズィーポロウ・ヴァ・マーヒー」。パセリやコリアンダーなどのハーブをみじん切りにしたものをご飯に混ぜ、炊き込みます。緑色に炊き込まれたご飯に、今度は少しの油で焼いた、塩こしょうで味付けをした魚を乗せます。そして焼き上がった魚にレモン汁をかけていただきます。何ともおいしそうです!

Her class held in November 2010. 昨年11月の聡美さんのクラスの様子。
You can try it here in Japan. Satomi teaches you how to cook! She is a instructor of “Niki’s Kitchen”, the cooking school which foreigners teach recipes of their home-style dishes. She holds classes 4 – 5 times a month and she’ll teach you how to cook Iranian New Year dishes around March 21.

このお料理、実はこの日本で食べられます。しかも、聡美さんが作り方を教えてくれます!聡美さんは、この番組でさんざんお世話になっている「Niki’s Kitchen」、外国人の自宅で料理が習えるクッキングスクールでイラン料理を教えています。月に4〜5回、JR新三郷駅近くのご自宅でクラスを開いていますが、ちょうどイランのノウルーズの頃、つまり3月21日前後に、イランのお正月料理のクラスを開かれるそうなので、ぜひお試しあれ!本当は、私もいただきたいくらい・・・(涙)

*聡美さんのクラスのご案内はこちらから。

謹賀新年!(A Happy New Year!)

A Happy New Year 2011! We’ll make our program more fun and useful so we look forward to your continued listening.
明けましておめでとうございます!昨年は私たち『My Eyes Tokyo』をお聴き下さり、本当にありがとうございました。今年はさらに”面白くて、ためになる”番組を目指して頑張りますので、何卒ご指導ご鞭撻の程宜しくお願い申し上げます。


Our first guests in 2011 are well-bred madams from “Chuo-ku Female Overseas Training Students’ Association”, Ms. Tomiko Nishiyama (Left in photo above) and Ms. Miho Watanabe (Right). Their association held a Russian cuisine class with Ekaterina. *Look at photos from here.

さて、2011年My Eyes Tokyoの1組目のゲストは、「中央区女性海外研修者の会」広報の西山富美子さん(上の写真左)と、渡部美穂さん(同右)です。この「中央区女性海外研修者の会」は先月、エカテリーナさんのロシア料理教室を主催されました。*その時の様子はこちらから。


They hold a cooking class once a year with foreigners who lives in Chuo-ku. 15 teachers from 15 countries & areas including Ekaterina have taught women their home dishes so far; China, Ecuador, Bulgaria, Taiwan, Indonesia, Peru, Hungary, Finland, Tunisia, S.Korea, Sri Lanka, Thailand, Greece, Congo and Russia.

この料理教室は年に1回、中央区に住む外国人の方々を講師に招いて、その人の故郷の料理を教わるというもので、その名も「台所から世界が見える」。過去に中国、エクアドル、ブルガリア、台湾、インドネシア、ペルー、ハンガリー、フィンランド、チュニジア、韓国、スリランカ、タイ、ギリシャ、コンゴ、そしてロシアと、エカテリーナさんを含め15カ国15人の講師がクラスを開きました。


The overseas training project of Chuo-ku has ended in 2003, so the association halts acceptance of new member applications. It consists of women who’ve joined Chuo-ku’s overseas training tours from 1988 until 2003.
However, they tell you all listeners about a wonderful event – a lecture meeting on women’s history. It’ll be presented by Akiko Esashi, a journalist who has covered Japanese women news reporters, a woman student movement activist and so on.

中央区の海外研修事業は2003年で終了しているため「女性海外研修者の会」の会員新規受け入れは、残念ながら行っておりません(1988〜2003年の間に海外研修に参加した女性たちによる会のため)。ですがその代わり、リスナーの皆様もご参加できる素敵なイベントを、お二人からご紹介いただきました。
中央区女性海外研修者の会20周年記念講演会「国際女性年から35年、これからの35年」が行われます。講師は女性史研究家の江刺昭子さんです。江刺さんは、日本の歴史に埋もれた女性たちの活躍を掘り起こすことをライフワークとされているノンフィクションライターで、女性新聞記者たちや、60年安保の学生運動で殉死した樺美智子さんなどを追いかけてこられました。

(日時 Date/Time)2011年2月5日(土)午後3時〜5時 3PM – 5PM on Feb.5 2011 (Sat)
(場所 Place)中央区立「銀座ブロッサム」 Ginza Blossom(銀座2−15−6)7階”マーガレット”
(参加費 Participation fee)無料 Free

If you want to join this event, go to Chuo-ku City Office or “Josei center Bouquet 21” and send a fax at 03-3533-1303. The deadline is January 20 (Thu), 2011.
*ご参加希望の方は、中央区役所または女性センターブーケ21にて申し込み用紙を入手し、必要事項をご記入の上 03−3533−1303 までFAXをお願いいたします。〆切は1月20日です。


BTW, Nishiyama-san listens to our program every week! She says it’s very helpful because she works at the “Chuo-ku International Exchange Salon” as a volunteer. Also she loves Ekaterina’s beautiful singing voice. So please follow her example!

実は西山さん、 私たちの番組を毎週お聴き下さっているんです!西山さんはもうひとつ「中央区国際交流サロン」でボランティアをされている関係で、この番組がご活動の役に立つ!とおっしゃってくださっています。エカテリーナさんの涼やかな歌声も、毎週楽しみにされているそうなんです♪ ぜひ皆様も西山さんを見習って、毎週欠かさずMy Eyes Tokyoをお聴き下さい(笑)

*エカテリーナさんのブログは、少しの間お休みさせていただきます。ごめんなさい!
Ekaterina’s blog articles will not be appeared for a while. Sorry!

世界のクリスマス&新年(Happy holidays in the world)


We spent a wonderful Christmas night with wonderful guests. Sohon Se, a cooking instructor from Taiwan, Naoko Tanase, a representative of a cooking school called “Niki’s Kitchen” and Sohon’s relatives from America. We talked about Happy Holidays in the world.

今週は、2010年最後のMy Eyes Tokyo!というわけで、たくさんの人たちと一緒に、スタジオで聖なる夜を過ごしました。先週もお越しいただいた、Niki’s Kitchenで台湾中華料理を教えているソホンさん、この番組には2回目のご出演、Niki’s Kitchen主宰の棚瀬尚子さん、そして何と、台湾への経由地として日本に来た、現在はアメリカ在住のソホンさんのご親戚の方々、総勢5名の方々がスタジオに遊びに来てくれました。日・米・台・露の4カ国・地域の首脳(?)が一堂に会し、世界のクリスマス&新年のお料理や過ごし方を語り合いました。


Tanase told us about a South American Christmas dish called “tamale”. Sausages, meats, eggs and vegetables are steamed in a leaf wrapper – that’s a tamale.
In Latin America, people make big donuts called “rosca de reyes” and they implant a pottery doll in each donut on January 6. They eat it one by one and a person who bites a doll has to prepare tamales for people on February 2.

まずは、いろんな国のクリスマス食料事情について。棚瀬さんが南米のユニークなクリスマスメニュー”タマレス”について教えてくれました。バナナやトウモロコシの葉の中に、ソーセージやお肉、卵、野菜などを包み込んで蒸し上げるお料理だそうです。
このタマレスですが、お正月にも関係してくるようです。年明けの1月6日に大きなドーナツのようなもの(ロスカ・デ・レジェ)を作り、中に一つだけ瀬戸ものを入れて、端から順番に一人ずつ食べて行きます。そしてその瀬戸ものに「カチン!」と当たった人が、2月2日にみんなにタマレスを振る舞うという風習があるんだとか。


In Taiwan, they have almost no particular Christmas dinner, but restaurants serve many kinds of Christmas menus. Then people enjoy Chinese New Year (in 2011, February 3) much more than Gregorian New Year. Originally January 1 is the National Foundation Day of Republic of China and they consider January 1 is a continuation of Christmas.
A typical New Year dish in Taiwan is fish. Taiwanese people think there is luck in fish. They bake it until it becomes firm on New Year’s Eve (*in 2011, February 2) and they eat on New Year’s day (February 3).
They have toshi koshi soba (year-end noodles), too. But their noodles are a little bit different from Japanese one. They eat chow mein (pan-fried noodles). I didn’t know that at all.

台湾は日本と同じように、特にクリスマスディナーというものは無いようですが、街のレストランではクリスマスメニューがたくさん用意されているそうです。そして台湾の新年は、グレゴリオ暦のお正月(1月1日)よりは圧倒的に旧正月(2011年は2月3日)に大いに盛り上がるのだそうです。1月1日は元々中華民国の建国記念日で、台湾人の感覚では”クリスマスの延長”のようです。
台湾のおせち料理は、魚。なぜなら魚は中国語で「餘(余)」と発音が同じで、”お金や食べ物がたくさんある”ことを示す縁起の良いお料理だからです。大晦日(来年は2月2日に相当)に魚を硬〜く焼き、その日は食べずに元日(来年の2月3日)までとっておき、元日にそれをお母さん方が別の料理に変身させるのだそうです。
ちなみに、台湾にも年越しそばが存在するそうです。でも、おそばはおそばでも「焼きそば」とのこと。面白いですね!


As for Sohon’s relatives. They’ve been living in the US for a long time and Carol (At right in photo above) is an American-born woman. So they eat typical American Christmas dinner, such as bread- or vegetable-stuffed turkeys, hams, mashed potatoes and pies. But on the other hand, they’re immigrants from Taiwan so they have both American dishes and Chinese dishes on Christmas night.

そして、ソホンさんのご親戚。長年アメリカのテキサス州にお住まいで、中でもキャロルさん(写真右)はアメリカ生まれアメリカ育ち。なので皆さんご存知のアメリカンスタイルのクリスマスディナーをいただくそうです。七面鳥の丸焼き(パンや野菜などの”スタッフィング”を詰め込んだもの)またはハム、マッシュポテト、そしてデザートにはパイという感じです。でも、台湾からの移民ということもあり、食卓にはそれらのような”This is America!”のようなディナーと一緒に、中国の麺料理も並ぶそうです。


In Russia, they often make vegetable- or rice-stuffed chickens. Where she comes from, Siberia, people don’t often eat turkeys. She guesses that turkeys don’t like the cold.
On New Year’s Day, they eat dumplings like Chinese jiao-zi. Are those pelmeni?

ロシアはクリスマスシーズンに限らず、チキンの中に野菜やお米などを詰めたお料理を作るそうです。エカテリーナさんの故郷のシベリアでは、人は七面鳥をあまり食べないそうです。七面鳥は寒いのが苦手だから・・・?とエカテリーナさんは推測しています。
そしてロシアのおせち料理ですが、エカテリーナさんの生まれたシベリアは中国に近いため、意外にも餃子、それも水餃子をたくさん作るのだそうです。形は中国や日本のものとは違い、ドーナツのように円い輪っかなんだとか。ひょっとして、これが「ペリメニ」なのかな?大変短い時間でしたが、と〜〜〜っても勉強になりました!


Christmas Day will be gone soon. Best wishes for a happy new year and see you again at 7PM on January 8, 2011!

クリスマスはもうすぐ終わりを迎えますが、どうか皆さん、良いお年をお迎え下さい。そして来年もどうか私とエカテリーナさんのコンビによるこの番組を、宜しくお願いいたします!

*今週の放送の最後に「新年の第1回目は1月7日です!」と勢い良く言ってしまいましたが、実際は1月8日(土)の夜7時〜放送です。大変申し訳ございませんでした。毎週土曜日の夜7時〜7時半という時間帯には来年も変更はございませんので、安心してお聴きいただけたらと思います。

クリスマスディナーショー!(Christmas dinner show)

I held a dinner show at a Japanese restaurant in Ochanomizu called “Super Dinning Ebisu” on Christmas Eve. A person who came to see my fashion show in November gave me such a wonderful opportunity.

クリスマスイヴの昨日、ディナーショーをやりました。場所は御茶の水にある、とってもおいしい和食のお店「Super Dinning 夷 ebisu」。11月の私のファッションショーをご覧になった方が、こんな素敵な場所でのディナーショーを企画して下さったんです。

Last night, I performed twice. Before each show, people had really, really delicious dinner at its dining room.

ここで昨晩は2回、歌いました。私が歌う前に、お客様にはおいし〜いお料理を召し上がっていただいて・・・

After enjoying feasts, they came to another room to enjoy my singing voices. I think it’s different from usual dinner shows. I sang “White Christmas”, Russian & Japanese folk songs, Japanese popular old songs and so on.

ちょうど食べ終わったころに、ちょっと食後の運動(というには足りないかもしれないけど)みたいな感じで移動していただいて、別のお部屋で私の歌をお聴きいただく、というちょっと変わったスタイルのディナーショーでした。
歌は、クリスマスの定番”White Christmas”から始めて、ロシア民謡や日本のちょっと懐かしい歌、昭和の歌謡曲などを歌い、最後は日本とロシアの「ふるさと」で終わり・・・のはずが、お客様からのアンコールの声にこたえて、最後に「黒い瞳」を歌わせていただきました。


Even though it was Christmas Eve, I sang only one Christmas song. I told them a reason for it; “In Russia, we don’t sing Christmas songs very often. I learned many of them after coming to Japan. That’s why I can’t sing them very well. I want to sing Christmas songs well after being naturalized in Japan.” I guess many audiences were surprised at what I said.

一番最初の”White Christmas”を歌ったあと、私は言いました。「ロシアではクリスマスソングを歌わないんです。日本に来てから、いろんなクリスマスの歌を知りました。だから、まだ覚え切れていません。私がいつか日本人になったら、ちゃんと歌えるようになりたいと思います」。きっと、ビックリした方も多かったのではないでしょうか。


I drew paintings behind me. White one is a fat rabbit, it’s like my audiences who cleared their plates!
後ろの絵は、私が描きました。白いのは、ご飯をたくさん食べたウサギさん。ちょうどお食事が終わったみなさんみたいかな?


Someone said, “Even though dinner and Ekaterina’s performance were hard to beat, I enjoyed them at ¥10,000. I wonder if this restaurant won’t go into red.” Me, too!

「このお料理と、エカテリーナさんの歌が1万円だなんて・・・お店、赤字になるんじゃない?」っておっしゃっていた方もいました。ありがとうございます。私も、お店のことが心配です。本当に、大丈夫ですか?


Thank you very much for spending wonderful Christmas Eve with me! I’ll hold my 3rd fashion show at Shinagawa Intercity Hall on March 29, 2011. So see you then!

2回のステージとも、楽しくて予定の時間を20分ほどオーバーしてしまいました。2回目は午後11時近くに終わったんですが、皆さん、ちゃんと帰れましたか?
クリスマスイヴを私と一緒に過ごして下さって、本当にありがとうございました。次に皆さんにお会いするのは・・・来年春の、私の3回目の着物ファッションショーになるのかな。2011年3月29日@品川インターシティホール、エカテリーナ春・夏コレクションです。楽しみにしていて下さいね!