人がつながる場所(Where people connect with each other)

For our first session in December 2010, we had a woman who’s been a good friend of Ekaterina’s for more than a decade as a guest. Rabia Tanaka, an organizer of a Russian language & cultural circle called “Teremok” in Matsudo, Chiba Pref.
12月最初のMy Eyes Tokyoは、エカテリーナさんのお友達をお呼びしました。千葉県の松戸市内で”テレモーク”というロシア語・ロシア文化サークルを運営している、田中ラビヤさんです。

I saw her for the first time at a venue of Ekaterina’s kimono show on November 9. After the curtain, Ekaterina’s friends and fans rushed to her and Rabia san was one of them.
She ran to Ekaterina, hugged her and took some photos with people. I was just looking at a series of her moves without talking to Rabia san. I wondered who that energetic woman was.

私がラビヤさんを初めてお見かけしたのは、11月9日にホテルニューオータニで行われたエカテリーナさんの「コンサートwithファッションショー」の会場でした。終演後、ファンの方や関係者、ご友人の方々がエカテリーナさんのもとに殺到しましたが、その中に、ラビヤさんがいました。
私は当日、スタッフとしてエカテリーナさんのニューアルバム『夢』の販売を手伝っていましたが、 ラビヤさんは満面の笑顔で、私の隣にいたエカテリーナさんのもとに駆け寄り、抱き合い、そしていろんな人を交えて記念撮影をしていました。結局その時は、私はラビヤさんとは一言も言葉を交わしませんでしたが、その一連の行動の素早さや人々を気遣う優しさ、人を元気づける笑顔に圧倒された私の脳裏に「この人は、一体どんな人なんだろう?」という思いがよぎりました。

I asked Ekaterina who she is some days later. Then Ekaterina told me that we should have her as a guest because her idea is very similar to ours. She’s held parties and events with many kinds of people including Russians, Japanese and other foreigners so far. That’s why Ekaterina asked her to appear on our show.

それから数日後、私はその疑問をそのままエカテリーナさんに伝えました。すると彼女は「あの人、すごくMy Eyes Tokyoのコンセプトに合っている人だよ。ロシア人とか日本人とか関係なく、いろんな人と一緒に、ロシア語を教えたりパーティーを開いたりしてる。だから、ぜひゲストに呼びましょう!」と言って、その場でラビヤさんに電話をかけ、エカテリーナさんが出演交渉をしてくれたのです。

BTW, let me tell you what the name of her circle means. “Teremok” is a Russian fairy tale which is familiar to every single child there. Rabia san told me about its story very gently like a mother.

ところで”テレモーク”という名前の由来ですが、ロシア人なら誰でも知っている童話の名前なのだそうです(さしずめ日本人にとっての「桃太郎」や「浦島太郎」といったところでしょうか)。番組中ではラビヤさんが、まるで優しいお母さんのようにその物語のあらすじを話してくれました。

A frog found a tiny house. He loved it very much and invited many beasties there. One day a bear came to a house and asked them if he could join. He tried to enter there but tore it down. Then everyone built a bigger house and lived in harmony with each other… That’s a skeleton of Teremok.

誰も住んでいない小屋を見つけたカエル。すごく小屋を気に入って、そこにいろんな小動物も招き入れて住み始めました。ある日、クマがやってきて仲間に入れてもらおうとしたところ、小屋を壊してしまったので、みんなでもっと大きくてキレイな小屋を作りました。そこでみんな、仲良く暮らしたとさ・・・それがロシアに古くから伝わる童話「テレモーク」です。

*Click and learn about Teremok more! → http://www.youtube.com/watch?v=eCzmUR9Ad8I

Rabia san and her friend organized Teremok in 2005 to build a trading post where anyone can enjoy spending time like animals in the story of the Russian fairy tale. Japan is a foreign land for foreigners including Russians and they tend to suffer from isolation. Rabia san was no exception.
Also she felt much distress at increase in number of suicide victims and stay-at-homes in Japan. So she brought many Japanese into her circle as well.

いろんな人が集まって、仲良く楽しく時間を過ごせる場所にしたい、というラビヤさんの思いを込めて作られたのが、ラビヤさんの”テレモーク”です。今から5年前、2005年のことでした。
ロシア人や他の外国人にとって、日本は異国であり、人々は孤独に陥りやすい。それはラビヤさんとて例外ではありませんでした。だから、心の寂しさを癒せる場所を心底欲していました。それと同時に、自殺者や引きこもりの人の数が増えている日本の現状に心を痛めていたラビヤさんは、ご自身の出来ることとして”テレモーク”の活動に日本人も招き入れました。

*テレモークのフォトアルバム(Photo album):http://www.terem-teremok.jp/photosalon.html

Then a Russian language class started in 2006. Students study the language while having some tea, coffee or snacks, but they learn its grammar very seriously for the Russian language certificate exam. They have a 4-hour lesson every Saturday. You’ll be welcomed even if you are not Matsudo residents.

そうやって2006年に始まったのが、ロシア語教室です。紅茶やコーヒー、お菓子をいただきながらリラックスした雰囲気で勉強しつつ、しっかりと文法も勉強してロシア語検定試験への対策もします。1回につき4時間の授業を、毎週土曜日に行っています。松戸の住民でなくてもVery Welcome!だそうで、中には松戸市民ではないけど月謝の安さやラビヤさんのキャラクター、そしてテレモークの雰囲気に惹かれて、毎週電車に乗って授業に来られている生徒さんもいました。また、ロシア語試験の4級に受かった生徒さんのために、盛大なパーティーも開いていました。生徒さんたちは、とっても楽しそうでした。

Rabia san said, “I’m like a ‘glue’. I feel happy when I find people connect with each other at Teremok.” She doesn’t like to call attention to herself. What she wants to do is to entertain others or to get them excited.

「ラビヤさんの原動力は、何ですか?」と以前お聞きしたとき、こうおっしゃいました。「私は”のり”なんです。人と人とをつなぎ合わせる”のり”としての生き方に、喜びを感じます」。前に出て自分をアピールするのではなく、むしろ人を立て、人を楽しませることこそ、私のやりたいことなんだ、と。

That’s why Rabia san hesitated to come to our studio a little bit. But she said OK finally because she thought that her stories would be able to reach lonely people. But she doesn’t mean that she wants you to come to Teremok. She wants you to find places “like” her group if you feel lonely.

だから、実は先ほど申し上げた、エカテリーナさんからの出演交渉には、ちょっと迷われたそうです。でも最終的にOKのお返事をいただけたのは「心が寂しい人や孤独な人に、ラジオを通じてヒントをあげることができるかもしれないから」という理由でした。ラビヤさんは「必ずしもテレモークには来なくても構いません。テレモーク”のような”場所を見つけて、寂しさを癒してほしいです」とおっしゃっていました。

If you get interested in Teremok, send an e-mail to suzi☆lily.sannet.ne.jp. (When you send a mail, replace ☆ by @)

もし皆さんの中で”テレモーク”にご興味を持たれた方がいらしたら、選択肢の一つとして、ご参加を考えてみてはいかがでしょうか。
連絡先については、http://www.terem-teremok.jp/index.htm の下の方、「ロシア語教室のお知らせ」の項目をご参照下さい。

明日まで待ってね!(Wait until tomorrow)

Tomorrow I’ll tell you about my Russian cuisine class, which was held today. I enjoyed giving cooking lessons to wonderful women, but a little bit tired… Sorry about that!

こんばんは〜今日は八丁堀の「女性センターブーケ21」で、私が先生になってロシア料理を教えました。すぐにでもお伝えしたいんですけど、ごめんなさい、ちょっとお疲れモード(笑)なので、今日の楽しい楽しい料理教室の様子は、明日お伝えしますね!

エカテリーナ後援会会合 第3回(A kimono show producer)

Today’s guest was M.N, a producer of the Ekaterina’s Fashion Show. Ekaterina said that she means everything to her. She’s been her trusted counselor and listening to Ekaterina’s voices for a long time.

One day M.N found that Ekaterina’s stage costumes were made from beautiful kimonos. She wanted to show them to people. Ekaterina also wanted to do it, then they decided to hold a fashion show.
Only two months later, they held the first kimono fashion show at a small livehouse in Ginza. 60 people packed there even though its seating capacity was 50 and end the show on a high note.
However M.N was not satisfied with the result. She wanted to improve it more so planned to have the second one.

Then a big chance came to her. She could rent a huge banquet room of Hotel New Otani, one of Japan’s most luxury hotels, through the influence of her acquaintance. She reserved the room without hesitation.
But after that, she felt insecure because they had to have more than 200 people in order to make the show profitable. Moreover its ticket price was not so cheap. She dreamed a bad dream, like nobody didn’t come to the show. M.N noticed people about the second show desperately and moreover Hisao Nishiwaki, Ekaterina’s producer, also informed them. Eventually 220 people came to see the show!

Ekaterina said, “I wouldn’t be able to realize the show if it wasn’t for her help.” Also she said that M.N is like her Japanese mother. I believe that Ekaterina will produce many wonderful works with being cocooned in”parent-child attachment”.

今週は、今年最後となる『エカテリーナ後援会 茅場町支部ミーティング』をお送りしました。第1回目は、ボニージャックスのリーダー・西脇久夫さん、第2回目はNHK『みんなのうた』プロデューサー・川崎龍彦さん・・・そして第3回目の今回は、エカテリーナさんの着物ファッションショーおよび「コンサートwith Fashion Show」を企画・プロデュースした、M. Nさんをゲストに迎えてお送りいたしました。ご本人はあくまで裏方に徹したいとおっしゃっていますので、全世界からご覧になれるブログではイニシャルだけのご紹介とさせていただきたく存じます。

M.Nさんは、普段から良き相談相手として、お仕事のことから私生活のことまで、多岐にわたりエカテリーナさんの話に耳を傾けてきました。そんなM.Nさんはある日、ステージで歌うエカテリーナさんの衣装が美しい着物で作られていることに気づき、着物で作ったドレスを歌と一緒に人々に披露したいと思うようになりました。その思いはエカテリーナさんも同じで、話し合って行く中で「ファッションショーをやろう!」と意気投合しました。

それからわずか2ヶ月で、エカテリーナさんが普段ライブをしている銀座「サルビア」での着物ファッションショーが行われました。50人が定員の場所に60人のお客さんが詰めかけ、大盛況で終わった記念すべき第1回のファッションショーでした。

しかし、M.Nさんは満足しませんでした。「もっと良いショーができるはず」そう思ったM.Nさんに、チャンスが転がり込んできました。知人の伝手で、ホテルニューオータニの大宴会場を安く借りられることになったのです。M.Nさんは迷わずブッキングしました。
不安は、その後に襲ってきました。前回は50人の定員だった一方、今回は定員200人の部屋。しかもチケット代も決して安いとは言えない。ショーが始まってもお客さんが誰一人いない、という夢を見たそうです。しかし、M.Nさんの必死の呼びかけやボニージャックスの西脇さんたちによる告知により、最終的には220人のお客さんが会場に押し寄せました。

ラジオをお聴きになって下さった方はお気づきだと思いますが、M.Nさんはすごく物腰の柔らかい方です。しかしお話をお聴きした私は、M.Nさんのエネルギッシュさに圧倒されました。そのエネルギーの源は、エカテリーナさんを大切に思う気持です。エカテリーナさんは言っていました。「ボニージャックスの西脇さんが日本での私のお父さんなら、Mさんはお母さんです」と。エカテリーナさんはこれからも深い”親子愛”に包まれながら、素晴らしい作品を残していくでしょう。
ひるがえって私自身は、まだまだ道半ばです。エカテリーナさんは日本と言う異郷の地で一生懸命頑張って来られたから、サポーターが増えていったんですよね。だから私も、もっともっと頑張ります!

言葉が見つからない(I have nothing but praise for her)

I’ve wanted to say thank you to her. Ms. M.N, the organizer of my fashion show.

She has been supporting my activities for a long time. She always encourages me to step in the right direction. I couldn’t have made music without her help, and of course I couldn’t have held two big shows that were held in June and November 2010 without her support.

So I wanted to tell you how hard her works for making the shows come true. I wanted to express my heartfelt gratitude to her by doing it.
But I was left speechless because I couldn’t tell her how thankful I was. But I believe that my “mother” in Japan understood how I felt.

Ms. M.N., I’ll be counting on you!!

私は、ずっとこの人にお礼を言いたかった。今までこの番組に、私を支えて下さったボニージャックスの西脇久夫さんや、NHK『みんなのうた』の川崎龍彦さんをお呼びしてきましたが、その人たちと同じくらいに、私はこの人にお礼を言いたかったんです。

それが、今日ようやくできました。私をいつも正しい方向に連れて行ってくれる、M.Nさん。詳しいことは上の徳橋さんのブログに書いてあるけれど、本当にこの人がいてくれたからこそ、6月にやった初めての着物ドレスファッションショーや、今月のホテルニューオータニでの大きな大きなショーを成功させることができました。
だから私はただ「ありがとう」を言うのではなくて、M.Nさんがどれだけ大変な思いをしてショーを実現させたのかを皆さんに知っていただくことで、 より大きな感謝と「お疲れさまでした!」の気持を伝えたい、と思ったんです。

でも、だめですね・・・今日は放送中、ほとんど何も言えませんでした。私の日本語の能力のせいかもしれないけど、いい言葉が思いつかなかったんです。あまりにも感謝の気持が大きすぎて、言葉にできなかった。そんな私の思いを、日本の「お母さん」のM.Nさんは、きっと分かってくれたと信じたいです。

M.Nさん、これからもずっと、よろしくお願いします!

悲しいお知らせ・・・(I’m going to be an MC!)

I’ll act as a master of ceremonies on Nov.27 (Sat)!
今週の放送で、私は中央区の皆様に大変ショッキングなことをお伝えしました。しゃべるのはラジオだけにしておけばいいものを、実際に皆様の前にこの私の顔をさらして、司会をすることになったのです!

An annual big international event called “Kokusai Koryu No Tsudoi (International Exchange Party) will be held from noon until 4PM on Nov. 27 at Tsukiji Shakai Kyoiku Kaikan. You’ll be able to experience both Japanese & foreign cultures and enhance mutual understanding through the event.

11月27日(土)正午〜午後4時、築地社会教育会館で「国際交流のつどい」(http://www.chuo-ci.jp/tsudoi.htm)が開催されます。日本と外国の文化を体験することで、さらに国際交流を深めていくという何とも素晴らしいイベントとして、皆様ご存知のことと思います。今年の目玉はインド文化とフランス文化の紹介ということで、食や踊りなど、両国の様々な文化を体験できるそうです。

At that event, a Japanese paper (washi) shop based in Chuo-ku called “Ozu Washi”, which was established in the early Edo Period, will hold a calligraphy workshop. Both Japanese and foreigners can try to write ancient Chinese hieroglyphs. I’ll work there as an MC even though I was not good at calligraphy.

このイベントで、江戸時代から続く和紙の老舗「小津和紙」さんが書道のワークショップを開きます。山や川を表す象形文字を、日本人も外国人も一緒に書いてみよう!というもので、そこで私の出番です。子どもの頃は書道が大の苦手だった私が、このワークショップの司会をさせていただきます!

*小津和紙 ホームページ:http://www.ozuwashi.net/index.php

Shinya Mouri (photo below), a chief of the Chuo-ku International Exchange Salon, asked me to act as host.

どんな風にイベントが進んで行くのかは、全く分かりません。何が起きても、私に一切責任を追求しないで下さい!もし何かご不満がございましたら、私に司会をお願いした、中央区国際交流サロンの実行委員長、毛利伸也さんまでお願いします(笑)

Ozu Washi’s workshop will be held on the 4th floor of Tsukiji Shakai Kyoiku Kaikan. Also Ozu Washi will give a talk on Japanese paper, Nihombashi and Edo culture at that event and I’ll be an MC of the lecture, too. I hope you’ll enjoy them!

小津和紙さんのワークショップは、築地社会教育会館の4階で行われる予定です。また、ワークショップ以外にも小津資料館プレゼンツの、和紙や日本橋、江戸文化についての講演があり、私はそこでも司会をさせていただきます。なお重ねて申し上げますが、その席で何か起きた場合についても、中央区国際交流サロン実行委員長の毛利さんまでお願いします(汗)