レッツEnjoy講座 / Art Focus @ Tokyo / 親子でSDGs体験!バナナペーパーでつくる森のモビール

レッツEnjoy講座

中央区社会教育会館スタッフの方と講師の方にとっておきの講座をご紹介いただくこのコーナー。

今回スタジオにお招きしたのは三味線演奏者の常磐津齋櫻さんと日本橋社会教育会館スタッフの道下さんです。

8月に開催される講座の講師でいらっしゃる常磐津齋櫻さんに、ゆめ講座から始まった中央区社会教育会館とのご縁このと、そしてこれから「ゆうゆう講座」で多くの中央区民の方に「こんな風に講座で楽しく声を出していただきたい!」

という常磐津さんからのメッセージも!

これまでお稽古の参加年齢は小学生~75歳の方までととても幅広いとのこと。

最近お稽古にいらっしゃる方はしっかり三味線の特徴を理解し、バチの持ち方などもしっかり学んでお稽古に向き合う方が多いとか。

最初にお稽古する曲は「お江戸日本橋」 流石、中央区の講座らしいですねー。

三味線と共に声をしっかり出して歌う!って気持ちよさそうですー。

是非、8月に開催される講座にご参加ください。

新たな音の世界が広がるはずです。

ゆうゆう講座(参加資格:60歳以上の区民の方)

『みんなで歌って健康に!三味線に合わせて歌おう!』

開催日時:令和7年8月8日(金曜日)午前10時から11時30分

会場:日本橋社会教育会館

定員:30名

申込開始日:令和7年7月11日(金曜日)

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Art Focus @ Tokyo

Artライターのヒロさんに今是非見ておくべき展覧会をご紹介いただきました。

山種美術館で開催中

「【特別展】生誕150年記念 上村松園と麗しき女性たち」

●女性の悲哀を絵にした画家

美人画の名手として知られる日本画家・上村松園を中心に全62点の多様な美人画を鑑賞する展覧会。同館創始者・山﨑種二氏は作家との交流から作品をコレクションした経緯があります。

「真・善・美の極致に達した本格的な美人画を描きたい」

美しさだけでなく、悲哀を表現に込めたいと考え、こだわり描いた女性像は、一見清楚な印象ながら、その奥に秘められた意図や精神性が伝わります。高みを目指す作家は〈作品を見ていると感化されて邪念が清められる〉ことを理想としました。絵の力がそこまで及ぶように…とは、そのレベルに驚きます。

「蛍」は蚊帳を釣る女性が描かれていますが、艶めかしい太夫でなく良家の女房をモデルにしたそうで、浴衣は天明期(制作当時から130年前)のデザインを用いて極めて清らかに描いています。

「砧」は長い間、夫の帰りを待つ妻の思いをテーマにしたもの。着物を柔らかくするため砧を木槌で打つ作業に入る前の、凛とした立ち姿が目を惹きます。

作家が、古い婦人風俗画を描く理由は、過去の振り返りが好きなわけではなく表現に深みがあると考えるためで、現在のことは誰もが周知だが何十年も前はひと刷毛の靄がかかって見えるため、〈時代という空気のぼかしを隔てて昔を眺めたい〉気持ちがあるそうです。

これほど才気溢れた作家でありながら自身の才能を疑い死のうと思ったことがあるとは驚きです。

「婦人の悲哀の情緒を崇高に森厳に表すにはどうしたらよいでしょうか。」

創作における苦悩は尽きないのです。

第2章、第3章は鏑木清方、小倉遊亀、片岡球子らの女性像が出品されています。

カフェ椿の松園作品をモチーフにした5種類のオリジナル和菓子もお勧めです。

◎展覧会インフォメーション

山種美術館 https://www.yamatane-museum.jp/

2025年5月17日(土)〜7月27日(日) 月曜休館(7/21は開館)

午前10時〜午後5時 ※入館は閉館の30分前まで

一般1400円他

 

展示風景 左から上村松園「杜鵑を聴く」「庭の雪」「牡丹雪」 山種美術館所蔵

特製和菓子

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創業94年目を迎えた新富町の老舗 株式会社山櫻

コーポレートデザイン室長 原田さん×「本の森ちゅうおう」がエシカルコラボ!!

『親子でSDGs体験!バナナペーパーでつくる森のモビール』

株式会社山櫻 原田さんがエシカルな活動に引き込まれた今回の講座のご紹介。

左から本の森スタッフ 島津さん・JUMI・山櫻 原田さん・ 本の森スタッフ安岡さん

バナナの木って一度実をつけたらそのまま放っておいても次には実をつけない!ってご存知でしたか? そしてその木を伐採したらまた新たに枝を伸ばし実をつけるってご存知でした?!

私、全く知りませんでした。。。苦笑

で、原田さんはアフリカ・ザンビア産のバナナの樹皮繊維を加工し、そこに越前和紙の手法を加えて新たな価値を生む「SDGsな紙」を作る活動に参画なさって、ザンビアの人々の貧困、生活環境の改善を目指し、バナナの樹皮繊維を活用して循環型社会の確立を目指していらっしゃるとのこと。

さらにそこに日本の伝統文化、越前和紙の技巧を生かしてエシカルなモビール作品を作ろう!という講座です。

親子でSDGsについて学び、環境にも人にも、やさしいバナナペーパーを利用して、森をテーマにしたモビールを作りましょう。バナナペーパーに、葉をこすり葉脈を生かした絵にします。それを1つにつなげて森のモビールを作ります。

【日時】2025年7月21日(月・祝)午後2時~4時(開場:午後1時30分)
【会場】本の森ちゅうおう(京橋図書館) 1階多目的ホール
【対象】小学1~3年生とその保護者
    ※未就学児含め、申込者以外の入室はできません。
    ※大人のみの参加はできません。
【定員】10組20名《事前予約制/抽選》
    ※希望者多数の場合は抽選となります。
    ※1組につき、お子様1名と保護者1名でお申し込みください。
【材料費】500円(※製作はお子様のみです)
【申込方法】6月20日(金)午前9時~7月4日(金)午後9時までに京橋図書館へ電話か直接来館またはこちらの申込フォームからお申し込みください。
      ※抽選結果は7月7日(月)頃にお知らせします。